tgif − X11 上の Xlib ベースの対話型 2 次元描画ツール。描画 面の階層的な構成や、複数の描画面の容易な行き来をサポートし ています。そして World-Wide-Web 上のハイパーグラフィックス (またはハイパー構造を持つグラフィックス) のブラウ ザ に も なっています。 |
tgif [-display displayname] [-fg <color>] [-bg <color>] [-bd <color>] [-rv] [-nv] [-bw] [-reqcolor] [-cwo[+sbwarp]] [-hyper] [-exec <file>] [-dbim {xcin|chinput|xim|kinput2|tgtwb5[,font]}] [-sbim xim] [-usexlib] [{-a4|-letter}] [-listdontreencode] [-version] [-pdfspd | -pdfspd=true | -pdfspd=false ] [-pssetup "<string>" ] [-tgwb2 [-rmcastlibdir <directory> | -rmcastlibpath <path>]] [-nomode] [-geometry <geom>] [=<geom>] [{file[.obj]|-merge file1[.obj] file2[.obj] ...}] または tgif -print [-eps] [-p] [-ps] [-f] [-text] [-epsi] [-tiffepsi] [-gif] [-png] [-jpeg] [-ppm] [-pbm] [-xpm] [-xbm] [-html] [-pdf] [-netlist] [-svg] [-display displayname] [-stdout] [-raw[+h[eaderonly]]] [-dosepsfilter [-previewonly]] [-status] [-gray] [-color | -reqcolor] [-adobe | -adobe=<number>/<number> | -adobe=false ] [-dontreencode=<string> | -listdontreencode] [-version | -justversion] [-producedby=<string>] [-page <number>] [-print_cmd "<command>"] [-one_file_per_page] [-pepsc] [-pdfspd | -pdfspd=true | -pdfspd=false ] [-pssetup "<string>" ] [-j2p6_cmd "<command>" ] [-dontcondense | -condensed] [-a4] [{-a4|-letter}] [-noshowpageineps] [-quiet] [-bop_hook "<string>"] [-eop_hook "<string>"] [-tmp_file_mode "<octal number>"] [-patterndir "<xbm directory>"] [-o<dir>] [-exec <file>] [file1[.obj] file2[.obj] ...] |
tgif は、対話型描画ツールで、これによりユーザは X ウィンド ウ シ ス テム内でオブジェクトを描画し、操作できます。 tgif は、最初の形式では対話形式で動作します。「形式」のセクショ ン の 第 2 の形式では、 -eps, -p, -epsi, -tiffepsi, -gif, -png, -jpeg, -ppm, -pbm, -xpm, -xbm, -html, -pdf, -ps, -f, -text, -netlist, -svg のいずれのオプションも指定されていな ければ、 tgif は (tgif で生成される) file1.obj, file2.obj 等を、 (ウィンドウやフォントを開くことなく) PostScript(TM) ページ記述ファイルとして出力し、lpr(1) へパイプします。 こ の 出 力 (printing) 形式は、tgif ファイルを他の形式へ変換 (exporting) するための tgif 式のやり方です。この場合、認識 で きない他のオプションは、lpr(1) へ送られます。このモード では、tgif は昔の prtgif と互換になります。拡張子 .sym を 明示的に指定すれば、シンボルファイル (説明は以下を参照) も 印刷できます。 コマンドライン引数 file は、最初に tgif が編集するオブジェ ク トのファイルか URL を指定します。 URL は HTTP か FTP の みをサポートしています。 (URL と WWW に関するより詳しい 話 については、[1] を参照。) tgif は、純粋に Xlib に基づいています。これは X11R6 でテス トされていて、 3 ボタンマウスを必要とします。 |
「形式」のセクションの最初の形式では、以下のコマンドライン 引数が使用できます: |
-fg |
<color> で前景色を指定 |
|||
-bg |
<color> で背景色を指定 |
|||
-bd |
<color> で境界色を指定 |
|||
-rv |
白黒反転ビデオモードで tgif を起動 |
|||
-nv |
通常のビデオモードで tgif を起動 |
|||
-bw |
tgif をモノクロモードで起動 |
-reqcolor |
Tgif.PrintUsingRequestedColor の X default 値を true に設定した場合と同じ (下記の「X DEFAULT 値」 のセクションを参照) になります。 |
-cwo |
Canvas Window のみを表示します (下記の「TGIF の子ウィンドウ」の セ ク ショ ン を 参 照)。 こ れ は、Tgif.CanvasWindowOnly の X default 値を true にした場合と同じになります。 |
-cwo+sbwarp |
-cwo+sbwarp を使用すると、single-button-warp (左マ ウスボタンをクリックすることでジャンプする) を、テ レポートを有効にするのに使います (下の「テ レ ポー ト/ハイパージャンプ」のセクション参照)。 |
-hyper |
tgif を ハイパースペース モードで起動しま す (下の「ハイパースペース」のセクション参照)。 |
-exec <file> |
tgif の起動後、<file> 内の内部コマンドを実行します (下の「内部コマンド」のセクション参照)。 <file> が 文字列 "-" の場合は tgif は標準入力から内部コマ ン ドを読み込んで実行します。 |
-dbim method |
2 バイトフォントの入力メソッドとして method を使用 します (下の「正方形の 2 バイトフォント」 の セ ク ショ ン参照)。これは、-sbim と一緒に使うことはでき ません。 |
-sbim method |
1 バイトフォントの入力メソッドとして method を使用 します。これは、デッドキーをともなう国際的文字の入 力に X キーボード拡張 (X Keyboard Extension) が 使 わ れている場合に便利でしょう。これは -dbim と一緒 に使うことはできません。 |
-usexlib |
tgif が -DUSE_XT_INITIALIZE 付きでコンパイルされて い る場合、 tgif のセットアップに X Toolkit 初期化 ルーチンが使用されます。このコマンドラインオプショ ン を 使 用 す る と、 tgif に強制的にオプション -DUSE_XT_INITIALIZE を無視させ、 Xlib のみを使用さ せ ます。これは、tgif のシステムリソースファイルが 適切にインストールされないか散らばってインストール されていて、それでそれを無視しないといけない場合に 便利でしょう。 |
-a4 |
このオプション は Tgif.PSA4PaperSize の X default 値を true にした場合と同じになります。 |
-letter |
こ の オ プ ショ ン は Tgif.InitialPaperSize の X default 値を "letter" にした場合と同じになります。 |
-noshowpageineps |
こ の オプションは Tgif.ShowPageInEPS の X default 値を true にした場合と同じになります。 |
-quiet |
このオプションを使用した場合、tgif は標 準 メッセージの出力を抑制します。 |
-listdontreencode=<string> |
このオプションを使用した場合、 tgif のコンパイルの 際 に 使 用 さ れ る コ ン パ イ ラ オ プ ショ ン -D_DONT_REENCODE で指定された PostScript フォント 名の一覧を出力します。 |
「形式」のセクションの 2 番目の形式では、以下のコマンド ラ イン引数が使用できます: |
-version |
このオプションを使用した場合、 tgif はコマンドライ ンにそのバージョン番号と著作権を表示します。 |
-justversion |
このオプションを使用した場合、 tgif はコマンドライ ンにそのバージョン番号と著作権を表示し、直ちに終了 します。 |
-nomode |
このオプションは Tgif.NoModeWindow の X default 値 を true にした場合と同じになります。 |
-eps (または -p) |
file.eps という名前で、カプセル化 PostScript(TM) ファイル (EPS ファイル) を生成します。このファイル は、\psfig, \epsf, \psfile の仕組みで LaTeX ファイ ルに取り込むことができます (「LATEX 用の図の形式」 のセクション参照)。 |
-ps (または -f) |
file.ps という名前で、 PostScript ファイルを生成し ます。このファイルは PostScript プリンタで lpr(1) で印刷できます。 |
-text |
file.txt という名前で、テキストファイルを生 成します。このテキストファイルは表示されているすべ ての文字列を含み、スペルチェックソフトに渡すことが できます。 |
||
-epsi |
file.eps という名前で、プレビュー用 ビッ ト マップ画像を含むカプセル化 PostScript (EPS) ファイ ルを生成します。有効なディスプレイにアクセスできな い場合は、tgif は出力に失敗します。 |
-tiffepsi |
file.eps と いう名前で、DOS EPS バイナリファイル ヘッダとそれに続く TIFF 画像を持つ EPS ファイル を 生成します。詳しくは、「マイクロソフトウィンドウズ 用の EPSI ファイルの作成」のセクションを参照してく だ さ い。有効なディスプレイにアクセスできない場合 は、tgif は出力に失敗します。 |
-gif |
file.gif という名前で、GIF ファイルを生成 し ま す。 下 記 の 「X DEFAULT 値」のセクションの Tgif.GifToXpm に関する注意を参照してください。有効 な ディスプレイにアクセスできない場合は、tgif は出 力に失敗します。 |
||
-png |
file.png という名前で、PNG ファイルを生成 し ま す。 有 効 なディスプレイにアクセスできない場合 は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-jpeg |
file.jpg という名前で、JPEG ファイルを生 成 し ま す。有効なディスプレイにアクセスできない場合 は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-ppm |
file.ppm という名前で、PPM ファイルを生成 し ま す。 有 効 なディスプレイにアクセスできない場合 は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-pbm |
file.pbm という名前で、PBM ファイルを生成 し ま す。 有 効 なディスプレイにアクセスできない場合 は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-xpm |
file.xpm という名前で、 X11 ピクスマップファ イ ル (XPM) を生成します。有効なディスプレイにアク セスできない場合は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-xbm |
file.xbm という名前で、 X11 ビットマップファ イ ル (XBM) を生成します。有効なディスプレイにアク セスできない場合は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-html |
file.gif という名前で GIF ファイルを、そ し て file.html という名前で HTML ファイルを生成しま す。有効なディスプレイにアクセス で き な い 場 合 は、tgif は出力に失敗します。 |
||
|
file.pdf という名前で PDF ファイルを生成しま す。下記の 「X DEFAULT 値」 の セ ク ショ ン の Tgif.PsToPdf に関する注意を参照してください。 |
-netlist |
file.net という名前と file.cmp という名前のテキス トファイルを生成します。 file.net は、netlist の情 報を表の形式で保存しています。最初の行には各列の名 前が、そして各行には (二重引用符で囲まれた) ポート 名が書かれ、カンマ、<TAB> 文字が続き、その後ろにシ グナル名 (これも二重引用符で囲まれている) が続きま す。 file.cmp は、ファイルの構成要素に関する情報が 入っています。各構成要素は、その名前で始まり、その 後ろにその型が続き、その後ろに (<TAB> 文字でインデ ントされて) その構成要素の属性が出力されます。 |
-svg |
file.svg という名前の SVG ファイルを生成しま す。 下 記 の 「X DEFAULT 値」 の セ クションの Tgif.EpsToTmpSvg と Tgif.TmpSvgToSvg に関する注 意 を参照してください。 |
-stdout |
出力をファイルとして生成する代わりに、標準出力に出 力を送ります。 |
-raw |
ファイルの内容を標準出力に吐き出させます。 |
||
-raw+h |
-raw+h を使い、かつ指定ファイルが HTTP URL の場合、 HTTP ヘッダも標準出力に吐き出されます。 |
-raw+headeronly |
-raw+headeronly を 使い、かつ指定ファイルが HTTP URL の場合、 HTTP ヘッダが標準出力に吐き出さ れ ま す。 |
-dosepsfilter |
こ れ は、tgif を、DOS/Windows EPS ファイルの DOS EPS バイナリファイルヘッタとそれに続く TIFF 画像を 取り除くフィルタとして動作させます。 |
-previewonly |
-dosepsfilter が 指定された場合、-previewonly は tgif を DOS/Windows EPS ファイルの TIFF 画像からプ レビュービットマップを展開するフィルタとして動作さ せます。 |
-status |
このオプションが -raw か -raw+h か -raw+headeronly の いずれかとともに使われた場合、stderr にステータ ス行を表示させます。 |
-gray |
このオプションは、Tgif.UseGrayScale の X default 値を true にした場合と同じになります (「X DEFAULT 値」のセクション参照)。 |
-color (または -reqcolor) |
カラーで印刷するには、-color か -reqcolor のいずれ か の オ プ ショ ン が 使 用 で きます。両者の違い は、-reqcolor が Tgif.PrintUsingRequestedColor の X default 値を true にした場合と同じことになるのみ です (「X DEFAULT 値」のセクション参照)。 |
-adobe (または -adobe=<number>/<number> -adobe=false) |
このオプ ショ ン は、Tgif.UsePsAdobeString の X default 値を指定することと同じになります。 |
-dontreencode=<string> |
こ の オプションは、Tgif.DontReencode の X default 値を指定することと同じになります。 |
-producedby=<string> |
このオプションは、Tgif.ProducedBy の X default 値 を指定することと同じになります。 |
-page |
指定されたページ (<number> で指定) を出力し ます。 |
-print_cmd |
このオプションは、Tgif.PrintCommand の X default 値を指定することと同じになります。 |
-one_file_per_page |
各ページを別々のファイルとして出力します。 |
-pepsc |
EPS コメントを保持します。 tgif-4.0.11 か らは EPS コメントは常に保持されますので、このコ マ ンドラインオプションは現在は非推奨です。 |
-nolandpdfspd |
このコマンドラインオプションは、tgif-4.1.42 以降は 非推奨となっています。これは、-nopdfspd と解釈され ます。 |
-pdfspd (または -pdfspd=true -pdfspd=false) |
-pdfspd か -pdfspd=true が指定された場合、 PDF ファイルの出力時の一時的な PostScript ファイル、ま た は PostScript ファ イ ル の 出力時の最終的な PostScript ファイルに "setpagedevice" が生成されま す。 -pdfspd=false が指定された場合、 PDF ファイル の出力時の一時的な PostScript ファイ ル、 ま た は PostScript ファイルの出力時の最終的な PostScript ファイルには "setpagedevice" は生成されません。 こ のオプションは、Tgif.PdfSetPageDevice の X default 値を上書きします。 |
-pssetup |
このオプショ ン は、Tgif.AdditionalPSSetup の X default 値を指定することと同じになります。 |
-tgwb2 |
このコマンドラインオプションは、tgif の Tangram Whiteboard 機能を有効にし ま す。 こ れ に は、librmcast.so (信頼できる IP マルチキャストライ ブラリ) が必要です。rmcast ライブラリの場所は、 コ マ ンドラインのオプション引数 -rmcastlibdir で指定 できますが、その代わりにコマンドラインのオプション 引数 -rmcastlibpath を使って rmcast ライブラリのフ ルパスを指定することもできます。 (rmcast ライブ ラ リ は Linux マシン上でのみ広範囲にテストされている ことに注意してください。) |
-j2p6_cmd |
このオプションは、Tgif.JpegToPpm6 の X default 値 を指定することと同じになります。 |
-dontcondense |
こ の オ プ ションは、Tgif.DontCondensePSFile の X default 値を true にした場合と同じになります。 |
-condensed |
このオプション は、Tgif.DontCondensePSFile の X default 値を false にした場合と同じになります。 |
-bop_hook と -eop_hook |
こ れ ら の オ プ ションは、Tgif.PSBopHook と Tgif PSEpsHook の X default 値を指定することと同じに な ります。 |
-tmp_file_mode |
このオプションは、Tgif.TmpFileMode の X default 値 を指定することと同じになります。 |
-patterndir |
このオプ ショ ン は、Tgif.CustomPatternDir の X default 値を指定することと同じになります。 |
-o |
このオプションを指定しない場合、出力ファイル (eps, ps など) は入力ファイルと同じディレクトリ に 作 られます。 -o<dir> を指定した場合、出力ファイル は <dir> で指定しされたディレクリに作られます。 |
-merge file1 file2 ... |
このオプションは、file1.obj, file2.obj, 等を一つの マルチページファイルに連結します。 |
tgif がサポートする基本的 (primitive) なオブジェクトは、長 方形、楕円、角の丸い長方形、円弧、折れ線、多角形、スプライ ン開曲線、スプライン閉曲線、文字列、X11 ビットマップ画像、 特定の形式の X11 ピクスマップ画像、そ し て カ プ セ ル 化 PostScript ファイル (EPS) です。 (tgif が描くスプライン曲 線は、 Bezier 曲線では ない ことに注意してください。) 複数 のオブジェクトをグループ化して、一つの グループ オブジェク トにすることもできます。一つの基本的なオブジェクト、または 一つのグループオブジェクトから、一つの アイコン オブジェク ト、または一つの シンボル オブジェクトをユーザコマンドを通 して作成できます。 tgif の オブジェクトは、2 つの形式のファイルで保存されま す。 .obj という拡張子を持つファイル (以後 オブ ジェ ク ト ファイルと言う) はオブジェクトのファイルで、 .sym という拡 張子を持つファイル (以後 シンボル ファイルと言う) は一つの ‘‘組み上げ’’ オブジェクトを特定します。 .obj ファイル間を 移動 (または ハイパージャンプ) するため にテレポート メカニズムが用意されています。組み上 げ オ ブ ジェ クトは、オブジェクトの 表現 部分と定義 部分 (これは空 もありうる) からできています。 tgif は ‘‘ボトムアップ’’ 式 の 階層的な描画の構成を、組み上げオブジェクトを描画内に ‘‘ 例示する’’ 機能を用意することでサポートしていま す。 tgif は、任意のオブジェクトにユーザがある特定されていないサブシ ステムの 表現 を作ることを許すことで、描画の ‘‘トップダ ウ ン’’ 指 定 も サ ポー トしています。いずれの型のファイル も、Prolog の fact の形式で保存されます。描画を解 釈 す る Prolog のコードを書くこともできます ! (ユーザがそのような コードを作ることを許しています。詳しくは、「PROLOG/C の テ ス トドライバ」のセクション参照。) Prolog エンジンは、これ 以降の節では ドライバ と呼ばれています。 (他の形式のドライ バ、例えば C で書かれたものも許されています。) 非文字列オブジェクトに、文字列ベースの 属性 を付けることが できます。組み上げオブジェクトの表現部分で指定された 属 性 は、そのオブジェクトが例示的である場合は取り外せません。詳 細は「属性」のセクションを参照してください。 tgif はいくつか違った形式の出力を生成できます。デフォル ト で は 出力は PostScript (カラー PostScript) であり、それは /tmp/Tgifa* という名前 (mktemp() の呼び出しによって 生 成) の ファイルとして作られます。ここで * は数字で、このファイ ルは lpr(1) にパイプされます。 Choice Window (tgif の ウィ ン ドウの名前については、「TGIF の子ウィンドウ」のセクショ ンを参照) にレーザープリンタアイコンが表示されている場合に は、 これが行われます。この出力を、 .ps という拡張子のファ イルにリダイレクトすることもできます。 Choice Window に PS ア イ コ ンが表示れている場合は、これが行われます。 Choice Window に PDF アイコンが表示されている場合は、出力が .pdf という拡張子を持つファイルとして生成されます。デフォルトで は、 tgif は PS ファイルから PDF ファイル に 変 換 す る、 ghostscript(1) パッケージに含まれる ps2pdf(1) を呼び出しま す。 Choice Window に LaTeX (または EPSI) アイコンが表示さ れ ている場合は、出力は \ps という拡張子を持つファイルとし て生成されます。このファイルはカプセル化 PostScript (ま た は、 カ プ セ ル 化 PostScript Interchange) 形式で、これは \psfig や \epsf の仕組みで LaTeX 文書に含ませることがで き ま す (訳注: これはやや古い記述で、現在は \includegraphics を使用すべきです)。これについては、後で述べます。 EPS と EPSI 形式の違いは、 EPSI ファイルがプレビュービットマップ 画像を含むことだけです。しかし、プレビュービットマップ画像 を生成するには時間がかかります。そのプレビュービットマップ をどのように使用するかを知らないツールに EPS/EPSI ファイル を取り込む場合、 EPSI 形式を使わないようにすれば時間を節約 できます。 Choice Window に T アイコンが表示されてい る 場 合、 出 力は、 .txt という拡張子のファイルとして生成されま す。このファイルは、表示されるすべての文字列を含むテキスト ファ イルで、例えばスペルチェッカーで利用できます。 Choice Window に x11bm (X11 ビットマップ) アイコンが表示されて い て、 かつカラー出力が選択されて いない 場合、tgif は出力を .xbm という拡張子のファイルとして生成しま す。 こ の 出 力 は、X11 ビットマップ形式です。しかしChoice Window に x11bm アイコンが表示されていて、かつカラー出力が選択されて い る 場 合 ( キー ボー ド コ マ ンド ^#k によって; ここで ^ は <Control>、 # は <Meta> または <Alt> キー) は、tgif は出力 を .xpm という拡張子のファイルとして生成しますが、この出力 は X11 ピクスマップ形式です (この XPM 形式のバージョンは、 Tgif.XPmOutputVersion の X default 値の設定に依存します)。 X11 ビットマップファイル、ある形式の X11 ピクスマップ ファ イ ル (tgif で生成されるようなもの; 詳細は「X11 ピクスマッ プ (XPM) フォーマット」のセクションを参照)、 GIF ファ イ ル、 カプセル化 PostScript (EPS) は、 tgif の中に 取り込む ことができ、 tgif の基本的 (primitive) なオブジェクトと し て 表 現 で きます。他のラスタ形式のファイル (例えば JPEG, TIFF など) も、外部ツールで X11 ピクスマップファイルに変換 できる場合は tgif に取り込むことができます。詳細は、「ラス タ画像の取り込み」のセクションを参照してください。 tgif の描画は、letter サイズの用紙 (8.5 インチ× 11 インチ) で印刷されるようにサポートされています。 tgif では、横置き (landscape) も縦置き (portrait) もサポートされています。縮 小 (または拡大) は、縮小/拡大率を設定するキーボードコマン ド #% で制御できます。コンパイル時に (Imakefile ま た は Makefile.noimake 内で) コンパイルフラグ -DA4PAPER が定義さ れていた場合、出力は A4 用紙 (ほぼ 8.25 インチ× 11.7 イ ン チ) で印刷されるようにサートされます。 |
一つの オブジェクト ファイル (.obj) 内のオブジェクトは、基 本的 (primitive) なオブジェクト、グループオブジェクト、 ア イ コン オブジェクトのいずれかです。一つの シンボル ファイ ル (.sym) は、一つのオブジェクトファイルに許される任意個の オブジェクト、および丁度一つの シンボル オブジェクトを持つ ことができます。 ( シ ン ボ ル ファ イ ル は、 組 み 上 げ (building-block) オブジェクトを指定していることを思い出し てください。) シンボルファイル内のシンボルオブジェクトは、 組 み上げオブジェクトの 表現 (representation) 部分で、シン ボルファイルの残りの部分は、組み上げオブジェクトの定義部分 です。シンボルオブジェクトは、それ以外のオブジェクトと区別 するために、点線の外枠でハイライトされています。組み上げオ ブジェクトが例示的 (instantiated) である場合、そのファイル のシンボル部分は、グラフィックエディタにコピーされ、それは 組み上げオブジェクトのアイコンになります。 tgif のすべてのオブジェクトは、移動、二重化、削除、回転、 反転、斜行変形できます。しかし、非伸縮テキストモードでは、 テキストオブジェクトは伸縮できません。テキストオブジェクト に対しては、それが伸縮、回転、斜行変形されたものでな け れ ば、それを水平方向に反転すると文字列の位置合わせも変化しま すが、垂直方向の反転では何も変わりません。 tgif は、32 種類の塗り潰しパターン、32 種類のペ ン パ ター ン、 7 種類のデフォルトの線幅、折れ線と開スプライン曲線に 4 種類の線スタイル (真っ直ぐ (plain)、先頭に矢先、後尾に矢 先、 両 端に矢先)、 9 種類の点線パターン、3 種類の位置合わ せ、4 種類の文字スタイル (ローマン (立体)、イタリック ( 斜 体)、 ボールド (太字)、ボールドイタリック (斜体太字))、 11 種類のデフォルトの文字サイズ (75dpi フォントに は 8, 10, 12, 14, 18, 24, 100dpi フォントには 11, 14, 17, 20, 25, 34) 5 種類のデフォルトフォント (Times, Courier, Helvetica, New-Century-Schoolbook, Symbol)、 11 種類のデフォルトカ ラー (赤紫、赤、緑、青、黄色、ピンク、水色、青灰色、 白、 黒、 黒 板 色) を サ ポー ト し て い ま す。 ま た、Tgif.MaxLineWidths, Tgif.LineWidth#, Tgif.ArrowWidth#, Tgif.ArrowHeight# の X default 値を使うことで、線幅の追加 ができますし、 Tgif.FontSizes の X default 値を使 う こ と で、文字サイズの追加が、 Tgif.AdditionalFonts の X default 値を使うことで、フォントの追加ができます。デフォルトのフォ ン トが有効でない場合、 Tgif.HasAlternateDefaultFonts とそ れに関連する X default 値を指定することで、デフォ ル ト の フォ ン ト を 別 な も の に 置 き 換 えることもできます。 Tgif.MaxColors と Tgif.Color# の X default 値を使 う こ と で、 色 の追加が行えます。色の追加は、Properties Menu から AddColor() や ChooseColor() を選択することでも行えます。起 動 時 の 色 の 選 択 は、 以下の X default 値でも行えます: Tgif.ColorFromXPixmap, Tgif.UseStdPalette8, Tgif.UseStdPalette27, Tgif.UseStdPalette64, Tgif.UseStdPalette216, Tgif.UseMobileWebSafePalette, Tgif.UseOpenOfficeGalaxyPalette, Tgif.UseOpenOfficeGooglePalette, Tgif.AdditionalColors。 tgif のコマンドは、たいていは、ポップアップメニューか ら、 または適当な英数字以外のキーを打つことのいずれかで利用でき ます。任意のオブジェクトを変更するすべての操作はア ン ドゥ (undo) とリドゥ (redo) が行えますが、ズームやスクロール、 またはテキストオブジェクトが選択されていない場合のフォント の変更などのコマンドは undo できません。 undo, redo の履歴 のバッファサイズは、 Tgif.HistoryDepth の X default 値を使 うことで設定できます。 |
このセクションでは tgif のウィンドウについて説明します。 |
Top Window |
現在のドメインと tgif が見ているファイルの名前を表 示します。このウィンドウでのマウスクリップとキー押 しでは何も起きません。 |
Menubar Window |
こ のウィンドウは、Top Window の真下にあります。そ こから、任意のマウスボタンでプルダウンメニューが起 動 しますが、キーを押しても何も起きません。 Layout Menu から HideMenubar() を選択すると、このウィンド ウ は 見 え な く な り ま す。 Layout Menu から ShowMenubar() を選択すると (下の Canvas Window か ら 起動できます)、このウィンドウは見えるようになり ます。 |
View, Text, Graphics のプルダウンメニューはカスケー ド (訳注: すべての項目が子プルダウンメニューを持つ 状態を指しているよう) なので、ピン留め できません ( 詳細はサブセクション Popup Menus 参照)。 |
Message Window |
こ れは、Menubar Window のすぐ下の右に置かれていま す。これは、tgif のメッセージを表示しま す。 こ の ウィンドウでマウス左ボタンをクリックするとメッセー ジを下に向かってスクロールし、マウス右ボタン を ク リックすると上に向かってスクロール、マウス中ボタン のクリックやドラッグで、どこでマウスがクリックされ た か によって、メッセージヒストリのその場所へスク ロールします。マウス左/右ボタンのクリックのとき に <Shift> (または <Control>) キーが押されていれば、 それは左/右のスクロールになります。 |
Panel (Choice) Window |
これは、Messeage Window の左に置かれていてそこには tgif の現在の状態に影響を与えるアイコン (tgif の 「アイコンオブジェクト」と混同しないように) の集合 があります。上から下、左から右の順に、それらは、現 在の描画モードの表示、ページスタイル (縦置き、横置 き)、 編 集 (edit; 以 下 参 照)、 出 力 モー ド (print/export)、拡大率、移動/伸縮モード (強制 また は 非強制)、角の丸い長方形の半径、文字の回転、ペー ジ番号か行/列、ページレイアウトモード (積み上げ か タ イル貼りか)、水平方向の整列設定 (L C R S -)、垂 直方向の整列設定 (T M B S -)、フォント、文字 サ イ ズ、 一 つのテキストオブジェクト内のテキストの行間 隔、文字列位置合わせ、形 (shape; 以下参照)、伸 縮/ 非伸縮テキストモード、点線パターン、線スタイル、折 れ線かスプラインか補間スプラインか、線幅、塗り潰し パ ター ン、 ペ ンパターン、色、スペシャル (以下参 照)、となっています。 (訳注: これらも version 3.X 以前の tgif の話で、今は多少違っています。) |
さ ら に、 現在の tgif の状態を表示させたい場合は、 Choice Window のアイコンを現在の状態に変えるこも で きます。各アイコンは、tgif の個々の状態変数に関連し ています。アイコンの上でマウス左ボタンをクリック す る と、そのアイコンに関連する状態変数の値が前方に周 期的に変化し、マウス右ボタンをクリックすると後方 に 変 化します。アイコンの上でマウス中ボタンをドラッグ すると、通常は下の Canvas Window に関する Main Menu 内 のエントリに関連するポップアップメニューを生成し ま す。 ( 上 で 述 べ た ‘‘edit’’, ‘‘shapre’’, ‘‘special’’ ア イ コンはダミーアイコンで、 Choice Window 内で ‘‘edit’’, ‘‘shapre’’, ‘‘special’’ の メ ニュー にアクセスできるようにしているものです。左や 右のマウスクリックでは応答しません。) マウス中ボ タ ン のドラッグに対する反応は、拡大、半径、垂直間隔の アイコンでは違っています。左、または上にマウスを ド ラッ グすると拡大率は上昇しますが、半径や垂直間隔は 減少し、右、または下にドラッグすると逆の結果にな り ます。 |
Canvas Window に選択されたオブジェクトがある場合、 マウスに対する行為は、選択されたオブジェクトの新 た に 選択したモードへの変更を引き起こしますが、この場 合現在の選択は、マウス中ボタンが使われてた場合は 変 更 しない (Tgif.StickyMenuSelection の X default 値 が true でない場合) ことに注意してください |
水平、垂直方向の整列設定は、キーボードコマン ド ^l を 発行したときに、オブジェクト (または頂点集合) を 他に合わせてどのように整列させるか、キーボードコ マ ン ド ^t を発行したときに、個々のオブジェクト (また は個々の頂点) を格子に対してどのように整列 さ せ る か、 キー ボー ドコマンド #l を発行したときに、オブ ジェクトや頂点を他のものに対して空間的にどのよう に 分散させるか、そして、キーボードコマンド ^#u を発行 したときに、各アイコンをどのように古いアイコンと 置 き 換 え させるか、を決定します。水平方向の整列設定 (alignment) は、左 (L)、中央 (C)、右 (R)、 等 間 隔 (S)、 無視 (-) のいずれかで、垂直方向の整列設定は、 上 (T)、真ん中 (M)、下 (B)、等間隔 (S)、無視 (-) の い ず れかです。整列操作では、等間隔 (S) と無視 (-) の設定は同じ効果を持ち、等間隔設定はオブ ジェ ク ト を、 任意の隣同士のオブジェクトの間隔がすべて等しく なるように分散させます。頂点モードでは、無視以外 の 設 定は選択された頂点を等間隔にします。これらを理解 する最も良い方法は、実際に試してみることです。 |
テキストの行間隔は、文字列の編集時にリターンキー を 打っ たときに追加される垂直方向の距離を決定します。 ユーザがその値を、次の行が現在の行と重なるくらい の 負 の値に設定しようとしても、そのような設定は許可さ れません (この距離は現在のフォントとフォントサイ ズ に依存します)。 |
Canvas Window |
これは描画領域です。マウスへの行為の結果は、現在の 描画モードによって決定されます。 tgif-4.x より前の 版 で は、マウス右ボタンをドラッグすると Mode Menu が生成されますが、これは、 tgif-4.x ではデフォルト で 無効となっていて、これは Tgif.Btn3PopupModeMenu の X default 値を使って有効にできます。 |
描画モードには (Mode Menu に現れる順番で言えば)、選 択 モード、テキストモード、長方形モード、角指定の楕 円モード、中心指定の楕円モード、端指定の 円 周 モー ド、 折れ線 (開スプライン) モード、多角形 (閉スプラ イン) モード、円弧 (中心が先) モード、円弧 (端点 が 先) モード、角の丸い長方形モード、フリーハンドの折 れ線 (開スプライン) モード、頂点選択モード、回転/斜 行 変 形 モードがあります。描画モードが長方形か楕円 か、角の丸い長方形であるときに <Shift> キーを押した 場 合は、それぞれ正方形、正円、角の丸い正方形が描画 されます。マウス中ボタンをドラッグすると、Main Menu が生成されます。 |
選 択モードでは、マウス左ボタンによるオブジェクトの 選択、移動、伸縮、変形が行えます (ダブルクリック で 頂 点モードで選択されたすべてのオブジェクトの選択が ‘‘解除’’) されます。一つのオブジェクトが選択され て い るとき、それはそれを囲む枠の角、または頂点上に現 れる小さな正方形 (ここではハンドルと呼びます) で 明 示化されます (Tgif.HandleSize の X default 値でハン ドルのサイズはカスタマイズできます)。ハンドルの一つ をドラッグすることで、選択されたオブジェクトの伸縮/ 変形が行えます。選択されたオブジェクトを移動する に は、 ハンドルをドラッグせず、代わりにオブジェクトの 別の部分をドラッグします。例えば、オブジェクトが 中 空 の長方形 (塗り潰しは NONE でペンは NONE 以外) の 場合、その長方形を選択するには、その長方形の枠線 上 で マウス左ボタンをクリックします。その長方形を移動 するには、マウス左ボタンで長方形の枠線をドラッグ し ま す。その長方形が塗り潰されている場合 (塗り潰しが NONE 以外)、長方形内部の任意の場所をドラッグすれ ば それを移動できます。 |
今 は ま だ選択されていないオブジェクト上で <Shift> キーを押したままマウス左ボタンをクリックすると、 そ の オブジェクトが既に選択されたオブジェクトのリスト に追加されます。その同じ行為は、既に選択されたオ ブ ジェ クトを選択解除にするのにも使われます。オブジェ クトを伸縮するとき (折れ線、多角形オブジェクトの 変 形 以外で)、伸縮の 後 で <Shift> キーを押すとそれは 比率を変えない伸縮 (基本的には相似伸縮が行わ れ る) の 有効化を開始します。非伸縮テキストモードでは、テ キストオブジェクトは伸縮も相似伸縮もできません。 |
<Shift> キーが押されているときにマウス中ボタンを ダ ブ ルクリック、またはクリックすると、テレポート (ま たは 移動)、外部コマンドの起動、内部コマンドの実 行 の仕組みが有効になります。詳細は、「テレポート/ハイ パージャンプ」、「外部アプリケーション の 起 動」、 「内 部コマンド」のセクションを参照してください。テ レポートは外部コマンドの起動よりも優先的で、外部 コ マ ンドの起動は内部コマンドの実行よりも優先的です。 文字描画モードでは、文字列編集領域の内部で <Cntrl> キー を押したままマウス中ボタンをドラッグすると、文 字列編集領域が移動します。 |
選択されたオブジェクトを移動するのには、矢印キー も 使 えます。しかし、オブジェクトが選択されていない場 合は、矢印キーを使うと描画領域が少しずつスクロー ル します。 <Control> キーを押して矢印キーを使うと、ス クリーン全体がスクロールします。 |
頂点選択モードでは、マウス左ボタンで頂点を選択し 移 動 します。頂点選択モードが有効なとき、選択されてい るトップレベルの折れ線/開スプライン、多角形/閉ス プ ラ インのオブジェクトのみが頂点の操作に関する資格が あります。このモードでは、資格のあるすべて の オ ブ ジェクトの頂点が小正方形で明示化されます。(上で説明 したオブジェクトの選択と同じ仕組みによって) 頂点 を 選択すると、それは ’+’ の印で二重に明示化されます。 これら二重に明示化されている頂点に有効な操作は、 移 動、 削 除、 整列化 (そのそれぞれへ) 、分散 (等間隔 に)、格子への整列化、です。選択された頂点の移 動 に は、矢印キーも使えます。 |
オ ブ ジェ ク トは (キーボードコマンド #< を使って) ロックできます。ロックされたオブジェクトは灰色の ハ ン ドルで表示され、それらは移動、伸縮、反転、回転、 斜行変形ができません。オブジェクトがグループ化さ れ て い る 場合、その構成要素の一つがロックされていれ ば、結果としてのグループオブジェクトもロックされ ま す。 ロックされたオブジェクトは、色、フォント、ペン 等の性質は変更できますし、それらを削除することも で きます。 |
現 在 の移動/伸縮モードが強制型 (キーボードコマンド #@ で有効/無効にできる) である場合、トップレベル の 折 れ線は以下のように振舞います。移動操作では、一つ の折れ線の両方の端点が移動させられるオブジェクト の 内 側に入っている場合、折れ線全体が移動されます。そ うでなくて、一つの端点のみが移動させられるオブ ジェ ク ト の 内側に入っている場合は、その端点が移動しま す。移動する端点の隣の頂点も水平、あるいは垂直に 移 動 で き ます。最後の線分が水平、または垂直である場 合、その隣の頂点は最後の線分の方向が保持されるよ う に 移動されます。伸縮操作 (変形ではない) では、折れ 線の一つの端点が移動させられるオブジェクトの内側 に あ る場合、その端点が移動します。端点の隣の頂点も、 上に説明したのと同じ規則で移動します。 |
描画モードがテキストにセットされると (垂 直 バー の カーソルが表示される)、マウス左ボタンで選択されたテ キストが編集モードに入ります。マウス左ボタ ン を ド ラッグ、または <Shift> キーを押したままマウス左ボタ ンをクリックすると、テキストの部分文字列がハイラ イ ト 表示されます。ダブルクリックは、単語の選択になり ます。編集モードでは、押したキーは入力文字列であ る と 見なされ、矢印キーは現在の入力位置の移動として使 われます。 <ESC> キーの後でキーを押すと、bit 7 ( 訳 注: いわゆる 8 ビット目) がオンになります。これによ り、非 ASCII (国際) 文字が入力できるように な り ま す。 xfd(1) を使えば、各 ASCII 文字に対する国際文字 が何であるかを見ることができます。 Symbol フォン ト に 対しては、積分記号、偏微分記号、著作権記号のよう な記号はすべてのこの範囲で見つけることができま す。 X11 ではサポートされていても、PostScript ではサポー トされない文字もあります。これらの文字は tgif で は 許 可されません。編集されているテキストがオブジェク トの属性である場合、 <Meta><Tab> でカーソルを次の見 え る属性へ移動でき、 <Shift><Tab> でカーソルを前の 見える属性へ移動できます。 |
描画モードが、多角形描画 (閉スプラインではなく) で <Shift> キーが押されている場合は、多角形はゴムひも 状に自分で閉じられます。 |
折れ線、開スプラインを書くのにフリーハンド描画 モー ド を 使うことができます。すべての中間点は、(折れ線 モードではマウスボタンをクリックするのに対して) マ ウスの移動によって指定されます。 2 つ目の端点は、マ ウスボタンを放すことで指定されます。 |
(テキストモードを除く) すべての描画 モー ド で は、 <ESC> キーを押すと現在のオブジェクトの描画 (生成) がキャンセルされます。 |
マウス中ボタンは、常に tgif ポップアップメニュー を 生成します。 <Shift> キーを押したままマウス右ボタン をクリックすると、描画モードが 選択 に変わりま す。 <Control> か <Meta> キーを押したままキーを押す (こ れは制御文字も生成しますので、非英数字 キー押し、と 呼 ばれます) と、これはコマンドと扱われます。その割 り当てについては次のセクションで要約します。ユー ザ は、 非英数字キーコマンドの機能を実行する単一キーコ マンドを定義することもできます。詳細は、「ショー ト カット」のセクションで説明します。 |
Scrollbars |
垂 直/水平スクロールバー内でマウス左ボタンをクリッ クすると、キャンバスウィンドウが下/右に少 し ス ク ロールし、マウス右ボタンをクリックすると逆方向にス クロールします。 (ファイル名やドメイン名を選択する ポップアップウィンドウのスクロールバーも同様の挙動 です。) (訳注: いずれも version 3.X 以前の挙 動。) <Shift> キーを押したままクリックすると、ウィンドウ サイズ分スクロールします。マウス中ボタンをクリック かドラッグすると、スクロールバー内のその灰色領域に 対応する位置へスクロールします。 (Canvas Window の 左上の角は、実際のページの左上の角からある内部単位 の 0 以上の倍数分だけ少し離れていることを tgif は 要求します。) |
Rulers |
ルーラ (定規) は、マウスを追いかけます。その上での マウスクリック、キー押しでは何も起こりません ( 訳 注: いずれも version 3.X 以前の挙動で、4.X では格 子単位が変化します)。ページの縮小/拡大率が 100% で あれば、メートル法格子系を使用している場合はルーラ の目盛はセンチメートルに対応し、ヤード法格子系を使 用 している場合はインチに対応します。ページの縮小/ 拡大率が 100% でない場合は、目盛の印は上に述べた単 位には対応しません (これは既知の問題として考慮され ています)。 |
Interrupt/Hyperspace Window |
このウィンドウは Message Window のすぐ下で、 水 平 ルー ラ の左にあります (訳注: version 3.X 以前の場 合)。 Tgif.IntrCheckInterval の X default 値が正の 値 の場合、 Canvas Window が再描画されるときに中断 アイコンが表示されます。中断アイコンが表示されてい る と きにユーザがこのウィンドウをクリックすると、 tgif はオブジェクトの再描画を中断します。 (Open() か Push() のいずれかにより) ファイルを開いていると きにこれが行われると、オブジェクトの描画を中止しま すが、ファイルの読み込みは続けます (ファイルの読み 込みは中断しません)。 |
tgif が現在 ハイパースペース モード (詳細は、 下 の 「ハイパースペース」のセクションを参照してください) にある場合、中断アイコンが表示されていないときは 宇 宙 船アイコンが表示されます。このウィンドウ内で任意 のボタンをクリックすると、 tgif はハイパースペー ス モードに入るか抜け出るかを切り替えます。 |
Page Control Window |
Page Control Window は、水平スクロールバーの左にあ ります。このウィンドウは、現在のページモードが タ イ ル貼り (tiled) ページモードにセットされている場 合は空です。現在のページモード が 積 み 上 げ 型 (stacked) ページモードの場合、このウィンドウのタブ 子ウィンドウ内に各ページのタブが作られ、マウス左ボ タンをそのタブの上でクリックすると、対応するページ へ移動します。マウス中ボタンをクリックすると、Page Menu が現れます。描画中のページ数が多すぎてすべて のページのタブを表示できない場合は、 Page Control Window の左側にあるアイコンでタブ子ウィンドウをス クロールできます。 1 つ目のアイコンをクリックす る と、 最初のタブが見えるようにスクロールし、 4 つ目 のアイコンをクリックすると、最後のタブが見えるよう に スクロールします。 2 つ目のアイコンをクリックす ると、最初のタブの方へ一つスクロールし、 3 つ目 の アイコンをクリックすると、最後のタブの方へ一つスク ロールします。 |
Status Window |
このウィンドウは、水平スクロールバーの下にあ り ま す。これは、マウスボタンが押し下げられたときにどん な動作が行われるのかを表示しています。メニューがプ ルダウン、あるいはポップアップされると、このウィン ドウは、メニューの項目が選択された場合にどんな動作 が行われるのかを表示します。これは、その他の状態情 報も表示します。この上でのマウスクリック、キー押し で は 何 も 起 こ り ま せ ん。 Layout Menu から HideStatus() を選択すると、このウィンドウは非表 示 と なり、 Layout Menu から ShowStatus() を選択する と、このウィンドウは表示されます。 |
このウィンドウがマウスボタンの状態を表示している と き は、デフォルトではそれは右手用のマウスを仮定して います。 gif.ReverseMouseStatusButtons の X default 値 を true とすると、その状態表示は (左手用のマウス が使われているように) 反対になります。 |
Popup Menus |
マウスドラッグによりメニューがポップアップしたとき に、水平方向にそれを十分遠くまでドラッグ (それに必 要な距離は、Tgif.MainMenuPinDistance の X default 値 の設定で決まります) すると、メニューを ピン留め できます。ピン留めされたメニュー内でマウス右ボタン をクリックすると、そのメニューは消え、ピン留めされ たメニュー内でマウス左ボタンをドラッグする と、 メ ニュー の 位 置 が 再 び 移 動 し ま す (Tgif.TitledPinnedMenu の X default 値が true に セットされている場合を除いて。これがセットされてい ると、マウス左ボタンはマウス中ボタンと同じ機能を果 た します)。マウス中ボタンをそのメニュー内でクリッ クすると、マウスの真下にある項目が機能します。 |
tgif で行えるほとんどの操作は、非英数字キーを使って行え ま す (ポップアップメニュー、またはショートカットキーからのみ 有効な操作もいくつかはあり ま す)。 こ の セ ク ショ ン で は、<Control> や <Meta> キーを押してのキーストロークで実行 できる操作を要約します。以下の記述では、‘‘^’’ は <Control> キー を、‘‘#’’ は <Meta> キーを表します。 (tgif と一緒に配 布される ‘‘keys.obj’’ ファイルにも同じ情報が書かれています が、 そ れは別の形に構成されています。このファイルは、tgif で見ることができ、適切にインストールされていれば、この文書 の 「ファ イ ル」 の セ ク ショ ン で 述 べ ら れ て い る ‘‘tgificon.obj’’ ファイルと同じディレクトリに見つけるこ と が できます。) (訳注: 以下の記述は古い版のもので、現在は変 更されている可能性があります。) |
すべてを選択 ^b |
||
選択したオブジェクトを背後に送る ^c |
||
選択したオブジェクトをカットバッファにコピー ^d |
||
選択したオブジェクトを二重化 ^e |
||
描画モードの保存/復帰 ^f |
||
選択したオブジェクトを手前に送る ^g |
||
選択したオブジェクトをグループ化 (そのグルー プ オ ブ ジェクトは手前に) ^i |
||
組み上げオブジェクトの例示 ^k |
||
上位レベルにポップで戻り (または帰り) シンボルファイ ルを閉じる (^v の逆) ^l |
||
選択したオブジェクトを現在の整列設定に従って整列化 ^n |
||
新しい名前のないオブジェクトファイルを開く ^o |
||
編集するためにオブジェクトファイルを開く ^p |
||
現ページを印刷 (または XBM, XPM, GIF, HTML, PDF, EPS, PS の形式で出力) ^q |
||
tgif の終了 ^r |
||
ページの再描画 ^s |
||
現在のオブジェクト/シンボルファイルを保存 ^t |
||
選 択 し た オブジェクトを現在の整列設定に従って格子 (grid) に整列化 ^u |
||
選択したオブジェクトのグループを解除 ^v |
||
カットバッファから貼り付け (paste) ^w |
||
描画モードをテキストに変更 ^x |
||
選択したオブジェクトをすべて削除 ^y |
||
ドメインを変更 ^z |
||
ドライバに抜け出す ^, |
||
左にスクロール ^. |
||
右にスクロール ^- |
||
指定したコマンドで現在のページを出力 #a |
||
テキストオブジェクトを非テキストオブジェクトに属性 と して付属 (attach) #b |
||
ドライバに抜け出す #c |
||
反時計回りに選択したオブジェクトを回転 #d |
||
格子サイズを減少 #e |
||
トークンを選択した折れ線の上に送る #f |
||
選択した折れ線をフラッシュ #g |
||
格子点を表示する/しない #h |
||
選択したオブジェクトを水平方向に反転 #i |
||
格子サイズを増加 #j |
||
選択したオブジェクトの属性名を隠す #k |
||
描画モードを「選択」に変更 #l |
||
選択したオブジェクトを現在の整列設定に従って分布 #m |
||
選択したオブジェクトの属性の移動/位置合わせ #n |
||
選択したオブジェクトの属性名をすべて表示 #o |
||
縮小表示 (zoom out) #p |
||
現在のファイルに .obj や .sym ファイルを取り込む #q |
||
描画モードを「折れ線/開スプライン」に変更 #r |
||
描画モードを「長方形」に変更 #s |
||
ドライバに抜け出す #t |
||
選択したオブジェクトの属性をすべて取り外す #u |
||
undo #v |
||
選択したオブジェクトを垂直方向に反転 #w |
||
時計回りに選択したオブジェクトを回転 #x |
||
ドライバに抜け出す #y |
||
ドライバに抜け出す #z |
||
拡大表示 (zoom in) #9 |
||
ユーザ指定の円弧を生成 (12 時の位置が 0 度) #0 |
||
選択したオブジェクトを現在の設定に従って更新 #, |
||
上にスクロール #. |
||
下にスクロール #- |
||
選択したオブジェクトのすべての属性を表示 #[ |
||
オブジェクトの左側に整列 #= |
||
オブジェクトの水平中央に整列 #] |
||
オブジェクトの右側に整列 #{ |
||
オブジェクトの上側に整列 #+ |
||
オブジェクトの垂直中央に整列 #} |
||
オブジェクトの下側に整列 #" |
||
選択した多角形を正多角形化 (元のバウンディングボック スに合うように) #% |
||
縮小印刷 (< 100% の場合) または拡大印刷 (> 100% の 場 合) の割合の設定 #: |
||
デフォルトの拡大率へ #‘ |
||
ページ全体が見えるように全体を縮小表示 #~ |
||
選択したオブジェクトを新しいファイルに保存 #; |
||
選択したビットマップ/ピクスマップオブジェクトをカット と拡大 #_ |
||
選択したオブジェクトを水平方向にくっつける #| |
||
選択したオブジェクトを垂直方向にくっつける ## |
||
テキストオブジェクトを一文字のテキストオブジェクト に 分解 #^ |
||
SaveOrigin() でセットする原点にスクロール #@ |
||
強制/非強制移動 (伸縮) モードのトグルスイッチ #$ |
||
描画モードを「頂点の選択」へ変更 #& |
||
選択したオブジェクトを現在の整列設定に従って紙に整列 #* |
||
redo #( |
||
EPS ファイルを取り込む #) |
||
選 択したオブジェクトを X,Y スケール因子を指定してス ケーリング #< |
||
選択したオブジェクトをロック (移動、伸縮、反転、回 転 は不可能) #> |
||
選択したオブジェクトのロックを解除 ^#a |
||
選択した折れ線、スプラインに点を追加 ^#b |
||
文字スタイルをボールドに変更 ^#c |
||
位置合わせ文字列をセンタリングに変更 ^#d |
||
選択した折れ線、スプラインから点を削除 ^#e |
||
描画モードを「角丸長方形」に変更 ^#f |
||
選択したビットマップオブジェクトを白黒反転 ^#g |
||
グリッド単位の移動モードのトグルスイッチ ^#h |
||
選択したオブジェクトのすべての属性を隠す ^#i |
||
選択したオブジェクトをアイコン化 ^#j |
||
選択したアイコンオブジェクトをグループ化 ^#k |
||
出力のカラーか白黒かの選択 ^#l |
||
位置合わせ文字列を左合わせに変更 ^#m |
||
選択したオブジェクトをシンボル化 ^#n |
||
選択したシンボルオブジェクトをグループ化 ^#o |
||
文字スタイルをローマン体に変更 ^#p |
||
文字スタイルをボールド-イタリックに変更 ^#q |
||
描画モードを「閉曲線/閉スプライン」に変更 ^#r |
||
位置合わせ文字列を右合わせに変更 ^#s |
||
新しい名前でファイルを保存 ^#t |
||
文字スタイルをイタリックに変更 ^#u |
||
選択したオブジェクトのアイコン表現を更新 ^#v |
||
描画モードを「楕円」に変更 ^#w |
||
多角形/スプラインのトグルスイッチ ^#x |
||
色々な出力ファイルフォーマットの間を巡回 ^#y |
||
組み上げ (アイコン) オブジェクトの定義部分に挿入 (ま たは編集) ^#z |
||
描画モードを「円弧」に変更 ^#. |
||
X11 ビットマップファイルを取り込む ^#, |
||
X11 ピクスマップファイルを取り込む ^#- |
||
格子単位のインチ/センチメートルのトグルスイッチ ^#= |
||
最後の検索 (Find) コマンドを繰り返し |
ユーザは、コマンドを実行させる非英数字キー押しの機能を実行 す る 一 文 字 の ショートカット キーを定義できます。これ は、Tgif.ShortCuts の X default 値を使うことで行います。 ( これらのショートカットキーは、描画モードがテキストモードに セットされて いない 場合にのみ有効で す)。 Tgif.ShortCuts は、いくつかの項目のリストで、個々の項目はキー (大文字小文 字は区別する) とコマンドの割り当てを指定します。項目同士は 空白で分離し、各項目は以下のように解釈されます。項目は KEY と COMMAND のふたつの部分からなり、これらは文字 ’:’ で連結 さ れます。その KEY 部分の書式は、:<Key>x, !<Key>x, <Key>x (ここで、文字 ’x’ は例として使われています。さらに、部分文 字 列 <Key> は、それが完全にここに現れている形のまま綴らな ければいけません) のいずれかです。最初の 2 つの書式は同 等 で、 こ れらは x の 小文字 を指定しています。 3 番目の書式 は、’x’ と ’X’ の両方の文字を指しています。 COMMAND 部 分 は、tgif のポップアップメニューの文字列から空白文字を取り のぞいたもの (例外は以下に記します) にマッチする文字 列 で す。 これは、以下の例で説明します。 Edit Menu に以下のよう なエントリが 2 つありますが、 |
^x" |
||
^a" |
これらは、<Control>x が Delete() コ マ ン ド を 有 効 に、 <Control>a が SelectAll() コマンドを有効にすることを意味し ています。よって、これら Delete() と SelectAll() が、 ショー トカット指定の COMMAND 部分に使える名前です。この例 を完成させると、以下の行で小文字の ’x’ が Delete() に、 ´a’ と ’A’ が SelectAll() に割り当てられるようになります: |
!<Key>x:Delete() \n\ |
||
<Key>a:SelectAll() |
さ ら なる例については、X default ファイルのサンプルである tgif.Xdefaults を参照してください。tgif 配布物に含まれてい ます。 ここに、COMMAND がメニュー項目のコマンド名には一致していな い例外を一覧として紹介します。左側のエントリ は、 正 式 な COMMAND 名、右側はそのコマンドに対応する、ポップアップメ ニューに現れる文字列のリストです。 |
Printer, LaTeXFig, RawPSFile, XBitmap, TextFile, EPSI, GIF/ISMAP, TiffEPSI, NetList ToggleBW/ColorPS() |
||
BlkWhtPS, ColorPS ToggleGridSystem() |
||
EnglishGrid, MetricGrid ToggleMapShown() |
||
ShowBit/Pixmap, HideBit/Pixmap ToggleUseGrayScale() |
||
UseGrayScale, NoGrayScale ToggleMoveMode() |
||
ConstMove, UnConstMove ToggleShowMeasurement() |
||
ShowMeasurement, HideMeasurement ToggleLineType() |
||
(advances between different curved shapes) ScrollPageUp() |
||
(scroll up a window full) ScrollPageDown() |
||
(scroll down a window full) ScrollPageLeft() |
||
(scroll left a window full) ScrollPageRight() |
||
(scroll right a window full) FreeHandMode() |
||
(change the drawing mode to freehand poly/open-spline) CenterAnEndPoint() |
||
(move an endpoint of a polyline object to the center of another object) ToggleNamedAttrShown(<x>=) |
||
(toggle name shown for the attribute <x>) ToggleSmoothHinge() |
||
(convert smooth to hinge and hinge to smooth points) ToggleShowMenubar() |
||
ShowMenubar, HideMenubar ToggleShowStatus() |
||
ShowStatus, HideStatus ToggleShowMode() |
||
ShowMode, HideMode ToggleOneMotionSelMove() |
||
OneMotionSelMove, ClickSelClickMove ToggleHyperSpace() |
||
GoHyperSpace, LeaveHyperSpace ImportOtherFileType(<x>) |
||
(import using a filter named <x>) BrowseOtherType(<x>) |
||
(browse using a filter named <x>) PrintSelectedObjs() |
||
(print selected objects) |
上の一覧以外にも、以下のものも有効な COMMAND 名です (そ れ が 持つ意味は明らかでしょう): ScrollLeft(), ScrollRight(), ScrollUp(), ScrollDown(), SelectMode(), DrawText(), DrawBox(), DrawOval(), DrawPoly(), DrawPolygon(), DrawRCBox(), DrawArc(), SelectVertexMode()。 |
多くの X の環境では、同時には 256 色のみが表示できます。こ の ような環境では、あるアプリケーションが 128 色を必要とし て、他のアプリケーションが異なる色を全部で 129 色必要と し た場合は、両方のアプリケーションが必要とするすべての色を同 時に表示することはできません。 X は、この問題を各 ア プ リ ケーションが自分自身のカラーマップ (プライベートカラーマッ プとして知られる) を使用できるようにすることで解決していま す。 各プライベートカラーマップは、最高 256 色を持つことが できますし、プライベートカラーマップを使いたくないア プ リ ケー ション用には、共有のカラーマップ (shared colormap) も あります。プライベートカラーマップを使用する場合の主な問題 は、 プ ライベートカラーマップを利用するアプリケーションの 中、あるいは外に切り替わったときに、ユーザが カラーマッ プ のフラッシュ として知られる現象を目にすることです。 tgif は、最初は共有カラーマップを使用し、共有カラーマップ で利用できる色より多くのものが必要となったときに自動的にプ ライベートカラーマップを使用します。しかし tgif が余分な色 を必要としなくなった場合には、自動的には共有カラーマップを 使用するようには戻りません。それは、余分な色を使用する操作 を undo する必要があるからです。 undo バッファのオブジェク ト を 必 要 と し な く なっ た 場 合 は、 Edit Menu から FlushUndoBuffer() を選択して undo バッファをフラッシュでき ま す。このとき、tgif はカラーマップのフラッシュ現象を避け るために、共有カラーマップを使うことを試みます。よ く XPM や GIF オブジェクトを使用する場合は、以下の X default 値を 設定することで <Shift>f キーを FlushUndoBuffer() 操作に 割 り 当てることができ、そして XPM/GIF オブジェクトを削除した ときに <Shift>f キーを使ってそのカラーマップのエントリを復 帰することができます。 |
Tgif.ShortCuts: !<Key>F:FlushUndoBuffer() |
プ ライベートカラーマップを使用しても、一度には 256 色まで しか利用できませんから、2 つの 256 色 GIF ファイルを、何ら かの方法でそれらの色が 1 つの 256 色カラーマップに当てはま るように減らすことができなけれあ、それら同じ描画内に取り込 む ことはできません。これは、ディザ という手法を通して行う ことができます。それについては、下の「ラスタ画像の取 り 込 み」のセクションに書かれています。 |
tgif が デフォルトでサポートするラスタ画像形式は、XBM と XPM 形式です。他の形式のカラーのラスタ画像ファイルを取り込 む 目的で、tgif は、 XPM でない形式のファイルを XPM ファイ ルに変換する外部ツールを使って動作できます。ポピュラーなラ ス タ形式の変換ツールは、 pbmplus(1) (netpbm(1) としても知 られる) ツール群です。これは、以下のコマンドで GIF ファ イ ル ( 例えば "foo.gif") を XPM ファイル (例えば "foo.xpm") に変換できます (giftopnm は netpbm 内のもので、 pbmplus 内 に あ る以前のバージョンのものは giftoppm と呼ばれていまし た): |
giftopnm foo.gif | ppmtoxpm > foo.xpm |
tgif で動作させる場合は、GIF ファイル名は tgif が 与 え、 ppmtoxpm の 出力は tgif がパイプ経由で直接読み込みますの で、上のコマンド列は以下の形式を含む X default 値で置き 換 え られます (これが Tgif.GifToXpm X default 値のデフォルト の設定になっているかもしれません): |
giftopnm %s | ppmtoxpm |
"%s" は GIF ファイル名に置き換えられます。上は フィルタ と して参照されます。 他 の 型 の ラ ス タ 画 像 ファ イ ル を 取 り 込 むには、 Tgif.MaxImportFilters と Tgif.ImportFilter# の X default 値に追加するフィルタを指定することで可能となります。以下は JPEG フィルタを追加する例です: |
Tgif.MaxImportFilters: 1 |
上の "JPEG-222" は、与えるフィルタの名前です (空白文字を入 れ てはいけません)。 "jpg;jpeg" は、ありうるファイル拡張子 のセミコロン区切りでの指定です。それ以降はフィルタ指 定 で す。 djpeg(1) プログラムは、libjpeg 配布物に含まれていて、 これは JPEG ファイルを GIF ファイルに変換します。上の フィ ル タでは、出力を最大 222 色に制限もしています。 (222 は任 意に選べますが、多くの XPM ファイルはある ‘‘標準’’ であ る 32 色を使用するので、このままにしておくといいでしょう。) こ の フィ ル タ を 呼 び 出 す に は、File Menu か ら ImportOtherFile() か BrowseOther() コマンドを選択しま す。 こ れは、利用可能なフィルタの名前 (例えば "JPEG-222") の一 覧を持つダイアログボックスを出します。フィルタを選択 す る と、tgif は File Menu か ら ImportXPixmap() や BrowseXPixmap() コマンドを呼び出したのと同様の動作に移りま す。 一つの描画中では、256 色しか利用できない (上の「カラーとカ ラー マッ プ」 の セ ク ショ ン 参 照) の で、 上 の 例 は、BrowseOther() コ マ ン ド に は 適切ではありません。 BrowseOther() がうまく動作するようにするには、標準色の集合 の みを使用する ディザ された画像を表示するディザリング を 使うのがいいでしょう。以下の例は、pbmplus/netpbm ツー ル キットの ppmdither を使用しています: |
Tgif.MaxImportFilters: 2 |
JPEG 画 像の処理をする場合は、ImportOtherFile() を選択し て、そして 222 色を得るために "JPEG-222" を選択すればい い でしょうし、 JPEG 画像を参照する場合は、BrowseOther() を選 択して、そして "JPEG-dithered" を選択すればいいでしょう。 |
一つのオブジェクトが、"name" (大文字小文字は区別される) と いう名前の一つの属性 (詳細は、下の「属性」のセクションを参 照) を持つ場合、その属性の値部分は、そのオブジェクトの 名 前 となります。合成オブジェクトの部分オブジェクトは、パス を使って名前付けできます。例えば、 <t>!<s1>!<s2>!... で、 こ こ で <t> はトップレベルオブジェクトの名前で、直接 <s1> を含んでいて、これはまた直接 <s2> を含み、といった具 合 で す。 !* は、現在選択されているオブジェクトを参照します (複 数のオブジェクトが選択されている場合、積み上げ順で最も上の オブジェクトが使われます)。 !*<s1>!<s2> は、現在選択されて いるオブジェクトのサブオブジェクト <s1> のサブオブジェクト <s2> の名前です。 以 下 は、まだ 完全には サポートされていません (現時点では #<page> 形式のみがサポートされています)。 tgif ファイル 内 のすべてのオブジェクトは、 #<page>!<path> という記法を使う ことによって一意に名前をつけるこ と が で き ま す。 こ こ で、<page> はページの名前を指定する文字列か、またはページ 番号を指定する #<number> のいずれかです。 <path> は、前 の 段落で述べたものです。一つのオブジェクト o1 が、同じファイ ル (# の前にはファイル名、URL が指定されていない) 内で他の オブジェクト o2 で参照され、 <page> が省略されている場合、 o1 は o2 と同じページになくてはなりません。 # の前にファイ ル 名か URL が指定されていて、かつ <page> が省略されている 場合は、 o1 は最初のページになくてはなりません。 |
属性は、name=value または value の形式の文字列で、これらは 現在の描画、または任意の文字列ではないオブジェクトのいずれ かに付属します。現在の描画に付属する属性は、ファイル 属 性 と呼ばれ、その他は 正則属性 と呼ばれます。属性は以下のよう な場合を除いて、それらのオブジェクトに付属させたり取り外せ たりできます: |
組 み上げオブジェクトファイルのシンボルオブジェクト に現れる属性は、組み上げオブジェクトが例示的であ る 場 合は取り外せません。この属性は、アイコンオブジェ クトの ‘‘遺伝’’ 属性であると見なされます。 (実際 に あ るアイコンオブジェクトの遺伝的な属性を取り外す必 要がある場合、そのアイコンオブジェク ト は Special Menu 内の UnMakeIconic() を使ってそれをグループオブ ジェクトにすることで ‘‘非アイコン化’’ でき、それ に よりその属性を取り外すことができます。) |
ファ イ ル属性は、常に表示されません。正則属性に関しては、 ユーザには属性のどの部分を表示させるか、という制御が与えら れていますが、属性全体を非表示にもできますし、その名前だけ を非表示にもできます (#m, #n, #j, #-, ^#h 等 の Special Menu のコマンドによって行えます)。 |
tgif は .obj や .sym ファイルの間を行ったりきたり (travel) する仕組みを提供しています。あるオブジェクトの上で <Shift> キーを押したままマウス中ボタンをクリックすると (またはその オブジェクトをダブルクリックすると)、 tgif はそのオブ ジェ クトの (デフォルトでは) warp_to または href という名前の属 性を探します。 warp_to と href の唯一の違いは、 warp_to 属 性の値には自動的に ".obj" が追加され、 href 属性の値はその まま使われる、ということです。 (warp_to は、現在は非推奨で あ る ことに注意してください。これは互換性の目的で今でもサ ポートしています。) そのような属性が見つかった場合、その属 性値が 移動 先の .obj ファイルの名前であると解釈されます。 (tgif が ハイパースペース モードである場合、左マウスボタン のクリックが同じ効果を持ちます。) そのオブジェクトに複数の href 属性が存在し、そして色が異なる場合、 tgif は Choice Window に現れている現在の色と同じ色を持つ方を使います。現 在のファイルが修正されている場合、次のファイルへの移 動 前 に、 ユーザにそのファイルを保存するか問い合わせます。 href 属性の値部分が文字 ’/’ で始まっている場合は、その値は絶 対 的 な ファイル名であるとして扱われ、そうでなければ相対的な ファイル名として扱われます。 |
tgif は、.obj ファイル間の移動を楽にするハイパース ペー ス モー ドを提供します。 Navigate Menu から GoHyperSpace() を 選択することで、ハイパースペースモードに入ります。ハイパー スペースモードでは、 Message Window の下の小さなウィンドウ に小さな宇宙船が表示されます。リモート URL が開かれてい る 場 合 も、 自 動 的 に ハ イ パー スペースモードに入ります (Tgif.AutoHyperSpaceOnRemote の X default 値が false に 設 定されていない場合)。 ハ イパースペースモードでは、あるオブジェクトが ホットリン ク であると見なされます。カーソルがこれらのオブジェクト の 一番上に置かれている場合、それはポインタから手に変わります が、それは左マウスボタンのクリックがある動作を呼び出すこと を 意味します。一つのオブジェクトは、それが「テレポート/ハ イパージャンプ」、「外部アプリケーションの起動」、「内部コ マンド」のいずれかのセクションに書かれている属性を含んでい る場合にホットリンクとなります。 ハイパースペースモードは、描画モードが変更したとき、あるい は Navigate Menu から LeaveHyperSpace() を選択したときに終 了します。 |
tgif は、外部アプリケーションを起動する仕組みを提供して い ま す。あるオブジェクトの上で <Shift> キーを押したままマウ ス中ボタンをクリックすると (またはそのオブジェクトの上でダ ブ ルクリックすると)、 tgif はそのオブジェクトの (デフォル トでは) launch という名前の属性を探します。そのような属 性 が 見つかれば、その属性の値の部分を実行する sh(1) コマンド と見なします。上の「テレポート/ハイパージャンプ」 の セ ク ションで説明したのと同じ色のルールが適用されます。そのコマ ンドが文字 ’&’ で終わっていれば、 tgif はそれ自身 を fork し (そのときに実際に行われることは、コンパイル時にコンパイ ラフラグ _BACKGROUND_DONT_FORK が定義されているかどうか に 依 存します)、コマンドは子プロセスとして実行されます。そう でない場合は、このコマンドの実行には popen() が使用され ま す (この場合、そのコマンドがハングアップすると、そのコマン ドを終了させる方法はないので、 tgif はそこから復帰できなく な ります)。そのコマンドで、同じオブジェクトの他の属性の値 を利用することもできます。その書式は $(attr) で、attr は、 他の属性の名前です。 例 え ば、man(1) 関 数 を 実 行 したい場合、箱を一つ書い て、"title=tgif" の一行を入れ、他の文字行を "launch=xterm -rw -e man $(title)" のように入れ、これら 3 つのオブジェク トをキーボードコマンド ^a で全部選択し、キーボードコマンド #a でその箱に文字列を付属 (attach) させ、そして、その箱 ( またはその文字列) の上で <Shift> キーを押したままマウス 中 ボタンをクリックすることで man(1) コマンドを実行させます。 より綺麗にしたければ、その箱を X11 ピクスマップのオブ ジェ クトで置き換え、 ´launch’ 属性は見えないようにし、 ´title’ 属性はセンタリングしてその名前をキーボードコマンド #m で見 えないようにできます。 セ キュ リ ティを考慮して、ハイパースペース モードでは、デ フォルトでは外部アプリケーションの起動はできないようになっ て い ま す ( こ れ は、Tgif.AllowLaunchInHyperSpace の X default 値の設定で変更できます)。もし ハイ パー ス ペー ス モードでコマンドの起動に出会った場合は、そのコマンドが表示 され、ユーザにそのコマンドを実行するかどうかを問い合わせま す。 |
Tgif は、内部コマンドを実行する仕組みを提供しています。あ るオブジェクトの上で、 <Shift> キーを押したままマウス中 ボ タ ン をクリックする (またはそのオブジェクトの上でダブルク リックする) と、 tgif はそのオブジェクトの exec という名前 ( デ フォ ルト) の属性を探し、そのような属性が見つかった場 合、属性の値の部分を実行する内部コマンドのリスト (セミコロ ン 区 切 り) であると解釈します。上の「テレポート/ハイパー ジャンプ」のセクションに書かれているのと同じ色の規則が適用 されます。コマンドは通常以下のような形式を取ります: |
<cmd_name> ( <arg1>, <arg2>, ..., <argN> ) |
コマンドの引数は、文字列か数値です。文字列引数は二重引用符 で囲む必要があります。数値引数は、数値か "$(x)" の形式の文 字 列で、ここで x は他の属性の名前です (この形式は置き換え として参照されます)。文字列引数にも置き換え形式を入れる こ と ができます。ただし、置き換えは 1 段しか行われないことに 注意してください (内部コマンドの集まりは、宣言言語で は な く、単なるスクリプト言語だと見るべきです)。 ある属性をある内部コマンドで参照する場合、その属性の名前は <obj_name>.<string> の形式とできます。こ こ で、<obj_name> は上の「オブジェクトの名前」のセクションで指定された形式で ある必要があり、 <string> は英数字と下線 (’_’) の文字の み が 使用できます。属性名の最初の 2 文字が "!." である場合、 属性名の残りの部分はファイル属性の名前を意味し、最初 の 2 文字が "!*" である場合、残りの部分は現在選択されているオブ ジェクトの属性の名前を意味します (複数のオブジェクトが選択 されている場合、積み上げ順で最上位のオブジェクトが使用され ます)。 "//" で始まる行は、コメントとして扱われることに注意して く ださい。 以下の内部コマンドがサポートされています: |
launch(<attr_name>) |
<attr_name> で指定された属性の値を、実行する sh(1) コマンドと解釈します。詳細は、上の「外部アプリケー ションの起動」のセクションを参照してください。 |
exec(<attr_name>) |
<attr_name> で指定された属性の値を、実行する内部コ マンドと解釈します。これはサブルーチン呼び出しと同 等です。内部コマンドは、その属性を含む最上位の状況 で実行されることに注意してください。 |
mktemp(<str>,<attr_name>) |
このコマンドは、唯一つのファイル名を生成し ま す。 <str> 引数は、例えば "/tmp/TgifXXXXXX" のようなテ ンプレート文字列で、少なくとも 2 つの "/" が含まれ て い る 必 要 が あ り ま す。 mktemp() の結果 は、<attr_name> で指定された属性の値として保存され ます。詳細は、C ライブラリ関数 mktemp(3C) のオンラ インマニュアルを参照してください (tgif をコンパ イ ラ オプション -D_USE_TMPFILE を付 けてコンパイルし た場合は、代わりに tempnam(3S) が使用されます)。 |
create_file_using_simple_template(<template>,<output>,<str>,<attr_name>) |
<template> で指定されたファイルに対して <str> に一 致 す る行を検索します。そのような行が見つかった場 合、その行を <attr_name> で指定された属性の値で 置 き 換えます。その結果は、<output> で指定されたファ イルに出力されます。 |
update_eps_child(<eps_file_name>) |
これは、実行中のオブジェクトが合成オブジェクトであ る場合にのみ機能します。そのオブジェクトが取りこま れた EPS (カプセル化 PostScript) オブジェクトを 成 分に持つ場合、それは、<eps_file_name> で指定された EPS ファイルで置き換えられます。そのオブジェクトが EPS の部分オブジェクトを含んでいない場合、一つの EPS 部分オブジェクトが作成されます。 |
update_xbm_child(<xpm_file_name>) |
これは、実行中のオブジェクトが合成オブジェクトであ る場合にのみ機能します。そのオブジェクトが取りこま れた XBM (X11 ビットマップ) オブジェクトを成分に持 つ 場 合、それは、<xbm_file_name> で指定された XBM ファイルで置き換えられます。そのオブジェクトが XBM の 部 分オブジェクトを含んでいない場合、一つの XBM 部分オブジェクトが作成されます。 |
update_xpm_child(<xpm_file_name>) |
これは、実行中のオブジェクトが合成オブジェクトであ る場合にのみ機能します。そのオブジェクトが取りこま れた XPM (X11 ピクスマップ) オブジェクトを成分に持 つ 場 合、それは、<xpm_file_name> で指定された XPM ファイルで置き換えられます。そのオブジェクトが XPM の 部 分オブジェクトを含んでいない場合、一つの XPM 部分オブジェクトが作成されます。 |
delete_eps_child(<obj_name>) |
これは、<obj_name> という名前のオブジェクトが合 成 オ ブ ジェクトである場合にのみ機能します。そのオブ ジェクトが EPS (カプセル化 PostScript) オブジェ ク トを成分に持つ場合はそれが削除され、そのオブジェク トが EPS の部分オブジェクトを含んでいない場合は 何 も行われません。 |
delete_xpm_child(<obj_name>) |
こ れは、<obj_name> という名前のオブジェクトが合成 オブジェクトである場合にのみ機能します。その オ ブ ジェクトが XPM (X11 ピクスマップ) オブジェクトを成 分に持つ場合はそれが削除され、そのオブジェク ト が XPM の部分オブジェクトを含んでいない場合は何も行わ れません。 |
delete_xbm_child(<obj_name>) |
これは、<obj_name> という名前のオブジェクトが合 成 オ ブ ジェクトである場合にのみ機能します。そのオブ ジェクトが XBM (X11 ビットマップ) オブジェクトを成 分 に 持つ場合はそれが削除され、そのオブジェクトが XBM の部分オブジェクトを含んでいない場合は何も行わ れません。 |
flip_deck(<times>,<frames_per_second>,<style>) |
これは、実行中のオブジェクトが合成オブジェクトで、 かつその合成オブジェクトのすべての部分オブジェクト が X11 ビットマップか X11 ピクスマップオブジェクト で、同じ位置、同じサイズを持っている場合にのみ機能 し ます。 <times> 引数には、その画像の束をめくる回 数を指定し、これは数値または文字列 "infinite" ( 無 限) のいずれかです。 <frames_per_second> 引数は、1 から 60 までの数値である必要がありま す。 <style> 引 数 は、"linear" または "ping_pong" のいずれかで す。このコマンドの実行中は、マウスボタンクリックや キークリックによるコマンドの実行はすべて中止されま す。 |
read_file_into_attr(<file_name>,<attr_name>) |
このコマンドは、ファイルを属性に読み こ み ま す。 <file_name> 引数は、例えば "/tmp/foo" のようなファ イル名を意味します。ファイルの内容 が、<attr_name> で指定した属性の値として読み込まれます。そのファイ ルが読み込み用として開けなかった場合は、その属性値 は空文字列がセットされます。 |
write_attr_into_file(<attr_name>,<file_name>) |
このコマンドは、属性の値をファイルに書き出します。 <file_name> 引数は、例えば "/tmp/foo" のようなファ イ ル名を意味します。 <attr_name> で指定した属性の 値を <file_name> に書き出します。 |
append_attr_into_file(<attr_name>,<file_name>) |
このコマンドは、属性の値をファイルに追加し ま す。 <file_name> 引数は、例えば "/tmp/foo" のようなファ イル名を意味します。 <attr_name> で指定した属性 の 値を <file_name> に追加します。 |
select_obj_by_name(<obj_name>) |
このコマンドは、選択ハンドルなしに <obj_name> とい う名前のオブジェクトを選択します。オブジェクト名の 指定方法については、上の「オブジェクトの名前」のセ クションを参照してください。 |
select_top_obj() |
このコマンドは、選択ハンドルなしに最上位のオブジェ クトを選択します。現在のページにオブジェクトが一つ もなければ、このコマンドは失敗します。 |
delete_selected_obj() |
このコマンドは選択されたすべてのオブジェクトを削除 します。オブジェクトが一つも選択されていなければ、 このコマンドは失敗します。 |
unselect_all_obj() |
このコマンドは、選択されているすべてのオブジェクト の選択を解除します。 select_obj_by_name() を使う場 合は、最後にこのコマンドを使わなければいけません。 |
move_selected_obj_relative(<dx>,<dy>) |
こ のコマンドは、選択されたオブジェクトを、 x 方向 に絶対的な単位で <dx>、y 方向に絶対的な単位で <dy> だけ移動します。 |
repeat(<cmd_attr_name>,<times>) |
こ のコマンドは <cmd_attr_name> 属性内の内部コマン ドを <times> 回実行します。 |
hyperjump(<attr_name>) |
このコマンドは、<attr_name> 属性内にあるファイル名 か URL 名に瞬間移動 (テレポート) します。 |
make_cgi_query(<dest_attr_name>,<url_name>,<list_attr_name>) |
こ の コマンドは、<dest_attr_name> 属性内に Common Gateway Interface (CGI) 形式の URL を作成しま す。 <url_name> は CGI サー バスクリプトの名前で、 <list_attr_name> は、その値がコンマ区切りの属性 名 の一覧であるような属性の名前です。例えば、あるオブ ジェクトが以下の属性を持っているとき: |
attr_list=last_name,first_name |
こ の オ ブ ジェ ク ト を実行すると、以下の文字列が final_url に作成されます: |
http://bourbon.usc.edu:8001/cgi-bin/test-cgi?last_name=Cheng&first_name=Bill |
対 応 す る CGI サー バ スクリプト "test-cgi" を last_name と first_name の引数付きで実行す る た め に、 これに続いて hyperjump(final_url) を呼び出すこ とができます。 CGI スクリプトに関する詳細については、[2] を参照 し てください。 |
wait_click(<cursor_name>,<grab>,<attr_name>) |
こ の コマンドは、<cursor_name> カーソルを表示し、 ユーザがマウスボタンをクリックするのを待ち ま す。 <cursor_name> が文字列 NULL (大文字と小文字は区別 する) である場合は、カーソルは 変 わ り ま せ ん。 <Btn1> がクリックされた場合、コマンドは終了し、 1 が <attr_name> に置かれます。 <Btn2> がクリック さ れ た 場合は 2 が <attr_name> に置かれ、以下同様で す。 <grab> が TRUE (大文字と小文字は区別する) と セットされた場合は、 tgif がマウスカーソルのイベン ト を 占 有 し ま す。 有 効 な <cursor_name> は、<X11/cursorfont.h> にあります (接頭辞 XC_ を取 り除く)。 |
sleep(<cursor_name>,<ms_interval>) |
このコマンドは、<cursor_name> カーソルを表 示 し、 <ms_interval> ミ リ 秒 間 経過するのを待ちます。 <cursor_name> が文字列 NULL (大文字と小文字は区 別 する) の場合、カーソルは変化しません。このコマンド は、任意のマウスクリック、またはキー入力で中止 (そ し て 終 了) で き ま す。 有 効な <cursor_name> は、<X11/cursorfont.h> にあります (接頭辞 XC_ を取 り除く)。 |
begin_animate() |
こ のコマンドは、(ダブルバッファを使った) アニメー ション列を始めるのに使われま す。 デ フォ ル ト で は、tgif は undo/redo の準備をしていることに注意し てください。よって、長いアニメーション列に対 し て は、 undo/redo の記録が多くのメモリを使ってしまい ます。そのような場 合、 こ の コ マ ン ド の 前 に disable_undo() (以下に記述) を実行するべきです。 |
end_animate() |
このコマンドは、アニメーション列を終了するのに使わ れます。 |
set_redraw(<true_or_false>) |
このコマンドは、tgif が アニメー ショ ン モー ド (begin_animate() で オ ン に な る) のときに、 <true_or_false> が FALSE (大文字と小文字は区 別 す る) であれば、一時的に再描画を不許可にします。移動 コマンド の 前 に shuffle_obj_to_top() ま た は shuffle_obj_to_bottom() コマンドが使われていれば、 set_redraw(FALSE) と set_redraw(TRUE) は、 shuffle_obj_to_top() や shuffle_obj_to_bottom() コ マンドの、それぞれ直前、直後に使用するべきです。 |
set_selected_obj_color(<color_str>) |
このコマンドは、選択されたオブ ジェ ク ト の 色 を <color_str> に変更します。オブジェクトが選択されて いない場合は、現在の色が <color_str> に変更され ま す。 |
set_selected_obj_fill(<fill_index>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの塗り潰しパ ターンを <fill_index> のものに変更し ま す。 こ の <fill_index> は、0 (塗り潰しなし) から 31 までの数 値でなければいけません。オブジェクトが選択されてい な い場合は、現在の塗り潰しパターンが <fill_index> のものに変更されます。 |
set_selected_obj_pen(<pen_index>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクト の ペ ン を <pen_index> のものに変更します。 <pen_index> は、0 (ペンなし) から 31 までの数値でなければい け ま せ ん。オブジェクトが選択されていない場合は、現在のペ ンが <pen_index> のものに変更されます。 |
set_selected_obj_line_width(<width>,<arrow_w>,<arrow_h>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの線の幅、矢 先の幅、矢先の高さを、それぞれ <width>, <arrow_w>, <arrow_h> に変更します。 <arrow_w> か <arrow_h> が -1 の場合は、それぞれ矢先の幅、矢先の高さを変更 し ません。オブジェクトが選択されていない場合は、現在 の線幅の組が、 <width>, <arrow_w>, <arrow_h> に 最 も近い組のものに変更されます (この近さは、線幅の違 いを矢先の幅、高さの違いの 10 倍であると勘定して測 ります)。 |
set_selected_obj_spline(<spline_type>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトのスプライン の型を <spline_type> に 変 更 し ま す が、 こ れ は、straight, spline, interpolated, structured の いずれかです。オブジェクトが選択されていない 場 合 は、 現在のスプラインの型が <spline_type> に変更さ れます。 |
set_selected_obj_arrow(<arrow_type>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの矢の 型 を <arrow_type> に変更しますが、これは、 none, right, left, double のいずれかです。オブジェクトが選択 さ れていない場合は、現在の矢の型が <arrow_type> に変 更されます。 |
set_selected_obj_dash(<dash_index>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの破線の型を <dash_index> のものに変更しますが、これは 0 (実線) から 8 の間でなくてはいけません。オブジェクトが 選 択 さ れ て い な い 場 合 は、 現 在 の破線の型が <dash_index> のものに変更されます。 |
set_selected_obj_trans_pat(<trans_pat>) |
このコマンドは、<trans_pat> が 0 の場合は、選択 さ れ た オ ブ ジェクトが不透明パターンを持つように、 <trans_pat> が他の数値の場合は、選択されたオブジェ ク ト が透明化パターンを持つように変更します。オブ ジェクトが選択されていない場合は、 <trans_pat> が 0 の場合は、現在の塗り潰しパターン、ペンパターンが 不透明に、 <trans_pat> が他の数値の場合は、それ ら が透明にされます。 |
set_selected_obj_rcb_radius(<rcb_radius>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの丸角の長方 形 (rcbox) の角の円の半径を <rdb_radius> に変更 し ま す が、 それは 4 以上でなければいけません。オブ ジェクトが選択されていない場合は、現在の丸角長方形 の角の円の半径が <rcb_radius> に変更されます。 |
set_selected_text_vspace(<vspace>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの文字列の縦 方向の間隔を <vspace> に変更します。オブジェクトが 選択されていない場合は、現在の文字列の縦方向の間隔 が <vspace> に変更されます。 |
set_selected_text_just(<justification>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの文字列の位 置 合わせを <justification> に変更しますが、それは left, center, right のいずれかです。オブジェクトが 選択されていない場合は、現在の文字列の位置合わせが <justification> に変更されます。 |
set_selected_text_font(<ps_font_name>) |
このコマンドは、選択されているオブジェクトのフォン トと文字スタイルを <ps_font_name> にマッチするもの に変更します。有効 な <ps_font_name> の 例 は、 Properties Menu から CopyProperties() を選択すれば 見ることができます。 text font の下にリストされ て いる項目が有効な <ps_font_name> です。オブジェクト が一つも選択されていない場合は、現在のフォントと文 字スタイルが <ps_font_name> にマッチするものに変更 されます。マッチするものが見つからなければ、このコ マンドは失敗します。 |
set_selected_text_style(<textstyle>) |
このコマンドは、選択されているオブジェクトの文字ス タイルを <textstyle> に 変 更 し ま す。 こ こ で <textstyle> は、r (ローマン体), b (ボールド体), i (イタリック体), bi (ボールドイタリック体) のいずれ か で す。オブジェクトが一つも選択されていない場合 は、現在の文字スタイルが <textstyle> に変更され ま す。 |
set_selected_text_size(<size>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの文字サイズ を <size> に変更します。 <size> が部分文字列 "pt" で終わっている場合、文字サイズの代わりにポイントサ イズが使用されます。 Size Menu にそのようなサイ ズ が 見つからない場合、 Size Menu の最も近いサイズが 使用されます。オブジェクトが一つも選択されていない 場合、現在の文字サイズが <size> かまたはそれに最も 近いサイズに変更されます。 |
set_selected_text_underline(<underline>) |
このコマンドは、<underline> が 0 の場合は、選択 さ れたオブジェクトの文字の下線を削除し、 <underline> がそれ以外の値の場合は、選択されたオブジェクトの文 字に下線をつけます。オブジェクトが一つも選択されて いない場合、現在の文字の下線がそれに応じて変更され ます。 |
set_selected_text_overline(<overline>) |
このコマンドは、<overline> が 0 の場合は、選択され たオブジェクトの文字の上線を削除し、 <overline> が それ以外の値の場合は、選択されたオブジェクトの文字 に上線をつけます。オブジェクトが一つも選択されてい ない場合、現在の文字の上線がそれに応じて変更されま す。 |
inc(<attr_name>,<expr>) |
このコマンドは、<attr_name> を式 <expr> の値だけ増 や します。 <attr_name> と <expr> の値は、どちらも 整数でなくてはいけません。式に関する詳細につ い て は、「数式」のセクションを参照してください。 |
dec(<attr_name>,<expr>) |
このコマンドは、<attr_name> を <expr> だけ減らしま す。 <attr_name> と <expr> の値は、どちらも整数 で なくてはいけません。 |
shuffle_obj_to_top(<obj_name>) |
こ のコマンドは、<obj_name> を一番上に移動します。 <obj_name> が部分オブジェクトの場合、これはその 同 等レベルのものに対して相対的に一番上に引き上げられ ます。このコマンドはアニメーションで有用で、選択し たフレーム (部分オブジェクト) を一番上に出すことが できます。 |
shuffle_obj_to_bottom(<obj_name>) |
このコマンドは、<obj_name> を一番下に移動しま す。 <obj_name> が部分オブジェクトの場合、これはその同 等レベルのものに対して相対的に一番下に降ろさ れ ま す。このコマンドはアニメーションで有用で、選択した フレーム (部分オブジェクト) を一番下に降ろすことが できます。 |
disable_undo() |
こ の コマンドは、undo/redo の記録を真っさらにし、 undo を無効化します (そして undo/redo の情報の記録 を 停止します)。元のヒストリの深さは、別に保存され ます。このコマンドは長いアニメーション列の前に使用 すべきです。 |
enable_undo() |
こ のコマンドは、disable_undo() コマンドで別に保存 されていてたヒストリの深さを復帰し、 undo/redo を 有 効化します。このコマンドは、disable_undo() を呼 び出した後、それが不要になった後に使用すべきです。 |
get_drawing_area(<ltx_attr>,<lty_attr>,<rbx_attr>,<rby_attr>) |
このコマンドは、現在の描画領域の絶対座標を、指定さ れた属性に保存します。 <ltx_attr> は左上角の X 座 標 を 保 存 し、 <lty_attr> は左上角の Y 座標を、 <rbx_attr> は右下角の X 座標、 <rby_attr> は右下角 の Y 座標をそれぞれ保存します。 |
get_selected_obj_bbox(<ltx_attr>,<lty_attr>,<rbx_attr>,<rby_attr>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトのバウンディ ングボックスの絶対座標を、指定された属性に保存しま す。 <ltx_attr> は 左 上 角 の X 座標を保存し、 <lty_attr> は左上角の Y 座標を、 <rbx_attr> は右下 角の X 座標、 <rby_attr> は右下角の Y 座標をそれぞ れ保存します。バウンディングボックスは、そのすべて の線の幅が 0 であるとして計算されます。 |
get_named_obj_bbox(<obj_name>,<ltx_attr>,<lty_attr>,<rbx_attr>,<rby_attr>) |
こ のコマンドは、<obj_name> の名前のオブジェクトの バウンディングボックスの絶対座標を、指定された属性 に 保存します。 <ltx_attr> は左上角の X 座標を保存 し、 <lty_attr> は左上角の Y 座標 を、 <rbx_attr> は右下角の X 座標、 <rby_attr> は右下角の Y 座標を それぞれ保存します。バウンディングボックスは、その すべての線の幅が 0 であるとして計算されます。 |
move_selected_obj_absolute(<ltx>,<lty>) |
こ の コマンドは、選択されたオブジェクトの左上角を (<ltx>,<lty>) へ移動します。 |
assign(<attr_name>,<expr>) |
このコマンドは、<expr> を <attr_name> で指定される 属性へ割り当てます。 <expr> は、数値として評価され るものでなければなりません。 |
strcpy(<attr_name>,<string>) |
このコマンドは、<string> を <attr_name> で指定され る属性へコピーします。 |
copy_string_to_cut_buffer(<string>) |
こ のコマンドは、<string> をカットバッファにコピー します。 |
strcat(<attr_name>,<string>) |
このコマンドは、<string> を <attr_name> で指定され る属性へ追加します。 |
while(<expr>,<cmd_attr_name>) |
こ の コ マ ンドは、<expr> が 0 と評価されるまで、 <cmd_attr_name> の内部コマンドを実行し続けます。 |
if(<expr>,<then_cmd_attr_name>,<else_cmd_attr_name>) |
<expr> が 0 と評価され れ ば、<else_cmd_attr_name> の 内 部 コ マ ン ド を 実 行 し、 そ の 他 の場合 は、<then_cmd_attr_name> の内部コマンドを実行し ま す。 <then_cmd_attr_name> や <else_cmd_attr_name> は文字列 NULL (大文字と小文字は区別する) で も よ く、その場合は対応する動作は何も行われません。 |
get_current_file(<attr_name>) |
こ の コ マ ン ド は、現在のファイルのフルパス名を <attr_name> に保存します。 |
get_current_export_file(<attr_name>) |
このコマンドは、出力 (print/export) ファイルのフル パス名を <attr_name> に保存します。 |
get_current_dir(<attr_name>) |
こ の コマンドは、現在のディレクトリを <attr_name> に保存します。 |
getenv(<attr_name>,<env_var_name>) |
このコマンドは、<env_var_name> の名前の環境変数 を <attr_name> に保存します。 |
strlen(<attr_name>,<string>) |
こ の コ マ ン ド は、<string> の 文 字 の個数を <attr_name> に割り当てます。 |
substr(<attr_name>,<string>,<start_index>,<length>) |
このコマンドは、文字列 <string> の <start_index> 番 目 の 文 字 か ら 始 ま る <length> 個の文字を <attr_name> 内にコピーします。な お、<start_index> は、最初の文字を 0 番目と考えます。 |
strstr(<attr_name>,<string>,<sub_string>) |
このコマンドは、文字列 <string> 内に最初に見つかる 部分文字列 <sub_string> を探し、 <sub_string> とそ の残りの文字列を <attr_name> にコピーします。 |
strrstr(<attr_name>,<string>,<sub_string>) |
このコマンドは、文字列 <string> 内に最後に見つかる 部分文字列 <sub_string> を探し、 <sub_string> とそ の残りの文字列を <attr_name> にコピーします。 |
unmake_selected_obj_iconic() |
このコマンドは、既に少なくとも一つのオブジェクトが 選択されていなければいけない、という点を除 け ば、 Special Menu から UnMakeIconic() を選択するのと同 じ効果を持ちます。 |
hyperjump_then_exec(<attr_name>,<attr_name_to_exec>) |
このコマンドは、属性 <attr_name> 内にあるファイ ル 名、 または URL 名に移動し、その新しいファイル内の 属性 <attr_name_to_exec> で指定される内部コマン ド を実行します。 |
show_attr(<attr_name>) |
こ のコマンドは、属性 <attr_name> を見えるようにし ます。 |
hide_attr(<attr_name>) |
このコマンドは、属性 <attr_name> を見えないよう に します。 |
show_attr_name(<attr_name>) |
こ のコマンドは、属性 <attr_name> の名前部分をを見 えるようにします。 |
hide_attr_name(<attr_name>) |
このコマンドは、属性 <attr_name> の名前部分をを 見 えないようにします。 |
show_value(<attr_value>) |
このコマンドは、名前が空で、値が <attr_value> であ るような属性を見えるようにします。 |
hide_value(<attr_value>) |
このコマンドは、名前が空で、値が <attr_value> であ るような属性を見えないようにします。 |
get_attr_bbox(<ltx_attr>,<lty_attr>,<rbx_attr>,<rby_attr>,<attr_name>) |
こ のコマンドは、属性 <attr_name> のバウンディング ボックスの絶対座標を指定された属性に保存し ま す。 <ltx_attr> は左上角の X 座標を保存し、 <lty_attr> は左上角の Y 座標を、 <rbx_attr> は右下角の X 座 標、 <rby_attr> は右下角の Y 座標をそれぞれ保存し ます。バウンディングボックスは、そのすべての線の幅 が 0 であるとして計算されます。 |
size_selected_obj_absolute(<abs_w>,<abs_h>) |
の コマンドは、幅が <abs_w>、高さが <abs_h> になる ように、選択されたオブジェクトの右下の角を伸ばしま す。 |
size_named_obj_absolute(<obj_name>,<abs_w>,<abs_h>) |
こ のコマンドは、幅が <abs_w>、高さが <abs_h> にな るように、 <obj_name> という名前のオブジェクトの右 下の角を伸ばします。 |
message_box(<attr_name>,<msg>,<title>,<style>) |
こ のコマンドは、タイトルが <title> で、メッセージ が <msg> であるメッセージボックスを表示 し ま す。 <style> は、"info", "ync", "yn", "stop" のいずれか の文字列です。このメッセージボックスは、 "info" か "stop" ス タ イ ルに対しては OK ボタンを表示し、 "ync" スタイルに対しては YES/NO/CANCEL ボタン を、 "yn" ス タイルに対しては YES/NO ボタンを表示しま す。メッセージボックスでユーザがボタンをクリックす る と、そのボタンの名前が <attr_name> に代入されま す。ユーザが <ESC> キーを打ってメッセージボック ス を キャ ン セルした場合は、 <attr_name> には文字列 "CANCEL" がセットされます。 <attr_name> が文 字 列 NULL (大文字小文字は区別する) である場合は、どのボ タンをクリックしたのかという情報はどこにも書き込ま れ ま せ ん。 <title> が文字列 NULL である場合は、 Tgif がメッセージボックスのタイトルになります。 |
get_user_input(<attr_name>,<msg1>,<msg2>) |
このコマンドは、1 行目に <msg1>、 2 行目に <msg2> を持つダイアログボックスを表示します。 <msg2> が文 字列 "USE_CURRENT_DIR" である場合、 2 行目には現在 の ディ レクトリを表示します。ユーザは、ダイアログ ボックス内の行に入力できますが、それは <attr_name> に 保存されます。ユーザが <ESC> キーを打ってダイア ログボックスをキャンセルした場合、 <attr_name> に は空文字列がセットされます。 |
add_attr_to_selected_obj(<attr_name>,<attr_value>,<abs_x>,<abs_y>) |
こ のコマンドは、<attr_name>=<attr_value> を選択さ れた オ ブ ジェ ク ト に 追 加 し、 そ の 属 性 を (<abs_x>,<abs_y>) に置きます。 <attr_name> が文字 列 NULL (大文字小文字は区別する) である場合、そ の 属 性 の 名 前 は 空 文字列となります。 <abs_x> と <abs_y> の両方が NULL (大文字小文字は区別する) で ある場合、その属性は、オブジェクトの左下角の下に置 かれます。 <attr_name> が "!." で始まっている場 合 は、ファイル属性 が追加されます。 |
delete_attr_from_selected_obj(<attr_name>) |
こ の コ マ ン ド は、 選 択されたオブジェクトから <attr_name> という名前の 属 性 を 削 除 し ま す。 <attr_name> が "!." で始まっている場合は、ファイル 属性 が削除されます。 |
user_end_an_edge(<attr_name>,<abs_x>,<abs_y>) |
このコマンドは、折れ線/ 開 ス プ ラ イ ン 曲 線 を (<abs_x>,<abs_y>) から開始し、描画モードを折れ線/ 開スプライン曲線の描画に変え、ユーザにその折れ 線/ 開スプライン曲線を終わらせるようにします。その終わ りの点が type=port という属性を持つオブジェクト 内 にある場合、 <attr_name> が文字列 NULL (大文字小文 字は区別する) でなければ、そのオブジェ ク ト 名 が <attr_name> という名前の属性に代入されます。 |
user_draw_an_edge(<start_attr_name>,<end_attr_name>) |
こ のコマンドは、描画モードを折れ線/開スプライン曲 線の描画に変え、ユーザに折れ線/開スプライン曲線 を 描 かせます。その開始点が type=port という属性を持 つオブジェクト内にある場合、 <end_attr_name> が 文 字 列 NULL (大文字小文字は区別する) でなければ、そ のオブジェクト名が <start_attr_name> という名前 の 属 性に代入されます。終了点が type=port という属性 を持つオブジェクト内にある場合、 <attr_name> が 文 字 列 NULL (大文字小文字は区別する) でなければ、そ のオブジェクト名が <end_attr_name> という名前の 属 性に代入されます。 (訳注: 条件の部分はこれで正しい のかやや不明。) |
get_a_poly_vertex_absolute(<x_attr_name>,<y_attr_name>,<obj_name>,<index>) |
このコマンドは、<obj_name> の <index> 番目の頂点の 絶対座標を、 <x_attr_name> と <y_attr_name> で指定 された属性に保存します。 <obj_name> で指定されたオ ブジェクトは、折れ線/開スプライン曲線か、多角形/閉 スプライン曲線のどちらかのオブジェクトでなけれ ば いけません。 |
move_a_poly_vertex_absolute(<obj_name>,<index>,<abs_x>,<abs_y>) |
こ の コマンドは、<obj_name> の <index> 番目の頂点 を、絶対座標 (<abs_x>,<abs_y>) へ 移 動 し ま す。 <obj_name> で指定されたオブジェクトは、折れ線/開ス プライン曲線か、多角形/閉スプライン曲線のどちら か のオブジェクトでなければいけません。 |
post_attr_and_get_cgi_result(<url_attr>,<query_attr>,<result_attr>) |
こ のコマンドは、POST メソッドを使用した HTTP リク エストを生成します。 <url_attr> は、URL ( 通 常 は CGI サーバスクリプトの名前) を含む属性の名前です。 <query_attr> は、POST されるデータを値とする属性の 名 前で、 <result_attr> は、その結果を受けとる属性 の名前です。例えば、オブジェクトが以下のような属性 を持つ場合: |
url=http://bourbon.usc.edu:8001/cgi-bin/echo-post |
このオブジェクトを実行すると、指定された CGI スクリ プトに "Hello World!" が POST されます。この場合、 そ のスクリプトの実行の結果は、"Hello World!" をエ コーバックするだけです (他の書式情報と一緒に)。 |
navigate_back() |
このコマンドは、NavigateBack() が Navigate Menu か ら選択した場合と全く同じ動作を実行します。 |
stop() |
このコマンドは、すべての内部コマンドの実行 を停止します。 |
sqrt(<attr_name>,<expr>) |
このコマンドは <expr> の平方根を <attr_name> に 保 存します。 <expr> は負でない数値と評価されるもので なければいけません。 |
random(<attr_name>) |
このコマンドは、C ライブラリ関数 rand() を使って生 成 される整数乱数を <attr_name> に保存します。乱数 生成器の種には 0 が使用されます。 |
srand48(<use_cur_time_as_seed>) |
このコマンドは、C ライブラリ関数 drand48() を使 う 乱数生成器の種を設定します。<use_cur_time_as_seed> が 0 の場合は、種として 0 を使い、その他の場合は現 在時刻を種として使います。 |
drand48(<attr_name>) |
こ のコマンドは、C ライブラリ関数 drand48() を使っ て生成される 0.0 から 1.0 の間の浮動小 数 実 数 を <attr_name> に保存します。 |
round(<attr_name>,<expr>) |
このコマンドは、<expr> の丸め値を <attr_name> に保 存します。 |
redraw_obj(<obj_name>) |
このコマンドは、<obj_name> が占有する領域を再描 画 します。 |
redraw_drawing_area() |
こ のコマンドは、(Canvas Window を通して見える) 描 画領域全体を再描画します。 |
itox(<attr_name>,<digits>,<expr>) |
このコマンドは、<expr> の 16 進数値を <attr_name> に保存します。 <digits> は 1 以上 8 以下の値で、こ れは 16 進数値の最終的な桁幅を意味します (左側の空 いたところには 0 が埋められます)。 |
for_i(<attr_name>,<min_val>,<max_val>,<increment>,<cmd_attr_name>) |
このコマンドは、以下のコマンド列と同じです: |
assign(<attr_name>,<min_val>); |
ここで loop は以下の値です: |
exec(<cmd_attr_name>); |
<min_val>, <max_val>, <increment> は、このコマンド が実行される前に一度だけ評価されることに注意して く ださい。 |
set_file_not_modified() |
こ のコマンドは、ファイルの更新フラグを false にし ます。 |
new_id(<attr_name>) |
このコマンドは、現在の描画の中で一意的なオブジェク ト ID を生成し、 <attr_name> に保存します。 |
rotate_selected_obj(<angle>) |
こ のコマンドは、選択したオブジェクトを <angle> 度 だけ回転します。その際、正の角は時計回りを意味しま す。 |
call_simple_shortcut(<shortcut_name>) |
このコマンドは、<shortcut_name> という名前の、引数 を取らないショートカットを呼び出します。 ショー ト カッ ト の詳細については、「ショートカット」のセク ションを参照してください。 |
call_one_arg_shortcut(<shortcut_name>,<arg>) |
このコマンドは、<shortcut_name> という名前の、一つ の 引 数を取るショートカットを呼び出し、それに引数 <arg> を渡します。ショートカットの詳細については、 「ショートカット」のセクションを参照してください。 |
substitute_attr(<attr_name>,<src_attr_name>,<replace_attr_name>,<pattern_str>) |
このコマンドは、<src_attr_name> で指定される属性の 値 部分の中に現れるパターン <pattern_str> を文字列 <replace_attr_name> で置 き 換 え、 そ の 結 果 を <attr_name> で指定した属性に書き出します。 |
get_file_size(<attr_name>,<file_name>) |
このコマンドは、<file_name> で指定したファイルのサ イズを、 <attr_name> で指定した属性に出力します。 |
is_file(<attr_name>,<file_name>) |
このコマンドは、<file_name> で指定したファイルが存 在 す る 場 合 に "1" を、 その他の場合には "0" を、<attr_name> で指定した属性に出力します。 |
index(<attr_name>,<string>,<sub_string>) |
このコマンドは、部分文字列 <sub_string> が文 字 列 <string> の 中に最初に現れるところを探し、その 0 ベースでのインデックスを <attr_name> にコピーし ま す。 |
rindex(<attr_name>,<string>,<sub_string>) |
こ の コマンドは、部分文字列 <sub_string> が文字列 <string> の中に最後に現れるところを探し、 そ の 0 ベー スでのインデックスを <attr_name> にコピーしま す。 |
get_number_of_lines_in_attr(<result_attr>,<attr_name>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定した属性の行数を カウントしその値を <result_attr> に書き出します。 |
get_line_in_attr(<result_attr>,<attr_name>,<line_number>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定した属性の n 番 目 の 行 を <result_attr> にコピーします。ここで n は、 <line_number> で指定される 0 ベースの行番号で す。 |
trim(<attr_name>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定される属性から、 先頭、および最後についている空白を削除します。 |
is_attr(<result_attr>,<attr_name>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定した属性が存在す る 場 合 は "1" を、 そ う で な け れ ば "0" を、<result_attr> に書き出します。 |
find_obj_names(<result_attr>,<obj_name>,<attr_name_value>) |
こ のコマンドは、<obj_name> で指定したオブジェクト の直接の部分オブジェクトすべてを検索し、その名前を <result_attr> に書き出します。 <obj_name> が空文字 列の場合、すべてのトップレベルのオブジェクトを検索 します。 |
<attr_name_value> はそのオブジェクトに対するフィル タを指定します。 <attr_name_value> が空文字列 の 場 合、 適 す る す べてのオブジェクトが選択されます。 <attr_name_value> が "<string>=*" の形式の場合 は、 <string> という名前の属性を持つオブジェクトが選択さ れます。 <attr_name_value> が "<string>=<value>" の 形 式の場合は、 <string> という名前で、値が <value> であるような属性を持っているオブジェクトが選択さ れ ま す。 <attr_name_value> に文字 ’=’ が含まれていな い場合、名前が空で、値が <attr_name_value> に一致す る よ う な属性を持っているオブジェクトが選択されま す。 |
n 個のオブジェクトが一致した場合、 <result_attr> で 指 定 し た属性は n+1 行になります。その 0 行目は n で、<result_attr> の 1 行目から n 行目まではその オ ブ ジェクト名となります。そのオブジェクト名を取り出 すのには、内部コマンド get_line_in_attr() が使え ま す。 |
find_obj_names_on_all_pages(<result_attr>,<attr_name_value>) |
このコマンドは、これがすべてのページのトップレベル オブジェクトのみ検索する こ と を 除 け ば、 上 の find_obj_names() と ほ ぼ 同 じ で す。 その結果 は、<result_attr> に書き出されます。多ページファイ ル に つ いては、トップレベルオブジェクト名 <name> は、 ##<page_num>!<name> の形式で <result_attr> に 書き出されます。単一ページファイルでは、このコマン ド は find_obj_names(<result_attr,"",<attr_name_value>) と完全に同じに振舞います。 |
tg2_find_obj_names_on_all_pages(<result_attr>,<attr_name_value>) |
このコマンドは、多ページファイルについてはトップレ ベルオブジェクト名 <name> が <name>_Page<page_num> の形式で <result_attr> に書き出されることを除い て は、 上 の find_obj_names_on_all_pages() と同じで す。 |
tokenize(<result_attr>,<string>,<separator>) |
このコマンドは、<string> を、<separator> 文字で 分 離されているトークンに切り分け、そのトークンを (上 の内部コマンド find_obj_names() と同じや り 方 で) <result_attr> に書き出します。 <separator> は長さ 1 の文字列でなければいけませんし、スペース、単一引 用 符、 二重引用符のいずれかであってはいけません。 トークンがその分離文字を含む場合は、そのトークンを 単一引用符、あるいは二重引用符の組で囲むことができ ますが、その場合このコマンドの実行時にその引用符は 自動的に取り除かれます。 |
n 個のトークンが見つかった場合、 <result_attr> で指 定した属性は n+1 行になります。その 0 行 目 は n で、<result_attr> の 1 行目から n 行目まではその トークンとなります。そのトークンを取り出すのに は、 内部コマンド get_line_in_attr() が使えます。 |
move_attr_relative(<attr_name>,<dx>,<dy>) |
こ のコマンドは、<attr_name> の名前の属性を、 x 方 向に絶対的な単位で <dx>、y 方向に絶対的な 単 位 で <dy> だけ移動します。 |
get_number_of_vertices(<result_attr>,<obj_name>) |
こ のコマンドは、<obj_name> で指定したオブジェクト の頂点の数を <result_attr> にコピーします。指定 し たオブジェクトは折れ線 (開スプライン) か、多角形 ( 閉スプライン) でなければいけません。 |
is_obj_transformed(<result_attr>,<obj_name>) |
このコマンドは、<obj_name> で指定したオブジェク ト が変換されている (回転か斜行変形) 場合は "1"、その 他の場合は "0" を <result_attr> に書き出します。 |
make_selected_obj_iconic(<sym_path>) |
このコマンドは、Special Menu から の MakeIconic() と同様に機能しますが、ユーザにそのアイコン名を問い 合わせません。代わりに、そのアイコンのフルパス名の 指定に <sym_path> が使われます。 |
get_tgif_version(<major_attr,minor_attr,patchlevel_attr,build_attr>) |
このコマンドは tgif のメジャーバージョン番号、マイ ナーバージョン番号、パッチレベル、コンパイル 情 報 を、 そ れ ぞ れ <major_attr>, <minor_attr>, <patchlevel_attr>, <build_attr> に書き出します。あ る 引数が文字列 NULL (大文字小文字は区別する) の場 合は、その情報は跳ばされます。 |
get_tgif_dir(<result_attr>) |
このコマンドは、"$HOME/.Tgif" を <result_attr> に 書 き出しますが、ここで $HOME はユーザのホームディ レクトリです。 |
get_profile_string(<result_attr>,<section>,<key>,<def_value>,<ini_path>) |
このコマンドは、<ini_path> のフルパスで指 定 し た ファ イル内の <section> のセクションから、<key> で 指定したキーに関連 す る 値 を 取 得 し、 そ れ を <result_attr> で指定した属性に保存します。指定した キーに関連する値がなかった場合、 <def_value> が <result_attr> に保存されます。 <key> が空文字列の 場合、<ini_path> の <section> 内のすべてのキー名を (上の内部コマンド find_obj_names() と同じやり方で) <result_attr> に書き出します。 <section> が空文 字 列 の場合、<ini_path> のすべてのセクション名を (上 の内部コマンド find_obj_names() と同じや り 方 で) <result_attr> に書き出します。 |
write_profile_string(<section>,<key>,<value>,<ini_path>) |
このコマンドは、<ini_path> のフルパスで指 定 し た ファイル内の <section> のセクションの <key> で指定 したキーに関連する値を <value> に設定します。<key> が 空文字列の場合、 <ini_path> の <section> 内のす べてのキーと値の組がクリアされます。 <section> は 空文字列にしてはいけません。 |
select_additional_obj(<obj_name>) |
こ のコマンドは、静かに (ハイライトハンドルなしで) <obj_name> という名前の追加オブジェクトを選択し ま す。オブジェクト名の指定に関しては、「オブジェクト の名前」のセクションを参照してください。 |
open_file(<file_number>,<file_name>,<file_mode>) |
このコマンドは、<file_name> で指定されるファ イ ル を、 <file_mode> で指定したモードで開き、開いた ファイルをファイル参照番号 <file_number> に割り 当 てます。 <file_number> は 0 か、3 から 15 までの数 字でなければなりません。ファイル 0 を開くと、そ れ は標準入力を巻き戻し (rewind) します。モードは、読 み込み用には "r"、書き込み用には "w"、追加書き込み 用 には "a" などを指定します。ファイルは、常にテキ スト (非バイナリ) モードで開きます。 |
close_file(<file_number>) |
このコマンドは、ファイル参照番号 <file_number> に 対 応 す るファイルを閉じます。 <file_number> は 0 か、3 から 15 までの数字でなければなりません。 |
read_file(<file_number>,<result_attr>) |
このコマンドは、ファイル参照番号 <file_number> に 対 応 す る ファ イ ル か ら 1 行読み込み、それを <result_attr> で指定した 属 性 に 保 存 し ま す。 <file_number> は 0 (標準入力) か、3 から 15 までの 数字でなければなりません。 |
write_file(<file_number>,<string>) |
このコマンドは、ファイル参照番号 <file_number> に 対 応 す る ファ イ ルに <string> を書き出します。 <file_number> は 1 から 15 までの数字でなければ な りません。番号 1, 2 はそれぞれ標準出力、標準エラー 出力用です。 |
flush_file(<file_number>) |
このコマンドは、ファイル参照番号 <file_number> に 対応するファイルをフラッシュします。 <file_number> は 1 から 15 までの数字でなければなりません。番 号 1, 2 はそれぞれ標準出力、標準エラー出力用です。 |
append_file(<dest_file_name>,<src_file_name>) |
このコマンドは、<src_file_name> で指定したファイル を、 <dest_file_name> で指定したファイルに追加しま す。 |
set_output_format(<format>,<color_output>) |
こ の コマンドは、出力形式を <format> にセットしま す。 <color_output> が 0 の場合は白黒出力 ( 印 刷) モードが、そうでなければカラー出力 (印刷) モードが 使用されます。可能な出力形式の一覧に つ い て は、 Tgif.WhereToPrint の X default 値を参照してくださ い。 |
set_export_clip_rect(<ltx>,<lty>,<rbx>,<rby>) |
このコマンドは、よそに貼り付けるために切り出す長方 形 を、 左 上 の 角 が (<ltx>,<lty>)、 右下の角が (<rbx>,<rby>) であるような長方形領域になるよ う に セッ ト し ま す。 こ の <ltx> は真に <rbx> 未満 で、<lty> も真に <rby> 未満でなければいけません。 |
import_file(<file_name>,<format>,<ltx>,<lty>) |
このコマンドは、<file_name> で指定したファイルを取 り 込み、 (<ltx>,<lty>) の場所に配置します。ファイ ルは、<format> で指定した形式のものであると見な し ま す が、 その形式は、"XBM", "XPM", "GIF", "PNG", "JPEG", "PBM", "PGM", "PPM" か、 あ る い は Tgif.ImportFilter# の X default 値で指定した名前が 指定できます。 <format> が "TGIF" の場合は、 そ の ファイルはいずれかの tgif ファイルでなくてはなりま せん。 |
set_xpm_output_version(<version_number>) |
このコマンドは、 X11 ピクスマップの形式で出力す る と き に、 XPM のバージョン番号を <version_number> に設定します。 <version_number> は 1 か 3 の値を取 ります。 |
edit_ini_section(<attr_name>,<title>,<section>,<ini_path>) |
このコマンドは、<ini_path> で指定したフル パ ス の ファ イル内の <section> で指定したセクションを編集 するダイアログボックスを作ります。ユーザがダイアロ グボックスの OK ボタンを押すと、そのセクションはク リアされてダイアログボックスの内容がそのファイルに 書 き 戻 され、そして <attr_name> で指定した属性に "OK" を代入します。ユーザがダイアログボッ ク ス の CANCEL ボ タンを押した場合は、ファイルは変更され ず、<attr_name> で指定した属性には "CANCEL" が代入 されます。 |
select_from_ini_section(<attr_name>,<title>,<section>,<ini_path>) |
こ の コ マンドは、<ini_path> で指定したフルパスの ファイル内の <section> で指定したセクションから 一 つの項目を選択する一覧を作ります。何も選択しなけれ ば、<attr_name> で指定した属性はクリアされますが、 そ う でなければ、選択されたエントリを <attr_name> で指定した属性に書き出します。 |
append_line_into_attr(<attr_name>,<string>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定し た 属 性 に、 <string> で指定した行を追加します。 |
insert_line_into_attr(<attr_name>,<string>,<line_number>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定した属性の n 番 目の行に、 <string> で指定した行を挿入します。ここ で n は、 <line_number> で指定する 0 ベースの行 番 号です。 n は 1 以上でなければいけません。n が属性 内の行数よりも大きい場合は、自動的に空行が挿入され ます。 |
clear_attr(<attr_name>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定した属性の属性値 をクリアしますが、属性が複数の行を含んでいる 場 合 は、他のすべての行は削除されます。 |
create_text_obj(<abs_x>,<abs_baseline_y>,<string>) |
こ のコマンドは、<string> で指定した文字列を持つテ キストオブジェクトを (<abs_x>,<abs_baseline_y>) の 場所に作成します。 |
create_box_obj(<abs_ltx>,<abs_lty>,<abs_rbx>,<abs_rby>) |
こ の コ マ ン ド は、(<abs_ltx>,<abs_lty>) と (<abs_rbx>,<abs_rby>) で定義される長方形を生成しま す。 |
create_corner_oval_obj(<abs_ltx>,<abs_lty>,<abs_rbx>,<abs_rby>) |
こ の コ マ ン ド は、(<abs_ltx>,<abs_lty>) と (<abs_rbx>,<abs_rby>) で定義される枠を 持 つ 楕 円 (corner oval) を生成します。 |
create_center_oval_obj(<abs_x>,<abs_y>,<radius>) |
こ の コマンドは、(<abs_x>,<abs_y>) が中心、半径が <radius> である楕円 (center oval) を生成します。 |
create_edge_oval_obj(<abs_ltx>,<abs_lty>,<abs_rbx>,<abs_rby>) |
こ の コ マ ン ド は、(<abs_ltx>,<abs_lty>) と (<abs_rbx>,<abs_rby>) を 端 点とする直径を持つ円 (edge circle) を生成します。 |
create_rcbox_obj(<abs_ltx>,<abs_lty>,<abs_rbx>,<abs_rby>) |
こ の コ マ ン ド は、(<abs_ltx>,<abs_lty>) と (<abs_rbx>,<abs_rby>) で定義される角の丸い長方形を 生成します。 |
create_arc_obj(<abs_x>,<abs_y>,<radius>,<dir>,<angle1>,<angle2>) |
こ の コ マンドは、中心が (<abs_x>,<abs_y>) で、半 径、 方 向、 開 始 角、 終 了 角 が そ れ ぞ れ <radius>,<dir>,<angle1>,<angle2> である円弧を生成 します。 <radius>,<dir>,<angle1>,<angle2> は、Edit Menu の CreateObject サ ブ メ ニュー 上 で SpecifyAnArc() コマンドで指定するのと同じ方法で 指 定 します。 <dir> は "+" か "-" で、"+" は時計回り を意味します。 <angle1> と <angle2> の 単 位 は 度 で、12 時の方向を 0 度とします。 |
create_first_vertex(<abs_x>,<abs_y>) |
こ のコマンドは、折れ線/開スプラインオブジェクトを 生 成 す る た め に、 create_next_vertex(), create_poly_obj() コマンドと合わせて使用します。こ れ は、create_next_vertex(), create_polygon_obj() コ マンドと合わせて使用し、多角形/閉スプラインオブ ジェクトを生成することもできます。このコマンドは、 折れ線/開スプライン、あるいは多角形/閉スプラインオ ブジェクトの開始点を (<abs_x>,<abs_y>) に設定し ま す。 |
create_next_vertex(<abs_x>,<abs_y>) |
こ のコマンドは、折れ線/開スプラインオブジェクトを 生 成 す る た め に、 create_first_vertex(), create_poly_obj() コマンドと合わせて使用します。こ れは、create_first_vertex(), create_polygon_obj() コ マンドと合わせて使用し、多角形/閉スプラインオブ ジェクトを生成することもできます。このコマンドは、 折れ線/開スプライン、あるいは多角形/閉スプラインオ ブジェクトの次の頂点を (<abs_x>,<abs_y>) に設定 し ます。 |
create_poly_obj() |
こ のコマンドは、折れ線/開スプラインオブジェクトを 生 成 す る た め に create_first_vertex(), create_next_vertex() と合わせて使用します。 |
create_polygon_obj() |
こ のコマンドは、多角形/閉スプラインオブジェクトを 生 成 す る た め に create_first_vertex(), create_next_vertex() と合わせて使用します。 |
start_create_group_obj() |
このコマンドは、グループオブジェクトを生成するため に、 create_group_obj() と合わせて使用します。この コマンドは、グループの開始をマークします。 |
create_group_obj() |
このコマンドは、グループオブジェクトを生成するため に、 start_create_group_obj() と合わせて使用 し ま す。 こ の コ マ ン ド は、 最 後 の start_create_group_obj() 呼び出し以後に生成され た すべてのオブジェクトを一つのグループオブジェクトに グループ化します。 |
set_allow_interrupt(<true_or_false>) |
<true_or_false> が FALSE (大文字小文字は区別) の場 合、 このコマンドは、tgif が内部コマンドを実行して いるときに、一時的にユーザによる中断を無効化するの に使用します。中断が無効化されているときにユーザに よる中断を受けとると、それはキューに 保 存 さ れ、 <true_or_false> を TRUE (大文字小文字は区別) にし て再び set_allow_interrupt() を呼びだしたときに 内 部コマンドのその中断を実行します。 |
select_each_obj_and_exec(<attr_name_to_exec>) |
このコマンドは、まず選択されているすべてのオブジェ クトを非選択状態にします。次に現在の描画中の各オブ ジェ クトを選択状態に変え、 <attr_name_to_exec> 属 性で指定した内部コマンドを実行します。このコマンド が、あるオブジェクト上でのマウスクリックの結果とし て実行された場合は、実行用には現在のページの オ ブ ジェクトしか検索されませんが、このコマンドをスクリ プトファイルから実行した場合は、すべてのページのオ ブジェクトが実行用に検索されます。 |
edit_attr_in_text_mode(<attr_name>) |
こ のコマンドを実行すると、tgif はテキスト描画モー ドに入り、 <attr_name> で指定した属性を編 集 し ま す。 |
set_file_unsavable() |
このコマンドは、現在のファイルを保存できないように するのに使用します。 |
pstoepsi(<target_eps_path>,<src_ps_path>,<scale>) |
このコマンドは、<src_ps_path> の PostScript ファイ ル の プ レ ビュー ビッ ト マッ プを生成し、それを <src_ps_path> の 前 に 追 加 し、 そ の 出 力 を <target_eps_path> に保存します (<src_ps_path> は変 更されません)。 <scale> に許される値は 1 か 2 のみ で す。 Tgif.ExternalPsToEpsi の X default 値に true が設定されていれば、このコマン ド は、<scale> が 1 の場合には外部コマンドとして単に "pstoepsi <src_ps_path> <target_eps_path>" を 呼 び 出 し、<scale> が 2 の 場 合 に は "pstoepsi -2x <src_ps_path> <target_eps_path>" を呼びだしま す。 このコマンドは、tgif が対話モード (非バッチモード) のときにのみ機能します。 |
objs_bbox_intersect(<obj1_name>,<obj2_name>,<result_attr>) |
このコマンドは、名前 <obj1_name>, <obj2_name> のオ ブジェクトのバウンディングボックスが重なっている場 合に、 <result_attr> で指定した属性に "1" を、その 他の場合には "0" を設定します。 |
delete_all_attr_from_selected_objs() |
このコマンドは、選択したオブジェクトからすべての属 性を削除します。このコマンドは、コマンドが外部ファ イルから取られたときにのみ使用してください! |
random_permute_lines_in_attr(<attr_name>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定した属性の行の順 番をランダムに変更します。 |
内部コマンドには、引数として数式を許すものがあります。数式 には、中置記法が使用されます。サポートされている演算子 (お よびその優先度) は以下の通りです。 |
場合分け 3 項演算子, 例: <条件> ? <真の場合> : < 偽の場合> : 2 |
||
場合分け 3 項演算子, 例: <条件> ? <真の場合> : < 偽の場合> || 3 |
||
論理的 OR && 4 |
||
論理的 AND | 5 |
||
ビット毎の OR ^ 5 |
||
ビット毎の XOR & 5 |
||
ビット毎の AND == 6 |
||
等しい != 6 |
||
等しくない > 7 |
||
より大きい < 7 |
||
より小さい >= 7 |
||
以上 <= 7 |
||
以下 << 8 |
||
左シフト >> 8 |
||
右シフト + 9 |
||
足し算 - 9 |
||
引き算 * 10 |
||
かけ算 / 10 |
||
割り算 // 10 |
||
整数の割り算 % 10 |
||
余り ! 11 |
||
論理的 NOT ~ 11 |
||
ビット毎の反転/NOT ) 12 |
||
カッコ閉じ ( 13 |
||
カッコ |
こ の節では、NCSA イメージマップと CERN クリッカブルイメー ジファイルを生 成 す る 方 法 に つ い て 説 明 し ま す。 Tgif.ImageMapFileFormat の X default 値は、 NCSA イメージ マップと CERN クリッカブルイメージファイルのどちらを生成す る か を 決定します。これらの 2 つの書式はとても似ているの で、ここでは NCSA イメージマップファイルを生成する方法のみ 説明します。 NCSA イメージマップに関するさらなる情報につい ては、 [3] を参照してください。 CERN クリッカブルイメー ジ に関するさらなる情報については、 [4] を参照してください。 イ メー ジ マッ プ の 生 成 を 有 効 に す る 場 合 は、 Tgif.GenerateImageMap の X default 値を ‘‘true’’ にセッ ト す べきです。 GIF 形式で出力 (出力に関しては、「基本的な機 能」のセクションを参照) する場合は、XPM ファイル (この処理 で は 最 終 的 に は 削 除されるが) が最初に生成されます。 (Tgif.InitExportPixelTrim の X default 値で指定される値 が 余 分 なピクセルを取り除くのに使用されます。これらの値は、 tgif が画像全体がどれくらいの大きさであるのかを正確には 把 握できない、という問題を修正するための抜け道を作ります。) XPM 画 像 形 式 の バー ジョ ン は、 Tgif.UseXPmVersion1ForImageMap の X default 値が ‘‘true’’ に 設 定 さ れ て い なければ、 Tgif.XPmOutputVersion の X default 値で指定されたものになりますが、それが設定されてい れば、強制的に XPM1 形式になります。その後、XPM ファイルを GIF ファイル (Generic Interchange Format) に変換する た め に、 Tgif.XpmToGif の X default 値で指定されたコマンドが実 行されます。 GIF ファイルは、NCSA の Mosaic(1) のような ソ フ トウェアで使用できます。 GIF ファイル用のファイルの拡張 子は、 Tgif.GifFileExtension の X default 値で指定します。 そ の GIF ファイルとともに、 Tgif.ImageMapFileExtension の X default 値で指定される拡張子を持ったイメージマップファイ ルが生成されます。イメージマップの内容は、以下のように作ら れます。 tgif は最初に属性名 href の ファイル属性 を探します。そ の 属 性値は default URL として書き出されます。そのようなファ イル属性が見つからなければ、イメージマップの生成は失敗しま す。それが見つかった場合、ファイル内のすべてのオブジェクト が検索されます。 href という名前の属性を持つオブジェクトに 対 しては、その属性値がイメージマップの method 行に URL と して書き出されます。そのオブジェクトが円でも折れ線、多角形 でもなければ、 rectangle メソッドが使用されます。 同様の仕組みが、HTML 形式の出力 (print) 時にも使用されます が、一般的な HTML ファイルとともに、スパイグラスのクライア ントサイドイメージマップ形式のイメージマップが生成される点 が違います。 File Menu から SetHTMLExportTemplate() して出 力する HTML のテンプレートを指定すれば、カスタマイズされた HTML ファイルを生成させることもできます。テンプレート ファ イルの詳細については、以下に述べます。 |
HTML 出 力 テ ン プ レー ト ファ イ ル を File Menu から SetHTMLExportTemplate() で指定すると、 HTML 形式での出力時 に、カスタマイズされた HTML ファイルを生成できます。カスタ マイズは、HTML 出力テンプレートファイルに埋め込まれた変 数 を 使用することで行われます。これらの変数は、HTML 文字エン ティティ表記を持ち、それらはすべて "&tgv" で始まり、";" で 終わります。以下の通りです: |
&tgvfilename; |
この変数は、ファイルの名前 (拡張子は取り除く) に置 き換えられます |
&tgvcurnum; |
この変数は、現在のページ番号に置き換えられます。 |
&tgvfirstnum; |
この変数は、最初のページ番号 (通常は 1) に置き換え られます。 |
&tgvlastnum; |
この変数は、最後のページ番号に置き換えられます。 |
&tgvprevnum; |
この変数は、前のページ番号 (巻き戻しあり) に置き換 えられます。 |
&tgvprevnumnowrap; |
この変数は、前のページ番号 (巻き戻しなし) に置き換 えられます。 |
&tgvnextnum; |
この変数は、次のページ番号 (巻き戻しあり) に置き換 えられます。 |
&tgvnextnumnowrap; |
この変数は、次のページ番号 (巻き戻しなし) に置き換 えられます。 |
&tgvtitle; |
この変数は、そのページ、またはファイルのタイトリに 置き換えられます。 |
&tgvmapobjs; |
この変数は、クライアントサイドイメージマップのオブ ジェ クト (<AREA> タブで指定された) に置き換えられ ます。 |
例えば、テンプレートの指定が以下のようであるとすると: |
<IMG SRC="&tgvfilename;-&tgvcurnum;.gif" |
USEMAP="#p0"> |
<MAP NAME="p0"> |
COORDS="0,0,&tgvmapwidth;,&tgvmapheight;" |
HREF="&tgvfilename;-&tgvnextnum;.html"> |
</MAP> |
PrintOneFilePerPage() でこのテンプレートを出力すると、以下 の ようなものになります (5 ページのファイル "foo.obj" の 2 ページ目に対して): |
<IMG SRC="foo-2.gif" |
USEMAP="#p0"> |
<MAP NAME="p0"> |
COORDS="0,0,145,97" |
HREF="foo-3.html"> |
</MAP> |
Microsoft Windows (TM) のアプリケーションには、 PostScript の標準的な %%BeginPreview, %%EndImage, %%EndPreview のコメ ントを認識しないものがあります。このセクションでは、それら が認識するような EPSI ファイルをどのように作成するかについ て説明します。この機能は、現在の 出 力 (print) 形 式 が TiffEPSI で ある場合に呼びだされます。この場合生成される EPSI ファイルは、ファイルの先頭に 30 byte のバイナリ情報を 持ち、ファイルの末尾に一つの TIFF 画像 (これもバイナリ) を 持ちます。このファイ ル は、 %%BeginPreview, %%EndImage, %%EndPreview コメントも持ちません。この形式のファイルは、 ウィンドウズ以外では普通は PostScript ファイルとは見なされ ません。 この機能が有効である場合、 tgif は最初に普通の EPSI ファイ ルを生成し、その後に X11 ビットマップファイルとし て そ の ファイルの現在の内容をダンプします。 Tgif.XbmToTiff で指定 されたコマンドが TIFF 画像を作成するのに使用され、その画像 がその EPSI ファイルの末尾に追加されます。 |
キーボードコマンド #<, #> を使ってオブジェクトをロック、ア ンロックすることが可能です。選択されたオブジェクトをロック すると、それには灰色のハンドルがついて表示されます。ロック されたオブジェクトは、移動、伸縮、反転、回転できませんが、 塗り潰しパターンや、幅などの性質は変更できますし、そのオブ ジェクトを削除することもできます。ロックされたオブジェクト が他のオブジェクトとグループ化されている場合、その結果のグ ループオブジェクトもロックされます。ロックされたオブジェク トは、他のオブジェクトを整列させるときの基準 (アンカー) と して使えますが、いずれかのオブジェクトがロックされていれば DistributeObjs() コマンドは使用できません。ロックされたオ ブジェクトは、頂点選択モードのどんな操作もそれには加わりま せん。 |
ほとんどの操作は、アンドゥ (undo) とリドゥ (redo) ができま す。 Tgif.HistoryDepth の X default 値は undo バッファのサ イ ズを制御します。それが -1 に設定されると、undo バッファ のサイズは無限大となります。 undo バッファは、 (File Menu か ら) New () か Open() コマンドが実行されたとき、または Edit Menu から FlushUndoBuffer() コマンドが実行さ れ た と き、.sym ファイルから Pop() が実行されたときにフラッシュさ れます。プライベートカラーマップを使用している場合 (これは デフォルトカラーマップで新しい色を割り当てることができなく なった場合に自動的に行われます)、 FlushUndoBuffer() を実行 するとカラーマップをリセットしようとします (コンパイルオプ ション -DDONT_FREE_COLORMAP が使われていない場合)。 |
ドメイン は、例示に適したライブラリシンボルの集合です。 一 つのライブラリは、複数の .sym ファイルを持つ一つのディレク トリとして実装されますので、よってドメインはサーチパスとし て実装されることになります。そのサーチパスに、同じファイル 名のシンボルがそれぞれ異なるディレクトリ内にある場合、ユー ザの例示にはサーチパスの最初のものの方が有効であるとされま す。 ドメインの数は、MaxDomains の X default 値で指定し、ドメイ ン の名前は、DomainPath# の X default 値で指定します。ライ ブラリのサーチパスは、csh の環境変数で指定します。詳 し く は、「X DEFAULT 値」のセクションを参照してください。 Tgif.DomainInIni を true にセットし、 File Menu の Domain サブメニューから Reload Domain Info From X を選択するこ と で、ドメインの情報をファイル ~/.Tgif/domain.ini から読み出 すこともできます。 |
ファイル名、シンボル名、またはドメイン名を選択した と き、 tgif はユーザにそこから選んでもらうような適当な名前のウィ ンドウをポップアップします。ユーザはエントリを選択するのに マウスクリックを使うことができます。必要とする名前の選択に キーストロークを使うこともできますが、 tgif はキーストロー クを名前に直ちにマッチさせようとします。マッチするものが見 つからなかった場合は、そのキーストロークは無視され ま す。 ^n, ^j, 下矢印キーは選択を 1 エントリ分下に進め、 ^p, ^k, 上矢印キーは選択を 1 エントリ分上に進めます。 ^f, ^d, また は <Control> を押したままの下矢印キーは選択を 10 エントリ 分下に、 ^b, ^u, または <Control> を押したままの上矢印キー は 選択を 10 エントリ分上に進めます。 ´$’ は最後のエントリ を、’^’ は最初のエントリを選択します。 ^w, ^y はエントリの 選択を解除します。選択したエントリがディレクトリの場合は、 <CR> を打つことでそのディレクトリに移動します。そうでな け れ ば、<CR> を打つと選択の処理を終了し、選択されたエントリ が返されます。 ファイルを開く、あるいは取り込むときのファイル名の選 択 で は、 ´/’ を打つとそれはルートディレクトリへ行くこと、ある いは URL の指定であると解釈されます。この点で、 キー ス ト ロー クの自動的なマッチングは、 <TAB> か <CR> を押すまでは 一時的に無効化されます。ファイル名前領域でマウス中ボタンの クリックすることでクリップボードからのペーストもできます。 index.obj や .obj の自動的な追加 (バージョン 2.16 で導入さ れた) は現在では行われてはおらず、URL は決して変更されませ ん。 現在の選択はポップアップウィンドウの天辺の近くに表示されま す。 BackSpace は、それがカレントディレクトリを親ディレク トに移動し得るので、注意して使うべきです。 |
カプセル化 PostScript (EPS) ファイルは、キーボードコマンド #( を使って取り込むことができます。 EPS ファイルが、プレ ビュービットマップ (pstoepsi というツールで生成でき ま す) を持つ場合、tgif はそれを表示します (そのビッマップ/ピクス マップの表 示 を 無 効 に す る に は、 Layout Menu の HideBit/Pixmap() が使えます)。 EPS オブジェクトを .obj ま たは .sym ファイルに保存するとき、プレビュービッマップ、お よ び EPS ファイルの PostScript の内容部分のどちらも保存さ れてはいません。ということは、(tgif から、または prtgif を 使っ て) そのファイルを出力 (print) するときに、その EPS ファイルが元々取り込まれた場所と同じところに現れてくれない といけないわけです。 |
Times, Courier, Helvetica, NewCentury, Symbol fonts 以外 に、 Tgif.AdditionalFonts X default 値を使って追加フォント を指定できます。 (デフォルトのスクリーンフォントも置き換え できます。詳細は、 「X DEFAULT 値」 の セ ク ショ ン の Tgif.HasAlternateDefaultFonts の項目を参照してください。) 各追加フォントには、各フォントスタイル用の 4 つの部分が 必 要です (ローマン、ボールド、イタリック、ボールドイタリック の順で)。その各部分は、3 つの文字列を持ち、最初の文字列 は フォントのファミリー、ウェイト、スラント、幅を指定します ( 詳細は xfontsel(1) のオンラインマニュアルを参照。以下に 述 べ る第 2 の形式もあります)。 2 番目の文字列は、フォントの レジストリとエンコーディングを指定します (再び xfontsel(1) を 参 照)。 ( ど の フォ ン ト が 有 効であるかを見るには xlsfonts(1) を使うことができ、そしてその出力から丁度今説明 し た 2 つの文字列を取り出すことができます。) 3 番目の文字 列は、PostScript フォント名の指定です。 例えば、PostScript の ZapfChancery-MediumItalic フォントに よ る 表 示 用 に X の Lucida フォントを使用したい場合は、 Tgif.AdditionalFonts に以下のように設定します: Tgif.AdditionalFonts: \n\ 上記の例は、Lucida フォントの 4 つのフォントスタイルをすべ て ZapfChancery-MediumItalic フォントに割り当てています (Symbol フォントの取り扱いも同様)。 最初の文字列は、文字列の一部に "%d" を持たせることで同一に 扱 う第 2 の形式の指定も可能です。例えば、最初の文字列とし て "lucidasans-%d" のようにしますが、この場合、実際に使 用 さ れる X のフォントは、指定文字列の "%d" をフォントサイズ に置き換えたものになります。エンコーディング文字列 (2 つ目 の 文 字 列) は無視されます (が、与えなければいけません)。 フォント名の接頭辞 (「X DEFAULT 値」 の セ ク ショ ン の Tgif.FontNamePrefix の項目を参照) も無視されます。 |
と きどき、161 番から 255 番の文字コード (全体) の文字に対 して、同じ PostScript フォントの異なるエンコーディングが必 要 になることがあります。これは 2 つの方法で実現できます。 そ の 一 つ は、Tgif.AdditionalDontReencode ( お よ び Tgif.DontReencode) を 使 う こ と で、 も う 一 つ は、Tgif.PSFontNeedCharSubs を使うことです。両 者 の 違 い は、Tgif.AdditionalDontReencode の場合は、 PostScript フォ ントのエンコーディ ン グ は ス キッ プ さ れ る こ と で、 Tgif.PSFontNeedCharSubs の場合は、PostScript フォントの文 字には特定のエンコーディングを与えることが可能です。 どちらの場合でも、仮のフォント名 (場所の保持用) を導入する 必要があります例えば、 |
Tgif.AdditionalFonts: \n\ |
上の例では、4 つの仮の PostScript フォント名が作られていま す (いずれも共通の接頭辞 "UtopiaTmp" がついています)。これ らのフォントのエンコーディングは adobe-fontspecific で、そ の使用される X11 フォントに従いま す。 Tgif.PSFontAliases は、 仮 の PostScript フォ ン ト 名 を、 対応する実際の PostScript フォント名に割り当てます。 (Tgif.PSFontAliases が 失 敗 す る と、 UtopiaTmp-Regular のような存在しない PostScript フォント名が PostScript ファイルに現れること に なります。) PostScript フォントのエンコーディングをスキップするには、 Tgif.AdditionalDontReencode X default 値が使えます。 例 え ば、以下のように指定すると: |
Tgif.AdditionalDontReencode: UtopiaTmp |
文 字コード 161 から 255 の文字 (全体) は ISO-Latin-1
文字 名ではエンコードされなくなります。ISO-Latin-1
エンコードの 文字名の一覧は、以下を参照してください。 特定のエンコーディングの PostScript フォントの文字を置き換 えるには、 Tgif.PSFontNeedCharSubs と Tgif.PSCharSubs_* の X default 値を使います。 (上のような Tgif.AdditionalFonts と Tgif.PSFontAliases の設定も必要になります。) 以下はその 例: |
Tgif.PSFontNeedCharSubs: \n\ |
上の例では、Tgif.PSFontNeedCharSubs は、文字の置き換えが必 要 な 仮の PostScript フォント名の一覧と、それらに対応する TOKEN 名を指定しています。 TOKEN に 割 り 当 て る 仮 の PostScript フォント名に対して、置き換えが行われる文字は、 Tgif.PSCharSubs_TOKEN X default 値 に 指 定 さ れ ま す。 Tgif.PSCharSubs_TOKEN の書式は OLDCHARCODE/NEWCHARNAME の 文字列のリストで、ここで OLDCHARCODE は 10 進、または 8 進 形式の文字コードであり、また NEWCHARNAME は、PostScript 文 字の名前でなければいけません。上の例では、Foo が TOKEN 名 と し て 使われています。実際の使用では、 TOKEN 名としては iso8895-2 のようなものがより適切でしょう。 10 進や 8 進 コードが許されているので、以下のものは上と同等です: |
Tgif.PSFontNeedCharSubs: \n\ |
置 き換えは、161 から 255 の文字コード (全体) の文字に対し てのみ 起こることに注意してください。 より詳細な情報については、以下を参照してください。 |
tgif のバージョン 4.0 より、2 バイトフォントがサポートされ ています。ただし、すべての文字が同じ幅、同じ高さであ る 2 バ イ ト フォントのみサポートしています。 2 バイトフォント は、Tgif.SquareDoubleByteFonts X default 値で指定しま す。 こ の X default 値の書式は、上の「追加フォント」のセクショ ンに書かれている Tgif.AdditionalFonts X default 値のものと 似 ていますが、ここでその違いを説明します。各 2 バイトフォ ントには、各フォントスタイル用の 4 つの部分が必要 で す ( ロー マ ン、 ボー ルド、イタリック、ボールドイタリックの順 で)。その各部分は、3 つの文字列を持ち、最初の文字列は フォ ント名を指定します。この文字列には "%d" がその一部分として 含まれていなければなりません。実際に使用される X のフォ ン トは、指定文字列の "%d" をフォントサイズに置き換えたものに なります。 2 番目の文字列は、"*", "H", "V" のいず れ か で す。 "V" の場合は、各文字は 90 度反時計回りに回転され、そ れ以外の場合は文字は回転されません。 3 番目 の 文 字 列 に は、PostScript フォント名を指定します。 イ ン プットメソッド (Tgif.DoubleByteInputMethod X default 値で指定される) を使うと、2 バイト文字列内に英語 (1 バ イ ト) を混在させることができます。その英語部分文字列に使われ るフォントは、 Tgif.DefaultSingleByteFont X default 値で指 定します。 例えば、PostScript の GB-Song-Regular フォントの表示用に X の Song Ti フォ ン ト を 使 い た い 場 合、 Tgif.SquareDoubleByteFonts を以下のように指定します: Tgif.DefaultSingleByteFont: Helvetica 上の例では、Song Ti フォントはイタリックやボールドのような 書体を持たず、よってすべての 4 つの部分は同じになってい ま す。 Tgif.GBShowFontChar の X default 値は、このフォントが 選択されたときに Choice Window 内でこのフォントを表現す る の に 使 わ れ る 2 バ イ トの 8 進数文字を指定します。 Tgif.GBUConvFromUTF8 の X default 値は、UTF8 エンコード の 文字列を GB フォントでテキストオブジェクトにペーストすると きに実行するコマンドを指定します。 Tgif.GBUConvToUTF8 の X default 値は、コピー操作の際に選択した文字列 (GB フォント の) をクリップボードにコピーする前に UTF8 形式に変換ときに 実行されるコマンドを指定します。 以 下 は、PostScript の Ryumin-Light-EUC-H と Ryumin-Light-EUC-V フォントの表示用に、X JIS フォントを 使 用する例: Tgif.RyuminShowFontChar: 244242 |
一つのオブジェクトファイルは複数のページを含むことが可能で す。複数ページの描画としては、積み上げ型 (stacked) と タイ ル貼り (tiled) の 2 つのレイアウトモードがサポートされてい ます。積み上げ型 のレイアウトモードでは、ページはそれぞ れ 積み上げられていると見なされ、よって、一つのオブジェクトは 一つのページにしか現れません。タイル貼り レイアウトモー ド では、ページは大きな論理的なページを形成するようにタイル貼 りされていて、この場合は一つのオブジェクトは複数の物理ペー ジ に同時に存在し得ます。この 2 つのモードの切り替えは、ご くまれなことと考えられるので、 undo できません。物理ページ の境界にまたがるオブジェクトが存在する場合は、 tgif はタイ ル貼りレイアウトモードから積み上げ型レイアウトモードへの移 行を許しません。それは、そのオブジェクトがどちらの物理ペー ジに属するかを決定することができないからです。 ページ番号は、ページ番号オブジェクトを使用することでサポー トされています。ページ番号オブジェクトは、 !PAGE_NUM (大文 字小文字は区別する) という名前の属性と、名前部分が見えない (属性の名前を隠すことは、 Special Menu の Attribute サブメ ニューの中から Move/JustifyAttr() コマンドを使用することで 行 え ます) 属性からなる一つのオブジェクトです。その属性値 は、どんなページ番号を出力するかを決定します。その属性値が 部 分文字列 !(STACKED_PAGE_NUM) を含むなら、ページレイアウ トモードが 積み上げ型 の場合にはその部分文字列のその部分は ページ番号に置き換わりますが、ページレイアウトモードがタイ ル貼りであれば、その文字列はそのままの形で出力されます。そ の属性値が部分文字列 !(STACKED_NUM_PAGES) を含むなら、ペー ジレイアウトモードが 積み上げ型 の場合にはその部分文字列の その部分はページ数に置き換わります。その属性値が部分文字列 !(TILED_PAGE_ROW) か !(TILED_PAGE_COL) を含むなら、ペー ジ レイアウトモードが タイル貼り の場合にはその部分文字列のそ の部分は、それぞれ物理ページの列番号、行番号に置き換わりま す。 |
tgif が認識する特別な属性がいくつか存在します。それらをこ のセクションに記しますが、これらは大文字小文字を区別 し ま す。 |
!PAGE_NUM=<page_number> |
これは、複数ページ描画中のページ番号を指定します。 詳細は、「複数ページの描画」のセクションを参照して ください。 |
auto_center_attr |
属 性 名が空でその値が auto_center_attr であれば、 オーナオブジェクトのすべての目に見える属性が、自動 的にオーナオブジェクトの外枠の箱に対して相対的にセ ンタリクングされます。目に見える属性が複数ある場合 は、それらは重なってしまいますので、実際にはあまり 意味がなくなります。この属性は、単純なフローチャー トの要素を作成するのに便利です。 |
unmakeiconic_on_instantiate |
シ ン ボ ル オ ブ ジェ ク トの属性が、空の属性名と unmakeiconic_on_instantiate という値を持つ場合、シ ンボルが例示されているときは以下のコマンドが丁度例 示されているアイコンオブジェクト上で実行されま す: 1) Special Menu のコマンド UnMakeIconic() を実行 し、 2) Arrange Menu のコマンド UnGroup() を 実 行 し、 そ し て 3) テ キ ス ト オ ブ ジェ ク ト "unmakeiconic_on_instantiate" が削除されます。この 属性は、単純なフローチャートの部分を作成するのに便 利です。 |
unmakeiconic_on_instantiate_delete_attrs |
シンボルオブジェクト の 属 性 が 空 の 属 性 名 と unmakeiconic_on_instantiate_delete_attrs という値 を持つ場合、シンボルが例示されているときは、以下の コマンドが丁度例示されているアイコンオブジェクト上 で実行されます: 1) Special Menu の コ マ ン ド UnMakeIconic() を実行し、 2) このオブジェクトのす べての属性を削除し、 3) Arrange Menu のコ マ ン ド UnGroup() を実行します。この属性は、シンボルオブ ジェクト内に "useful" というオブジェクトのグループ を入れるのに便利です。 |
retracted_arrows |
3 つ以上の頂点を持つ折れ線か開スプラインオブジェク トに対 す る 属 性 の 名 前 が 空 で、 そ の 値 が retracted_arrows である場合は、そのスプラインオブ ジェクトの矢先が一つの頂点を引っこませます。 |
auto_retracted_arrows |
これは、そのオブジェクトが一つだけ矢先を持つ補間さ れた開スプラインでなければいけないことを除けば、上 の retracted_arrows とほぼ同じです。そのスプライン オ ブジェクトは、強制的に 3 つの頂点を持たされ、そ してそのスプラインオブジェクトの真ん中の頂点は、端 の点が移動したときに自動的に位置合わせされます。 |
auto_exec=<internal_command> |
そのようなファイルの属性が存在すれば、そのファイル が開かれたときにその値が実行されます (内部コマンド hyperjump_then_exec() の実行の結果としてそのファイ ルが 開いた場合を除いて)。 |
edit_attrs_in_context_menu=... |
あるオブジェクトが edit_attrs_in_context_menu とい う名前の属性を持っている場合、この属性の値 (改行で 区切られた 2 行目から始まる) は、属性名として扱 わ れ ま す。 その名前の属性は、 Context Menu の Edit Attribute In Editor サブメニューに置かれます。例え ば、オブジェクトが以下の属性を持つ場合: |
edit_attrs_in_context_menu= |
x |
w=greetings |
Context Menu の Edit Attribute In Editor サブメ ニューは "x=hello", "y=world", "z=how are you" のみ を表示します。 |
Special Menu の Table サブメニューから ExportToTable() コ マンドを選択すると、表計算ソフトで容易に取り込める形式、あ るいは次のセクションで記述する MergeWithTable() コマンドで 使用する形式のユーザ指定出力ファイルに、選択されたオブジェ クトのある属性が書き出されます。出力ファイルは、文字列から なるの列を含み、 2 つの列は一つの <TAB> 文字で区切られてい ます。出力ファイルの最初の行には列の名前があり、その他のす べての行には値があります。 書き出される属性の名前は、 TABLE_ATTRS という名前 (ここ で はこれを !.TABLE_ATTRS と書きます) のファイル属性 によって 指定されます。ファイル属性 TABLE_ATTRS の値は、コンマ区 切 り の 属 性名の列です。 ExportToTable() コマンドを実行する と、最初に !.TABLE_ATTRS によって指定された属性名 が 出 力 ファイルに書き出されます。その後、!.TABLE_ATTRS で指定され るリスト内に洗われる属性のすべてが、各選択されている オ ブ ジェ クトに対して出力ファイルに 1 行ずつ書き出されます。あ るオブジェクトが、指定にマッチする属性を一つも持たな い 場 合、それに対応する行は生成されません。 |
Special Menu の Table サブメニューから MergeWithTable() コ マンドを選択すると、選択されたオブジェクトは、テーブル (表 データ) ファイル (前セクションで説明した出力ファイルと同じ 書式のファイル) で、積み上げ型 ページレイアウトモードを 持 つ 新しい複ページ描画を生成するように マージ (PC では メー ルマージ としても知られている) します。 その選択されたオブジェクトは書式情報を含み、テーブルファイ ルの各データ行が複製されるようなテンプレートとしても使われ ます。その複製の属性がテーブルの列の名前にマッチする場合、 その属性値は、テーブルファイルの値にセットされます。その複 製は、最初に水平方向に埋めていかれます。 テンプレートオブジェクトでは、8 つの属性を指定する必要があ ります。それらはすべて大文字と小文字は区別されます。そのう ち、距離を測るものは、インチ単位 ("in")、センチメータ単 位 ("cm")、またはピクセル単位 (単位指定なし) で指定できます。 |
PAPER_WIDTH |
これは、紙の幅を指定します。 |
PAPER_HEIGHT |
これは、紙の高さを指定します。 |
LEFT_MARGIN |
これは、紙の左端からの距離を指定します。 |
TOP_MARGIN |
これは、紙の上端からの距離を指定します。 |
H_PITCH |
これは、複製の左端の間の距離を指定します。 |
V_PITCH |
これは、複製の上端の間の距離を指定します。 |
NUM_COLS |
これは、次の行に下がる前に、水平方向にタ イ ル貼りする複製の個数を指定します。 |
NUM_ROWS |
こ れは、次のページに移動する前に、垂直方向 にタイル貼りする複製の個数を指定します。 |
各複製が生成され、テーブルファイルからのデータで埋められ、 そして配置された後、その exec という名前の属性が実行されま す (EXEC_AFTER_MERGE という名前の属性が指定されていない 場 合。指定されていれば、 EXEC_AFTER_MERGE 属性値の名前の属性 が代わりに実行されます)。 EXEC_AFTER_MERGE 属性値の名前 の 属性がない場合は、何も実行されません。 (コマンドの実行に関 する詳細については、「内部コマンド」のセクションを参照して ください。) テーブルデータに関連する属性から他の属性を構築 するのに、 exec コマンドを使うことができます。 名前が空で、値が文字列 USER_PLACEMENT であるような属性は、 ユーザに複製の場所を問い合わせます (オブジェクト名は、その オブジェクトが配置されたときに Status Window に表示され ま す)。この場合、8 つの配置属性は無視されます。 名 前が空で、値が文字列 STRIP_DOUBLE_QUOTES であるような属 性は、二重引用符で囲まれているデータフィールドが取り除かれ ます。 |
あ る URL が HTTP サーバ名である場合、その HTTP サーバはそ の URL で参照されるリモートファイルに沿ってそ の URL の Content-type を tgif に送ります。その Content-type は、 ファイルのタイプ/サブタイプのような情報を持ち、さらに追 加 のフィールドを含む場合があります。ファイルが tgif ファイル でない場合は、そのファイルを見るのに以下の仕組みが利用され ます。 最初に、そのファイル用に外部ビューワが指定されているかどう かを見るために X default 値が検索されます。詳細は、下の「X DEFAULT 値」のセクションの Tgif.@@@Viewer を参照してくださ い。それが一つもマッチしなければ、タイプ/サ ブ タ イ プ は MIME-types ファイルのエントリに対して検索します。デフォル トの MIME-types ファイルは、ユーザのホームディレクトリにあ る .mime.types です。そのデフォルトの MIME-types ファイル を上書きする方法については、「X DEFAULT 値」のセクションの Tgif.MimeTypesFile を参照してください。 MIME-types ファイ ルの各行の最初のフィールドは、タイプ/サブタイプの 情 報 で す。 その MIME-types ファイルのタイプ/サブタイプにマッチす るものがあれば、それに従って MailCap ファイルが参照され ま す。 MailCap ファイルの各行は、各フィールドがセミコロンで分離さ れています。最初のフィールドはタイプ/サブタイプを指定 し、 第 2 フィールドは、そのタイプ/サブタイプに一致するファイル を見るためのビューコマンド を指定しています。 tgif に対 し ては、そのビューコマンドは部分文字列 %s を一つ含む必要があ り、これはその URL のローカルでのコピーファイルに置き換 わ り ます。 tgif では、追加フィールドとして %t と %{} のみが サポートされていて、multipart の MIME-type はサポートさ れ て い ま せん。リモートファイルのタイプ/サブタイプ情報は、 MailCap ファイルに対して検索されます。マッチするものが見つ かれば、対応するビューコマンドが実行されます。マッチするも のが見つからなくて、かつそのリモートファイルの タ イ プ が application, audio, image, video のいずれかであれば、その ファイルが保存され、外部ビューワは起動されません。その他の 場合は、リモートファイルは純粋なテキストファイルであると見 なされ、 tgif はそのテキストを見るためにテキストオブジェク トを作成します。 MailCap ファイルは、(それが定義されていれば) MAILCAP 環境 変数で指定された (コロンで分離されて) ファ イ ル で す。 MAILCAP が定義されていなければ、ユーザのホームディレクトリ の .mailcap ファイルが使用されます。 MIME は RFC1521 で指定されて い る Multipurpose Internet Mail Extensions で、 MAILCAP は RFC1524 で指定されていま す。 |
ここでは、階層的な設計を用いての組み上げ (building-block) オブジェクトの定義方法を、段階的に紹介します。 |
1) |
組み上げオブジェクトの表現 (representation) 部 分を描画し、そのすべてを一緒にグループ化し、これを グループオブジェクトと選択します。 |
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2) |
マウス中ボタンでメインメニューをポップアップ し、 ‘‘Special’’ を選択します。そして次 の ポッ プ アップメニューから ‘‘MakeSymbolic’’ を選択します。 すると選択されたオブジェクトが一つのシンボル と な り、境界が点線になります。 |
||
3) |
個々の文字列を属性に入力し、そのシンボルオブ ジェクトとそのシンボルに付属 (attach) させる文字列 すべてを選択し、そのシンボルに属性を付属させるため に #a (Attach) を打ちます。 |
||
4) |
(このステップは必須ではありません。) 組み上 げ オブジェクトの定義部分を作成します。例として、ファ イル ‘‘flip-flop.sym’’ を見てください。そのファ イ ル を 見 る には、最初に ^i (Instantiate) を打って ‘‘flip-flop’’ を例示 (instantiate) させます。 ポッ プ アッ プ ウィ ン ド ウ から flip-flop を選択し、 flip-flop を配置し、そのシンボルファイルを見るため に flip-flop を選択して #v (Push) を打ちます。 |
||
5) |
そのファイルを名前をつけて保存します。現在のラ イブラリパスがカレントディレクトリ (または ’.’) を 含んでいる場合、今作ったシンボルは ^i を打って例示 可能にした方がいいでしょう。 |
tgif は、ここに記す条件を見たす X11 ピクスマップしか取り込 めません。その X11 ピクスマップのフォーマットは、 1 (XPM1) か 3 (XPM3) のいずれかです。 XPM3 のフォーマットはそのサブ セットのみがサポートされていて、すなわち、その色指定の key フィールドは ’c’ (カラービジュアルを意味する) でなければい けません。 XPM1 フォーマットのファイルを生成するツール (そ れらは XPM3 をサポートするように更新されているでしょう) と して、 pbmplus (または netpbm): ビットマップ、ピクスマップ を変換するフリーソフト群 (xv と一緒に使えばピクスマップ オ ブ ジェ ク トの色を操作できます)、 xgrabsc: 他のフリーソフ ト、などがあります。 xloadimage も XPM1 ファイルを表示でき ま す。 XPM3 フォーマットのファイルを生成できるツールとし て、例えば、 xsnap(1) や sxpm(1) があります。色文字列と し て指定される個々の色に対して、それぞれ一つのカラーセルが割 り当てられます。その割り当てに失敗すると、その色文字列には 現 在の色が使われます。最初の色文字がバッククォート (‘) か 空白の場合、 Tgif.GuessXPmBgColor の X default 値 が ‘‘true’’ に セットされていれば、それに対応する色は、tgif window の 背景 色で置き換えられます。 (この仕様は、ピク ス マップが通常表示と反転表示 (reverse video) の両方で ‘‘正し く’’ 見えるようにするために作られました。) 以 下 は、(XPM1 フォーマットの) とても小さいピクスマップファイルの例です。 |
#define arrow_format 1 |
ここでは、LaTeX ファイル用の図を作成す る 方 法、 最 初 は \psfig (または \epsf) special の仕組みに関するもの、そして 次に psfile special の仕組みに関するものを紹 介 し ま す。 (psfile の仕組みはお勧めしません。) (訳注: 現在はいずれの 仕組みもだいぶ古く、 LaTeX2e で \includegraphics 命令を 使 う べ き で す。) 両方のサンプルが、tgif の配布に含まれる ‘‘example.tex’’ にあります。 tgif ファイルを、LaTeX 文書中 に \psfig ま た は \epsf special の 仕 組 みで入れるように (カプセル化 PostScript (EPS) の形式で) 出力するには、ますパネルウィンドウで LaTeX の形式を選択し (レーザープリンタアイコン上でマウス左ボタン をクリック)、それから ^p をタイプしてカプセル化 PostScript ファイルを生成します。ファイル名が ‘‘an-sr-flip-flop.obj’’ であれ ば、 生 成 さ れ る LaTeX の 図 の ファ イ ル は ‘‘an-sr-flip-flop.eps’’ という名前になります。このファイル は、LaTeX 文書中に以下のようにして入れることができます。 |
\input{psfig} |
\epsf の仕組みを使う別な方法は、以下の通りです。 |
\input{epsf} |
上の \centerline コマンドは、画像をセンタリング し ま す。 LaTeX 文書中に複数の tgif の画像を入れる場合、 psfig マク ロ (\input{psfig} か \input{epsf}) は、 \begin{document} 文の直後に一度だけ入れます。 カ プセル化 PostScript ファイルが利用できない場合、 psfile special の仕組みは、以下のようにして使用しま す。 こ の 場 合、LaTeX は、その画像の外枠の箱 (bounding box) を知ること ができないので、これがちょうど合うように何らかの方法が必要 になります。以下は、その手順の一つです。まず、画像をページ の真ん中に来るようにします (例えば縦置きのページの幅は 8.5 インチで、よってページの真ん中は 4.25 インチのところ) それ から画像の一番上のオブジェクトを、ページの一番上から約 1/4 イ ン チ の と こ ろに合わせます。パネルウィンドウの LaTeX フォーマットを選択し、 LaTeX の形式で出力 (print) します。 psfig の仕組みで利用するように .eps の拡張子を持つファイル が生成されます。このファイルは以下のようにして LaTeX 文 書 に取り込めます。 |
\begin{figure*}[htb] |
上の \rule{0in}{1.1in} は、1.1 インチの高さの表示されな い 箱 を指定し、それは an-sr-flip-flop の画像の全体の高さとな ります。 |
回路 CAD の世界では、アイコンオブジェクトは電子部品を表 現 で き、線分のオブジェクトは 2 つの電子部品のピンの組の接続 を表現できます。一つの部品が移動すると、その部品を結んでい る導線の終点も部品とともに移動します。 tgif は、制限はあり ますが、このような機能をまねることができます。 tgif では、接続 (connection) は、信号名 (signal_name) への マッチングで表現されます。導線 (wire) は、属性 type=tgWire と属性名 signal_name を持つ折れ線オブジェクトとして定義 さ れ ます。ピン の定義はもっと複雑で、それは次の段落で説明し ます。 2 つのピン (pin) が、その属性 signal_name に対し て 同じ値を持つ場合、それらは接続していると見なされます (それ らは、見かけ上導線につながっている必要はありません)。 ピン オブジェクトは、 属性 type=port と、 signal_name と name という名前の属性を持つ必要があります。しかし、そのよ うな属性を持つすべてのオブジェクトがピンであるとは限りませ ん。加えて、ピンオブジェクトは、以下のいずれかでなければな りません: |
(1) |
一つのトップレベルのシンボルオブジェクトか 一 つのアイコンオブジェクト |
または: |
(2) |
owner シンボルオブジェクトかアイコンオブジェ クトのすぐ下の部分オブジェクト。または: |
||
(3) |
属性 type=tgBroadcastWire を持つ owner グルー プオブジェクトのすぐ下の部分オブジェクト。 |
上の (2) では、 owner オブジェクトは name という名前も持つ 必要があり、他のシンボルオブジェクトやアイコンオブジェクト の 部 分 オブジェクトであってはなりません。その owner オブ ジェクトが一つのグループオブジェクトのサブオブジェクトであ る 場 合、そのグループオブジェクトの name 属性は無視されま す。 上の (3) では、一つの折れ線オブジェクトと、あるフロー ティ ングポートオブジェクトが選択された場合に、グループオブジェ クトは、 Special Menu の PortsAndSignals サブメニュー内 に あ る ConnectPortsToBroadcastWire() コマンドを使って生成で きます。 ピン オブジェクトは、つながった見た目とつながっていない 見 た 目 の 両 方 を 持 ち 得ます。つながった見た目とは、属性 view=conn,FILL,PEN の部分オブジェクトで、つながらない見 た 目 と は、 属性 view=disconn,FILL,PEN の部分オブジェクトで す。ここで、FILL と PEN は 0 から 31 (包括的) までの数値で す。 そ の 値は Fill Menu と Pen Menu のパターンに対応しま す。通常は、0 か 1 のみを使用すべきでしょう。ピンオブ ジェ ク トの属性 signal_name を空文字列から空でない文字列に変更 すると、つながらない見た目に対応する部分オブジェクトのペン と 塗り潰しを 0 (NONE を意味) にセットし、つながった見た目 に対応する部分オブジェクトのペンと塗り潰しを、つながった見 た目の view 属性で指定された値に設定します。ピンオブジェク トの属性 signal_name を空でない文字列から空文字列に変更 す ると、つながった見た目に対応する部分オブジェクトのペンと塗 り潰しを 0 にセットし、つながらない見た目に対応する部分 オ ブジェクトのペンと塗り潰しを、つながらない見た目の view 属 性で指定された値に設定します。 Special Menu の PortsAndSignals サ ブ メ ニュー か ら ConnectTwoPortsByAWire() コマンドを使って接続を生成できま す。ピンが他のオブジェクトの一部分である場合は、その オ ブ ジェクトは空でない値の name 属性も持つ必要があることに注意 してください。 2 つのピンがこのコマンドで接続されている 場 合、 そのピンの signal_name 属性とその導線が同じ値を持つよ うに設定されます。 tgif には、MoveMode Menu の強制移 動 モー ド (constrained move mode) を使うことで、部品を移動したときに端点を移動す ることが実装されています (詳細は「X DEFAULT 値」のセクショ ン の Tgif.ConstrainedMove を参照してください)。見た目には つながってはいない「つながった」導線は、強制移動モードでも つながった部品に合わせて自動的には伸びないことに注意してく ださい。導線オブジェクトが削除されたときにも、つながったピ ン の signal_name 属性は変化しません (それらは実際に "つな がっていない" ためです)。 |
Tgif.Geometry: 幅x高さ+X+Y |
Tgif.IconGeometry: +X+Y |
Tgif.Foreground: 色文字列 |
デフォルトの前景色は Black (黒) です。 |
Tgif.Background: 色文字列 |
デフォルトの背景色は White (白) です。 |
Tgif.BorderColor: 色文字列 |
指定しなければ、前景色が使用されます。 |
Tgif.ReverseVideo: [on,off] |
白黒ターミナルでは、白黒反転ビデオ (reverse video) が ‘‘オン’’ のときは背景が黒になります。カラーター ミナルでは、白黒反転ビデオが ‘‘オン’’ のときは背景 は Tgif.Foreground で指定した色になります。デフォ ルトはオフです。 |
Tgif.InitialFont: [Times,Courier,Helvetica,NewCentury,Symbol] |
これは、初期フォントを指定します。デ フォ ル ト は Courier です。 |
Tgif.InitialFontStyle: [Roman,Bold,Italic,BoldItalic] |
これは、初期フォントスタイルを指定します。デフォル トは Roman です。 |
Tgif.InitialFontJust: [Left,Center,Right] |
これは、初期フォント位置合わせ (justification) を 指定します。デフォルトは Left です。 |
Tgif.InitialFontDPI: [75,100] |
非推奨。 |
Tgif.InitialFontSizeIndex: [0,1,2,3,4,5] |
非推奨。 |
Tgif.InitialFontSize: NUMBER |
これは、開始フォントのサイズを指定します。デフォル トは 14 です。 NUMBER の後にすぐ "pt" ("pt" と NUMBER の間にはスペースを入れない) を指定する別の 形式も許されています。 |
Tgif.MsgFontSizeIndex: [0,1,2,3,4,5] |
非推奨。 |
Tgif.MsgFontSize: NUMBER |
これは、メッセージ/メニュー/ポップアップウィンドウ で使用されるフォントのサイズを指定します。デフォル トは 14 です。 |
Tgif.RulerFontSize: NUMBER |
これは、ルーラウィンドウで使用されるフォントのサイ ズを指定します。デフォルトは 10 です。 |
Tgif.DefaultFontSize: NUMBER |
これは、フォントサイズの要求が満たされない場合に使 用されるフォントのサイズを指定します。このサ イ ズ は、 tgif が使用する すべての フォントに対して存在 する 必要があります。デフォルトは 14 です。 |
Tgif.FontSizes: NUMBER1 NUMBER2, ... |
これは、フォントサイズ列を指定します。デフォ ル ト は、8 10 11 12 14 17 18 20 24 25 34 です。 NUMBER の後にすぐ "pt" ("pt" と NUMBER の間にはスペースを 入 れない) を指定する別の形式も許されています。 14 が指定されたフォントサイズ列に含まれない場合は、初 期 フォ ン ト サ イ ズ を 指 定 す る た め に Tgif.InitialFontSize も使用してください。 |
Tgif.AdditionalFonts: FONT_SPEC1 FONT_SPEC2 ... |
Times, Courier, Helvetica, NewCentury, Symbol フォ ントに加えて、追加のフォントをここに指定できます。 詳細は、「追加フォント」のセクションを参照してくだ さい。 |
Tgif.FontNamePrefix: [-*, *] |
これは、tgif が X サーバにリクエストを作るときに使 用される接頭辞を指定します。デフォルトは -* です。 あ いまいな (つまり文字 - で始まらない) フォント名 を持つフォントもあります。これらのフォントを使用す る場合は、この X default 値を * と設定できます。 |
Tgif.DefaultLatin1FontCharEncoding: STRING |
Tgif は、4 つ のデフォルトのフォント、"times", "courier", "helvetica", "new century schoolbook" を使用します。デフォルトでは、これらのフォントの文 字エンコーディングは iso8859-1 です。これらの フォ ン トは、通常可変サイズで、古い Linux システムには あらかじめインストールされています。最近 の Linux システムではそうではなく、あらかじめインストールさ れているこのエンコードのフォントのサイズの種類は多 くなく、可変サイズのインストール済みのこれらのフォ ントは iso10646-1 エンコード (ユニコード) のもので す。この X default 値は、この 4 つのデフォルトフォ ントに対して、 (iso10646-1 のような) 異なる文字 エ ン コー ドを指定するのに使用します。この X default 値は、他のフォント や Tgif.AddtionalFonts の X default 値で指定したフォントには適用されません。デ フォルトの値は iso8859-1 です。 |
Tgif.HasAlternateDefaultFonts: [true,false] |
この X default のデフォルト値は false です。これが ‘‘false’’ にセットされていると、tgif は iso8859 の レジストリ、 ASN1 エンコーディングのスクリーンフォ ン ト ( そ れが Tgif.DefaultFontCharEncoding の X default 値で上書きされていない場合) で、名前の一部 に "times", "courier", "helvetica", "new century schoolbook", "symbol" が含まれるものを探しますが、 X サーバによっては、このようなフォントをサポートし ていないかもしれません。そのような場合に、こ の X default 値 は、ユーザ指定のスクリーン/PostScript フォントを tgif に使用させるのに使われます。この X default 値 が ‘‘true’’ の 場 合、tgif は Tgif.<ps_font_name> という形式の追加の X default 値 を探します。ここで、<ps_font_name> は以下の文字 列のいずれかです: |
Times-Roman |
X default の対応する値は、その文字列に "%d" を含 む 必 要があり、この文字列 "%d" はフォントが要求された ときにそのフォントサイズで置き換えられます。例え ば 以 下 の 行 は、 Tgif.HasAlternateDefaultFonts が ‘‘true’’ の場合、 Times スクリーンフォントの代わ り に Times New Roman スクリーンフォントを、 Times PostScript フォントの代わり に Bookman PostScript フォントを使用します: |
Tgif.Times-Roman: *-times new
roman-medium-r-*--%d-*,Bookman-Light |
右 側のフォント指定に、正しい位置にすべてのダッシュ が書かれたものを要求する X サーバもあることを注意し てください。 |
Tgif.DefaultCursor: [x_cursor,arrow,...] |
これは、選択時のカーソルを指定します。そのカーソル の有効な名前は、 <X11/cursorfont.h> にあるエントリ (から XC_ 接頭辞を取り除いたもの) です。デフォルト は arrow (斜め矢印) です。 |
Tgif.DrawCursor: [x_cursor,arrow,...] |
これは、オブジェクトを描画するときに使われるカーソ ル を 指 定 し ま す。そのカーソルの有効な名前は、 <X11/cursorfont.h> にあるエントリ (から XC_ 接頭辞 を 取 り 除 い た も の) で す。 デ フォ ル ト は、Tgif.DefaultCursor と同じです。 |
Tgif.DragCursor: [x_cursor,arrow,...] |
これは、ドラッグ時に使われるカーソルを指定します。 そのカーソルの有効な名前は、 <X11/cursorfont.h> に あるエントリ (から XC_ 接頭辞を取り除いたもの) で す。デフォルトは、hand2 (手の形) です。 |
Tgif.VertexCursor: [x_cursor,arrow,...] |
これは、頂点選択モードで使われるカーソルを指定しま す。 そ の カー ソ ル の 有 効 な 名 前 は、 <X11/cursorfont.h> にあるエントリ (から XC_ 接頭辞 を取り除いたもの) です。デフォルトは、plus (十 字) です。 |
Tgif.FreeHandCursor: [x_cursor,arrow,...] |
これは、フリーハンドの描画モードで使われるカーソル を指定します。そのカーソ ル の 有 効 な 名 前 は、 <X11/cursorfont.h> にあるエントリ (から XC_ 接頭辞 を取り除いたもの) です。デフォルトは、pencil ( 鉛 筆) です。 |
Tgif.RubberBandColor: 色文字列 |
こ れは、ゴムひも化で使用される色 (XOR) を指定しま す。デオフォルトの色は、前景色 (foreground) と同じ です。 |
Tgif.MaxColors: NUMBER |
こ れ は、 色 数の最大値を指定します。 Color0 から ColorMax まで (Max は NUMBER-1) の X default 値 が 参照されます。 NUMBER がデフォルトの 11 より大きい 場合、 Color11 から ColorMax まで が、 す べ て X default 値に存在する 必要があります。デフォルト色 のリストについては、「グラフィカルオブジェクト」の セクションを参照してください。 |
Tgif.Color#: 色文字列 |
これは、色番号と色との対応を指定します。 |
Tgif.DefaultColorIndex: NUMBER |
これは、ある色が見つからなかった場合に使用されるデ フォルト色の番号を指定します。デフォルトは 0 で す。Tgif.DefaultColor が、この X default 値よりも 優先されることに注意してください。 |
Tgif.ShortCuts: ITEM1 ITEM2 ... |
ITEM は、キー (大文字小文字は区別されるで しょ う) と非英数字キーコマンドの対応を指定します。詳細は、 「ショートカット」のセクションを参照してください。 |
Tgif.MaxLineWidths: NUMBER |
これは、線幅の最大数を指定します。 LineWidth0 から LineWidthMax まで、 ArrowWidth0 から ArrowWidthMax ま で、 ArrowHeight0 から ArrowHeightMax までの (Max は NUMBER-1) の X default 値が参照されま す。 NUMBER が デ フォ ル ト の 7 より大きい場合、 LineWidth7 から LineWidthMax まで、 ArrowWidth7 か ら ArrowWidthMax ま で、 ArrowHeight7 か ら ArrowHeightMax までが、すべて X default 値に存在す る 必要があります。 X default 値に指定されていない それらの値が、いくつかデフォルト値として使わ れ ま す。 |
Tgif.DefaultLineWidth: NUMBER |
これは、初期線幅の 番号 を指定します。デフォルトは 0 です。 |
Tgif.LineWidth#: NUMBER |
これは、線幅を指定します。デフォルトの線 幅 は、1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 です。 |
Tgif.ArrowWidth#: NUMBER |
これは、円弧、開スプラインオブジェクト用の矢先の横 幅 (矢が水平に置かれているときの) を指定します。デ フォルトの矢幅は、8, 10, 12, 14, 18, 20, 22 です。 |
Tgif.ArrowHeight#: NUMBER |
これは、円弧、開スプラインオブジェクト用の矢先の高 さ (矢が水平に置かれているときの) の半分を指定しま す。デフォルトの矢高は、3, 4, 5, 6, 7, 8, 9 です。 |
Tgif.MaxDomains: NUMBER |
こ れ は、ドメインの最大数を NUMBER で指定します。 DomainPath0,DomainPath1,...,DomainPathM (M=NUMBER-1) がすべて X default 値として存在する必 要があります。 |
Tgif.DomainPath#: DOMAINSTRING |
これは、ドメイン番号と、ドメイン名、そしてドメイン 関連するパスの対応を指定します。各ドメインには、一 つの DomainPath# X default 値が定義されている必 要 があります。ここで、# はそのドメイン番号です。ドメ イン番号は 0,1,...,MAXDOMAINS-1 で、 MAXDOMAINS は 上 の MaxDomain X default 値で設定される値です。 MaxDomain X default 値と DomainPath# X default 値 は、ドメインを使う際には共に必要になります。 |
文字列 DOMAINSTRING は、記号 ’:’ で区切られる文字列 からなります。最初の文字列はドメインの名前です。 残 り の文字列は、例示コマンドが実行されるときにシンボ ルファイルが検索されるディレクトリ (詳細は「組み 上 げ オブジェクトの作成」のセクション参照) を指定して います。DOMAINSTRING 指定のもう一つの見方ですが、最 初の文字列 (ドメイン名を指定) と最初の ’:’ 記号を削 除すると、 DOMAINSTRING は csh(1) の PATH 環境変 数 の 形式になります。例えば、最初はライブラリディレク トリ /tmp/tgif/symbols で、それからカレントディレク ト リという形で、シンボルファイルを探すシンボルパス をドメイン DEFAULT 用に指定する 場 合、DOMAINSTRING には以下の値をセットすることになります: |
DEFAULT:/tmp/tgif/symbols:. |
Tgif.DefaultDomain: NUMBER |
こ れは、tgif の起動時のデフォルトドメインを指定し ます。デフォルトの値は 0 です。 |
Tgif.PrintCommand: COMMAND |
これは、PostScript ファイルの印刷時に使用される 印 刷コマンドを指定します。デフォルトは lpr(1) で (訳 注: 多分 System V 系の場合は lp)、例え ば lpr -h -Pprintername のように設定できます COMMAND が %s という部分文字列を含んでいる場合、その %s は、印刷 コマンドに通常送られる PostScript ファイルのフルパ ス名に置き換えられます。 COMMAND が %s を持たな い と き は、COMMAND %s と同じことを行います。これ は、tgif がコマンドラインオプション -print なし で 起動した場合のみ機能することに注意してください。こ れは、以下の例のように、tgif の PostScript ファ イ ルが送られる前に、プリンタにフォントファイルを送る のに利用できます: |
cat /somewhere/sansfex.pfa %s | lpr -Pmyprinter |
Tgif.WhereToPrint: STRING |
こ れ は、 印 刷 (print) の出力先、あるいは変換 (export) の形式を指定します。 STRING は、Printer, EPS, PS, Bitmap, Text, EPSI, GIF, HTML, PDF, WinEPSI, PNG, JPEG, PPM, NetList のいずれかで す。 デフォルトは EPS です。 |
Tgif.PrintDirectory: PATH |
こ れ は、出力先がプリンタでない場合の印刷出力先の ディレクトリを指定します。デフォルトは空文字列で、 これはその出力が現在のファイルが存在するディレクト リに行くことを意味します。 |
Tgif.NoTgifIcon: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、 tgif はそれ自身の アイコンウィンドウを使用しません。この場合、以下の Tgif.UseWMIconPixmap も true に設定する必要があ り ます。最近のウィンドウマネージャは、普通アプリケー ションに自分自身のアイコンウィンドウを描画すること を 許 しませんので、 tgif がそのようなウィンドウマ ネージャで動作している場合はこの X default 値は 意 味がありません。デフォルトは false です。 |
Tgif.UseWMIconPixmap: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、 tgif は標準的なア イコンピクスマップ画像を使用し ま す。 こ の 場 合 Tgif.NoTgifIcon は無視されます。デフォルトは true です。 |
Tgif.DontShowVersion: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、 tgif のバージョン が tgif ウィンドウの最上部に表示されなくなります。 デフォルトは true です。 |
Tgif.XBmReverseVideo: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、X11 ビット マッ プ ファイルを取り込むときに白黒反転操作を行います。デ フォルトは false です。 |
Tgif.AskForXBmSpec: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、X11 ビット マッ プ ファイルを取り込むときに拡大率と位置情報をユーザに 問い合わせます。その指 定 の 書 式 は MAG=WxH+X+Y で、MAG は拡大率、 W と H はそれぞれ幅と高さを意味 し、位置指定は、+X+Y, +X-Y, -X+Y, -X-Y のいずれ か が使えます。デフォルトは false です。 |
Tgif.AskForXPmSpec: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ とセットすると、X11 ピクスマップ ファイルを取り込むときに拡大率と位置情報をユーザに 問い合わせます。指定の書式は、AskForXBmSpec のもの と全く同じです。デフォルトは false です。 |
Tgif.StripEPSComments: (obsolete) |
PS のコメントを取り除くことは常によいとは限らな い こ と が 知 ら れ て い る ので、この X default 値 は、tgif-4.0.11 では非推奨です (常に false に設 定 すべきです)。 |
Tgif.GuessXPmBgColor: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、最初の色文字列が ’ ’ (空白文字) かその最初の色を 背景色 であるとし て 扱 います。これは、その X11 ピクスマップファイルの 指定された色が、現在の背景色に変更されることを意味 し ます。デフォルトは false です。 (このデフォルト は tgif-2.7.2 より前では true で し た。 こ の X default は互換性の理由で残されていますから、非推奨 であると考えてください。) |
Tgif.XPmOutputVersion: NUMBER |
これは、X11 ピクスマップ形式で出力するとき の XPM バージョン番号を指定します。 NUMBER は 1 か 3 のい ずれかです。デフォルトは 1 です。 |
Tgif.XPmInXGrabSCFormat: [true,false] |
Tgif.XpmOutputVersion が 1 にセットされている場 合 に こ れ を セッ トすると、 X11 ピクスマップ出力を xgrabsc が生成するものと似たものにします (つまり色 名を使用します)。デフォルトは false です。 |
Tgif.UseGrayScale: [true,false] |
これが ‘‘true’’ の場合、タイル貼りに対しては出力の スピードアップのためにグレイスケール (灰色階調) を 使用します。デフォルトは false です。 |
Tgif.AutoPanInEditText: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、文字列編集モードの ときに文字列カーソルが常に表示されるように画面の自 動的な移動が行われます (カーソルが紙の左、あるいは 上の端にあるときを除いて)。これは遅いサーバでは オ フ にした方がいいかもしれません。デフォルトは true です。 |
Tgif.PercentPrintReduction: NUMBER |
これは、出力の縮小/拡大率の初期値を指定します。 デ フォルトは 100 です。 |
Tgif.ConstrainedMove: [true,false] |
こ れ は、 初 期 移 動 モー ドを指定します。これを ‘‘true’’ に設定すると、あるオブジェクトの移動/伸縮 により、そのオブジェクト内に端点を持つすべての折れ 線、または開スプライン曲線の端点が移動します。端点 の隣の頂点も移動できます。詳細は、「特殊な性質」の セクションを参照してください。デフォル ト の 値 は false です。 |
Tgif.DoubleQuoteDoubleQuote: [true,false] |
これが ‘‘true’’ にセットされている場合、二重引用符 文字はその前に二重引用符文字がついて出力されます。 こ れが ‘‘false’’ にセットされている場合、二重引用 符文字はその前にバックスラッシュ文字がついて出力さ れます。デフォルトは false です。 |
Tgif.GridSystem: [English,Metric] |
これは、格子の刻みの単位系に関する初期値を設定しま す。デフォルトは English (イギリス式) です (訳 注: English はインチ、Metric はメートル法)。 |
Tgif.InitialGrid: NUMBER |
これは、初期格子サイズを指定します。イギリス式の単 位系の場合、NUMBER は -2, -1, 0, +1, +2 のいずれか で、 こ れ は格子サイズがそれぞれ 1/32, 1/16, 1/8, 1/4, 1/2 インチであることを意味します。メートル 法 の単位系の場合、NUMBER は -1, 0, +1, +2 のいずれか で、これは格子サイズがそれぞれ 1mm, 2mm, 5mm, 1cm であることを意味します。デフォルトの値は 0 です。 |
Tgif.DropObsIconAttrWhenUpdate: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、UpdateSymbols コマ ンドを実行したときに、確認なしに非推奨のアイコン属 性 を落とします。これを ‘‘false’’ にセットすると、 あるポップアップウィンドウが非推奨のアイコン属性を どうするかを指定するようユーザに問い合わせます。デ フォルトは false です。 |
Tgif.UseRecentDupDistance: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、二重化 (duplicate) と 移 動 (move) コマンドの組み合わせによって作られ た、最も最近の位置の変化を新しい二重化コマンドで使 用します。それ以外の場合は、二重化の配置にはデフォ ルトの距離を使用します。デフォルトは true です。 |
Tgif.SplineTolerance: NUMBER |
これは、スプライン描画の寛容度を指定します。これが 小さい値であるほど、より滑らかなスプラインを生成し ます。デフォルトは 9 です (最小は 3 で最大は 13 で す)。 |
Tgif.SplineRubberband: (obsolete) |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、開/閉スプライン曲 線の描画、移動、伸縮にはスプラインのゴム紐を使用し ます。 (そのスプライン曲線にかなり多くの頂点がある 場合は、これは嫌がられるでしょう。) デフォル ト は true です。 tgif-4.2 では structured スプラインオ ブジェクトが追加されているために、この X default 値は現在は非推奨です。 |
Tgif.Synchronize: [on,off] |
こ の X default 値 を ‘‘on’’ に セッ トする と、XSynchronize が呼び出されます。デフォ ル ト は off です。 |
Tgif.DoubleClickUnIconify: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、アイコンウィンドウ の非アイコン化にダブルマウスクリックを使います (こ の モー ドでは、アイコンウィンドウは単一のマウスク リックやドラッグを無視します)。デフォルトは false です。 |
Tgif.MainMenuPinDistance: NUMBER |
こ れ は、ポップアップメニューがピン留めされるまで に、そのメニューをユーザがドラッグしないといけない 水平方向の距離 (ピクセル単位) を指定します。デフォ ルトは 80 です。(ポップアップメニューのピン留め を 望 ま ないならば、これをスクリーン幅より大きな値に セットするといいでしょう。) 左マウスボタンのドラッ グによって、ピン留めされたポップアップメニューを移 動できますし、そのポップアップメニュー上での右ボタ ンクリックによって、そのメニューを消すことができま す。 |
Tgif.DoubleClickInterval: NUMBER |
これは、一つのダブルクリックと認識されるための、 2 回のマウスクリックの時間間隔の限度 (ミリ秒単位) を 指定します。デフォルトは 300 です。 |
Tgif.HandleSize: NUMBER |
これは、オブジェクトのハイライト化で使用されるハン ドルのサイズ (の半分) を指定します。 2 から 6 まで の値が許されています。デフォルトは 3 です。 |
Tgif.HistoryDepth: NUMBER |
これは、undo/redo 用のバッファのサイズを指定 し ま す。 負 の値は、バッファの制限がないことを意味しま す。デフォルトは -1 です。 |
Tgif.SaveTmpOnReturn: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、 tmpmodel は、ドラ イ バ に戻る前に自動的に保存されます。そうでなけれ ば、どんなファイルも自動的には一切保存されません。 デフォルトは true です。 |
Tgif.ImportFromLibrary: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、取り込む .obj, .sym, X ビットマッ プ (XBM)、X ピ ク ス マッ プ (XPM)、EPS ファイルを、現在のドメインで指定された ライブラリディレクトリから検索します。それ以外の場 合は、現在のディレクトリが起点として使われます。デ フォルトは false です。 |
Tgif.WarpToWinCenter: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、マウスをポップアッ プ ウィ ンドウの中心に移動します (訳注: 例えばメッ セージダイアログボックスを立ち上げたときなど に)。 それ以外の場合は、マウスは移動しません。デフォルト は true です。 |
Tgif.SaveCommentsInSaveNew: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、新たに作成したファ イルには "%%" 形式のコメントを保存します。デフォル トは true です。 |
Tgif.CanvasWindowOnly: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、Canvas Window のみ を 表 示 します (ある種の ‘‘デモ’’ モードです)。デ フォルトは false です。 |
Tgif.UsePsAdobeString: [true,false,NUMBER_1/NUMBER_2] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、PS, EPS ファイルの 最 初 の 行は、 "%!PS-Adobe-2.0 EPSF-1.2" となりま す。これを ‘‘false’’ にセットすると、それ は "%!" だ け になります。あなたの環境では PS-Adobe 文字列 が、(Transcript のような) ドキュメントマネージャを 混 乱させる場合は、これを ‘‘false’’ にセットしてく ださい。 3 番目の形式を使用すると、 最 初 の 行 は "%!PS-Adobe-NUMBER_1 EPSF-NUMBER_2" となります。デ フォルトは false です。 |
Tgif.HalfToneBitmap: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、X11 ビットマップ形 式 で出力するときに、 Floyd-Steinberg ハーフトーン 法を使用します。これは、描画が X11 ピクスマップ オ ブジェクトを含む場合に有用です。デフォルトは false です。 |
Tgif.ThresholdBitmap: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、X11 ビットマップ形 式 で出力するときに、ビットを ON にするか OFF にす るかを決めるのに単純なしきい値法を使 用 し ま す。 Tgif.HalfToneBitmap が true の ときは、この X default 値は無視されます。デフォルトは false で す。 |
Tgif.BitmapThreshold: NUMBER |
こ れ は、Floyd-Steinberg ハーフトーンアルゴリズム と、単純なしきい値 (threshold) アルゴリズムのい ず れかで用いられるしきい値を指定します。 NUMBER は 0 から 1 の間でなければなりません。この X default 値 は、X default 値 Tgif.HalfToneBitmap, Tgif.ThresholdBitmap のいずれか一方が true に セッ トされている場合のみ有効です。 Tgif.HalfToneBitmap が true の場合はデ フォ ル ト の 値 は 0.5 で、 Tgif.ThresholdBitmap が true の場合はデフォルトの 値は 1.0 (基本的に、白でないものはすべて黒にな る) です。 |
Tgif.EPSIThresholdPreviewBitmap: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、EPSI 形式で出力す るときに、プレビュービットマップのビットを ON にす る か OFF にするかを決めるのに単純なしきい値法を使 用します。デフォルトは false です。 |
Tgif.EPSIPreviewBitmapThreshold: NUMBER |
これは、EPSI 形式で出力するときに、プレビュー ビッ ト マップのビットを ON にするか OFF にするかを決め る単純なしきい値 (threshold) アルゴリズムで用い ら れるしきい値を指定します。 NUMBER は 0 から 1 の間 でな け れ ば な り ま せ ん。 デ フォ ル ト の 値 は、Tgif.EPSIThresholdPreviewBitmap が true なら 0.5、 Tgif.EPSIThresholdPreviewBitmap が false な ら 1.0 (基本的に、白でないものはすべて黒になる) で す。 |
Tgif.GroupedTextEditable: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、描画モードがテ キ ストモードになったときに、トップレベルテキストオブ ジェクトとトップレベルオブジェクトの属性のみが編集 可能となります。これを ‘‘true’’ にセットすると、テ キストオブジェクトと属性は、それらがどこにあろうと 編集できます。デフォルトは false です。 |
Tgif.DefaultEPSScaling: NUMBER |
これは、PS、EPS 画像を取り込むときに適用される拡大 率を指定します。下の「特殊な性質」のセクションでも 述べている通り、 tgif は 1 インチを 128 ピクセルと して扱いますが、 PostScript では 1 インチを 72 ポ イ ントとして扱います。よって、PostScript の実サイ ズ画像としたいならば、このパ ラ メー タ を 1.7778 (=128/72) にセットするといいでしょう。デフォルトの 値は 1 です。 |
Tgif.IntrCheckInterval: NUMBER |
これは、tgif が中断用のチェックの前に描画されて い た オ ブ ジェ ク ト の数を指定します (訳注: Canvas Window の再描画の際に用いられるよう)。これを 0 以 下にセットしている場合は、中断は許可されません。デ フォルトの値は 10 です。 |
Tgif.TiledPageScaling: NUMBER |
これは、タイル貼りページモードでの複数ページの描画 を印刷するときに使用される拡大率を指定します。大抵 の PostScript プリンタは、ページ全体を描画領域とし て 使用しませんので、この数値を 1 に設定すると切れ た出力となる可能性があります。デフォルトの値は 0.9 です。 |
Tgif.TGIFPATH: STRING |
これは、下の「ファイル」のセクションで述べる、ファ イルを探すためのディレクトリを指定します。環境変数 TGIFPATH は、このオプションを上書きします。デフォ ルトの値は、コンパイルオプション TGIF_PATH で指 定 したものです。 |
Tgif.TGIFICON: STRING |
こ れは、tgif がアイコン化されたときに表示されるオ ブジェクトファイル名を指定します。それが文字 / か ら始まっている場合は絶対パスが使用され、その他の場 合は、 ア イ コ ン ファ イ ル の 実 際 の パ ス は $TGIFPATH/STRING となります。ここで、TGIFPATH は X default か環境変数のいずれかを用いて定義されるもの です。デフォルトの値は ‘‘tgificon.obj’’ です。 |
Tgif.StickyMenuSelection: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、オブジェクトのパ ターン/線幅/線種等をメニューを用いて変更した と き に、対応するパターン/線幅/線種等が現在選択している ものになります。デフォルトは true です。 |
Tgif.PSBopHook: STRING |
これを指定すると、プリンタ、または PS ファイルへの 出力の際に、各ページの最初に以下の PostScript 行を 追加します: |
userdict /STRING known { STRING } if |
このオプションは、PostScript にとても詳しい人のみが 使 用すべきでしょう。 (STRING は "tgif-bop-hook" と 設定することを勧めます。それは、これが dvips(1) の よ う な 既に存在するソフトと名前が衝突しないからで す。) |
Tgif.PSEopHook: STRING |
これを指定すると、プリンタ、または PS ファイルへの 出力の際に、各ページの最後に以下の PostScript 行を 追加します: |
userdict /STRING known { STRING } if |
このオプションは、PostScript にとても詳しい人のみが 使 用すべきでしょう。 (STRING は "tgif-eop-hook" と 設定することを勧めます。それは、これが dvips(1) の よ う な 既に存在するソフトと名前が衝突しないからで す。) |
Tgif.MinimalEPS: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、EPS の出 力 で は %%Pages, %%DocumentFonts, %%EndComments, %%BeginProlog, %%EndProlog, %%Page, %%Trailer, %%EOF といったコメントが生成されます。これらのコメ ントは、ある種の ‘‘ドキュメントマネージャ’’ を混乱 さ せ る 場 合 が あ り ま す。 よっ て、Tgif.UsePsAdobeString が指定されていなければデ フォ ル ト は true に なっ て い ま す (そして Tgif.UsePsAdobeString が指定されていればデフォルト は false になっています)。 |
Tgif.InitialPrintInColor: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、起動時にはカラー出 力 (印刷) モードが有効になります。白黒 PS/EPS/EPSI 出力モードでは 白 という色も黒として印刷されること に注意してください (背景色 のみが白として印刷さ れ ま す)。デフォルトは true です (コマンドラインオプ ション -print を使った場合を除いて)。 |
Tgif.InitialShowGrid: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にすると、起動時には格子の表示 は 無効になります。デフォルトは true です。 |
Tgif.InitialSnapOn: [true,false] |
こ れを ‘‘false’’ にすると、起動時には格子に沿う挙 動 (snap to grid) は無効になります。デフォル ト は true です。 |
Tgif.NoMenubar: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、最初にメニューバー を一つも表示しません。デフォルトは false です。 |
Tgif.NoStatusWindow: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットする と、 最 初 に Status Window を一つも表示しません。デフォルトは false で す。 |
Tgif.ReverseMouseStatusButtons: [true,false] |
これは ‘‘true’’ にセットすると、マウスの左ボタンと 右ボタンの状態を取り替えます。これは、‘‘左手用マウ ス’’ を使用しているときに使うといいで しょ う。 デ フォルトは false です。 |
Tgif.MinimalMenubar: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、Menubar Window の メニュー項目はメインポップアップメニューと同じにな ります。これはより多くのスペースを必要とします。こ れ を ‘‘true’’ に す る と、Page, PageLayout, HoriAlign, VertAlign, MoveMode Menu は View カス ケードメニューに折り畳まれ て、 Font, TextStyle, TextSize Menu は Text カスケードメニューに折り畳ま れて、 LineDash, LineStyle, LineType, LineWidth, Fill, Pen Menu は Graphic カスケードメニューに折り 畳まれます。 (訳注: View, Text , Graphic の カ ス ケードメニューがあるのは tgif-3.X で、 tgif-4.X で はそのようなメニューはありません。) デフォル ト は true です。 |
Tgif.ColorBgInPrintingColorPS: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、カラー PostScript 出力を生成するときにその背景色としてウィンドウの背 景 色 を 使用します。これを ‘‘false’’ にセットする と、背景色は一切使用しません。デフォルト は false です。 |
Tgif.ScrollBarWidth: NUMBER |
これは、スクロールバーの幅を指定します。 NUMBER は 2 から 16 の間でなければなりません。デフォル ト は 16 です。 |
Tgif.InitialPaperSize: STRING |
STRING に は、紙の幅と高さの初期値を指定します。 STRING は "<width> x <height>" の 形 式 で す。 <width> と <height> は、数値の直後に "in" (インチ) か "cm" (センチメータ) をつけたもの で す。<width> と <height> を分ける " x " も必須です。 A4PAPER が Makefile で定義されていれば、デフォ ル ト の 値 は "21cm x 29.7cm" ですが、そうでなければデフォルトの 値は "8.5in x 11in" です。 |
Tgif.UpdateChildUsingAlignment: [true,false,no_overlap] |
これを ‘‘true’’ か ‘‘no_overlap’’ にセットすると、 内 部 コ マ ン ド update_eps_child(), update_xbm_child(), update_xpm_child() を実行し た と きに、 EPS/XBM/XPM 部分オブジェクトを配置するの に現在の水平方向、垂直方向の整列設定を使用します。 水 平方向の整列設定が L, C, R, S, - の場合、部分オ ブジェクトをそれぞれ親オブジェクトの左、中央、右、 中央、左に整列化します。垂直方向の整列設定が T, M, B, S, - の場合、この X default を ’no_overlap’ に セットした場合は部分オブジェクトを、それぞれ親オブ ジェクトの前、中段、後ろ、中段、後ろに整列化し、こ の X default を ‘‘true’’ にセットした場合はそれぞ れ上、中段、下、中段、後ろに整列化します。こ の X default を ‘‘false’’ にセットすると、部分オブジェ クトは親オブジェクトの左で後ろに整列化しま す。 デ フォルトは false です。 |
Tgif.GenerateImageMap: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、GIF 形式を出力する ときに、 NCSA イメージマップ か CERN クリッカブ ル イ メージ ファイルを生成します。この場合、以下の X default 値 Tgif.XpmToGif, Tgif.ImageMapFileExtension, Tgif.GifFileExtension, Tgif.ImageMapFileFormat, Tgif.UseXPmVersion1ForImageMap が参照されます。そ の他の場合はこれらは無視されます。詳細は「イメージ マップファイルの生成」のセクションを参照してくださ い。デフォルトは false です。 |
Tgif.XpmToGif: STRING |
STRING には、XPM ファイルを GIF ファイルに変換する の に使われるコマンドを指定します。STRING は、部分 文字列 %s を含む 必要があり、これは XPM ファイルの フ ル パ ス 名 に 置 き 換えられます。デフォルトは "xpmtoppm %s | ppmtogif" です。 |
Tgif.ImageMapFileExtension: STRING |
STRING には、イメージマップファイルの拡張子を指 定 します。デフォルトは "map" です。 |
Tgif.GifFileExtension: STRING |
STRING には、GIF ファイルの拡張子を指定します。デ フォルトは "gif" (小文字) です。 |
Tgif.ImageMapFileFormat: [NCSA,CERN] |
STRING には、NCSA イメージマップか CERN クリッカブ ル イ メージ形式のいずれかを指定します。デフォルト は、NCSA イメージマップ形式を意味する NCSA です。 |
Tgif.UseXPmVersion1ForImageMap: [true,false] |
この X default を設定すると、上の X default 値 Tgif.XpmToGif の設定に依存して変わります。これを ‘‘true’’ に セッ ト す る と、X default 値 Tgif.XPmOutputVersion の設定にかかわらず XPM1 ファ イルが作成されます。デフォルトは true です。 |
Tgif.UsePaperSizeStoredInFile: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、紙サイズ情報は、そ の開いたファイルに保存されているものを使用します。 デフォルトは true です。 |
Tgif.OneMotionSelMove: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、一つのオブジェクト を 一 つの動作で選択して移動することができます。デ フォルトは false です (訳注: オブジェクトの移動 に は、 選 択 と 移動にそれぞれマウスクリックが必要で す)。 |
Tgif.TiffEPSI: (obsolete) |
tgif-4.0 から TiffEPSI は出力形式としてサポート さ れ ていますので、この X default は非推奨となってい ます。 |
Tgif.XbmToTiff: STRING |
STRING には、XBM ファイルを TIFF ファイルに変換 す るのに使用するコマンドを指定します。 STRING は、部 分文字列 %s を 1 つ、あるいは 2 つ含む 必 要 が あ り、 最初の %s は XBM ファイルのフルパス名に置き換 えられ、オプションである 2 つ目の %s は生 成 す る TIFF 画像のフルパス名に置き換えられます。デフォル トは "xbmtopbm %s | pnmtotiff -none > %s" です。 |
Tgif.EPSIExportExtension: STRING |
STRING には、EPSI ファイルの出力に使われるファイル の拡張子を指定します。デフォルトは "eps" です。 |
Tgif.HotListFileName: STRING |
STRING には、ホットファイルリストを保存するのに使 われるファイルのフルパス名を指定します。デフォルト で は、 このファイルはユーザのホームディレクトリの .Tgif_hotlist となります。 |
Tgif.@@@Viewer: STRING |
STRING には、ファイルの拡張子が @@@ であるリモート URL 用の外部ビューワを指定します。STRING には 3 種 類の形式があります。まず、"NONE" を指定し た 場 合 は、そういうリモートファイルに会ったときは tgif は ユーザの指定したディレクトリにそのファイルを保存し ます。例えば、.gz ファイルは保存したい場合は、以下 のように指定します: |
Tgif.gzViewer: NONE |
次に、STRING が文字列 %S (S は大文字) を含 む 場 合 は、 %S は そ の URL に置き換えられます。例え ば、.html ファイルは xmosaic で見たい場合は、以下の ように指定します: |
Tgif.htmlViewer: xmosaic %S |
そ して、STRING が %s (S は小文字) を含む場合、その リモートファイルをユーザの指定したディレクトリに 保 存 し、 そ してあるツールで表示します。例えば、.gif ファイルは xv で見たい場合は、以下のように指定し ま す: |
Tgif.gifViewer: xv %s |
こ の仕組みは、上の「MIME TYPES と MAILCAPS」のセク ションで書かれている仕組みに優先することに注意し て ください。 |
Tgif.AutoHyperSpaceOnRemote: [true,false] |
こ れ を ‘‘false’’ にセットすると、tgif がリモート URL を訪れたときにハイパースペース モードに入り ま せん。デフォルトは true です。 |
Tgif.AllowLaunchInHyperSpace: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ とセットすると、tgif がリモート URL を訪れたときにハイパースペース モードでアプ リ ケーションを起動することが可能になります。しかし、 そのアプリケーションが破壊的なダメージを与えるもの かもしれませんので、これは潜在的に非常に危険です。 よって、これを false とセットすることを強く推奨 し ます。デフォルトは false です。 |
Tgif.CanChangeAttrColor: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、属性の色はそれがあ るオブジェクトに付属 (attach) したときに変化できま す。デフォルトは false です。 |
Tgif.MimeTypesFile: STRING |
STRING には、MIME-types ファイルのフルパス名を指定 します。tgif は MIME-types ファイルの type/subtype フィールドしか使用せず、その他のフィールドは無視し ます。デフォルトの MIME-types ファイルは、ユーザの ホームディレクトリの .mime.types です。 |
Tgif.LocalRGBTxt: STRING |
あ る システムの色を置き換えたい人がいれば、STRING に、サーバの色を調べる前に最初に調べるファイルのフ ルパス名を指定することができます。そのファイルは、 ファイル rgb.txt と同じ書式のファイルでなければ い け ません。すなわち、各行には 4 つのフィールドがあ り、最初の 3 つのフィールドはその色の赤、緑、青 の 成 分で、 4 番目のフィールドはその色の名前です。色 の成分は、0 から 255 の値 (0 と 255 も含む) でなけ ればいけません。 |
Tgif.PrintUsingRequestedColor: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、印刷されるカラー PostScript ファイルは X サーバが返す色の代わ り に リ ク エストされた 色 (requested color) を使用しま す。デフォルトは false です。 |
Tgif.ShowMeasurement: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、カーソルの位置と描 画/ドラッグ/伸縮されているオブジェクトの幅と高さを 表示します。デフォルトは false です。 |
Tgif.ShowMeasurementUnit: STRING |
STRING には、位置情報カーソルの表示に使用される 単 位 を 指 定します。これには 2 つの基本的な書式があ り、一つは単語 "pixel", "inch", "cm" のいずれか で すが、他にも基本的な単位として知られているものがあ ります。もう一つの形式は、NUM BASIC-UNIT/NEW-UNIT で、 ここで NUM は数値、 BASIC-UNIT は基本的な単位 の一つ、NEDW-UNIT は任意の文字列です。例えば、"0.1 cm/mm" は、新たな表示単位として "mm" を定め、それ は 1 "mm" が 0.1 cm であることを意味してい ま す。 "50 pixel/cm" は "1 cm/cm" と 同等で、 "128 pixel/inch" は "1 inch/inch" と同等です。デフォ ル トは pixel です。 |
Tgif.PageStyleLandscape: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ とセットすると、tgif はランドス ケープモードになります。デフォルトは false です。 |
Tgif.QueryZoomInPoint: [true,false] 又 は [always,no_select,no_query,never] |
これを ‘‘true’’ (または ‘‘always’’) とセット す る と、ズームイン (拡大表示) するときに、その中央点の 選択をユーザに問い合わせます。これを ‘‘no_select’’ とセットすると、オブジェクトが一つも選択されていな い場合にのみ、ズームイン時に中央点の選択をユーザに 問 い 合わせます。これを ‘‘no_query’’ とセットする と、マウス位置がズームイン点となります。この場合、 メニュー選択を使っていると、うれしくない位置にズー ムされてしまいます。デフォルトは false ( ま た は never) です。 |
Tgif.GZipCmd: STRING |
STRING には、.obj ファイルを gzip (圧縮) するのに 使用するコマンドを指定します。そのコマンドは、出力 を stdout (標準出力) に生成するものでなければなり ません。そのコマンドが部分文字列 %s を含む 場 合、 %s は .obj ファイルの一時的なコピーのフルパス名に 置き換えられます。デフォルトは "gzip -c" です。 |
Tgif.GUnZipCmd: STRING |
STRING には、圧縮された tgif ファイ ル ( 拡 張 子 .obj.gz または .sym.gz) を tgif ファイルに unzip ( 解凍) するのに使用するコマンドを指定します。そのコ マ ンドは、出力を stdout (標準出力) に生成するもの でなければなりません。そのコマンドが部分文字列 %s を 含 む場合、 %s は圧縮されたファイルの一時的なコ ピーのフルパス名に置き換えられます。デフォル ト は "gunzip -c" です。 |
Tgif.HttpProxy: STRING |
STRING には、HTTP プロクシサーバのホスト名とポート 番号を指定します。指定の書式は <host>:<port> で す。:<port> を省略した場合は、 80 がデフォルトポー ト番号として使用されます。環境変数 http_proxy は、 こ の X default に優先します。デフォルトでは、HTTP プロクシサーバは使用しません。 |
Tgif.FtpProxy: STRING |
STRING には、FTP プロクシサーバのホスト名とポー ト 番 号 を 指定します。指定の書式は <host>:<port> で す。:<port> を省略した場合は、 21 がデフォルトポー ト 番号として使用されます。環境変数 ftp_proxy は、 この X default に優先します。デフォルト で は、FTP プロクシサーバは使用しません。 |
Tgif.InitialArrowStyle: [NONE,RIGHT,LEFT,DOUBLE] |
これは、折れ線/開スプライン/円弧の矢先のスタイルの 初期値を指定します。デフォルトは RIGHT です。 |
Tgif.ShowPageInEPS: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、EPS ま た は EPSI ファイル用に PostScript コマンド showpage が生成さ れます。デフォルトは true です。 |
Tgif.MaxNavigateCacheBuffers: NUMBER |
これは、リモートファイルをキャッシュ (通信を最小化 す る ために) するのに割り当てることができるキャッ シュバッファの個数を指定します。 NUMBER は 0 以 上 でなければいけません。デフォルトは 40 です。 |
Tgif.NumberFileInPrintOnePage: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、積み上げ型の複数 ページ描画 (例えば file.obj) に対して Print Menu から PrintOnePage を選択したときに、適当な拡張子を 持つ file_N が生成されます。ここで、N は選択された ページ番号に対応します。デフォルトは false です。 |
Tgif.OneMotionTimeout: NUMBER |
Tgif.OneMotionSelMove が true にセットされた場合、 オブジェクトの移動は、マウスを押して放すまでの間の 経 過時間がこの X default で指定したタイムアウト値 (ミリ秒単位) よりも小さい場合は、なんらかの選択 を していると見なされます。デフォルトは 200 です。 |
Tgif.MinMoveInterval: NUMBER |
Tgif.OneMotinSelMove が false にセットされた場合、 オブジェクトの移動は、マウスを押して放すまでの間の 経 過時間がこの X default で指定した間隔 (ミリ秒単 位) よりも小さい場合は、なんらかの選択をしていると 見なされます。デフォルトは 0 です。 |
Tgif.GifToXpm: STRING |
STRING には、GIF ファイルを XPM ファイルに変換する のに使用するコマンドを指定します。STRING は、部 分 文字列 %s を含む 必要があり、これは GIF ファイルの フルパス名に置き換えら れ ま す。 デ フォ ル ト は "giftopnm %s | ppmtoxpm" です。 |
Tgif.InitExportPixelTrim: LEFT_NUMBER,TOP_NUMBER,RIGHT_NUMBER,BOTTOM_NUMBER |
こ れらの数値は、印刷、あるいは XBM, XPM, GIF 形式 での出力時に取り除く (trim) ピクセル数を指定 し ま す。これらの値を使用することで、 tgif が全体の画像 が正確にどれくらいの大きさなのかを認識できない、と い う 特別な問題を修正するような逃げ道を作りだせま す。デフォルトの値はすべて 0 です。 |
Tgif.QuantizingLevels: NUMBER |
Sharpen() のようないくつかの画像関数は、畳み込み演 算 を使用し、 tgif が扱えない 256 色を超える色を持 つ画像を作り得ます。この NUMBER は、そのような状況 が起きたときにそこまで減色する色数を指定します。デ フォルトは 222 です。 |
Tgif.RotateCursor: [x_cursor,arrow,...] |
これは、回転モードで使われるカーソルを指定します。 カー ソル名として使えるのは、<X11/cursorfont.h> 内 のもの (XC_ という接頭辞を取ったもの) です。デフォ ルトは crosshair です。 |
Tgif.ColorLayers: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、個々の色が異なる層 にあると見なされ、それらを個別にオン/オフできる よ うになります。ある色の層をオフにすると、その層内の 基本的 (primitive) なオブジェクトは表示されなく な ります。グループオブジェクトは、そのすべての構成要 素のオブジェクトが表示されなくなったときにのみ表示 されなくなります。デフォルトは false です。 |
Tgif.TiffToXbm: STRING |
STRING には、TIFF ファイルを XBM ファイルに変換す るのに使用するコマンドを指定します。このコマ ン ド は、MS-Windows アプリケーションで生成された EPSI ファイルを取り込むときに使用されます。 STRING は、 部 分文字列 %s を含む 必要があり、これは TIFF ファ イルのフルパス名に置き換えられます。デフォル ト は "tifftopnm %s | pgmtopbm | pbmtoxbm" です。 |
Tgif.DefFixedWidthFont: STRING |
STRING には、Status Window やメニュー、ダイアログ ボックスなどでデフォルトフォントとして使われるフォ ン ト を 指 定 し ま す。 デ フォ ル ト は "-*-courier-medium-r-normal-*-14-*-*-*-*-*-iso8859-1" です。 |
Tgif.DefFixedWidthRulerFont: STRING |
STRING には、水平、垂直のルーラウィンドウ (定規) で使用されるフォントを指定します。デ フォ ル ト は "-*-courier-medium-r-normal-*-10-*-*-*-*-*-iso8859-1" です。 |
Tgif.MenuFont: STRING |
STRING には、メニューで使用されるフォントを指定 し ま す。 こ の X default が指定されていなければ、メ ニューにはデフォルトフォントが使用されます。 |
Tgif.BoldMsgFont: STRING |
STRING には、ボタンやダイアログボックスで使用さ れ る ボー ル ド (太字) フォントを指定します。この X default が指定されていなくて Tgif.MenuFont が指 定 さ れ て いれば、これは Tgif.MenuFont の値を取りま す。この X default も Tgif.MenuFont も指定されてい なければ、ボールドメッセージにはデフォルトフォント が使用されます。 |
Tgif.MsgFont: STRING |
STRING には、Status Window とダイアログボックス で 使用される細字フォントを指定します。この X default が指定されていなければ、それらのメッセージに は デ フォルトフォントが使用されます。 |
Tgif.BggenToXpm: STRING |
STRING には、ImageProc Menu から RunBggen() が選択 されたときに X11 ピクスマップ画像を生成するのに 実 行されるコマンドを指定します。 STRING は、部分文字 列 %s を 2 つ含む 必要があり、最初の %s はユーザが 指 定した文字列に置き換えられ、 2 つ目の %s は画像 のサイズ情報 (geometry) に置き換えられます。デフォ ル ト は "bggen %s -g %s | ppmquant 64 | ppmtoxpm" です。 bggen(1) は xv(1) パッケージに含まれてい る ことに注意してください。 |
Tgif.BggenToPpm6: STRING |
STRING には、ImageProc Menu から RunBggen() を選択 したときに実行される、 PPM ファイルを生成するコ マ ン ド を指定します。 STRING は、部分文字列 %s を 2 つ含む 必要があり、最初の %s はユーザが指定した 文 字 列に置き換えられ、 2 つ目の %s は、画像の大きさ 情報 (geometry) に置き換えられます。デフォル ト は "bggen %s -g %s" です。 bggen(1) は xv(1) パッケー ジに含まれていることに注意してください。 |
Tgif.LittleEndianPpm6: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、65535 の maxval を 使用する PPM (または PGM) 画像ファイルの読み込み時 には、それを little endian であるとみなします ( そ れ ら の 画 像形式の規格は big endian となっていま す)。 |
Tgif.DefaultErrorDiffuseLevels: R_NUMBER G_NUMBER B_NUMBER |
こ れ ら *_NUMBER は、ImageProc Menu か ら ReduceToDefaultColors() や DefaultErrorDiffuse() を選択したときに使われる、赤 (R)、緑 (G)、 青 (B) の ビッ ト 数 を そ れ ぞ れ指定します。これらの値 は、ReduceToDefaultColors() と DefaultErrorDiffuse() の方法用の色の量子化で使われ る デ フォ ル ト の 色 集 合 を 決 定 し ま す。 R_NUMBER+G_NUMBER+B_NUMBER は 8 以下で、かつ個々の 数値は 0 以上でなければなりません。デフォルトは 2 2 2 です。 |
Tgif.MaxImportFilters: NUMBER |
これは、画像を取り込む際のフィルタの登録最大数を指 定します。それらは X default で ImportFilter0 から ImportFilterMax として照会できます。ここで、Max は NUMBER-1 です。デフォルトは 0 です。 |
Tgif.ImportFilter#: FILTERSTRING |
これは、画像を取り 込 む 際 の フィ ル タ を 指 定 し、FILTERSTRING は 3 つの部分 (スペース区切り) か ら成ります。最初の部分はフィルタの名前で、それはス ペー スを含むことはできません。 2 番目の部分は、セ ミコロン区切りのファイルの拡張子です。 3 番目の 部 分 は、 特 定の名称の外部ファイル形式を X11 ピクス マップ画像に変換する実際のフィルタコマンドです。詳 細は、「ラスタ画像の取り込み」のセクションを参照し てください。 |
Tgif.ShowFileNameOnBrowse: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、File Menu か ら BrowseXBitmap() や BrowseXPixmap(), BrowseOther() が選択されたときにファイル名を表示します。デフォル トは true です。 |
Tgif.HtmlFileExtension: STRING |
STRING には、HTML 形式で出力するときに使用される ファイルの拡張子を指定します。デフォルトは "html" です。 |
Tgif.GenerateHtmlHref: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ とセットすると、HTML 形式の出力の 際に、href 属性値が解析されます。そ の 値 が .obj ファイルを参照している場合、それは HTML ファイルの 拡張子を持つように変更されます。これ を ‘‘false’’ とセットすると、そのような変換は一切行われません。 デフォルトは true です。 |
Tgif.RotationIncrement: NUMBER |
これは回転角の増分の初期値を度の単位で指定します。 デフォルトは 45 です。 |
Tgif.PSA4PaperSize: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットし A4 サイズの紙を指定する と、以下の行が PS/EPS/EPSI ファイルに追加されま す ("%%EndComments" の前に): |
%%DocumentPaperSizes: a4 |
デフォルトは false です。 |
Tgif.ShapeShadowSpec: STRING |
STRING には、図形の影を作る水平方向、垂直方向のず らし幅の初期値を指定します。その両方の値が 0 の 場 合は、図形には影がつけられません。影つきで図形を作 る場合、背景の塗り潰しパターン (Fill Menu の最初の 列 の 3 番目のパターン) を与えるのが通常は最も良い 結果を生みます。デフォルトは "0,0" です。 |
Tgif.StretchableText: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、伸縮テキストモード が初期モードになります。デフォルトは true です。 |
Tgif.EditTextSize: NUMBER |
これは、存在するテキストオブジェクトを編集する際に 使われるテキストサイズを指定します。NUMBER は 0 か、または 4 から 34 までの値 (4,34 も含む) のいず れかでなければなりません。NUMBER が 0 の場合、存在 するテキストオブジェクト内の実際のテキストサイズを 使います。編集時のテキストサイズの値は、Properties Menu から SetEditTextSize() を選択することで後で変 更することも可能です。デフォルトは 0 です。 |
Tgif.IconPixmap: (obsolete) |
この X default 値は、これが Xtoolkit と衝突する の で、 tgif-4.2 か らは非推奨となっていて、これは Tgif.WMIconPixmap という名前に変更されています。 |
Tgif.WMIconPixmap: STRING |
STRING には、tgif のデスクトップアイコンとして使用 さ れ る XBM あるいは XPM ファイルのパスを指定しま す。 STRING が / から始まっている場合は絶対パス が 使用され、その他の場合は、アイコンファイルの実際の パス は $TGIFPATH/STRING と な り ま す。 こ こ で、TGIFPATH は X default か環境変数のいずれかを用 いて定 義 さ れ る も の で す。 こ の X default は、Tgif.UseWMIcon が true にセットされているとき に有効です。デフォルトの値は ‘‘tgificon.xbm’’ です ( こ れ は tgif にコンパイルされて組み込まれていま す)。 |
Tgif.TmpFileMode: NUMBER (OCTAL) |
これは、一時的なファイル、および出力するファイルの ファイルモードを指定します。NUMBER は 8 進数でなけ ればいけません。NUMBER が 0 の場合は、ファイルモー ドの設定動作は一切行われません。この値が指定されて いる場合 (それが 0 であっても)、それはコンパイルオ プション PSFILE_MOD を上書きします。デフォルト値は ありません。 |
Tgif.TitledPinnedMenu: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、ピン留めされ た メ ニューはタイトルバーを持ち、ピン留めされたメニュー 内でメニュー項目を選択するのに左ボタンを使います。 デフォルトは true です。 |
Tgif.ColorFromXPixmap: STRING |
STRING に は、初期色をロードするのに使われる XPM ファイルのパスを指定します。この X default を指 定 す ると、X default 値 Tgif.Color# はいずれも無視さ れますが、tgif の起動時に追加色を指 定 す る の に Tgif.AdditionalColors の X default 値が使えます。 |
Tgif.VectorWarpSoftness: NUMBER |
こ れは、ImageProc Menu から VectorWarp() を選択し たときに使用す る 柔 ら か さ の 値 を 指 定 し ま す。VectorWarp() は指定したベクトルによってユーザ をある X11 ピクスマップオブジェクト内のピクセル に ワー プ させます。影響領域のサイズはこの値で制御で き、それは 1.0 から 4.0 の間である必要があります。 大きい値は、より大きい影響領域を意味します。デフォ ルトの値は 2.0 です。 |
Tgif.ChangePropertiesOfAttrs: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、オブジェクトの特性 ( フォント、フォントサイズ、色など) を変更すると、 そのオブジェクトに付属する属性の特性も同じ方法で変 更します。デフォルトは false です。 |
Tgif.ShiftForDiagMouseMove: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、あるマウスの移動は 45 度の倍数に制限されます。デフォルトは true で す。 |
Tgif.UseRecentForDiagMouseMove: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、移動距離の基準用の アンカーとして使われるオブジェクトは、複数の オ ブ ジェ クトが ... するときのアンカーとして使用されま す。 こ れ は、Tgif.UseRecentDupDistance と Tgif.ShiftForDiagMouseMove の両方が true のときの み機能します。デフォルトは false です。 |
Tgif.FlushColormapOnOpen: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、新しいファイルを開 い たときにカラーマップをフラッシュし、tgif の初期 色を再読み込みします。デフォルトは false です。 |
Tgif.TransparentPattern: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、最初に塗り潰しとペ ン パ ター ンを透明化します。デフォルトは false で す。 |
Tgif.DontReencode: STRING |
iso8859-1 エンコードでないフォントに対 し て、font の 非 ASCII 部分 (7 bit 目がオンの文字) は、デフォ ルトでそれが iso8859-1 エンコードであるかのよう に 再エンコード化されます。あるフォントに対してこれが 望ましくない場合、そのようなフォントの PostScript フォント名の最初の部分を STRING に入れることで、そ の再エンコード化を迂回することができます。 STRING に は コロン区切りで各フィールドを並べます。例えば STRING が "Times:Courier:Helvetica" で あ れ ば、 "Times", "Courier", "Helvetica" で 始 ま る PostScript フォントが再エンコード化されません。 ( この X default は、コンパイル時に -D_DONT_REENCODE で指定したフォントを上書きすることに注意してくださ い。) 例については、「国際文字に関する POSTSCRIPT 文字エンコーディング」のセクションも参照してくださ い。 |
Tgif.AdditionalDontReencode: STRING |
Tgif.DontReencode ( あ る い は コ ン パ イル時に -D_DONT_REENCODE で指定したフォント) に追加した け れ ば、 こ の X default を使用してください。この STRING は基本的に Tgif.DontReencode (あるいはコ ン パイル時に -D_DONT_REENCODE で指定したフォント) で 指定した STRING に連結されます。 |
Tgif.UnsignedInXBmExport: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、出力する XBM ファ イ ル で char の代わりに unsigned char を使用しま す。デフォルトは false です。 |
Tgif.CommentInBitmapExport: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、出力する XBM, XPM ファイルの先頭に空の RCS ヘッダ コメント行を追加し ます。デフォルトは false です。 |
Tgif.ShowFontSizeInPoints: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、フォントサイズがポ イントサイズ単位で表示されます。デフォルトは false です。 |
Tgif.DontCondensePSFile: [true,false] |
デフォルトでは、tgif が生成する PS/EPS ファイル は 凝 縮 (condense) さ れません。この X default を ‘‘false’’ にすると、tgif は凝縮 PS/EPS ファイル を 生成します。デフォルトは true です。 |
Tgif.StripCondensedPSComments: (obsolete) |
PS のコメントを取り除くことは常によいとは限らない ことが知られてい る の で、 こ の X default 値 は、tgif-4.0.11 では非推奨です (常に false に設定 すべきです)。 |
Tgif.PdfFileExtension: STRING |
STRING には、PDF 形式の出力時に使われるファイル の 拡張子を指定します。デフォルトは "pdf" です。 |
Tgif.PsToPdf: STRING |
STRING には、PS ファイルを PDF ファイルに変換する のに使用するコマンドを指定します。STRING は、部 分 文字列 %s を 2 つ含む 必要があり、これらはそれぞれ その PS ファイルと PDF ファイルのフルパス名に置 き 換えられます。デフォルトは |
ps2pdf "%s" "%s" |
です。 ("epstopdf" を使いたければ、これを "epstopdf %s --outfile=%s" と設定してみてください。) |
Tgif.EpsToTmpSvg: STRING |
EPS ファイルから SVG ファイルへの変換は、2 つの 段 階 で行われ、最初は EPS ファイルを一時ファイルへ、 そしてその一時ファイルを SVG ファイルへ変 換 し ま す。 デ フォ ル ト で は、 一 時ファイルの形式には uniconvertor(1) 形式が使われます。ここで指定 す る STRING は、最初の段階のコマンドですが、それは部分 文字列 %s を 2 つ含む 必要があり、それらは、そ れ ぞ れ EPS ファイルと一時ファイルのフルパス名に置き 換えられます。デフォルトは |
pstoedit -dt -f sk "%s" "%s" |
です。 |
Tgif.TmpSvgToSvg: STRING |
この X デフォルト値は、上の Tgif.EpsToTmpSvg と 組 み 合わせて使います。 STRING には、変換の 2 番目の 段階のコマンドを指定しますが、それは部分文字列 %s を 2 つ含む 必要があり、それらは、それぞれ一時ファ イルと SVG ファイルのフルパス名に置き換え ら れ ま す。デフォルトは |
uniconvertor "%s" "%s" |
です。 |
Tgif.TmpSvgFileExtension: STRING |
STRING には、EPS ファイルから SVG ファイルに変換す る際の、中間ファイルで使用されるファイルの拡張子を 指定します。デフォルトは "sk" です。 |
Tgif.3DLook: [true,false] |
こ れを ‘‘false’’ にセットすると、ウィンドウとボタ ンの 3D 装飾を一切使用しません。デフォルトは true です。 |
Tgif.XpmDeckToGifAnim: STRING |
STRING には、GIF ファイルのリストを GIF アニメー ションファイルに変換するのに使用するコマンドを指定 し ます。 STRING は、部分文字列 %s を含む 必要はあ りません。デフォルトは "gifsicle -lforever --delay 10" で す。 gifsicle の ホー ム ペー ジ は <URL:http://www.lcdf.org/gifsicle/> です。こ の X default 値を、"whirlgif -loop -time 10" とすること も で き ま す。 whirlgif の ホー ム ペー ジ は <URL:http://www.msg.net/utility/whirlgif/> です。 |
Tgif.GifAnimExplode: STRING |
STRING には、GIF アニメーションファイルをその構成 要素の GIF ファイルに分解するのに使用するコマン ド を 指定します。 STRING は、部分文字列 %s を含む 必 要はありません。構成要素の GIF ファイルは以下の よ う なファイル名です。アニメーション GIF ファイルの 名前が "foo.gif" の場合、個々 の GIF ファ イ ル は、"foo.gif.0", "foo.gif.1" 等となります。デフォ ルトは "gifsicle -eU" です。 gifsicle のホームペー ジは <URL:http://www.lcdf.org/gifsicle/> です。 |
Tgif.Btn3PopupModeMenu: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、Canvas Window で右 マウスボタン押したときに Mode Menu を生成しま す。 デフォルトは false です。 |
Tgif.ScriptFraction: NUMBER |
これは、標準的な文字列のサイズに対する相対的な上付 き/下付き文字のサイズを指定します。この値は 0.2 か ら 0.8 の間でなければいけません。デフォルトの値は 0.6 です。 |
Tgif.DeleteNextCharWithDelKey: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、テキストモー ド で Delete キーを押したときにカーソルの右にある文字を 削除します。デフォルトは true です。 |
Tgif.SquareDoubleByteFonts: FONT_SPEC1 FONT_SPEC2 ... |
tgif の version 4.0 より、2 バイトフォントがサポー トされています。しかし、2 バイトフォントは、全ての 文字が同じ幅と高さを持つフォント (等幅フォント) し か サポートされていません。詳細は「正方形の 2 バイ トフォント」のセクションを参照してください。 |
Tgif.DefaultSingleByteFont: STRING |
(下の X default 値 Tgif.DoubleByteInputMethod で指 定 される) 入力メソッドを使って、英数字 (1 バイト) 部分文字列を 2 バイト文字列の中に入れることがで き ま す。この X default 値は、その英数字部分文字列に 使われるフォントを指定します。デフォルト は Times です。 |
Tgif.@@@ShowFontChar: OCTAL STRING |
OCTAL STRING に は、 フォ ントの選択時に Choice Window 内に表示される 2 バイトフォントのサンプルに 使われる文字を 8 進表記で指定します。 @@@ は、その 2 バイトフォントの名前に置き換えます。例は、「正方 形 の 2 バイトフォント」のセクションを参照してくだ さい。 |
Tgif.@@@ConvFromUTF8: STRING |
STRING には、現在のフォントが @@@ にマッチする名前 を 持つ 2 バイトフォントであるときに、テキストオブ ジェクトにペーストする際に UTF8 エンコード文字列を 変換するのに使用するコマンドを指定します。設定例は 「正方形の 2 バイトフォント」のセクションを参照 し てください。 |
Tgif.@@@ConvToUTF8: STRING |
STRING には、選択文字列 (そのフォントが @@@ にマッ チする名前を持つ 2 バイトフォントであるとき) を ク リップボードにコピーするときに UTF8 形式の文字列に 変換する際に使用するコマンドを指定します。設定例は 「正 方形の 2 バイトフォント」のセクションを参照し てください。 |
Tgif.DoubleByteInputMethod: STRING |
これは、2 バイトフォント用の入力メソッドを指定しま す。 現 在 は以下の値をサポートしています: "xcin", "chinput", "kinput2", "xim", "tgtwb5"。 た だ し、xcin-2.5 以上を使用する場合は、 "xcin" の代わ りに "xim" を使用してくだ さ い。 入 力 メ ソッ ド "tgtwb5" は Tgif に組み込まれていて、追加パラメー タとして文字を選択するときに使用される Big5 X フォ ン ト名を指定できます ("tgtwb5" の後に ",FONTNAME" を追加します)。 FONTNAME を指定しなかった場合 は、 "-taipei-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-big5-0" が使用されます。詳細は、「正方形の 2 バイトフォ ン ト」のセクションを参照してください。 |
Tgif.UseNKF: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ とセットすると、Network Kanji Filter (NKF) を使用します。デフォルトは false で す。 |
Tgif.CopyAndPasteJIS: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ とセットすると、文字列のコピー/ ペーストのときに JIS から EUC への変換も行わ れ ま す。デフォルトは false です。 |
Tgif.PreeditType: [overthespot,root] |
こ れを ‘‘overthespot’’ とセットすると、2 バイト文 字変換が over-the-spot 形式 (訳注: 入力を行って い る そ の 場 所での変換) で行われます。デフォルトは root です (訳注: ルートウィンドウでの変換)。 |
Tgif.Lang: STRING |
これは locale を指定します。環境変数 LANG はこの設 定を上書きします。 |
Tgif.Modifiers: STRING |
こ れ は locale modifier を指定します。環境変数 XMODIFIERS はこの設定を上書きします。 |
Tgif.ConvSelection: STRING |
これは、kinput2 の文字列の変換に使用されるセ レ ク ショ ン を 指 定 し ま す。 デ フォ ル ト の 値 は _JAPANESE_CONVERSION です。 |
Tgif.VisibleGridInSlideShow: STRING |
これを ‘‘true’’ にセットすると、スライドショーモー ド で 格子 (grid) を表示します。デフォルトは false です。 |
Tgif.SmoothScrollingCanvas: [off,jump,smooth] |
これを ‘‘smooth’’ にセットすると、Canvas Window の スクロールが滑らかになります。しかし、スクロールの 開始時に画像のキャッシュのための遅延が起こり 得 ま す。 これを ‘‘jump’’ にセットすると、Canvas Window のスクロールはジャンプ的になります。これを ‘‘off’’ にセットすると、Canvas Window のスクロールは、マウ スボタンを放すまで Canvas Window を変更しませ ん。 デフォルトは jump です。 |
Tgif.LightGrayColor: COLORSTRING |
これは、ボタンやメニューなどの背景で使用される色を 指定します。デフォルトは gray75 です。 |
Tgif.DarkGrayColor: COLORSTRING |
これは、ボタンやメニューなどの影に使用される色を指 定します。デフォルトは gray50 です。 |
Tgif.DefaultObjectBackground: COLORSTRING |
これは、オブジェクトの背景に使用される色を指定しま す。デフォルトでは、デフォルトの背景色を使用 し ま す。 |
Tgif.UseImagePixelsForTrueColorExport: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、出力される XPM/GIF ファイルの色テーブルは、 TrueColor ビジュアルの 実 画 像 ピクセルから取得されます。デフォルトは false です。 |
Tgif.DialogboxUse3DBorder: [true,false] |
これを ‘‘false’’ とセットすると、ダイアログボッ ク スは 3D の境界を持ちません。これは、X-Win32 のよう な X サーバで使用すべきもので、それは既に 3D の 境 界を持っているからです。デフォルトは true です。 |
Tgif.MenuFontSet: STRING |
こ の X default 値は、tgif がコンパイラオプション ENABLE_NLS をつけてコンパイルされた場合にのみ使 用 されます。 STRING には、メニューで使用されるフォン トのリストを指定します。 STRING に ‘‘none’’ を指定 すると、メニューフォントセットを使用しないことにな り ま す。 デ フォ ル ト は、 "-*-helvetica-medium-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,-*-*-medium-r-*--12-*-*-*-*-*-*-*" です。 |
Tgif.MsgFontSet: STRING |
この X default 値は、tgif がコンパイラオプ ショ ン ENABLE_NLS をつけてコンパイルされた場合にのみ使用 されます。 STRING には、ステータスメッセージで使用 さ れ る フォ ントのリストを指定します。 STRING に ‘‘none’’ を指定すると、メッセージフォントセット を 使 用 し な い こ と に な り ます。デフォルトは、 "-*-helvetica-medium-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,-*-*-medium-r-*--12-*-*-*-*-*-*-*" です。 |
Tgif.BoldMsgFontSet: STRING |
こ の X default 値は、tgif がコンパイラオプション ENABLE_NLS をつけてコンパイルされた場合にのみ使 用 されます。 STRING には、メッセージボックスで使用さ れるフォントのリストを指定 し ま す。 STRING に ‘‘none’’ を指定すると、ボールドメッセージフォント セットを使用しないことになります。デフォル ト は、 "-*-helvetica-bold-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,-*-*-medium-r-*--12-*-*-*-*-*-*-*" です。 |
Tgif.BoldMsgFontDoubleByte: [true,false] |
この X default 値は、tgif がコンパイラオプ ショ ン ENABLE_NLS をつけてコンパイルされた場合にのみ使用 されます。メッセージボックスで使用する文字列 が 2 バイト文字を含む可能性がある場合は、この X default 値を ‘‘true’’ とセットすべきです。デ フォ ル ト は false です。 |
Tgif.LocaleDir: STRING |
こ の X default 値は、tgif がコンパイラオプション ENABLE_NLS をつけてコンパイルされた場合にのみ使 用 さ れます。 STRING には、locale ディレクトリのフル パス名を指定します。 |
Tgif.PsRegMarksInTiledPageMode: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、タイル貼り ペー ジ モー ド で PS/EPS ファイルを印刷/出力するときに、 クッピング領域を定義する角に小さなクロスヘア ( 訳 注: 照準用の十字線) が描かれます。クロスヘアの灰色 の強度は、X default 値 Tgif.PsRegMarksGray で決 定 します。デフォルトは false です。 |
Tgif.PsRegMarksGray: NUMBER |
こ れは、Tgif.PsRegMarksInTiledPageMode が true に セットされているときに使用されるクロスヘアの灰色強 度を指定します。デフォルトの値は 0.95 です。 |
Tgif.PSFontAliases: PSFONTALIAS_SPEC1 PSFONTALIAS_SPEC2 ... |
異なるエンコーディングの代用などの目的で、フォント エイリアスを使用することができます。詳細は、「国際 文字に関する POSTSCRIPT 文字エンコーディング」のセ クションを参照してください。 |
Tgif.DomainInIni: [true,false] |
これを ‘‘true’’ に セッ ト す る と、 ファ イ ル ~/.Tgif/domain.ini からドメインの情報を読み込み、 File Menu の Domain サブメニューのすべてのメニュー 項目を有効にします。デフォルトは false です。 |
Tgif.UndoRedoRestoreDrawingMode: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、undo/redo 操作の直 前の描画モードを、 undo/redo 操 作 の 後 に 復 帰 (restore) します。デフォルトは true です。 |
Tgif.MenuRowsBeforeScroll: NUMBER |
これは、(Font Menu や FontSize Menu のような) ユー ザが指定可能なテキストメニューで、垂直スク ロー ル バーが自動的に使われる前の行の最大数を指定します。 デフォルトの値は 20 です。 |
Tgif.MenuColsBeforeScroll: NUMBER |
これは、(Color Menu のような) ユーザが指定可 能 な ビットマップメニューで、水平スクロールバーが自動的 に使われる前の行の最大数を指定します。デフォルトの 値は 26 です。 |
Tgif.PngToXpm: STRING |
STRING には、PNG ファイルを XPM ファイルに変換する のに使用するコマンドを指定します。STRING は、部 分 文字列 %s を含む 必要があり、これは PNG ファイルの フルパス名に置き換えら れ ま す。 デ フォ ル ト は "pngtopnm %s | pnmdepth 255 | ppmquant 222 | ppmtoxpm" です。 |
Tgif.JpegToXpm: STRING |
STRING には、JPEG ファイルを XPM ファイルに変換 す る のに使用するコマンドを指定します。STRING は、部 分文字列 %s を含む 必要があり、これは JPEG ファ イ ル の フ ル パス名に置き換えられます。デフォルトは "djpeg -gif -color 222 %s | giftopnm | ppmtoxpm" です。 |
Tgif.PbmToXbm: STRING |
STRING には、PBM ファイルを XBM ファイルに変換する のに使用するコマンドを指定します。STRING は、部 分 文字列 %s を含む 必要があり、これは PBM ファイルの フルパス名に置き換えら れ ま す。 デ フォ ル ト は "pbmtoxbm %s" です。 |
Tgif.PgmToXpm: STRING |
STRING には、PGB ファイルを XPM ファイルに変換する のに使用するコマンドを指定します。STRING は、部 分 文字列 %s を含む 必要があり、これは PGM ファイルの フルパス名に置き換えら れ ま す。 デ フォ ル ト は "ppmtoxpm %s" です。 |
Tgif.PpmToXpm: STRING |
STRING には、PPM ファイルを XPM ファイルに変換する のに使用するコマンドを指定します。STRING は、部 分 文字列 %s を含む 必要があり、これは PPM ファイルの フルパス名に置き換えら れ ま す。 デ フォ ル ト は "ppmquant 222 %s | ppmtoxpm" です。 |
Tgif.XpmToPng: STRING |
STRING には、XPM ファイルを PNG ファイルに変換する のに使用するコマンドを指定します。STRING は、部 分 文字列 %s を含む 必要があり、これは XPM ファイルの フルパス名に置き換えら れ ま す。 デ フォ ル ト は "xpmtoppm %s | ppmtopng" です。 |
Tgif.PngFileExtension: STRING |
STRING には、PNG ファイルの拡張子を指定します。デ フォルトは "png" (小文字) です。 |
Tgif.XpmToJpeg: STRING |
STRING には、XPM ファイルを JPEG ファイルに変換 す る のに使用するコマンドを指定します。STRING は、部 分文字列 %s を含む 必要があり、これは XPM ファイル の フ ル パ ス 名 に置き換えられます。デフォルトは "xpmtoppm %s | cjpeg" です。 |
Tgif.PpmToGif: STRING |
STRING には、PPM ファイルを GIF ファイルに変換する の に使用するコマンドを指定します。STRING は、部分 文字列 %s を含む 必要があり、これは PPM ファイルの フ ル パ ス 名 に 置 き 換えられます。デフォルトは "ppmquant 222 %s | ppmtogif" です。 |
Tgif.PpmToPng: STRING |
STRING には、PPM ファイルを PNG ファイルに変換する の に使用するコマンドを指定します。STRING は、部分 文字列 %s を含む 必要があり、これは PPM ファイルの フ ル パ ス 名 に 置 き 換えられます。デフォルトは "pnmtopng %s" です。 |
Tgif.PpmToJpeg: STRING |
STRING には、PPM ファイルを JPEG ファイルに変換 す る のに使用するコマンドを指定します。STRING は、部 分文字列 %s を含む 必要があり、これは PPM ファイル の フ ル パ ス 名 に置き換えられます。デフォルトは "cjpeg %s" です。 |
Tgif.Ppm6ToXpm3: STRING |
STRING には、PPM (P6) ファイルを version 3 の XPM ファ イ ルに変換するのに使用するコマンドを指定しま す。 STRING は、部分文字列 %s を含む 必要があ り、 こ れ は PPM ファイルのフルパス名に置き換えられま す。デフォルトは "ppmtoxpm %s" です。 |
Tgif.PpmQuantize: STRING |
STRING には、PPM ファイルの色数を指定した数に減 色 す る の に 使 用するコマンドを指定します。 STRING は、(1) 減色する数に置き換えられる %d と (2) PPM ファイルのフルパス名に置き換えられる %s の部分文字 列を含む 必要があり ます。デフォルト は "pnmquant %d %s" です。 |
Tgif.PpmFSQuantize: STRING |
STRING には、Floyd-Steinberg ハーフトーンアルゴリ ズムを利用して PPM ファイルの色数を指定した数に 減 色 す る のに使用するコマンドを指定します。 STRING は、(1) 減色する数に置き換えられる %d と (2) PPM ファイルのフルパス名に置き換えられる %s の部分文字 列を含む 必要があり ます。デフォルト は "pnmquant -fs %d %s" です。 |
Tgif.JpegFileExtension: STRING |
STRING には、JPEG ファイルの拡張子を指定します。デ フォルトは "jpg" (小文字) です。 |
Tgif.ProducedBy: STRING |
PS/EPS ファイルを印刷/出力するときに、その出 力 の %%ProducedBy 行に書き出されます。STRING にはあなた の名前と e-mail アドレスを入れてください。デフォル トは "(unknown)" です。 |
Tgif.Editor: STRING |
STRING には、属性の編集に使用するテキストエディタ を指定します。 STRING は、部分文字列 %s を 2 つ 含 む 必要があり、これらはそれぞれウィンドウタイトル とそのテキストファイルのフルパス名に置き換えられま す。例えば、"xemacs -title ’%s’ ’%s’" のようにしま す。デフォルトは "xterm -title ’%s’ -e vi ’%s’" で す。 |
Tgif.GoHyperSpaceInSlideShow: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、tgif がスライド ショーモードに入ったときに、ハイパースペース モー ドに入ります。デフォルトは false です。 |
Tgif.LineWidthIndexInSlideShow: NUMBER |
こ れは、tgif がスライドショーモードのときに使用す る線幅の index を指定します。デフォルトの値は 4 で す。 |
Tgif.MaxRecentFiles: NUMBER |
これは、最近使用したファイルの一覧として記憶する最 大ファイル数を指定します。デフォルトの値は 10 で す。 |
Tgif.ResetOriginOnAdvancePage: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、tgif はページがめ くられたときにページの左上角にスクロールします。デ フォルトは false です。 |
Tgif.UseMeasureTooltip: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、カーソルの位置と描 画/ドラッグ/伸縮されているオブジェクトの幅と高さを ツールチップウィンドウ (訳注: ふきだしのように補足 を小さな別ウィンドウ上で表示するもの) 上に表示しま す。 こ の X default 値は、Tgif.ShowMeasurement が true の場合にのみ効果を持ちます。 デ フォ ル ト は false です。 |
Tgif.MeasureTooltipXFollowMouse: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、位置情報ツールチッ プの X 座標は、マウスに追従します。デフォ ル ト は false です。 |
Tgif.MeasureTooltipYFollowMouse: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、位置情報ツールチッ プの Y 座標は、マウスに追従します。デフォ ル ト は false です。 |
Tgif.MeasureTooltipHorizontalPosition: [left,center,right] |
位 置 情報ツールチップの X 座標を左端 (left)、中央 (center)、右端 (right) のいずれかに固定します。 こ の X default 値 は、 Tgif.MeasureTooltipXFollowMouse が false の場合 の み効果を持ちます。デフォルトは左端 (left) です。 |
Tgif.MeasureTooltipVerticalPosition: [top,middle,bottom] |
位置情報ツールチップの Y 座標を上端 (top)、 中 央 (middle)、下端 (bottom) のいずれかに固定します。こ の X default 値 は、 Tgif.MeasureTooltipYFollowMouse が false の場合の み効果を持ちます。デフォルトは上端 (top) です。 |
Tgif.MeasureTooltipVerbose: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、ツールチップウィン ドウにオブジェクトの位置とサイズに関する情報を追加 表示します。デフォルトは false です。 |
Tgif.NoMinWinSize: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、パネルウィンド ウ 全体が常に見えるような最小のウィンドウサイズを使用 します。この設定を行うと、ウィンドウマネー ジャ に よっては、ウィンドウをリサイズしたときに変なウィン ドウサイズを示すという問題が起こることがあります。 こ れ を ‘‘true’’ に セッ ト す る と、Tgif.MinimalMenubar が true にセットされている ときにメニューバーが自動的には折り返されない、とい う副作用が起こります。デフォルトは true です。 |
Tgif.AutoWrapMenubar: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、メニューバーは自動 的 に折り返されます。 Tgif.MinimalMenubar を false にセットすると、メニューバーは常に自動的に折り返さ れます。デフォルトは false です。 |
Tgif.AutoEPSPreviewBitmap: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、PS/EPS ファイルを 取り込むときに、そのファイルにプレビュービットマッ プが含まれていなければ、 tgif は自動的にそれを生成 します。デフォルトは false です。 |
Tgif.PsToXbm: STRING |
STRING には、PS ファイルを XBM ファイルに変換す る の に使用するコマンドを指定します。STRING は、部分 文字列 %s を含む 必要があり、これは PS ファイル の フルパス名に置き換えられます。上のコマンドは、通常 そのファイル内の画像よりもとても大きなファイルを生 成 することに注意してください。 tgif は、pbmtoepsi がするのと同様の方法で、自動的に空白を取り除 き ま す。 デ フォ ル トは "gs -q -dNOPAUSE -sDEVICE=pbm -sOutputFile=- -- "%s" | pbmtoxbm" です。 |
Tgif.TmpDirInHomeDir: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、tgif は一時ディ レ ク トリとして $HOME/.Tgif というディレクトリを使用 し (以下の X default 値 Tgif.TmpDir が使用されてい ない場合)、コンパイラオプション -DTMP_DIR は無視さ れます。デフォルトは、-D_TMP_DIR_IN_HOME_DIR コ ン パ イラオプションが使用されていれば false で、これ が使用されて いなければ true です。 |
Tgif.TmpDir: STRING |
STRING には、一時ディレクトリとして使用される ディ レ クトリを指定します。この X default 値の使用は、 特に tgif が -DUSE_XT_INITIALIZE つきでコンパイ ル されていて、環境変数 $XAPPLRESDIR で指定されている ディレクトリ検索パスにある X リソースファイルが 使 用されている場合は、推奨されていません。デフォルト では、tgif は /tmp を一時ディレクトリとして使用 し ます。 |
Tgif.ThumbnailGeometry: WIDTHxHEIGHT |
こ の X default はサムネイル画像の大きさを指定しま す。デフォルトは 160x120 です。 |
Tgif.ThumbnailPadding: NUMBER |
これは、サムネイル画像につめる余白を指定します (ピ クセル単位)。デフォルトの値は 8 です。 |
Tgif.ThumbnailXGap: NUMBER |
これは、サムネイル画像の水平方向の間隔を指定します (ピクセル単位)。デフォルトの値は 16 です。 |
Tgif.ThumbnailYGap: NUMBER |
これは、サムネイル画像の垂直方向の間隔を指定します (ピクセル単位)。デフォルトの値は 0 です。 |
Tgif.ThumbnailX: NUMBER |
こ れは、サムネイル画像の開始 x 位置を指定します ( ピクセル単位)。デフォルトの値は 32 です。 |
Tgif.ThumbnailY: NUMBER |
これは、サムネイル画像の開始 y 位置を指定します ( ピクセル単位)。デフォルトの値は 32 です。 |
Tgif.ShowWireSignalName: [true,false] |
こ れを ‘‘false’’ にセットすると、ポートにつないだ ときに tgif は自動的に信号名を配置し、それを隠しま す。そうでなければ、信号名の配置とそれを見えるよう にするかをユーザに問い合わせます。デ フォ ル ト は true です。 |
Tgif.LandscapePdfSetPageDevice: (obsolete) |
名 前が誤解を招くという理由で、この X default 値は tgif-4.1.42 で非推奨と なっ て い ま す。 以 下 の Tgif.PdfSetPageDevice を参照してください。 |
Tgif.PdfSetPageDevice: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、PDF (または PS) ファイルを出力するときに、 ps2pdf(1) を呼び出す 前 に (PDF 形式を出力する場合)、生成する PostScript 内で紙のサイズを指定するのに tgif は PostScript "setpagedevice" コマンドを使用します。これは本来は 必要ないもので (ps2pdf のバグだと思います)、 将 来 ps2pdf が 正しく横置き (landscape) の PostScript ファイルを処理できるようになったら、この X default 値は "setpagedevice" コマンドをオフにするのに使わ れることでしょう。 |
Tgif.DeleteCmdAsCut: (obsolete) |
この X default 値は、tgif-4.2.3 からは非推奨です。 現 在は <Cntrl>x は Cut コマンドに割り当てられてい ます。 Tgif.EnableMouseWheel: [true,false] これ を ‘‘false’’ にセットすると、ボタン 4 とボタン 5 のマ ウスホイールスクロールイベントは無視されま す。 デ フォ ル ト は true です。 Tgif.Btn2PopupMainMenu: [true,false] これ を ‘‘false’’ に セッ ト す る と、Canvas Window でのボタン 2 のイベントは Main Menu をプルダウンしなくなります。デフォルトは true です。 |
Tgif.NoChoiceWindow: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、Choice Window と Message Window はいずれも最初は表示されません。 デ フォルトは false です。 |
Tgif.UseXPmVersion1ForXPmDeck: [true,false] |
こ の X default の 設 定 は、上の X default 値 Tgif.XpmDeckToGifAnim の設定に依存するでしょう。こ れを ‘‘true’’ にセットすると、X11 ピクスマップオブ ジェクトの束を GIF アニメーションファイルに変換 す るときに、 X default 値 Tgif.XPmOutputVersion の設 定にかかわらず XPM1 ファイルが生成されます。デフォ ルトは true です。 |
Tgif.SlideShowWindowOffsets: X_OFFSET,Y_OFFSET |
これらの数値は、スライドショーモードでの位置合わせ のピクセル数を指定します。一つの値だけを与えた場合 は、X と Y のずらし値は同じ値にセットされます。デ フォルトの値は、いずれも 0 です。 |
Tgif.SlideShowBorderColor: COLORSTRING |
これは、スライドショーモードの紙の境界の外の領域に 使用される色を指定します。デフォルトでは、境界色は 背景色と同じです。 |
Tgif.ConvertToBezierSegments: NUMBER |
これは、折れ線/スプラインオブジェクトをベジェ曲 線 に変換するときに使われる折れ線の数を指定します。デ フォルトの値は 50 です。 |
Tgif.TickMarkSize: NUMBER |
これは、折れ線/多角形/スプラインの各頂点に目印マー クをつける場合に、使用される目印マークのサイズを指 定します。デフォルトの値は 8 です。 |
Tgif.NoModeWindow: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、Mode Window (訳注: 左 端 に縦に並ぶ、各描画モード用のアイコンからなる ウィンドウ) は最初は現れなくなります。デフォルトは false です。 |
Tgif.MakeUnsavableInSlideShow: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、スライドショーモー ドに入ったときに、現在のファイルが保存できないよう に します。(現在のファイルが自動ページ番号付けのオ ブジェクトを含んでいる場合は、この X default の 設 定 に か か わらずそのファイルは保存できなくされま す。) デフォルトは false です。 |
Tgif.SingleByteInputMethod: STRING |
これは、1 バイトフォント用のインプットメソッドを指 定 し ます。現在は、"xim" のみがサポートされていま す。 |
Tgif.IgnoreSlideShowOffsetsInFile: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、ファイルに保存 さ れ た ス ラ イ ド ショー の オ フ セッ ト 値 が Tgif.SlideShowWindowOffsets の設定を上書きします。 デフォルトは true です。 |
Tgif.ItalicMsgFont: STRING |
STRING には、いくつかのボタン内で使われるイタリッ ク (斜体) フォントを指定します。この X default 値 が指定されていなくて、Tgif.MenuFont が指定されてい る場合は、これは Tgif.MenuFont の値を取ります。 こ の X default 値と Tgif.MenuFont が指定されていない 場合は、イタリックメッセージではデフォルトのフォン トが使用されます。 |
Tgif.ItalicMsgFontSet: STRING |
こ の X default 値は、tgif がコンパイラオプション ENABLE_NLS をつけてコンパイルされた場合にのみ使 用 されます。 STRING には、メッセージボックス内で使用 されるフォントのリストを指定しま す。 STRING に ‘‘none’’ を指定すると、イタリックメッセージフォン トセットを使用しないことになります。デフォルトは、 "-*-helvetica-medium-o-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,-*-*-medium-r-*--12-*-*-*-*-*-*-*" です。 |
Tgif.BoldItalicMsgFont: STRING |
STRING には、ある文字列で使用されるボール ド イ タ リッ ク ( 斜 体太字) フォントを指定します。この X default 値が指定されていなくて、 Tgif.MenuFont が 指 定されている場合は、これは Tgif.MenuFont の値を 取ります。この X default 値と Tgif.MenuFont が指定 されていない場合は、ボールドイタリックメッセージで はデフォルトのフォントが使用されます。 |
Tgif.BoldItalicMsgFontSet: STRING |
この X default 値は、tgif がコンパイラオプ ショ ン ENABLE_NLS をつけてコンパイルされた場合にのみ使用 されます。 STRING には、ある文字列で使用されるフォ ントのリストを指定します。 STRING に ‘‘none’’ を指 定すると、ボールドイタリックメッセージフォントセッ ト を 使 用 し な いことになります。デフォルトは、 "-*-helvetica-bold-o-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,-*-*-medium-r-*--12-*-*-*-*-*-*-*" です。 |
Tgif.ExternalPsToEpsi: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ に セットすると、内部コマンド pstoepsi() の実行は、単に外部の pstoepsi を呼び 出 すだけになります。デフォルトは false です。 |
Tgif.GsPath: STRING |
STRING には、gs (ghostscript) プログラムのフルパス 名を指定します。デフォルトは "gs" で す ( こ れ は、"gs" の実行ファイルがあなたの PATH に含まれる ことも意味しています)。 |
Tgif.CompoundObjWithTextStretchableForPSE: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、全体に渡る詳細 な ス ケー ル 設 定 コ マ ン ド (訳注: Precise Scale Everything; Edit Menu の Transformation サ ブ メ ニューにあり、全体のスケールを変更する) を実行する ときに、合成オブジェクトはそれがテキスト部分 オ ブ ジェ クトを含んでいる場合は、伸縮 されません。この X default 値は、tgif が非伸縮テキストモードの場 合 に のみ効果を持ちます。 (tgif が伸縮テキストモード のときは、この X default 値は無視されま す。) デ フォルトは false です。 |
Tgif.HideWindowsInSlideShow: [true,false] |
こ れ を ‘‘false’’ にセットすると、tgif はスライド ショーモードでもすべてのウィンドウを表示させたまま にします。それ以外の場合は、スライドショーモードで は Canvas Window のみ表示されます。デフォ ル ト は true です。 |
Tgif.PSDistillerNoImageCompress: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、tgif は、生成した PostScript ファイル内の画像を ps2pdf の よ う な distiller プログラム (訳注: PDF への変換プログラ ム) が圧縮 しない ような PostScript コードを生成し ます。デフォルトは false です。 |
Tgif.AdditionalPSSetup: STRING |
こ れ を指定すると、STRING で指定された PostScript 行が PostScript ファイ ル セッ ト アッ プ の 最 後 (%%EndSetup の直前) に挿入されます。このオプション は、PostScript にとても詳しい人のみが使用すべき で しょう。以下は、distiller プログラムにビットマップ 画像を圧縮させないように問い合わせる例です: |
Tgif.AdditionalPSSetup: \n\ |
Tgif.PSFontNeedCharSubs: FONTSUB_SPEC1 FONTSUB_SPEC2 ... |
FONTSUB_SPEC の書 式 は FONTNAME=TOKENNAME で、 FONTNAME は PostScript フォントの名前、TOKENNAME は X default 値 Tgif.PSCharSubs_TOKENNAME に対する 拡張子の名前です。 FONTSUB_SPEC の FONTNAME 部分に マッチするような文字列で始まる PostScript フォント 名 に 対 し て は、 tgif は X default 値 Tgif.PSCharSubs_TOKENNAME を読んで、どの文字が置き 換えされるのかを決定しようとします。 iso8859-1 エンコードでないフォントに対しては、フォ ントの非アスキー部分 (文字コードの 7 ビット目が オ ンのもの) は、 PS 出力が生成されるときに、デフォル トではそれが iso8859-1 エンコードであるかのよう に 再 エンコードされます。そうしたくない場合は、7 bit 目がオンの文字を異なる名前の PS 文字で置き換えるこ と が で き ます。例については、「国際文字に関する POSTSCRIPT 文字エンコーディング」のセクションも 参 照してください。 |
Tgif.PSCharSubs_TOKENNAME: PSCHARSUBS_SPEC1 PSCHARSUBS_SPEC2 ... |
TOKENNAME は、X default 値 Tgif.PSFontNeedCharSubs 内の FONTSUB_SPEC にマッチするものがある必要があり ま す。 PSCHARSUBS_SPEC の 書 式 は OLDCHARCODE/NEWCHARNAME で、 OLDCHARCODE は 8 進で の 文 字コード、 NEWCHARNAME は使用する PostScript 文字名です。詳細は、「国際文字に関する POSTSCRIPT 文字エンコーディング」のセクションを参照してくださ い。 |
Tgif.DrawTextFuncKey_F#: INTERNAL COMMAND LIST |
これは、ファンクションキーと一連の内部コマンドの関 係 を 指定します。 tgif が文字列描画モードのときに ファンクションキー F# を押すと、対応する一連の内部 コ マ ンドが実行されます。 tgif は、ファンクション キー F1 から F12 までのみを認識します。 |
Tgif.PasteFromXSelectionOnly: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセット す る と、 tgif が X Selections の仕組みでのペーストの実行に失敗した場 合、古いスタイルのペースト (X サーバから直接バイト を 持ってくる) を試みます。これは主に古い X サーバ で使用されます。デフォルトは true です。 |
Tgif.PasteFromSelectionTimeout: NUMBER |
これは、ペースト操作のタイムアウトの秒数を指定しま す。デフォルトの値は 10 です。 |
Tgif.LengthLimit256InInsertChar: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、文字列の 1 行の最 大数が 256 にセットされ、それ以上の追加の文字は 無 視されます。デフォルトは false です。 |
Tgif.JpegToPpm6: STRING |
STRING には、JPEG ファイルを P6 形式の PPM ファイ ルに変換するコマンドを指定します。 STRING は、部分 文 字列 %s を含む 必要があり、これは JPEG ファイル のフルパス名に置き換えられます。デフォルトは、 |
djpeg -ppm "%s" |
です。 |
Tgif.PngToPpm6: STRING |
STRING には、PNG ファイルを P6 形式の PPM ファイル に 変 換 す る の に使用するコマンドを指定します。 STRING は、部分文字列 %s を含む 必要があり、これは PNG ファイルのフルパス名に置き換えられます。デフォ ルトは |
pngtopnm "%s" |
です。 |
Tgif.ObjectShadowOffsets: X_OFFSET,Y_OFFSET |
これらの数値は、オブジェクトの一般的な影を生成する ときにずらすピクセル数を指定します。一つの値だけを 与えた場合は、X と Y のずらし値は同じ値にセット さ れます。デフォルトの値は、いずれも 2 です。 |
Tgif.ObjectShadowColor: COLORSTRING |
これは、オブジェクトの一般的な影に使用される色を指 定します。デフォルトの値は "#c0c0c0" です。 |
Tgif.IgnoreObjectShadowInfoInFile: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、ファイルに保存 さ れ た オ ブ ジェ ク ト の 一 般 的 な 影の情報は、 Tgif.ObjectShadowOffsets と Tgif.ObjectShadowColor の設定を上書きします。デフォルトは true です。 |
Tgif.ReportMissingFonts: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、tgif の起動時に見 つからなかった X のフォントを terminal に出力し ま す。デフォルトは false です。 |
Tgif.CustomPatternDir: STRING |
STRING には、カスタマイズした塗り潰しパターン、ペ ンパターンを含むディレクトリを指定します。このディ レクトリには、任意の大きさのビットマップにエンコー ドされている有効 な XBM ファ イ ル を pat#.xbm (3<=#<=31) のような名前で置き、それがデフォルトパ ターンの # 番に置き換わります。 |
Tgif.EnableTrueColorImages: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、TrueColor ディスプ レ イ 上 では PPM と JPEG オブジェクトは 24-bit カ ラーを使用します。これを有効にするに は、Tgif を zlib をサポートする形でコンパイルする必要がありま す。デフォルトは true です。 |
Tgif.AutoRotatePivot: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、ユーザ指定の回転軸 (pivot) は 無効になります。デフォルトは false で す。 |
Tgif.RightMargin: STRING |
STRING には、右 margin (余白) を指定 し ま す。 右 margin に は 単 位をつける必要があります (単位は "pixel", "in", "cm" のい ず れ か)。 デ フォ ル ト は、Tgif.GridSystem が "English" ならば "1 in"、 Tgif.GridSystem が "Metric" なら "2.5 cm" です。 |
Tgif.EnableRightMargin: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、文字列を入力すると き に 右 margin が一つ使われます。これは、完全な右 margin ではありません。これは、テキストオブジェ ク ト が 変 形 さ れ て お ら ず、 テキストは左合わせ (left-justified) で、テキストカーソルが上付きか 下 付 き 文 字 の 中 に は なく、拡大 (zoom) もなく、 Tgif.EditTextSize が使われてない場合にのみ有 効 で す。デフォルトは false です。 |
Tgif.NoOrientationIfPdfSetPageDevice: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、PS/EPS/PDF ファイ ルに出力するときに、 "setpagedevice" が有効な場 合 に PostScript ファイル内に "%%Orientation:" 行を生 成しません。上の Tgif.PdfSetPageDevice を参照して ください。デフォルトは false です。 |
Tgif.PNGExportHasTransparentColor: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、PNG 形式に出力する と き に、 Tgif.PNGExportTransparentColor の X default 値に指定した色を透明化します。デフォルトは false です。 |
Tgif.PNGExportTransparentColor: COLORSTRING |
これには、PNG 形式に出力するときに、透明化するため の色を指定します。デフォルトでは、デフォルトの背景 色になります。 |
Tgif.PpmToPngWithTransparentColor: STRING |
STRING には、PPM ファイルを透明色つき PNG ファイル に 変 換 す る の に使用するコマンドを指定します。 STRING は、部分文字列 %s を丁度 2 つ含む 必要が あ り、 これらはそれぞれ透明化色と PPM ファイルのフル パス名に置き換えられます。デフォルト は "pnmtopng -transparent ’%s’ ’%s’" です。 |
Tgif.EnableThresholdFloodReplaceColor: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、しきい値ベースの塗 り潰し (Flood Fill) と色置換 (Replace Color) を 使 用します。デフォルトは false です。 |
Tgif.FloodReplaceColorThreshold: RED_THRESH,GREEN_THRESH,BLUE_THRESH |
し き い 値 ベースの塗り潰し (Flood Fill) と色置換 (Replace Color) において、ピクセルを選択した後、選 択したピクセルトとほぼ同じ色を持つピクセルの色も変 えられます。その類似性は、3 つのしきい値で定 義 さ れ、 そ の値はそれぞれ 0 から 255 までの値 (端も含 む) です。デフォルトの値はいずれも 15 です。 |
Tgif.UseStdPalette8: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、起動時の色に標準的 な 8 パレットを使用します。これらの色は赤、緑、青 の各成分値がそれぞれ 0x00 と 0xff のいずれかである 8 種 類 のすべての組み合わせに対応します。この X default 値を使用すると、Tgif.AdditionalColors の X default 値は tgif の起動時に追加色を指定するのに使 われます。デフォルトは false です。 |
Tgif.UseStdPalette27: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、起動時の色に標準的 な 27 パレットを使用します。これらの色は赤、緑、青 の各成分値がそれぞれ 0x00, 0x80, 0xff のいずれかで ある 27 種類のすべての組み合わせに対応します。この X default 値を使用すると、Tgif.AdditionalColors の X default 値は tgif の起動時に追加色を指定するのに 使われます。デフォルトは false です。 |
Tgif.UseStdPalette64: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、起動時の色に標準的 な 64 パレットを使用します。これらの色は赤、緑、青 の各成分値がそれぞれ 0x00, 0x55, 0xaa, 0xff のいず れ か である 64 種類のすべての組み合わせに対応しま す。 こ の X default 値 を 使 用 す る と、Tgif.AdditionalColors の X default 値は tgif の起動時に追加色を指定するのに使われます。デフォル トは false です。 |
Tgif.UseStdPalette216: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、起動時の色に標準的 な 216 パレットを使用します。これらの色は、可搬 な Web セーフカラー (Mobile Web-safe color) として知 られる赤、緑、青の各成分値がそれぞれ 0x00, 0x33, 0x66, 0x99, 0xcc, 0xff のいずれかである 216 種類の すべての組み合わせに対応します。この X default 値 を 使 用すると、Tgif.AdditionalColors の X default 値は tgif の起動時に追加色を指定するのに使わ れ ま す。デフォルトは false です。 |
Tgif.UseMobileWebSafePalette: [true,false] |
これは、Tgif.UseStdPalette216 と同じです。 |
Tgif.UseOpenOfficeGalaxyPalette: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ に セットすると、起動時の色に OpenOffice Galaxy パレット (53 色) を使用しま す。 こ の X default 値 を 使 用 す る と、Tgif.AdditionalColors の X default 値 は tgif の起動時に追加色を指定するのに使われます。デフォル トは false です。 |
Tgif.UseOpenOfficeGooglePalette: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、 起 動 時 の 色 に OpenOffice Google パレット (80 色) を使用します。 こ の X default 値 を 使 用 す る と、Tgif.AdditionalColors の X default 値は tgif の起動時に追加色を指定するのに使われます。デフォル トは false です。 |
Tgif.AdditionalColors: COLOR1, COLOR2 ... |
Tgif.ColorFromXPixmap, Tgif.UseStdPalette8, Tgif.UseStdPalette27, Tgif.UseStdPalette64, Tgif.UseStdPalette216, Tgif.UseMobileWebSafePalette, Tgif.UseOpenOfficeGalaxyPalette, Tgif.UseOpenOfficeGooglePalette のいず れ か の X default 値を使用した場合、この X default 値を使っ て起動時の追加色を指定できます。色名にはスペースが 含まれることもありますので、色名はカンマで区切らな ければいけません。 |
Tgif.DefaultColor: COLORSTRING |
これには、適当な色が見つからなかった場合のデフォル ト 色 を指定します。これは、Tgif.DefaultColorIndex の X default 値に優先します。この X default 値を指 定 しないと、Tgif.DefaultColorIndex がデフォルト色 を決定します。 |
Tgif.GifToPpm6: STRING |
STRING には、GIF ファイルを P6 形式の PPM ファイル に 変 換 す る の に使用するコマンドを指定します。 STRING は、部分文字列 %s を含む 必要があり、これは GIF ファイルのフルパス名に置き換えられます。デフォ ルトは |
giftopnm "%s" |
です。 |
TGIFPATH |
この環境変数は、下の「ファイル」のセクションで説明 し て いるようにファイルを探すためのパスを設定しま す。 |
TGIFICON |
この環境変数は、tgif がアイコン化された場合に表 示 さ れ るオブジェクトファイルの名前を設定します。デ フォルトでは、これは ‘‘tgificon’’ と設定されていま す。 これが / で始まっている場合、その絶対パスが使 用されますが、そうでなければそのアイコンファイルは $TGIFPATH/$TGIFICON と仮定されます。 |
TGIF_[Domain] |
非推奨。 |
$TGIFPATH/tgificon.obj には、デフォルトの tgif アイコンが 含まれています。 $TGIFPATH/keys.obj には、英数字以外のキーのキーバインド の 概要が含まれています。 |
tgif の配布物に、単純な Prolog ドライバを説明するような 3 つの Prolog ファイルが含まれています。 tgif.pl に は、tgif ファ イル (.obj と .sym の両方) を解析する述語 (predicate) が書かれています。 frontend.pl には、外部 関 数 イ ン ター フェースを通じて Quintus や SISCtus のような Prolog エンジ ンと会話するような述語が書かれています。 frontend.pl を 使 用 す る に は、 ビ ル ト するのに frontend11.o が必要です (Makefile から frontend11.o のエントリのコメントを外す必要 が あります)。最後に、testdrive.pl には、tgif が Solve (ま たは #s) コマンドでエスケープした場合に、現在の描画内の す べてのオブジェクトの ID ファイルをプリントアウトするプログ ラムが書かれています。これは、一つの tgif ファイルの構造を 調べる良い方法でもあります (特に、古いバージョンの tgif で 作成されたファイルとの互換性を維持するために導入されたもの が複雑であるために、その構造はドキュメント化されていないの で)。 とても単純な C ドライバ testdrive.c も tgif の配布物に含ま れていて、これは同名の Prolog ドライバと同じ機能を果たしま す。このファイルに含まれる (そして tgif.c にはない) 特別な コードは、メモリ上のオブジェクトと属性をどのように横断し、 どのように新しいオブジェクトを生成し、操作したらよいのか、 を説明しています |
latex(1L), lpr(1), ghostscript(1), env(1), X(1), dvips(1), csh(1), pbmplus(1), netpbm(1), djpeg(1), bitmap(1), XPM(1), netpbm(1), xfontsel(1), xlsfonts(1), xgrabsc(1), xloadimage(1), xsnap(1), sxpm(1), xv(1), pstoepsi(1), Mosaic(1), bggen(1), rand(3C), ps2pdf(1) |
任意の ‘‘ドライバに抜ける’’ コマンドが (偶発的に) 実行され た場合、現在の描画は、それが一つの .obj ファイルであること を 示 しているならば、その内容が ‘‘tmpmodel.obj’’ に保存さ れ、 tgif はドライバに抜けて、正しく戻ってきます。現在の描 画が、一つの .sym ファイルであることを示している場合は、そ の内容は ‘‘tmpmodel.sym’’ に保存されますが、 tgif はドライ バには戻りません。 tgif、 または (xterm のような) tgif 以外のツールで生成され たカットバッファに関するペーストの操作はちゃんと動作 し ま す。そのカットバッファが tgif で生成されたものでは ない 場 合、その内容は ASCII 文字列の集まりであると扱われ、現在 の 描画にはテキストオブジェクトとして挿入されます (そのテキス トオブジェクトの生成に関しては、テキストオブジェクトに関す る 現在の設定が使用されます)。カットバッファが tgif で生成 されたもので ある 場合、現在の設定はすべて無視されます。 フォントサイズは、スクリーン フォントサイズで、これはス ク リー ン上で文字列を表示するのに使われる X フォントに対応し ます。これらは印刷出力 (print) では、より小さくなりま す。 24 ポイントの文字列を出力すると、それはほぼ 13.5 ポイント の PostScript 文字列に対応します。これは、tgif が 128 ピク セルを 1 インチと扱い、 PostScript が 72 ポイントを 1 イン チと扱うからです。 X11 と PostScript でサポートされている文字は異なるため、す べ て の文字、特に X11 ではサポートされている ascii コード 128 から 255 (8 進 \200 から \377) の文字を tgif がすべ て 受けつけるとは限りません。さらに、これらの文字のサポートし ている部分を出力するために、文字コードは再エンコードする必 要 があります。よって、tgif が他の個人的なフォントをサポー トするようにハッキングする場合は、再エンコードの仕組みに注 意する必要があるでしょう。 格子 (grid) は絶対的なものではなく、スクリーンピクセルで指 定され、現在の拡大率に従って縮尺されます。例えば、格子が最 大の拡大率のときに 16 ピクセルでセットされている場合、ユー ザが拡大から戻ってからもオブジェクトを 16 スクリーンピクセ ルだけ増やして描画、移動、延長できますが、しかしこれは実座 標系では 32 ピクセルに対応します。 垂直方向の文字列の間隔を負の値に設定した場合、 XOR 操作 の ため、ハイライトされている文字列はやや妙な感じに表示されま す。垂直方向の文字列の間隔を 100 より大、または -100 よ り 小さくした場合、パネルウィンドウが正しくクリアされません。 パネルウィンドウをクリアするには、ユーザが tgif のウィンド ウを一旦閉じて、また立ち上げ直す必要があるでしょう。 「TGIF の子ウィンドウ」のセクションで述べたように、強制移 動モードで選択されていない折れ線の両端点が移動しようとする オブジェクト内にある場合、折れ線全体も移動してしまいます。 これは以下のような点でやや奇妙に感じます。例えば、あるオブ ジェクトを指し示す線分を書いた場合、そのオブジェクトを移動 するとその線分も ‘‘伸ばす’’ でしょう。しかし、最終的にその 線分のもう一方の端点もそのオブクジェクトの中に入るように移 動しまうと、その後のオブジェクトの移動では、 (元の端点だけ 移動するのではなく) その線分全体が移動してしまうことになり ます。移動した端点の近くにある頂点の移動も、ときどき奇妙に 見 え ます。このような場合に関しては、非強制移動モードにス イッチすべきでしょう。 強制移動モードに関する他の特異性は、オブジェクトの二 重 化 (duplicate) 後すぐは、強制移動モードは一時的に使えなくなり ます。それは、それがこの時点で、ユーザが新しいオブジェクト を求める位置に移動したいだろうと仮定しているためです。そし て、この新しいオブジェクトが ‘‘腰を落ちつけた’’ 後のみ、強 制移動モードは再び利用可能になります。 ロックされたオブジェクトは削除できます。 Edit Menu の PasteFromFile() はファイルを描画内に読み込み ます。ファイルからのペーストは、通常のペースト操作とは違い があり、通常のペーストではタブが自動的にスペースに変換され るためにコピーは xterm でのように行われますが、ファイル か らのペーストではタブは無視されます。 複 数ページの描画の出力 (print) 時には、 (オブジェクトを一 つも含まないページがあっても) すべてのページが出力さ れ ま す。 Page Menu から PrintOnePage() コマンドを使用すると、 選択されたページ (積み上げ型 ページレイアウトモー ド の 場 合、 これは現在のページで、タイル貼り ページレイアウトモー ドの場合、見えているページを選択するようにユーザに促 し ま す) を出力します tgif はそれ自身のアイコンウィンドウを使うようにセットアッ プできます (Tgif.NoTgifIcon と Tgif.UseWMIconPixmap の X default 値の両方を false にセットしなければいけません)。し かし、ウィンドウマネージャを混乱させる場合があるでしょう。 よっ て、 そ の 影 響 が 望 ま し く な い 場 合 は、 Tgif.UseWMIconPixmap の X defaults 値を true にするとい い でしょう。 |
Apple LaserWriter 上で、実線でないペンで Courier フォント を印刷すると問題が起こる場合があるようです。 (ただし単一文 字 の印刷は問題ないようです。) PostScript のリファレンスマ ニュアルで指摘されているように、 Courier は ‘‘スト ロー ク フォ ント’’ であり、よってそのような形式のフォントに対して は、文字の形のパスを作成するのがいつも ‘‘難しい’’ のです。 し かし Courier フォントは、 ghostscript(1) や dxpsview で は問題ありませんので、この問題がどうすれば修正できるのか分 かっていません。よって著者は、実線でないペンを使用する場合 は、カラーでの印刷に Courier フォントを避けて使用するこ と を勧めます。 矢先を持つ円弧は、あまり鋭くは見えません (その先は矢先を持 つ開スプラインほどには尖りません)。 高い拡大率では、円弧を伸縮すると丸め誤差のせいで異常な振舞 いをすることがあります。 ページの拡大/縮小率が 100% ではない場合、 Ruler Windows の 印付け (marking) は実際の寸法には対応しません。 tgif は今のところまだ ‘‘ 選 択’’ の 仕 組 み (selection mechanism) を使用していませんので、大きなオブジェクトのコ ピー/ペーストはうまく動作しないかもしれません。 tgif がクラッシュ し た 場 合、 現 在 の 描 画 の 内 容 を ‘‘EmergencySave.obj’’ (現在の描画がシンボルオブジェクトを 指している場合は ‘‘EmergencySave.sym’’) というファイルに保 存 し よ う と し ま す。 そ の 描画は、たいていはファイル ‘‘EmergencySave.obj’’ を読み込むことで復帰できますが、それ でもあるオブジェクトが (プログラムのバグにより) くずれてし まったことがク ラッ シュ の 要 因 で あ れ ば、 ファ イ ル ‘‘EmergencySave.obj’’ もくずれてしまっているかもしれませ ん。 あるアプリケーションを起動しているときに、そのコマンドを文 字 ’&’ で終わらせていなくて、そのコマンドが終了しない場合 は、tgif もハングアップするでしょう。この場合、tgif の内容 を ‘‘EmergencySave.obj’’ に保存したければ、 kill(1) コマン ドを使って tgif のプロセスに HUP シグナルを送って く だ さ い。 ファイル exec.c は、AIX のマシン上ではうまくコンパイルでき ない か も し れ ま せ ん。 そ の 場 合 は、Imakefile か Makefile.noimake の DEFINES に -D_BSD を追加する必要がある でしょう。 |
著作権に関する詳細については、ファイル ‘‘Copyright’’ を 参 照してください。 PostScript は、Adobe Systems Incorporated の商標登録です。 |
現在の tgif の状況は、tgif の World-Wide-Web ホームペー ジ <URL:http://bourbon.usc.edu/tgif/> で取得できます。 |
William Chia-Wei Cheng ([email protected]) |
[1] |
‘‘A Beginner’s Guild to HTML’’, <URL:http://www.ncsa.uiuc.edu/General/Internet/WWW/HTMLPrimer.html>. |
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[2] |
‘‘CGI - Common Gateway Interface’’, <URL:http://www.w3.org/CGI/overview.html>. |
[3] |
‘‘NCSA Imagemap’’, <URL:http://hoohoo.ncsa.uiuc.edu/docs/tutorials/imagemapping.html>. |
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[4] |
‘‘CERN Clickable Image’’, |
<URL:http://www.w3.org/hypertext/WWW/Daemon/User/CGI/HTImageDoc.html>. |