tgif − X11 上の Xlib ベースの対話型 2 次元描画ツール。描画 面の階層的な構成や、複数の描画面の容易な行き来をサポートし ています。そして World-Wide-Web 上のハイパーグラフィックス (またはハイパー構造を持つグラフィックス) のブラウ ザ に も なっています。 |
tgif [-display displayname] [-fg <color>] [-bg <color>] [-bd <color>] [-rv] [-nv] [-bw] [-reqcolor] [-cwo[+sbwarp]] [-hyper] [-exec <file>] [-dbim {xcin|chinput|xim|kinput2|tgtwb5[,font]}] [-sbim xim] [-usexlib] [-a4] [-listdontreencode] [-version] [-pdfspd | -pdfspd=true | -pdfspd=false ] [-pssetup "<string>" ] [-nomode] [-geometry <geom>] [=<geom>] [{file[.obj]|-merge file1[.obj] file2[.obj] ...}] または tgif -print [-eps] [-p] [-ps] [-f] [-text] [-epsi] [-tiffepsi] [-gif] [-png] [-jpeg] [-ppm] [-pbm] [-xpm] [-xbm] [-html] [-pdf] [-netlist] [-display displayname] [-stdout] [-raw[+h[eaderonly]]] [-dosepsfilter [-previewonly]] [-status] [-gray] [-color | -reqcolor] [-adobe | -adobe=<number>/<number> | -adobe=false ] [-dontreencode=<string> | -listdontreencode] [-version | -justversion] [-producedby=<string>] [-page <number>] [-print_cmd "<command>"] [-one_file_per_page] [-pepsc] [-pdfspd | -pdfspd=true | -pdfspd=false ] [-pssetup "<string>" ] [-j2p6_cmd "<command>" ] [-dontcondense | -condensed] [-a4] [-noshowpageineps] [-quiet] [-bop_hook "<string>"] [-eop_hook "<string>"] [-tmp_file_mode "<octal number>"] [-o<dir>] [-exec <file>] [file1[.obj] file2[.obj] ...] |
tgif は、対話型描画ツールで、これによりユーザは X ウィンド ウ シ ス テム内でオブジェクトを描画し、操作できます。 tgif は、最初の形式では対話形式で動作します。「形式」のセクショ ン の 第 2 の形式では、 -eps, -p, -epsi, -tiffepsi, -gif, -png, -jpeg, -ppm, -pbm, -xpm, -xbm, -html, -pdf, -ps, -f, -text, -netlist options のいずれのオプションも指定されてい なければ、 tgif は (tgif で 生 成 さ れ る) file1.obj, file2.obj 等 を、 ( ウィンドウやフォントを開くことなく) PostScript(TM) ページ記述ファイルとして出力し、lpr(1) へパ イ プします。この出力 (printing) 形式は、tgif ファイルを他 の形式へ変換 (exporting) するための tgif 式のやり方で す。 こ の場合、認識できない他のオプションは、lpr(1) へ送られま す。このモードでは、tgif は昔の prtgif と互換になりま す。 拡張子 .sym を明示的に指定すれば、シンボルファイル (説明は 以下を参照) も印刷できます。 コマンドライン引数 file は、最初に tgif が編集するオブジェ ク トのファイルか URL を指定します。 URL は HTTP か FTP の みをサポートしています。 (URL と WWW に関するより詳しい 話 については、[1] を参照。) tgif は、純粋に Xlib に基づいています。これは X11R6 でテス トされていて、 3 ボタンマウスを必要とします。 |
「形式」のセクションの最初の形式では、以下のコマンドライン 引数が使用できます: |
-fg |
<color> で前景色を指定 |
|||
-bg |
<color> で背景色を指定 |
|||
-bd |
<color> で境界色を指定 |
|||
-rv |
白黒反転ビデオモードで tgif を起動 |
|||
-nv |
通常のビデオモードで tgif を起動 |
|||
-bw |
tgif をモノクロモードで起動 |
-reqcolor |
Tgif.PrintUsingRequestedColor の X default 値を true に設定した場合と同じ (下記の「X DEFAULT 値」 のセクションを参照) になります。 |
-cwo |
Canvas Window のみを表示します (下記の「TGIF の子ウィンドウ」の セ ク ショ ン を 参 照)。 こ れ は、Tgif.CanvasWindowOnly の X default 値を true にした場合と同じになります。 |
-cwo+sbwarp |
-cwo+sbwarp を使用すると、single-button-warp (左マ ウスボタンをクリックすることでジャンプする) を、テ レポートを有効にするのに使います (下の「テ レ ポー ト/ハイパージャンプ」のセクション参照)。 |
-hyper |
tgif を ハイパースペース モードで起動しま す (下の「ハイパースペース」のセクション参照)。 |
-exec <file> |
tgif の起動後、<file> 内の内部コマンドを実行します (下の「内部コマンド」のセクション参照)。 <file> が 文字列 "-" の場合は tgif は標準入力から内部コマ ン ドを読み込んで実行します。 |
-dbim method |
2 バイトフォントの入力メソッドとして method を使用 します (下の「正方形の 2 バイトフォント」 の セ ク ショ ン参照)。これは、-sbim と一緒に使うことはでき ません。 |
-sbim method |
1 バイトフォントの入力メソッドとして method を使用 します。これは、デッドキーをともなう国際的文字の入 力に X キーボード拡張 (X Keyboard Extension) が 使 わ れている場合に便利でしょう。これは -dbim と一緒 に使うことはできません。 |
-usexlib |
tgif が -DUSE_XT_INITIALIZE 付きでコンパイルされて い る場合、 tgif のセットアップに X Toolkit 初期化 ルーチンが使用されます。このコマンドラインオプショ ン を 使 用 す る と、 tgif に強制的にオプション -DUSE_XT_INITIALIZE を無視させ、 Xlib のみを使用さ せ ます。これは、tgif のシステムリソースファイルが 適切にインストールされないか散らばってインストール されていて、それでそれを無視しないといけない場合に 便利でしょう。 |
-a4 |
このオプション は Tgif.PSA4PaperSize の X default 値を true にした場合と同じになります。 |
-noshowpageineps |
こ の オプションは Tgif.ShowPageInEPS の X default 値を true にした場合と同じになります。 |
-quiet |
このオプションを使用した場合、tgif は標 準 メッセージの出力を抑制します。 |
-listdontreencode=<string> |
このオプションを使用した場合、 tgif のコンパイルの 際 に 使 用 さ れ る コ ン パ イ ラ オ プ ショ ン -D_DONT_REENCODE で指定された PostScript フォント 名の一覧を出力します。 |
「形式」のセクションの 2 番目の形式では、以下のコマンド ラ イン引数が使用できます: |
-version |
このオプションを使用した場合、 tgif はコマンドライ ンにそのバージョン番号と著作権を表示します。 |
-justversion |
このオプションを使用した場合、 tgif はコマンドライ ンにそのバージョン番号と著作権を表示し、直ちに終了 します。 |
-nomode |
このオプションは Tgif.NoModeWindow の X default 値 を true にした場合と同じになります。 |
-eps (または -p) |
file.eps という名前で、カプセル化 PostScript(TM) ファイル (EPS ファイル) を生成します。このファイル は、\psfig, \epsf, \psfile の仕組みで LaTeX ファイ ルに取り込むことができます (「LATEX 用の図の形式」 のセクション参照)。 |
-ps (または -f) |
file.ps という名前で、 PostScript ファイルを生成し ます。このファイルは PostScript プリンタで lpr(1) で印刷できます。 |
-text |
file.txt という名前で、テキストファイルを生 成します。このテキストファイルは表示されているすべ ての文字列を含み、スペルチェックソフトに渡すことが できます。 |
||
-epsi |
file.eps という名前で、プレビュー用 ビッ ト マップ画像を含むカプセル化 PostScript (EPS) ファイ ルを生成します。有効なディスプレイにアクセスできな い場合は、tgif は出力に失敗します。 |
-tiffepsi |
file.eps と いう名前で、DOS EPS バイナリファイル ヘッダとそれに続く TIFF 画像を持つ EPS ファイル を 生成します。詳しくは、「マイクロソフトウィンドウズ 用の EPSI ファイルの作成」のセクションを参照してく だ さ い。有効なディスプレイにアクセスできない場合 は、tgif は出力に失敗します。 |
-gif |
file.gif という名前で、GIF ファイルを生成 し ま す。 下 記 の 「X DEFAULT 値」のセクションの Tgif.GifToXpm に関する注意を参照してください。有効 な ディスプレイにアクセスできない場合は、tgif は出 力に失敗します。 |
||
-png |
file.png という名前で、PNG ファイルを生成 し ま す。 有 効 なディスプレイにアクセスできない場合 は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-jpeg |
file.jpg という名前で、JPEG ファイルを生 成 し ま す。有効なディスプレイにアクセスできない場合 は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-ppm |
file.ppm という名前で、PPM ファイルを生成 し ま す。 有 効 なディスプレイにアクセスできない場合 は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-pbm |
file.pbm という名前で、PBM ファイルを生成 し ま す。 有 効 なディスプレイにアクセスできない場合 は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-xpm |
file.xpm という名前で、 X11 ピクスマップファ イ ル (XPM) を生成します。有効なディスプレイにアク セスできない場合は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-xbm |
file.xbm という名前で、 X11 ビットマップファ イ ル (XBM) を生成します。有効なディスプレイにアク セスできない場合は、tgif は出力に失敗します。 |
||
-html |
file.gif という名前で GIF ファイルを、そ し て file.html という名前で HTML ファイルを生成しま す。有効なディスプレイにアクセス で き な い 場 合 は、tgif は出力に失敗します。 |
||
|
file.gif という名前で GIF ファイルを、そして file.pdf という名前で PDF ファイルを生成します。下 記の「X DEFAULT 値」のセクションの Tgif.PsToPdf に 関する注意を参照してください。 |
-netlist |
file.net という名前と file.cmp という名前のテキ ス トファイルを生成します。 file.net は、netlist の情 報を表の形式で保存しています。最初の行には各列の名 前が、そして各行には (二重引用符で囲まれた) ポート 名が書かれ、カンマ、<TAB> 文字が続き、その後ろにシ グナル名 (これも二重引用符で囲まれている) が続きま す。 file.cmp は、ファイルの構成要素に関する情報が 入っています。各構成要素は、その名前で始まり、その 後ろにその型が続き、その後ろに (<TAB> 文字でインデ ントされて) その構成要素の属性が出力されます。 |
-stdout |
出力をファイルとして生成する代わりに、標準出力に出 力を送ります。 |
-raw |
ファイルの内容を標準出力に吐き出させます。 |
||
-raw+h |
-raw+h を使い、かつ指定ファイルが HTTP URL の場合、 HTTP ヘッダも標準出力に吐き出されます。 |
-raw+headeronly |
-raw+headeronly を 使い、かつ指定ファイルが HTTP URL の場合、 HTTP ヘッダが標準出力に吐き出さ れ ま す。 |
-dosepsfilter |
こ れ は、tgif を、DOS/Windows EPS ファイルの DOS EPS バイナリファイルヘッタとそれに続く TIFF 画像を 取り除くフィルタとして動作させます。 |
-previewonly |
-dosepsfilter が 指定された場合、-previewonly は tgif を DOS/Windows EPS ファイルの TIFF 画像からプ レビュービットマップを展開するフィルタとして動作さ せます。 |
-status |
このオプションが -raw か -raw+h か -raw+headeronly の いずれかとともに使われた場合、stderr にステータ ス行を表示させます。 |
-gray |
このオプションは、Tgif.UseGrayScale の X default 値を true にした場合と同じになります (「X DEFAULT 値」のセクション参照)。 |
-color (または -reqcolor) |
カラーで印刷するには、-color か -reqcolor のいずれ か の オ プ ショ ン が 使 用 で きます。両者の違い は、-reqcolor が Tgif.PrintUsingRequestedColor の X default 値を true にした場合と同じことになるのみ です (「X DEFAULT 値」のセクション参照)。 |
-adobe (または -adobe=<number>/<number> -adobe=false) |
このオプ ショ ン は、Tgif.UsePsAdobeString の X default 値を指定することと同じになります。 |
-dontreencode=<string> |
こ の オプションは、Tgif.DontReencode の X default 値を指定することと同じになります。 |
-producedby=<string> |
このオプションは、Tgif.ProducedBy の X default 値 を指定することと同じになります。 |
-page |
指定されたページ (<number> で指定) を出力し ます。 |
-print_cmd |
このオプションは、Tgif.PrintCommand の X default 値を指定することと同じになります。 |
-one_file_per_page |
各ページを別々のファイルとして出力します。 |
-pepsc |
EPS コメントを保持します。 tgif-4.0.11 か らは EPS コメントは常に保持されますので、このコ マ ンドラインオプションは現在は非推奨です。 |
-nolandpdfspd |
このコマンドラインオプションは、tgif-4.1.42 以降は 非推奨となっています。これは、-nopdfspd と解釈され ます。 |
-pdfspd (または -pdfspd=true -pdfspd=false) |
-pdfspd か -pdfspd=true が指定された場合、 PDF ファイルの出力時の一時的な PostScript ファイル、ま た は PostScript ファ イ ル の 出力時の最終的な PostScript ファイルに "setpagedevice" が生成されま す。 -pdfspd=false が指定された場合、 PDF ファイル の出力時の一時的な PostScript ファイ ル、 ま た は PostScript ファイルの出力時の最終的な PostScript ファイルには "setpagedevice" は生成されません。 こ のオプションは、Tgif.PdfSetPageDevice の X default 値を上書きします。 |
-pssetup |
このオプショ ン は、Tgif.AdditionalPSSetup の X default 値を指定することと同じになります。 |
-j2p6_cmd |
こ のオプションは、Tgif.JpegToPpm6 の X default 値 を指定することと同じになります。 |
-dontcondense |
このオプション は、Tgif.DontCondensePSFile の X default 値を true にした場合と同じになります。 |
-condensed |
こ の オ プ ションは、Tgif.DontCondensePSFile の X default 値を false にした場合と同じになります。 |
-bop_hook と -eop_hook |
これらのオプ ショ ン は、Tgif.PSBopHook と Tgif PSEpsHook の X default 値を指定することと同じにな ります。 |
-tmp_file_mode |
このオプションは、Tgif.TmpFileMode の X default 値 を指定することと同じになります。 |
-o |
このオプションを指定しない場合、出力ファイル (eps, ps など) は入力ファイルと同じディレクトリ に 作 られます。 -o<dir> を指定した場合、出力ファイル は <dir> で指定しされたディレクリに作られます。 |
-merge file1 file2 ... |
このオプションは、file1.obj, file2.obj, 等を一つの マルチページファイルに連結します。 |
tgif がサポートする基本的 (primitive) なオブジェクトは、長 方形、楕円、角の丸い長方形、円弧、折れ線、多角形、スプライ ン開曲線、スプライン閉曲線、文字列、X11 ビットマップ画像、 特定の形式の X11 ピクスマップ画像、そ し て カ プ セ ル 化 PostScript ファイル (EPS) です。 (tgif が描くスプライン曲 線は、 Bezier 曲線では ない ことに注意してください。) 複数 のオブジェクトをグループ化して、一つの グループ オブジェク トにすることもできます。一つの基本的なオブジェクト、または 一つのグループオブジェクトから、一つの アイコン オブジェク ト、または一つの シンボル オブジェクトをユーザコマンドを通 して作成できます。 tgif の オブジェクトは、2 つの形式のファイルで保存されま す。 .obj という拡張子を持つファイル (以後 オブ ジェ ク ト ファイルと言う) はオブジェクトのファイルで、 .sym という拡 張子を持つファイル (以後 シンボル ファイルと言う) は一つの ‘‘組み上げ’’ オブジェクトを特定します。 .obj ファイル間を 移動 (または ハイパージャンプ) するため にテレポート メカニズムが用意されています。組み上 げ オ ブ ジェ クトは、オブジェクトの 表現 部分と定義 部分 (これは空 もありうる) からできています。 tgif は ‘‘ボトムアップ’’ 式 の 階層的な描画の構成を、組み上げオブジェクトを描画内に ‘‘ 例示する’’ 機能を用意することでサポートしていま す。 tgif は、任意のオブジェクトにユーザがある特定されていないサブシ ステムの 表現 を作ることを許すことで、描画の ‘‘トップダ ウ ン’’ 指 定 も サ ポー トしています。いずれの型のファイル も、Prolog の fact の形式で保存されます。描画を解 釈 す る Prolog のコードを書くこともできます ! (ユーザがそのような コードを作ることを許しています。詳しくは、「PROLOG/C の テ ス トドライバ」のセクション参照。) Prolog エンジンは、これ 以降の節では ドライバ と呼ばれています。 (他の形式のドライ バ、例えば C で書かれたものも許されています。) 非文字列オブジェクトに、文字列ベースの 属性 を付けることが できます。組み上げオブジェクトの表現部分で指定された 属 性 は、そのオブジェクトが例示的である場合は取り外せません。詳 細は「属性」のセクションを参照してください。 tgif はいくつか違った形式の出力を生成できます。デフォル ト で は 出力は PostScript (カラー PostScript) であり、それは /tmp/Tgifa* という名前 (mktemp() の呼び出しによって 生 成) の ファイルとして作られます。ここで * は数字で、このファイ ルは lpr(1) にパイプされます。 Choice Window (tgif の ウィ ン ドウの名前については、「TGIF の子ウィンドウ」のセクショ ンを参照) にレーザープリンタアイコンが表示されている場合に は、 これが行われます。この出力を、 .ps という拡張子のファ イルにリダイレクトすることもできます。 Choice Window に PS ア イ コ ンが表示れている場合は、これが行われます。 Choice Window に PDF アイコンが表示されている場合は、出力が .pdf という拡張子を持つファイルとして生成されます。デフォルトで は、 tgif は PS ファイルから PDF ファイル に 変 換 す る、 ghostscript(1) パッケージに含まれる ps2pdf(1) を呼び出しま す。 Choice Window に LaTeX (または EPSI) アイコンが表示さ れ ている場合は、出力は \ps という拡張子を持つファイルとし て生成されます。このファイルはカプセル化 PostScript (ま た は、 カ プ セ ル 化 PostScript Interchange) 形式で、これは \psfig や \epsf の仕組みで LaTeX 文書に含ませることがで き ま す (訳注: これはやや古い記述で、現在は \includegraphics を使用すべきです)。これについては、後で述べます。 EPS と EPSI 形式の違いは、 EPSI ファイルがプレビュービットマップ 画像を含むことだけです。しかし、プレビュービットマップ画像 を生成するには時間がかかります。そのプレビュービットマップ をどのように使用するかを知らないツールに EPS/EPSI ファイル を取り込む場合、 EPSI 形式を使わないようにすれば時間を節約 できます。 Choice Window に T アイコンが表示されてい る 場 合、 出 力は、 .txt という拡張子のファイルとして生成されま す。このファイルは、表示されるすべての文字列を含むテキスト ファ イルで、例えばスペルチェッカーで利用できます。 Choice Window に x11bm (X11 ビットマップ) アイコンが表示されて い て、 かつカラー出力が選択されて いない 場合、tgif は出力を .xbm という拡張子のファイルとして生成しま す。 こ の 出 力 は、X11 ビットマップ形式です。しかしChoice Window に x11bm アイコンが表示されていて、かつカラー出力が選択されて い る 場 合 ( キー ボー ド コ マ ンド ^#k によって; ここで ^ は <Control>、 # は <Meta> または <Alt> キー) は、tgif は出力 を .xpm という拡張子のファイルとして生成しますが、この出力 は X11 ピクスマップ形式です (この XPM 形式のバージョンは、 Tgif.XPmOutputVersion の X default 値の設定に依存します)。 X11 ビットマップファイル、ある形式の X11 ピクスマップ ファ イ ル (tgif で生成されるようなもの; 詳細は「X11 ピクスマッ プ (XPM) フォーマット」のセクションを参照)、 GIF ファ イ ル、 カプセル化 PostScript (EPS) は、 tgif の中に 取り込む ことができ、 tgif の基本的 (primitive) なオブジェクトと し て 表 現 で きます。他のラスタ形式のファイル (例えば JPEG, TIFF など) も、外部ツールで X11 ピクスマップファイルに変換 できる場合は tgif に取り込むことができます。詳細は、「ラス タ画像の取り込み」のセクションを参照してください。 tgif の描画は、letter サイズの用紙 (8.5 インチ× 11 インチ) で印刷されるようにサポートされています。 tgif では、横置き (landscape) も縦置き (portrait) もサポートされています。縮 小 (または拡大) は、縮小/拡大率を設定するキーボードコマン ド #% で制御できます。コンパイル時に (Imakefile ま た は Makefile.noimake 内で) コンパイルフラグ -DA4PAPER が定義さ れていた場合、出力は A4 用紙 (ほぼ 8.25 インチ× 11.7 イ ン チ) で印刷されるようにサートされます。 |
一つの オブジェクト ファイル (.obj) 内のオブジェクトは、基 本的 (primitive) なオブジェクト、グループオブジェクト、 ア イ コン オブジェクトのいずれかです。一つの シンボル ファイ ル (.sym) は、一つのオブジェクトファイルに許される任意個の オブジェクト、および丁度一つの シンボル オブジェクトを持つ ことができます。 ( シ ン ボ ル ファ イ ル は、 組 み 上 げ (building-block) オブジェクトを指定していることを思い出し てください。) シンボルファイル内のシンボルオブジェクトは、 組 み上げオブジェクトの 表現 (representation) 部分で、シン ボルファイルの残りの部分は、組み上げオブジェクトの定義部分 です。シンボルオブジェクトは、それ以外のオブジェクトと区別 するために、点線の外枠でハイライトされています。組み上げオ ブジェクトが例示的 (instantiated) である場合、そのファイル のシンボル部分は、グラフィックエディタにコピーされ、それは 組み上げオブジェクトのアイコンになります。 tgif のすべてのオブジェクトは、移動、二重化、削除、回転、 反転、斜行変形できます。しかし、非伸縮テキストモードでは、 テキストオブジェクトは伸縮できません。テキストオブジェクト に対しては、それが伸縮、回転、斜行変形されたものでな け れ ば、それを水平方向に反転すると文字列の位置合わせも変化しま すが、垂直方向の反転では何も変わりません。 tgif は、32 種類の塗り潰しパターン、32 種類のペ ン パ ター ン、 7 種類のデフォルトの線幅、折れ線と開スプライン曲線に 4 種類の線スタイル (真っ直ぐ (plain)、先頭に矢先、後尾に矢 先、 両 端に矢先)、 9 種類の点線パターン、3 種類の位置合わ せ、4 種類の文字スタイル (ローマン (立体)、イタリック ( 斜 体)、 ボールド (太字)、ボールドイタリック (斜体太字))、 11 種類のデフォルトの文字サイズ (75dpi フォントに は 8, 10, 12, 14, 18, 24, 100dpi フォントには 11, 14, 17, 20, 25, 34) 5 種類のデフォルトフォント (Times, Courier, Helvetica, New-Century-Schoolbook, Symbol)、 11 種類のデフォルトカ ラー (赤紫、赤、緑、青、黄色、ピンク、水色、青灰色、 白、 黒、 黒 板 色) を サ ポー ト し て い ま す。 ま た、Tgif.MaxLineWidths, Tgif.LineWidth#, Tgif.ArrowWidth#, Tgif.ArrowHeight# の X default 値を使うことで、線幅の追加 ができますし、 Tgif.FontSizes の X default 値を使 う こ と で、文字サイズの追加が、 Tgif.AdditionalFonts の X default 値を使うことで、フォントの追加ができます。デフォルトのフォ ン トが有効でない場合、 Tgif.HasAlternateDefaultFonts とそ れに関連する X default 値を指定することで、デフォ ル ト の フォ ン ト を 別 な も の に 置 き 換 えることもできます。 Tgif.MaxColors と Tgif.Color# の X default 値を使 う こ と で、 色 の 追 加 が 行 え ます。色の追加は、Edit Menu から AddColor() を選択することでも行えます。 tgif のコマンドは、たいていは、ポップアップメニューか ら、 または適当な英数字以外のキーを打つことのいずれかで利用でき ます。任意のオブジェクトを変更するすべての操作はア ン ドゥ (undo) とリドゥ (redo) が行えますが、ズームやスクロール、 またはテキストオブジェクトが選択されていない場合のフォント の変更などのコマンドは undo できません。 undo, redo の履歴 のバッファサイズは、 Tgif.HistoryDepth の X default 値を使 うことで設定できます。 |
このセクションでは tgif のウィンドウについて説明します。 |
Top Window |
現在のドメインと tgif が見ているファイルの名前を表 示します。このウィンドウでのマウスクリップとキー押 しでは何も起きません。 |
Menubar Window |
こ のウィンドウは、Top Window の真下にあります。そ こから、任意のマウスボタンでプルダウンメニューが起 動 しますが、キーを押しても何も起きません。 Layout Menu から HideMenubar() を選択すると、このウィンド ウ は 見 え な く な り ま す。 Layout Menu から ShowMenubar() を選択すると (下の Canvas Window か ら 起動できます)、このウィンドウは見えるようになり ます。 |
View, Text, Graphics のプルダウンメニューはカスケー ド (訳注: すべての項目が子プルダウンメニューを持つ 状態を指しているよう) なので、ピン留め できません ( 詳細はサブセクション Popup Menus 参照)。 |
Message Window |
こ れは、Menubar Window のすぐ下の左に置かれていま す。 (訳注: これは version 3.X 以前の tgif に関 す る 記 述 で、 4.X 以降は Message Window と Choice Window は左右逆の配置になっ て い ま す。) こ れ は、tgif のメッセージを表示します。このウィンドウ でマウス左ボタンをクリックするとメッセージを下に向 かってスクロールし、マウス右ボタンをクリックすると 上に向かってスクロール、マウス中ボタンのクリックや ド ラッ グで、どこでマウスがクリックされたかによっ て、メッセージヒストリのその場所へスクロール し ま す。 マウス左/右ボタンのクリックのときに <Shift> ( または <Control>) キーが押されていれば、それは 左/ 右のスクロールになります。 |
Panel (Choice) Window |
こ れは、Messeage Window の右に置かれていて (訳注: version 3.X 以前の tgif では、Message Window と Choice Window は、今のと左右逆でした)、そこには tgif の現在の状態に影響を与えるアイコン (tgif の 「アイコンオブジェクト」と混同しないように) の集合 があります。上から下、左から右の順に、それらは、現 在の描画モードの表示、ページスタイル (縦置き、横置 き)、 編 集 (edit; 以 下 参 照)、 出 力 モー ド (print/export)、拡大率、移動/伸縮モード (強制 また は非強制)、角の丸い長方形の半径、文字の回転、 ペー ジ 番号か行/列、ページレイアウトモード (積み上げか タイル貼りか)、水平方向の整列設定 (L C R S -)、 垂 直 方 向の整列設定 (T M B S -)、フォント、文字サイ ズ、一つのテキストオブジェクト内のテキストの 行 間 隔、 文字列位置合わせ、形 (shape; 以下参照)、伸縮/ 非伸縮テキストモード、点線パターン、線スタイル、折 れ線かスプラインか補間スプラインか、線幅、塗り潰し パターン、ペンパターン、色、スペシャル ( 以 下 参 照)、 となっています。 (訳注: これらも version 3.X 以前の tgif の話で、今は多少違っています。) |
さらに、現在の tgif の状態を表示させたい 場 合 は、 Choice Window のアイコンを現在の状態に変えるこもで きます。各アイコンは、tgif の個々の状態変数に関連し て います。アイコンの上でマウス左ボタンをクリックす ると、そのアイコンに関連する状態変数の値が前方に 周 期 的に変化し、マウス右ボタンをクリックすると後方に 変化します。アイコンの上でマウス中ボタンをドラッ グ すると、通常は下の Canvas Window に関する Main Menu 内のエントリに関連するポップアップメニューを生成 し ま す。 ( 上 で 述 べ た ‘‘edit’’, ‘‘shapre’’, ‘‘special’’ アイコンはダミーアイ コ ン で、 Choice Window 内で ‘‘edit’’, ‘‘shapre’’, ‘‘special’’ のメ ニューにアクセスできるようにしているものです。左 や 右 のマウスクリックでは応答しません。) マウス中ボタ ンのドラッグに対する反応は、拡大、半径、垂直間隔 の ア イコンでは違っています。左、または上にマウスをド ラッグすると拡大率は上昇しますが、半径や垂直間隔 は 減 少し、右、または下にドラッグすると逆の結果になり ます。 |
Canvas Window に選択されたオブジェクトがある場 合、 マ ウスに対する行為は、選択されたオブジェクトの新た に選択したモードへの変更を引き起こしますが、この 場 合 現在の選択は、マウス中ボタンが使われてた場合は変 更しない (Tgif.StickyMenuSelection の X default 値 が true でない場合) ことに注意してください |
水 平、 垂直方向の整列設定は、キーボードコマンド ^l を発行したときに、オブジェクト (または頂点集合) を 他 に合わせてどのように整列させるか、キーボードコマ ンド ^t を発行したときに、個々のオブジェクト (ま た は 個 々 の頂点) を格子に対してどのように整列させる か、キーボードコマンド #l を発行したとき に、 オ ブ ジェ クトや頂点を他のものに対して空間的にどのように 分散させるか、そして、キーボードコマンド ^#u を発行 し たときに、各アイコンをどのように古いアイコンと置 き換えさせるか、を決定します。水平方向の整 列 設 定 (alignment) は、 左 (L)、中央 (C)、右 (R)、等間隔 (S)、無視 (-) のいずれかで、垂直方向の整列設定 は、 上 (T)、真ん中 (M)、下 (B)、等間隔 (S)、無視 (-) の いずれかです。整列操作では、等間隔 (S) と無 視 (-) の 設 定 は同じ効果を持ち、等間隔設定はオブジェクト を、任意の隣同士のオブジェクトの間隔がすべて等し く な るように分散させます。頂点モードでは、無視以外の 設定は選択された頂点を等間隔にします。これらを理 解 する最も良い方法は、実際に試してみることです。 |
テ キストの行間隔は、文字列の編集時にリターンキーを 打ったときに追加される垂直方向の距離を決定しま す。 ユー ザがその値を、次の行が現在の行と重なるくらいの 負の値に設定しようとしても、そのような設定は許可 さ れ ません (この距離は現在のフォントとフォントサイズ に依存します)。 |
Canvas Window |
これは描画領域です。マウスへの行為の結果は、現在の 描画モードによって決定されます。 tgif-4.x より前の 版では、マウス右ボタンをドラッグすると Mode Menu が生成されますが、これは、 tgif-4.x ではデフォルト で無効となっていて、これは Tgif.Btn3PopupModeMenu の X default 値を使って有効にできます。 |
描画モードには (Mode Menu に現れる順番で言えば)、選 択モード、テキストモード、長方形モード、角指定の 楕 円 モー ド、 中心指定の楕円モード、端指定の円周モー ド、折れ線 (開スプライン) モード、多角形 (閉スプ ラ イ ン) モード、円弧 (中心が先) モード、円弧 (端点が 先) モード、角の丸い長方形モード、フリーハンドの 折 れ線 (開スプライン) モード、頂点選択モード、回転/斜 行変形モードがあります。描画モードが長方形 か 楕 円 か、角の丸い長方形であるときに <Shift> キーを押した 場合は、それぞれ正方形、正円、角の丸い正方形が描 画 されます。マウス中ボタンをドラッグすると、Main Menu が生成されます。 |
選択モードでは、マウス左ボタンによるオブジェクト の 選 択、移動、伸縮、変形が行えます (ダブルクリックで 頂点モードで選択されたすべてのオブジェクトの選択 が ‘‘ 解除’’) されます。一つのオブジェクトが選択されて いるとき、それはそれを囲む枠の角、または頂点上に 現 れ る小さな正方形 (ここではハンドルと呼びます) で明 示化されます (Tgif.HandleSize の X default 値でハン ドルのサイズはカスタマイズできます)。ハンドルの一つ をドラッグすることで、選択されたオブジェクトの伸縮/ 変 形が行えます。選択されたオブジェクトを移動するに は、ハンドルをドラッグせず、代わりにオブジェクト の 別 の部分をドラッグします。例えば、オブジェクトが中 空の長方形 (塗り潰しは NONE でペンは NONE 以外) の 場 合、その長方形を選択するには、その長方形の枠線上 でマウス左ボタンをクリックします。その長方形を移 動 す るには、マウス左ボタンで長方形の枠線をドラッグし ます。その長方形が塗り潰されている場合 (塗り潰し が NONE 以外)、長方形内部の任意の場所をドラッグすれば それを移動できます。 |
今はまだ選択されていないオブジェクト 上 で <Shift> キー を押したままマウス左ボタンをクリックすると、そ のオブジェクトが既に選択されたオブジェクトのリス ト に 追加されます。その同じ行為は、既に選択されたオブ ジェクトを選択解除にするのにも使われます。オブ ジェ ク トを伸縮するとき (折れ線、多角形オブジェクトの変 形以外で)、伸縮の 後 で <Shift> キーを押すとそれ は 比 率 を変えない伸縮 (基本的には相似伸縮が行われる) の有効化を開始します。非伸縮テキストモードでは、 テ キストオブジェクトは伸縮も相似伸縮もできません。 |
<Shift> キーが押されているときにマウス中ボタンをダ ブルクリック、またはクリックすると、テレポート ( ま た は 移動)、外部コマンドの起動、内部コマンドの実行 の仕組みが有効になります。詳細は、「テレポート/ハイ パー ジャ ン プ」、「外部アプリケーションの起動」、 「内部コマンド」のセクションを参照してください。 テ レ ポートは外部コマンドの起動よりも優先的で、外部コ マンドの起動は内部コマンドの実行よりも優先的で す。 文 字描画モードでは、文字列編集領域の内部で <Cntrl> キーを押したままマウス中ボタンをドラッグすると、 文 字列編集領域が移動します。 |
選 択されたオブジェクトを移動するのには、矢印キーも 使えます。しかし、オブジェクトが選択されていない 場 合 は、矢印キーを使うと描画領域が少しずつスクロール します。 <Control> キーを押して矢印キーを使うと、ス クリーン全体がスクロールします。 |
頂 点選択モードでは、マウス左ボタンで頂点を選択し移 動します。頂点選択モードが有効なとき、選択されて い る トップレベルの折れ線/開スプライン、多角形/閉スプ ラインのオブジェクトのみが頂点の操作に関する資格 が あ り ま す。このモードでは、資格のあるすべてのオブ ジェクトの頂点が小正方形で明示化されます。(上で説明 し たオブジェクトの選択と同じ仕組みによって) 頂点を 選択すると、それは ’+’ の印で二重に明示化されます。 こ れら二重に明示化されている頂点に有効な操作は、移 動、削除、整列化 (そのそれぞれへ) 、分散 ( 等 間 隔 に)、 格 子への整列化、です。選択された頂点の移動に は、矢印キーも使えます。 |
オブジェクトは (キーボードコマンド #< を 使っ て) ロッ クできます。ロックされたオブジェクトは灰色のハ ンドルで表示され、それらは移動、伸縮、反転、回 転、 斜 行変形ができません。オブジェクトがグループ化され ている場合、その構成要素の一つがロックされ て い れ ば、 結果としてのグループオブジェクトもロックされま す。ロックされたオブジェクトは、色、フォント、ペ ン 等 の性質は変更できますし、それらを削除することもで きます。 |
現在の移動/伸縮モードが強制型 (キーボードコマ ン ド #@ で有効/無効にできる) である場合、トップレベルの 折れ線は以下のように振舞います。移動操作では、一 つ の 折れ線の両方の端点が移動させられるオブジェクトの 内側に入っている場合、折れ線全体が移動されます。 そ う でなくて、一つの端点のみが移動させられるオブジェ クトの内側に入っている場合は、その端点が移 動 し ま す。 移動する端点の隣の頂点も水平、あるいは垂直に移 動できます。最後の線分が水平、または垂直で あ る 場 合、 その隣の頂点は最後の線分の方向が保持されるよう に移動されます。伸縮操作 (変形ではない) では、折 れ 線 の一つの端点が移動させられるオブジェクトの内側に ある場合、その端点が移動します。端点の隣の頂点 も、 上に説明したのと同じ規則で移動します。 |
描 画 モー ドがテキストにセットされると (垂直バーの カーソルが表示される)、マウス左ボタンで選択されたテ キ ス ト が編集モードに入ります。マウス左ボタンをド ラッグ、または <Shift> キーを押したままマウス左ボタ ン をクリックすると、テキストの部分文字列がハイライ ト表示されます。ダブルクリックは、単語の選択にな り ま す。編集モードでは、押したキーは入力文字列である と見なされ、矢印キーは現在の入力位置の移動として 使 わ れます。 <ESC> キーの後でキーを押すと、bit 7 (訳 注: いわゆる 8 ビット目) がオンになります。これによ り、 非 ASCII (国際) 文字が入力できるようになりま す。 xfd(1) を使えば、各 ASCII 文字に対する国際文字 が 何であるかを見ることができます。 Symbol フォント に対しては、積分記号、偏微分記号、著作権記号のよ う な 記号はすべてのこの範囲で見つけることができます。 X11 ではサポートされていても、PostScript ではサポー ト されない文字もあります。これらの文字は tgif では 許可されません。編集されているテキストがオブジェ ク トの属性である場合、 <Meta><Tab> でカーソルを次の見 える属性へ移動でき、 <Shift><Tab> でカーソルを前 の 見える属性へ移動できます。 |
描 画モードが、多角形描画 (閉スプラインではなく) で <Shift> キーが押されている場合は、多角形はゴムひ も 状に自分で閉じられます。 |
折 れ線、開スプラインを書くのにフリーハンド描画モー ドを使うことができます。すべての中間点は、(折 れ 線 モー ドではマウスボタンをクリックするのに対して) マ ウスの移動によって指定されます。 2 つ目の端点は、マ ウスボタンを放すことで指定されます。 |
( テ キ ス トモードを除く) すべての描画モードでは、 <ESC> キーを押すと現在のオブジェクトの描画 ( 生 成) がキャンセルされます。 |
マ ウス中ボタンは、常に tgif ポップアップメニューを 生成します。 <Shift> キーを押したままマウス右ボタン を クリックすると、描画モードが 選択 に変わります。 <Control> か <Meta> キーを押したままキーを押す ( こ れは制御文字も生成しますので、非英数字 キー押し、と 呼ばれます) と、これはコマンドと扱われます。その 割 り 当てについては次のセクションで要約します。ユーザ は、非英数字キーコマンドの機能を実行する単一キー コ マ ンドを定義することもできます。詳細は、「ショート カット」のセクションで説明します。 |
Scrollbars |
垂直/水平スクロールバー内でマウス左ボタンをク リッ ク す る と、キャンバスウィンドウが下/右に少しスク ロールし、マウス右ボタンをクリックすると逆方向にス クロールします。 (ファイル名やドメイン名を選択する ポップアップウィンドウのスクロールバーも同様の挙動 で す。) (訳注: いずれも version 3.X 以前の挙動。) <Shift> キーを押したままクリックすると、ウィンドウ サイズ分スクロールします。マウス中ボタンをクリック かドラッグすると、スクロールバー内のその灰色領域に 対応する位置へスクロールします。 (Canvas Window の 左上の角は、実際のページの左上の角からある内部単位 の 0 以上の倍数分だけ少し離れていることを tgif は 要求します。) |
Rulers |
ルーラ (定規) は、マウスを追いかけます。その上での マ ウ スクリック、キー押しでは何も起こりません (訳 注: いずれも version 3.X 以前の挙動で、4.X では 格 子単位が変化します)。ページの縮小/拡大率が 100% で あれば、メートル法格子系を使用している場合はルーラ の目盛はセンチメートルに対応し、ヤード法格子系を使 用している場合はインチに対応します。ページの縮 小/ 拡大率が 100% でない場合は、目盛の印は上に述べた単 位には対応しません (これは既知の問題として考慮され ています)。 |
Interrupt/Hyperspace Window |
こ の ウィンドウは Message Window のすぐ下で、水平 ルーラの左にあります (訳注: version 3.X 以前 の 場 合)。 Tgif.IntrCheckInterval の X default 値が正の 値の場合、 Canvas Window が再描画されるときに中 断 アイコンが表示されます。中断アイコンが表示されてい るときにユーザがこのウィンドウをクリックす る と、 tgif はオブジェクトの再描画を中断します。 (Open() か Push() のいずれかにより) ファイルを開いていると きにこれが行われると、オブジェクトの描画を中止しま すが、ファイルの読み込みは続けます (ファイルの読み 込みは中断しません)。 |
tgif が現在 ハイパースペース モード (詳細は、下の 「ハイパースペース」のセクションを参照してください) に ある場合、中断アイコンが表示されていないときは宇 宙船アイコンが表示されます。このウィンドウ内で任 意 の ボタンをクリックすると、 tgif はハイパースペース モードに入るか抜け出るかを切り替えます。 |
Page Control Window |
Page Control Window は、水平スクロールバーの左にあ り ます。このウィンドウは、現在のページモードが タ イル貼り (tiled) ページモードにセットされている 場 合 は 空 で す。 現 在 のページモードが 積み上げ型 (stacked) ページモードの場合、このウィンドウのタブ 子ウィンドウ内に各ページのタブが作られ、マウス左ボ タンをそのタブの上でクリックすると、対応するページ へ移動します。マウス中ボタンをクリックすると、Page Menu が現れます。描画中のページ数が多すぎてすべ て の ページのタブを表示できない場合は、 Page Control Window の左側にあるアイコンでタブ子ウィンドウを ス ク ロールできます。 1 つ目のアイコンをクリックする と、最初のタブが見えるようにスクロールし、 4 つ 目 のアイコンをクリックすると、最後のタブが見えるよう にスクロールします。 2 つ目のアイコンをクリック す る と、最初のタブの方へ一つスクロールし、 3 つ目の アイコンをクリックすると、最後のタブの方へ一つスク ロールします。 |
Status Window |
こ の ウィンドウは、水平スクロールバーの下にありま す。これは、マウスボタンが押し下げられたときにどん な動作が行われるのかを表示しています。メニューがプ ルダウン、あるいはポップアップされると、このウィン ドウは、メニューの項目が選択された場合にどんな動作 が行われるのかを表示します。これは、その他の状態情 報も表示します。この上でのマウスクリック、キー押し では何も 起 こ り ま せ ん。 Layout Menu か ら HideStatus() を選択すると、このウィンドウは非表示 となり、 Layout Menu から ShowStatus() を選択す る と、このウィンドウは表示されます。 |
こ のウィンドウがマウスボタンの状態を表示していると きは、デフォルトではそれは右手用のマウスを仮定し て います。 gif.ReverseMouseStatusButtons の X default 値を true とすると、その状態表示は (左手用のマウ ス が使われているように) 反対になります。 |
Popup Menus |
マウスドラッグによりメニューがポップアップしたとき に、水平方向にそれを十分遠くまでドラッグ (それに必 要 な距離は、Tgif.MainMenuPinDistance の X default 値の設定で決まります) すると、メニューを ピン留 め できます。ピン留めされたメニュー内でマウス右ボタン をクリックすると、そのメニューは消え、ピン留めされ た メ ニュー内でマウス左ボタンをドラッグすると、メ ニュー の 位 置 が 再 び 移 動 し ま す (Tgif.TitledPinnedMenu の X default 値が true に セットされている場合を除いて。これがセットされてい ると、マウス左ボタンはマウス中ボタンと同じ機能を果 たします)。マウス中ボタンをそのメニュー内でク リッ クすると、マウスの真下にある項目が機能します。 |
tgif で行えるほとんどの操作は、非英数字キーを使って行えま す (ポップアップメニュー、またはショートカットキーからのみ 有 効 な 操 作 も い く つ かはあります)。このセクションで は、<Control> や <Meta> キーを押してのキーストロークで実行 できる操作を要約します。以下の記述では、‘‘^’’ は <Control> キーを、‘‘#’’ は <Meta> キーを表します。 (tgif と一緒に 配 布される ‘‘keys.obj’’ ファイルにも同じ情報が書かれています が、それは別の形に構成されています。このファイ ル は、tgif で見ることができ、適切にインストールされていれば、この文書 の 「ファ イ ル」 の セ ク ショ ン で 述 べ ら れ て い る ‘‘tgificon.obj’’ ファイルと同じディレクトリに見つけること ができます。) (訳注: 以下の記述は古い版のもので、現在は 変 更されている可能性があります。) |
すべてを選択 ^b |
||
選択したオブジェクトを背後に送る ^c |
||
選択したオブジェクトをカットバッファにコピー ^d |
||
選択したオブジェクトを二重化 ^e |
||
描画モードの保存/復帰 ^f |
||
選択したオブジェクトを手前に送る ^g |
||
選 択 したオブジェクトをグループ化 (そのグループオブ ジェクトは手前に) ^i |
||
組み上げオブジェクトの例示 ^k |
||
上位レベルにポップで戻り (または帰り) シンボルファ イ ルを閉じる (^v の逆) ^l |
||
選択したオブジェクトを現在の整列設定に従って整列化 ^n |
||
新しい名前のないオブジェクトファイルを開く ^o |
||
編集するためにオブジェクトファイルを開く ^p |
||
現ページを印刷 (または XBM, XPM, GIF, HTML, PDF, EPS, PS の形式で出力) ^q |
||
tgif の終了 ^r |
||
ページの再描画 ^s |
||
現在のオブジェクト/シンボルファイルを保存 ^t |
||
選択したオブジェクトを現在の整列設定 に 従っ て 格 子 (grid) に整列化 ^u |
||
選択したオブジェクトのグループを解除 ^v |
||
カットバッファから貼り付け (paste) ^w |
||
描画モードをテキストに変更 ^x |
||
選択したオブジェクトをすべて削除 ^y |
||
ドメインを変更 ^z |
||
ドライバに抜け出す ^, |
||
左にスクロール ^. |
||
右にスクロール ^- |
||
指定したコマンドで現在のページを出力 #a |
||
テキストオブジェクトを非テキストオブジェクトに属性と して付属 (attach) #b |
||
ドライバに抜け出す #c |
||
反時計回りに選択したオブジェクトを回転 #d |
||
格子サイズを減少 #e |
||
トークンを選択した折れ線の上に送る #f |
||
選択した折れ線をフラッシュ #g |
||
格子点を表示する/しない #h |
||
選択したオブジェクトを水平方向に反転 #i |
||
格子サイズを増加 #j |
||
選択したオブジェクトの属性名を隠す #k |
||
描画モードを「選択」に変更 #l |
||
選択したオブジェクトを現在の整列設定に従って分布 #m |
||
選択したオブジェクトの属性の移動/位置合わせ #n |
||
選択したオブジェクトの属性名をすべて表示 #o |
||
縮小表示 (zoom out) #p |
||
現在のファイルに .obj や .sym ファイルを取り込む #q |
||
描画モードを「折れ線/開スプライン」に変更 #r |
||
描画モードを「長方形」に変更 #s |
||
ドライバに抜け出す #t |
||
選択したオブジェクトの属性をすべて取り外す #u |
||
undo #v |
||
選択したオブジェクトを垂直方向に反転 #w |
||
時計回りに選択したオブジェクトを回転 #x |
||
ドライバに抜け出す #y |
||
ドライバに抜け出す #z |
||
拡大表示 (zoom in) #9 |
||
ユーザ指定の円弧を生成 (12 時の位置が 0 度) #0 |
||
選択したオブジェクトを現在の設定に従って更新 #, |
||
上にスクロール #. |
||
下にスクロール #- |
||
選択したオブジェクトのすべての属性を表示 #[ |
||
オブジェクトの左側に整列 #= |
||
オブジェクトの水平中央に整列 #] |
||
オブジェクトの右側に整列 #{ |
||
オブジェクトの上側に整列 #+ |
||
オブジェクトの垂直中央に整列 #} |
||
オブジェクトの下側に整列 #" |
||
選択した多角形を正多角形化 (元のバウンディングボッ ク スに合うように) #% |
||
縮小印刷 (< 100% の場合) または拡大印刷 (> 100% の場 合) の割合の設定 #: |
||
デフォルトの拡大率へ #‘ |
||
ページ全体が見えるように全体を縮小表示 #~ |
||
選択したオブジェクトを新しいファイルに保存 #; |
||
選択したビットマップ/ピクスマップオブジェクトをカット と拡大 #_ |
||
選択したオブジェクトを水平方向にくっつける #| |
||
選択したオブジェクトを垂直方向にくっつける ## |
||
テキストオブジェクトを一文字のテキストオブジェクトに 分解 #^ |
||
SaveOrigin() でセットする原点にスクロール #@ |
||
強制/非強制移動 (伸縮) モードのトグルスイッチ #$ |
||
描画モードを「頂点の選択」へ変更 #& |
||
選択したオブジェクトを現在の整列設定に従って紙に整列 #* |
||
redo #( |
||
EPS ファイルを取り込む #) |
||
選択したオブジェクトを X,Y スケール因子を指定し て ス ケーリング #< |
||
選択したオブジェクトをロック (移動、伸縮、反転、回転 は不可能) #> |
||
選択したオブジェクトのロックを解除 ^#a |
||
選択した折れ線、スプラインに点を追加 ^#b |
||
文字スタイルをボールドに変更 ^#c |
||
位置合わせ文字列をセンタリングに変更 ^#d |
||
選択した折れ線、スプラインから点を削除 ^#e |
||
描画モードを「角丸長方形」に変更 ^#f |
||
選択したビットマップオブジェクトを白黒反転 ^#g |
||
グリッド単位の移動モードのトグルスイッチ ^#h |
||
選択したオブジェクトのすべての属性を隠す ^#i |
||
選択したオブジェクトをアイコン化 ^#j |
||
選択したアイコンオブジェクトをグループ化 ^#k |
||
出力のカラーか白黒かの選択 ^#l |
||
位置合わせ文字列を左合わせに変更 ^#m |
||
選択したオブジェクトをシンボル化 ^#n |
||
選択したシンボルオブジェクトをグループ化 ^#o |
||
文字スタイルをローマン体に変更 ^#p |
||
文字スタイルをボールド-イタリックに変更 ^#q |
||
描画モードを「閉曲線/閉スプライン」に変更 ^#r |
||
位置合わせ文字列を右合わせに変更 ^#s |
||
新しい名前でファイルを保存 ^#t |
||
文字スタイルをイタリックに変更 ^#u |
||
選択したオブジェクトのアイコン表現を更新 ^#v |
||
描画モードを「楕円」に変更 ^#w |
||
多角形/スプラインのトグルスイッチ ^#x |
||
色々な出力ファイルフォーマットの間を巡回 ^#y |
||
組み上げ (アイコン) オブジェクトの定義部分に挿入 ( ま たは編集) ^#z |
||
描画モードを「円弧」に変更 ^#. |
||
X11 ビットマップファイルを取り込む ^#, |
||
X11 ピクスマップファイルを取り込む ^#- |
||
格子単位のインチ/センチメートルのトグルスイッチ ^#= |
||
最後の検索 (Find) コマンドを繰り返し |
ユーザは、コマンドを実行させる非英数字キー押しの機能を実行 する一文字の ショートカット キーを定義 で き ま す。 こ れ は、Tgif.ShortCuts の X default 値を使うことで行います。 ( これらのショートカットキーは、描画モードがテキストモードに セッ ト されて いない 場合にのみ有効です)。 Tgif.ShortCuts は、いくつかの項目のリストで、個々の項目はキー (大文字小文 字は区別する) とコマンドの割り当てを指定します。項目同士は 空白で分離し、各項目は以下のように解釈されます。項目は KEY と COMMAND のふたつの部分からなり、これらは文字 ’:’ で連結 されます。その KEY 部分の書式は、:<Key>x, !<Key>x, <Key>x (ここで、文字 ’x’ は例として使われています。さらに、部分文 字列 <Key> は、それが完全にここに現れている形のまま綴ら な け ればいけません) のいずれかです。最初の 2 つの書式は同等 で、これらは x の 小文字 を指定しています。 3 番目の 書 式 は、’x’ と ’X’ の両方の文字を指しています。 COMMAND 部分 は、tgif のポップアップメニューの文字列から空白文字を取 り の ぞ いたもの (例外は以下に記します) にマッチする文字列で す。これは、以下の例で説明します。 Edit Menu に以下のよ う なエントリが 2 つありますが、 |
^x" |
||
^a" |
こ れ ら は、<Control>x が Delete() コマンドを有効に、 <Control>a が SelectAll() コマンドを有効にすることを意味し て い ま す。 よっ て、これら Delete() と SelectAll() が、 ショートカット指定の COMMAND 部分に使える名前です。この 例 を 完 成 させると、以下の行で小文字の ’x’ が Delete() に、 ´a’ と ’A’ が SelectAll() に割り当てられるようになります: |
!<Key>x:Delete() \n\ |
||
<Key>a:SelectAll() |
さらなる例については、X default ファイルのサンプルで あ る tgif.Xdefaults を参照してください。tgif 配布物に含まれてい ます。 ここに、COMMAND がメニュー項目のコマンド名には一致していな い 例 外 を 一覧として紹介します。左側のエントリは、正式な COMMAND 名、右側はそのコマンドに対応する、ポップアッ プ メ ニューに現れる文字列のリストです。 |
Printer, LaTeXFig, RawPSFile, XBitmap, TextFile, EPSI, GIF/ISMAP, TiffEPSI, NetList ToggleBW/ColorPS() |
||
BlkWhtPS, ColorPS ToggleGridSystem() |
||
EnglishGrid, MetricGrid ToggleMapShown() |
||
ShowBit/Pixmap, HideBit/Pixmap ToggleUseGrayScale() |
||
UseGrayScale, NoGrayScale ToggleMoveMode() |
||
ConstMove, UnConstMove ToggleShowMeasurement() |
||
ShowMeasurement, HideMeasurement ToggleLineType() |
||
(advances between different curved shapes) ScrollPageUp() |
||
(scroll up a window full) ScrollPageDown() |
||
(scroll down a window full) ScrollPageLeft() |
||
(scroll left a window full) ScrollPageRight() |
||
(scroll right a window full) FreeHandMode() |
||
(change the drawing mode to freehand poly/open-spline) CenterAnEndPoint() |
||
(move an endpoint of a polyline object to the center of another object) ToggleNamedAttrShown(<x>=) |
||
(toggle name shown for the attribute <x>) ToggleSmoothHinge() |
||
(convert smooth to hinge and hinge to smooth points) ToggleShowMenubar() |
||
ShowMenubar, HideMenubar ToggleShowStatus() |
||
ShowStatus, HideStatus ToggleShowMode() |
||
ShowMode, HideMode ToggleOneMotionSelMove() |
||
OneMotionSelMove, ClickSelClickMove ToggleHyperSpace() |
||
GoHyperSpace, LeaveHyperSpace ImportOtherFileType(<x>) |
||
(import using a filter named <x>) BrowseOtherType(<x>) |
||
(browse using a filter named <x>) PrintSelectedObjs() |
||
(print selected objects) |
上 の一覧以外にも、以下のものも有効な COMMAND 名です (それ が持つ意味は明らかでしょう): ScrollLeft(), ScrollRight(), ScrollUp(), ScrollDown(), SelectMode(), DrawText(), DrawBox(), DrawOval(), DrawPoly(), DrawPolygon(), DrawRCBox(), DrawArc(), SelectVertexMode()。 |
多くの X の環境では、同時には 256 色のみが表示できます。こ のような環境では、あるアプリケーションが 128 色を必要と し て、 他のアプリケーションが異なる色を全部で 129 色必要とし た場合は、両方のアプリケーションが必要とするすべての色を同 時 に 表 示することはできません。 X は、この問題を各アプリ ケーションが自分自身のカラーマップ (プライベートカラーマッ プとして知られる) を使用できるようにすることで解決していま す。各プライベートカラーマップは、最高 256 色を持つこと が で き ますし、プライベートカラーマップを使いたくないアプリ ケーション用には、共有のカラーマップ (shared colormap) も あります。プライベートカラーマップを使用する場合の主な問題 は、プライベートカラーマップを利用するアプリケーショ ン の 中、 あるいは外に切り替わったときに、ユーザが カラーマップ のフラッシュ として知られる現象を目にすることです。 tgif は、最初は共有カラーマップを使用し、共有カラーマッ プ で利用できる色より多くのものが必要となったときに自動的にプ ライベートカラーマップを使用します。しかし tgif が余分な色 を必要としなくなった場合には、自動的には共有カラーマップを 使用するようには戻りません。それは、余分な色を使用する操作 を undo する必要があるからです。 undo バッファのオブジェク トを必要と し な く なっ た 場 合 は、 Edit Menu か ら FlushUndoBuffer() を選択して undo バッファをフラッシュでき ます。このとき、tgif はカラーマップのフラッシュ現象を避 け る た めに、共有カラーマップを使うことを試みます。よく XPM や GIF オブジェクトを使用する場合は、以下の X default 値を 設 定することで <Shift>f キーを FlushUndoBuffer() 操作に割 り当てることができ、そして XPM/GIF オブジェクトを削除し た ときに <Shift>f キーを使ってそのカラーマップのエントリを復 帰することができます。 |
Tgif.ShortCuts: !<Key>F:FlushUndoBuffer() |
プライベートカラーマップを使用しても、一度には 256 色ま で しか利用できませんから、2 つの 256 色 GIF ファイルを、何ら かの方法でそれらの色が 1 つの 256 色カラーマップに当てはま るように減らすことができなけれあ、それら同じ描画内に取り込 むことはできません。これは、ディザ という手法を通して行 う こ と ができます。それについては、下の「ラスタ画像の取り込 み」のセクションに書かれています。 |
tgif がデフォルトでサポートするラスタ画像形式 は、XBM と XPM 形式です。他の形式のカラーのラスタ画像ファイルを取り込 む目的で、tgif は、 XPM でない形式のファイルを XPM ファ イ ルに変換する外部ツールを使って動作できます。ポピュラーなラ スタ形式の変換ツールは、 pbmplus(1) (netpbm(1) としても 知 ら れる) ツール群です。これは、以下のコマンドで GIF ファイ ル (例えば "foo.gif") を XPM ファイル (例え ば "foo.xpm") に変換できます (giftopnm は netpbm 内のもので、 pbmplus 内 にある以前のバージョンのものは giftoppm と呼ばれてい ま し た): |
giftopnm foo.gif | ppmtoxpm > foo.xpm |
tgif で 動作させる場合は、GIF ファイル名は tgif が与え、 ppmtoxpm の出力は tgif がパイプ経由で直接読み込み ま す の で、 上のコマンド列は以下の形式を含む X default 値で置き換 えられます (これが Tgif.GifToXpm X default 値のデフォル ト の設定になっているかもしれません): |
giftopnm %s | ppmtoxpm |
"%s" は GIF ファイル名に置き換えられます。上は フィルタ と して参照されます。 他の型 の ラ ス タ 画 像 ファ イ ル を 取 り 込 む に は、 Tgif.MaxImportFilters と Tgif.ImportFilter# の X default 値に追加するフィルタを指定することで可能となります。以下は JPEG フィルタを追加する例です: |
Tgif.MaxImportFilters: 1 |
上の "JPEG-222" は、与えるフィルタの名前です (空白文字を入 れてはいけません)。 "jpg;jpeg" は、ありうるファイル拡張 子 の セ ミコロン区切りでの指定です。それ以降はフィルタ指定で す。 djpeg(1) プログラムは、libjpeg 配布物に含まれていて、 こ れは JPEG ファイルを GIF ファイルに変換します。上のフィ ルタでは、出力を最大 222 色に制限もしています。 (222 は 任 意 に選べますが、多くの XPM ファイルはある ‘‘標準’’ である 32 色を使用するので、このままにしておくといいでしょう。) こ の フィ ル タ を 呼 び 出 す に は、File Menu か ら ImportOtherFile() か BrowseOther() コマンドを選択します。 これは、利用可能なフィルタの名前 (例えば "JPEG-222") の 一 覧 を 持つダイアログボックスを出します。フィルタを選択する と、tgif は File Menu か ら ImportXPixmap() や BrowseXPixmap() コマンドを呼び出したのと同様の動作に移りま す。 一つの描画中では、256 色しか利用できない (上の「カラーとカ ラー マッ プ」 の セ ク ショ ン 参 照) の で、 上 の 例 は、BrowseOther() コマンドには適 切 で は あ り ま せ ん。 BrowseOther() がうまく動作するようにするには、標準色の集合 のみを使用する ディザ された画像を表示するディザリング を 使 う の がいいでしょう。以下の例は、pbmplus/netpbm ツール キットの ppmdither を使用しています: |
Tgif.MaxImportFilters: 2 |
JPEG 画像の処理をする場合は、ImportOtherFile() を 選 択 し て、 そして 222 色を得るために "JPEG-222" を選択すればいい でしょうし、 JPEG 画像を参照する場合は、BrowseOther() を選 択して、そして "JPEG-dithered" を選択すればいいでしょう。 |
一つのオブジェクトが、"name" (大文字小文字は区別される) と いう名前の一つの属性 (詳細は、下の「属性」のセクションを参 照) を持つ場合、その属性の値部分は、そのオブジェクトの 名 前 となります。合成オブジェクトの部分オブジェクトは、パ ス を 使って名前付けできます。例えば、 <t>!<s1>!<s2>!... で、 ここで <t> はトップレベルオブジェクトの名前で、直 接 <s1> を 含 んでいて、これはまた直接 <s2> を含み、といった具合で す。 !* は、現在選択されているオブジェクトを参照します (複 数のオブジェクトが選択されている場合、積み上げ順で最も上の オブジェクトが使われます)。 !*<s1>!<s2> は、現在選択されて いるオブジェクトのサブオブジェクト <s1> のサブオブジェクト <s2> の名前です。 以下は、まだ 完全には サポートされていません (現時点 で は #<page> 形式のみがサポートされています)。 tgif ファイル内 のすべてのオブジェクトは、 #<page>!<path> という記法を使う こ と に よっ て 一 意 に 名前をつけることができます。ここ で、<page> はページの名前を指定する文字列か、またはペー ジ 番 号を指定する #<number> のいずれかです。 <path> は、前の 段落で述べたものです。一つのオブジェクト o1 が、同じファイ ル (# の前にはファイル名、URL が指定されていない) 内で他の オブジェクト o2 で参照され、 <page> が省略されている場合、 o1 は o2 と同じページになくてはなりません。 # の前にファイ ル名か URL が指定されていて、かつ <page> が省略されてい る 場合は、 o1 は最初のページになくてはなりません。 |
属性は、name=value または value の形式の文字列で、これらは 現在の描画、または任意の文字列ではないオブジェクトのいずれ か に 付属します。現在の描画に付属する属性は、ファイル属性 と呼ばれ、その他は 正則属性 と呼ばれます。属性は以下のよう な場合を除いて、それらのオブジェクトに付属させたり取り外せ たりできます: |
組み上げオブジェクトファイルのシンボルオブジェク ト に 現れる属性は、組み上げオブジェクトが例示的である 場合は取り外せません。この属性は、アイコンオブ ジェ ク トの ‘‘遺伝’’ 属性であると見なされます。 (実際に あるアイコンオブジェクトの遺伝的な属性を取り外す 必 要 が あ る場合、そのアイコンオブジェクトは Special Menu 内の UnMakeIconic() を使ってそれをグループオブ ジェ クトにすることで ‘‘非アイコン化’’ でき、それに よりその属性を取り外すことができます。) |
ファイル属性は、常に表示されません。正則属性に関し て は、 ユーザには属性のどの部分を表示させるか、という制御が与えら れていますが、属性全体を非表示にもできますし、その名前だけ を 非 表 示 にもできます (#m, #n, #j, #-, ^#h 等の Special Menu のコマンドによって行えます)。 |
tgif は .obj や .sym ファイルの間を行ったりきたり (travel) する仕組みを提供しています。あるオブジェクトの上で <Shift> キーを押したままマウス中ボタンをクリックすると (またはその オ ブジェクトをダブルクリックすると)、 tgif はそのオブジェ クトの (デフォルトでは) warp_to または href という名前の属 性を探します。 warp_to と href の唯一の違いは、 warp_to 属 性の値には自動的に ".obj" が追加され、 href 属性の値はその まま使われる、ということです。 (warp_to は、現在は非推奨で あることに注意してください。これは互換性の目的で今で も サ ポートしています。) そのような属性が見つかった場合、その属 性値が 移動 先の .obj ファイルの名前であると解釈されます。 (tgif が ハイパースペース モードである場合、左マウスボタン のクリックが同じ効果を持ちます。) そのオブジェクトに複数の href 属性が存在し、そして色が異なる場合、 tgif は Choice Window に現れている現在の色と同じ色を持つ方を使います。 現 在 の ファイルが修正されている場合、次のファイルへの移動前 に、ユーザにそのファイルを保存するか問い合わせます。 href 属 性の値部分が文字 ’/’ で始まっている場合は、その値は絶対 的なファイル名であるとして扱われ、そうでなければ相対 的 な ファイル名として扱われます。 |
tgif は、.obj ファイル間の移動を楽にするハイパースペース モードを提供します。 Navigate Menu から GoHyperSpace() を 選択することで、ハイパースペースモードに入ります。ハイパー スペースモードでは、 Message Window の下の小さなウィンドウ に 小さな宇宙船が表示されます。リモート URL が開かれている 場合も、自動的にハイパー ス ペー ス モー ド に 入 り ま す (Tgif.AutoHyperSpaceOnRemote の X default 値が false に設 定されていない場合)。 ハイパースペースモードでは、あるオブジェクトが ホットリ ン ク であると見なされます。カーソルがこれらのオブジェクトの 一番上に置かれている場合、それはポインタから手に変わります が、それは左マウスボタンのクリックがある動作を呼び出すこと を意味します。一つのオブジェクトは、それが「テレポート/ ハ イパージャンプ」、「外部アプリケーションの起動」、「内部コ マンド」のいずれかのセクションに書かれている属性を含んでい る場合にホットリンクとなります。 ハイパースペースモードは、描画モードが変更したとき、あるい は Navigate Menu から LeaveHyperSpace() を選択したときに終 了します。 |
tgif は、外部アプリケーションを起動する仕組みを提供してい ます。あるオブジェクトの上で <Shift> キーを押したままマ ウ ス中ボタンをクリックすると (またはそのオブジェクトの上でダ ブルクリックすると)、 tgif はそのオブジェクトの (デフォ ル ト では) launch という名前の属性を探します。そのような属性 が見つかれば、その属性の値の部分を実行する sh(1) コマン ド と 見 な します。上の「テレポート/ハイパージャンプ」のセク ションで説明したのと同じ色のルールが適用されます。そのコマ ン ド が文字 ’&’ で終わっていれば、 tgif はそれ自身を fork し (そのときに実際に行われることは、コンパイル時にコンパイ ラ フラグ _BACKGROUND_DONT_FORK が定義されているかどうかに 依存します)、コマンドは子プロセスとして実行されます。そ う で ない場合は、このコマンドの実行には popen() が使用されま す (この場合、そのコマンドがハングアップすると、そのコマン ドを終了させる方法はないので、 tgif はそこから復帰できなく なります)。そのコマンドで、同じオブジェクトの他の属性の 値 を利用することもできます。その書式は $(attr) で、attr は、 他の属性の名前です。 例えば、man(1) 関数を実行した い 場 合、 箱 を 一 つ 書 い て、"title=tgif" の一行を入れ、他の文字行を "launch=xterm -rw -e man $(title)" のように入れ、これら 3 つのオブジェク トをキーボードコマンド ^a で全部選択し、キーボードコマンド #a でその箱に文字列を付属 (attach) させ、そして、その箱 ( ま たはその文字列) の上で <Shift> キーを押したままマウス中 ボタンをクリックすることで man(1) コマンドを実行させます。 よ り綺麗にしたければ、その箱を X11 ピクスマップのオブジェ クトで置き換え、 ´launch’ 属性は見えないようにし、 ´title’ 属性はセンタリングしてその名前をキーボードコマンド #m で見 えないようにできます。 セキュリティを考慮して、ハイパースペース モード で は、 デ フォルトでは外部アプリケーションの起動はできないようになっ ています ( こ れ は、Tgif.AllowLaunchInHyperSpace の X default 値 の 設定で変更できます)。もし ハイパースペース モードでコマンドの起動に出会った場合は、そのコマンドが表示 され、ユーザにそのコマンドを実行するかどうかを問い合わせま す。 |
Tgif は、内部コマンドを実行する仕組みを提供しています。 あ る オブジェクトの上で、 <Shift> キーを押したままマウス中ボ タンをクリックする (またはそのオブジェクトの上でダブ ル ク リックする) と、 tgif はそのオブジェクトの exec という名前 (デフォルト) の属性を探し、そのような属性が見つ かっ た 場 合、属性の値の部分を実行する内部コマンドのリスト (セミコロ ン区切り) であると解釈します。上の「テレポート/ ハ イ パー ジャンプ」のセクションに書かれているのと同じ色の規則が適用 されます。コマンドは通常以下のような形式を取ります: |
<cmd_name> ( <arg1>, <arg2>, ..., <argN> ) |
コマンドの引数は、文字列か数値です。文字列引数は二重引用符 で囲む必要があります。数値引数は、数値か "$(x)" の形式の文 字列で、ここで x は他の属性の名前です (この形式は置き換 え と して参照されます)。文字列引数にも置き換え形式を入れるこ とができます。ただし、置き換えは 1 段しか行われないこと に 注 意 してください (内部コマンドの集まりは、宣言言語ではな く、単なるスクリプト言語だと見るべきです)。 ある属性をある内部コマンドで参照する場合、その属性の名前は <obj_name>.<string> の形式とできます。ここで、<obj_name> は上の「オブジェクトの名前」のセクションで指定された形式で あ る必要があり、 <string> は英数字と下線 (’_’) の文字のみ が使用できます。属性名の最初の 2 文字が "!." である場 合、 属 性 名の残りの部分はファイル属性の名前を意味し、最初の 2 文字が "!*" である場合、残りの部分は現在選択されているオブ ジェクトの属性の名前を意味します (複数のオブジェクトが選択 されている場合、積み上げ順で最上位のオブジェクトが使用され ます)。 "//" で始まる行は、コメントとして扱われることに注意してく ださい。 以下の内部コマンドがサポートされています: |
launch(<attr_name>) |
<attr_name> で指定された属性の値を、実行する sh(1) コマンドと解釈します。詳細は、上の「外部アプリケー ションの起動」のセクションを参照してください。 |
exec(<attr_name>) |
<attr_name> で指定された属性の値を、実行する内部コ マンドと解釈します。これはサブルーチン呼び出しと同 等です。内部コマンドは、その属性を含む最上位の状況 で実行されることに注意してください。 |
mktemp(<str>,<attr_name>) |
こ の コマンドは、唯一つのファイル名を生成します。 <str> 引数は、例えば "/tmp/TgifXXXXXX" のような テ ンプレート文字列で、少なくとも 2 つの "/" が含まれ ている 必 要 が あ り ま す。 mktemp() の 結 果 は、<attr_name> で指定された属性の値として保存され ます。詳細は、C ライブラリ関数 mktemp(3C) のオンラ イ ンマニュアルを参照してください (tgif をコンパイ ラオプション -D_USE_TMPFILE を付 けてコンパイル し た場合は、代わりに tempnam(3S) が使用されます)。 |
create_file_using_simple_template(<template>,<output>,<str>,<attr_name>) |
<template> で指定されたファイルに対して <str> に一 致する行を検索します。そのような行が見つかっ た 場 合、 その行を <attr_name> で指定された属性の値で置 き換えます。その結果は、<output> で指定された ファ イルに出力されます。 |
update_eps_child(<eps_file_name>) |
これは、実行中のオブジェクトが合成オブジェクトであ る場合にのみ機能します。そのオブジェクトが取りこま れ た EPS (カプセル化 PostScript) オブジェクトを成 分に持つ場合、それは、<eps_file_name> で指定された EPS ファイルで置き換えられます。そのオブジェクトが EPS の部分オブジェクトを含んでいない場合、一 つ の EPS 部分オブジェクトが作成されます。 |
update_xbm_child(<xpm_file_name>) |
これは、実行中のオブジェクトが合成オブジェクトであ る場合にのみ機能します。そのオブジェクトが取りこま れた XBM (X11 ビットマップ) オブジェクトを成分に持 つ場合、それは、<xbm_file_name> で指定され た XBM ファイルで置き換えられます。そのオブジェクトが XBM の部分オブジェクトを含んでいない場合、一つ の XBM 部 分 オ ブ ジェ ク ト が 作 成 さ れ ま す。 update_xpm_child(<xpm_file_name>) これは、実行中の オブジェクトが合成オブジェクトである場合にのみ機能 します。そのオブジェクトが取りこまれた XPM (X11 ピ ク ス マッ プ) オブジェクトを成分に持つ場合、それ は、<xpm_file_name> で指定された XPM ファイルで 置 き 換えられます。そのオブジェクトが XPM の部分オブ ジェクトを含んでいない場合、一つの XPM 部 分 オ ブ ジェクトが作成されます。 |
delete_eps_child(<obj_name>)
これは、<obj_name> という名前のオブジェクト が合成オブジェクトである場合にのみ機能し ま す。 そ の オ ブ ジェクトが EPS (カプセル化 PostScript) オブジェクトを成分に持つ場合 は それが削除され、そのオブジェクトが EPS の部 分オブジェクトを含んでいない場合は何も行 わ れません。 |
delete_xpm_child(<obj_name>) |
これは、<obj_name> という名前のオブジェクト が合成オブジェクトである場合にのみ機能し ま す。 そのオブジェクトが XPM (X11 ピクスマッ プ) オブジェクトを成分に持つ場合はそれが 削 除 さ れ、そのオブジェクトが XPM の部分オブ ジェクトを含んでいない場合は何も行われま せ ん。 |
delete_xbm_child(<obj_name>) |
これは、<obj_name> という名前のオブジェクト が合成オブジェクトである場合にのみ機能し ま す。 そのオブジェクトが XBM (X11 ビットマッ プ) オブジェクトを成分に持つ場合はそれが 削 除 さ れ、そのオブジェクトが XBM の部分オブ ジェクトを含んでいない場合は何も行われま せ ん。 |
flip_deck(<times>,<frames_per_second>,<style>) |
こ れは、実行中のオブジェクトが合成オブジェ クトで、かつその合成オブジェクトのすべて の 部 分 オブジェクトが X11 ビットマップか X11 ピクスマップオブジェクトで、同じ位置、同 じ サ イ ズ を持っている場合にのみ機能します。 <times> 引数には、その画像の束をめくる回 数 を指定し、これは数値または文字列 "infinite" (無限) のいずれかです。 <frames_per_second> 引 数は、1 から 60 までの数値である必要があ ります。 <style> 引数は、"linear" ま た は "ping_pong" のいずれかです。このコマンドの 実行中は、マウスボタンクリックやキーク リッ ク に よ るコマンドの実行はすべて中止されま す。 |
read_file_into_attr(<file_name>,<attr_name>) |
このコマンドは、ファイルを属性に読みこみ ま す。 <file_name> 引数は、例えば "/tmp/foo" のようなファイル名を意味します。ファイル の 内 容が、<attr_name> で指定した属性の値とし て読み込まれます。そのファイルが読み込み 用 と して開けなかった場合は、その属性値は空文 字列がセットされます。 |
write_attr_into_file(<attr_name>,<file_name>) |
このコマンドは、属性の値をファイルに書き 出 し ま す。 <file_name> 引 数 は、 例えば "/tmp/foo" のようなファイル名を意味します。 <attr_name> で 指 定 し た 属 性 の 値 を <file_name> に書き出します。 |
append_attr_into_file(<attr_name>,<file_name>) |
このコマンドは、属性の値をファイルに追加 し ま す。 <file_name> 引 数 は、 例 え ば "/tmp/foo" のようなファイル名を意味します。 <attr_name> で 指 定 し た 属 性 の 値 を <file_name> に追加します。 |
select_obj_by_name(<obj_name>) |
このコマンドは、 選 択 ハ ン ド ル な し に <obj_name> という名前のオブジェクトを選択し ます。オブジェクト名の指定方法について は、 上 の「オブジェクトの名前」のセクションを参 照してください。 |
select_top_obj() |
このコマンドは、選択ハンドルなしに最上位 の オ ブジェクトを選択します。現在のページにオ ブジェクトが一つもなければ、このコマンド は 失敗します。 |
delete_selected_obj() |
こ のコマンドは選択されたすべてのオブジェク トを削除します。オブジェクトが一つも選択 さ れていなければ、このコマンドは失敗します。 |
unselect_all_obj() |
こ のコマンドは、選択されているすべてのオブ ジェ ク ト の 選 択 を 解 除 し ま す。 select_obj_by_name() を使う場合は、最後にこ のコマンドを使わなければいけません。 |
move_selected_obj_relative(<dx>,<dy>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクト を、 x 方向に絶対的な単位で <dx>、y 方向に絶対的 な単位で <dy> だけ移動します。 |
repeat(<cmd_attr_name>,<times>) |
このコマンドは <cmd_attr_name> 属性内の内部 コマンドを <times> 回実行します。 |
hyperjump(<attr_name>) |
こ の コ マンドは、<attr_name> 属性内にある ファイル名か URL 名に瞬間移動 (テレポー ト) します。 |
make_cgi_query(<dest_attr_name>,<url_name>,<list_attr_name>) |
こ の コマンドは、<dest_attr_name> 属性内に Common Gateway Interface (CGI) 形式 の URL を作成します。 <url_name> は CGI サーバスク リプトの名前で、 <list_attr_name> は、そ の 値 がコンマ区切りの属性名の一覧であるような 属性の名前です。例えば、あるオブジェクト が 以下の属性を持っているとき: |
attr_list=last_name,first_name |
このオブジェクトを実行すると、以下の文字列が final_url に作成されます: |
http://bourbon.usc.edu:8001/cgi-bin/test-cgi?last_name=Cheng&first_name=Bill |
対応する CGI サーバスクリプト "test-cgi" を last_name と first_name の引数付きで実行する ために、これに続いて hyperjump(final_url) を 呼び出すことができます。 CGI スクリプトに関する詳細については、[2] を 参照してください。 |
wait_click(<cursor_name>,<grab>,<attr_name>) |
このコマンドは、<cursor_name> カーソルを 表 示 し、ユーザがマウスボタンをクリックするの を待ちます。 <cursor_name> が文字列 NULL ( 大 文 字 と小文字は区別する) である場合は、 カーソルは変わりません。 <Btn1> がクリッ ク さ れ た 場 合、 コ マ ン ドは終了し、 1 が <attr_name> に置かれます。 <Btn2> がク リッ ク された場合は 2 が <attr_name> に置かれ、 以下同様です。 <grab> が TRUE (大文字と小文 字 は 区別する) とセットされた場合は、 tgif がマウスカーソルのイベントを占有します。 有 効 な <cursor_name> は、<X11/cursorfont.h> にあります (接頭辞 XC_ を取り除く)。 |
sleep(<cursor_name>,<ms_interval>) |
このコマンドは、<cursor_name> カーソルを 表 示し、 <ms_interval> ミリ秒間経過するのを待 ちます。 <cursor_name> が文字列 NULL (大 文 字 と小文字は区別する) の場合、カーソルは変 化しません。このコマンドは、任意のマウス ク リッ ク、 またはキー入力で中止 (そして終了) で き ま す。 有 効 な <cursor_name> は、<X11/cursorfont.h> にあります (接頭辞 XC_ を取り除く)。 |
begin_animate() |
このコマンドは、(ダブルバッファを使った) ア ニ メー ショ ン列を始めるのに使われます。デ フォルトでは、tgif は undo/redo の準備を し て いることに注意してください。よって、長い アニメーション列に対しては、 undo/redo の記 録 が多くのメモリを使ってしまいます。そのよ うな場合、このコマンドの前に disable_undo() (以下に記述) を実行するべきです。 |
end_animate() |
こ のコマンドは、アニメーション列を終了する のに使われます。 |
set_redraw(<true_or_false>) |
このコマンドは、tgif が アニメーション モー ド (begin_animate() でオンになる) のとき に、 <true_or_false> が FALSE (大文字と小文 字 は区別する) であれば、一時的に再描画を不 許可にし ま す。 移 動 コ マ ン ド の 前 に shuffle_obj_to_top() ま た は shuffle_obj_to_bottom() コマンドが使われ て い れ ば、 set_redraw(FALSE) と set_redraw(TRUE) は、 shuffle_obj_to_top() や shuffle_obj_to_bottom() コマンドの、それ ぞれ直前、直後に使用するべきです。 |
set_selected_obj_color(<color_str>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの 色 を <color_str> に変更します。オブジェクトが 選択されていな い 場 合 は、 現 在 の 色 が <color_str> に変更されます。 |
set_selected_obj_fill(<fill_index>) |
こ のコマンドは、選択されたオブジェクトの塗 り潰しパターンを <fill_index> のものに変 更 します。この <fill_index> は、0 (塗り潰しな し) から 31 までの数値でなければい け ま せ ん。 オブジェクトが選択されていない場合は、 現在の塗り潰しパターンが <fill_index> の も のに変更されます。 |
set_selected_obj_pen(<pen_index>) |
こ のコマンドは、選択されたオブジェクトのペ ンを <pen_index> のもの に 変 更 し ま す。 <pen_index> は、0 (ペンなし) から 31 までの 数値でなければいけません。オブジェクトが 選 択 さ れ て い な い 場 合 は、現在のペンが <pen_index> のものに変更されます。 |
set_selected_obj_line_width(<width>,<arrow_w>,<arrow_h>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの 線 の 幅、 矢 先 の 幅、矢先の高さを、それぞれ <width>, <arrow_w>, <arrow_h> に変 更 し ま す。 <arrow_w> か <arrow_h> が -1 の場合 は、それぞれ矢先の幅、矢先の高さを変更し ま せ ん。 オ ブジェクトが選択されていない場合 は、現在の線幅の組が、 <width>, <arrow_w>, <arrow_h> に最も近い組のものに変更されます (この近さは、線幅の違いを矢先の幅、高さの違 いの 10 倍であると勘定して測ります)。 |
set_selected_obj_spline(<spline_type>) |
こ のコマンドは、選択されたオブジェクトのス プラインの型を <spline_type> に変更し ま す が、 これは、straight, spline, interpolated のいずれかです。オブジェクトが選択されて い な い 場 合 は、 現 在 の ス プラインの型が <spline_type> に変更されます。 |
set_selected_obj_arrow(<arrow_type>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの 矢 の 型 を <arrow_type> に変更しますが、これ は、 none, right, left, double のいずれかで す。 オブジェクトが選択されていない場合は、 現在の矢の型が <arrow_type> に変更 さ れ ま す。 |
set_selected_obj_dash(<dash_index>) |
こ のコマンドは、選択されたオブジェクトの破 線の型を <dash_index> のものに変更 し ま す が、これは 0 (実線) から 8 の間でなくてはい けません。オブジェクトが選択されていない 場 合 は、現在の破線の型が <dash_index> のもの に変更されます。 |
set_selected_obj_trans_pat(<trans_pat>) |
このコマンドは、<trans_pat> が 0 の場合は、 選 択されたオブジェクトが不透明パターンを持 つように、 <trans_pat> が他の数値の場合は、 選 択されたオブジェクトが透明化パターンを持 つように変更します。オブジェクトが選択さ れ て い な い場合は、 <trans_pat> が 0 の場合 は、現在の塗り潰しパターン、ペンパターン が 不透明に、 <trans_pat> が他の数値の場合は、 それらが透明にされます。 |
set_selected_obj_rcb_radius(<rcb_radius>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの 丸 角 の 長 方 形 (rcbox) の 角の円の半径を <rdb_radius> に変更しますが、それは 4 以 上 で なければいけません。オブジェクトが選択さ れていない場合は、現在の丸角長方形の角の 円 の半径が <rcb_radius> に変更されます。 |
set_selected_text_vspace(<vspace>) |
こ のコマンドは、選択されたオブジェクトの文 字列の縦方向の間隔を <vspace> に変 更 し ま す。 オブジェクトが選択されていない場合は、 現在の文字列の縦方向の間隔が <vspace> に 変 更されます。 |
set_selected_text_just(<justification>) |
こ のコマンドは、選択されたオブジェクトの文 字列の位置合わせを <justification> に変更し ますが、それは left, center, right のいずれ かです。オブジェクトが選択されていない場 合 は、 現 在 の 文 字 列 の 位 置 合 わ せ が <justification> に変更されます。 |
set_selected_text_font(<ps_font_name>) |
このコマンドは、選択されているオブジェク ト の フォ ントと文字スタイルを <ps_font_name> にマッチするものに変 更 し ま す。 有 効 な <ps_font_name> の例は、 Properties Menu か ら CopyProperties() を選択すれば見ること が できます。 text font の下にリストされている 項目が有効な <ps_font_name> です。オブ ジェ ク トが一つも選択されていない場合は、現在の フォントと文字スタイルが <ps_font_name> に マッ チするものに変更されます。マッチするも のが見つからなければ、このコマンドは失敗 し ます。 |
set_selected_text_style(<textstyle>) |
こ のコマンドは、選択されているオブジェクト の文字スタイルを <textstyle> に変更します。 こ こで <textstyle> は、r (ローマン体), b ( ボールド体), i (イタリック体), bi (ボールド イ タリック体) のいずれかです。オブジェクト が一つも選択されていない場合は、現在の文 字 スタイルが <textstyle> に変更されます。 |
set_selected_text_size(<size>) |
こ のコマンドは、選択されたオブジェクトの文 字サイズを <size> に変更します。 <size> が 部 分文字列 "pt" で終わっている場合、文字サ イズの代わりにポイントサイズが使用 さ れ ま す。 Size Menu にそのようなサイズが見つから ない場合、 Size Menu の最も近いサイズが使用 さ れます。オブジェクトが一つも選択されてい ない場合、現在の文字サイズが <size> かま た はそれに最も近いサイズに変更されます。 |
set_selected_text_underline(<underline>) |
このコマンドは、<underline> が 0 の場合は、 選択されたオブジェクトの文字の下線 を 削 除 し、 <underline> がそれ以外の値の場合は、選 択されたオブジェクトの文字に下線を つ け ま す。 オブジェクトが一つも選択されていない場 合、現在の文字の下線がそれに応じて変更さ れ ます。 |
inc(<attr_name>,<expr>) |
こ のコマンドは、<attr_name> を式 <expr> の 値だけ増やします。 <attr_name> と <expr> の 値 は、どちらも整数でなくてはいけません。式 に関する詳細については、「数式」のセク ショ ンを参照してください。 |
dec(<attr_name>,<expr>) |
こ のコマンドは、<attr_name> を <expr> だけ 減らします。 <attr_name> と <expr> の値は、 どちらも整数でなくてはいけません。 |
shuffle_obj_to_top(<obj_name>) |
このコマンドは、<obj_name> を一番上に移動し ます。 <obj_name> が部分オブジェク ト の 場 合、 これはその同等レベルのものに対して相対 的に一番上に引き上げられます。このコマン ド は アニメーションで有用で、選択したフレーム (部分オブジェクト) を一番上に出すことができ ます。 |
shuffle_obj_to_bottom(<obj_name>) |
このコマンドは、<obj_name> を一番下に移動し ます。 <obj_name> が部分オブジェク ト の 場 合、 これはその同等レベルのものに対して相対 的に一番下に降ろされます。このコマンドは ア ニ メーションで有用で、選択したフレーム (部 分オブジェクト) を一番下に降ろすことがで き ます。 |
disable_undo() |
こ のコマンドは、undo/redo の記録を真っさら にし、 undo を無 効 化 し ま す ( そ し て undo/redo の情報の記録を停止します)。元のヒ ストリの深さは、別に保存されます。このコ マ ン ドは長いアニメーション列の前に使用すべき です。 |
enable_undo() |
このコマンドは、disable_undo() コマンドで別 に 保存されていてたヒストリの深さを復帰し、 undo/redo を有効化します。こ の コ マ ン ド は、disable_undo() を呼び出した後、それが不 要になった後に使用すべきです。 |
get_drawing_area(<ltx_attr>,<lty_attr>,<rbx_attr>,<rby_attr>) |
このコマンドは、現在の描画領域の絶 対 座 標 を、指定された属性に保存します。 <ltx_attr> は左上角の X 座標を保存し、 <lty_attr> は左 上 角 の Y 座標を、 <rbx_attr> は右下角の X 座標、 <rby_attr> は右下角の Y 座標をそれぞ れ保存します。 |
get_selected_obj_bbox(<ltx_attr>,<lty_attr>,<rbx_attr>,<rby_attr>) |
こ のコマンドは、選択されたオブジェクトのバ ウンディングボックスの絶対座標を、指定さ れ た 属性に保存します。 <ltx_attr> は左上角の X 座標を保存し、 <lty_attr> は左上角の Y 座 標 を、 <rbx_attr> は 右 下角の X 座標、 <rby_attr> は右下角の Y 座標をそれぞれ保 存 し ます。バウンディングボックスは、そのすべ ての線の幅が 0 であるとして計算されます。 |
get_named_obj_bbox(<obj_name>,<ltx_attr>,<lty_attr>,<rbx_attr>,<rby_attr>) |
このコマンドは、<obj_name> の名前のオブジェ ク トのバウンディングボックスの絶対座標を、 指定された属性に保存します。 <ltx_attr> は 左上角の X 座標を保存し、 <lty_attr> は左上 角の Y 座標を、 <rbx_attr> は右下角の X 座 標、 <rby_attr> は右下角の Y 座標をそれぞれ 保存します。バウンディングボックスは、そ の す べ ての線の幅が 0 であるとして計算されま す。 |
move_selected_obj_absolute(<ltx>,<lty>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトの 左 上角を (<ltx>,<lty>) へ移動します。 |
assign(<attr_name>,<expr>) |
こ のコマンドは、<expr> を <attr_name> で指 定される属性へ割り当てます。 <expr> は、 数 値 と し て評価されるものでなければなりませ ん。 |
strcpy(<attr_name>,<string>) |
このコマンドは、<string> を <attr_name> で 指定される属性へコピーします。 |
copy_string_to_cut_buffer(<string>) |
このコマンドは、<string> をカットバッファに コピーします。 |
strcat(<attr_name>,<string>) |
このコマンドは、<string> を <attr_name> で 指定される属性へ追加します。 |
while(<expr>,<cmd_attr_name>) |
こ のコマンドは、<expr> が 0 と評価されるま で、 <cmd_attr_name> の内部コマンドを実行し 続けます。 |
if(<expr>,<then_cmd_attr_name>,<else_cmd_attr_name>) |
<expr> が 0 と 評 価 さ れ れ ば、<else_cmd_attr_name> の内部コマンドを実 行 し、その他の場合は、<then_cmd_attr_name> の 内 部 コ マ ン ド を 実 行 し ま す。 <then_cmd_attr_name> や <else_cmd_attr_name> は文字列 NULL (大文 字 と 小文字は区別する) でもよく、その場合は対 応する動作は何も行われません。 |
get_current_file(<attr_name>) |
このコマンドは、現在のファイルのフルパス 名 を <attr_name> に保存します。 |
get_current_export_file(<attr_name>) |
こ のコマンドは、出力 (print/export) ファイ ルのフルパス名を <attr_name> に保存します。 |
get_current_dir(<attr_name>) |
こ の コ マ ン ド は、 現在のディレクトリを <attr_name> に保存します。 |
getenv(<attr_name>,<env_var_name>) |
このコマンドは、<env_var_name> の名前の環境 変数を <attr_name> に保存します。 |
strlen(<attr_name>,<string>) |
こ の コ マ ンドは、<string> の文字の個数を <attr_name> に割り当てます。 |
substr(<attr_name>,<string>,<start_index>,<length>) |
こ の コ マ ン ド は、 文 字 列 <string> の <start_index> 番目の文字から始まる <length> 個の文字を <attr_name> 内にコピーします。な お、<start_index> は、最初の文字を 0 番目と 考えます。 |
strstr(<attr_name>,<string>,<sub_string>) |
こ のコマンドは、文字列 <string> 内に最初に 見つかる部分文字列 <sub_string> を 探 し、 <sub_string> と そ の 残 り の 文 字 列を <attr_name> にコピーします。 |
strrstr(<attr_name>,<string>,<sub_string>) |
このコマンドは、文字列 <string> 内に最後 に 見 つ か る部分文字列 <sub_string> を探し、 <sub_string> と そ の 残 り の 文 字 列 を <attr_name> にコピーします。 |
unmake_selected_obj_iconic() |
こ の コ マンドは、既に少なくとも一つのオブ ジェクトが選択されていなければいけない、 と い う 点 を 除 け ば、 Special Menu から UnMakeIconic() を選択するのと同じ効果を持ち ます。 |
hyperjump_then_exec(<attr_name>,<attr_name_to_exec>) |
こ の コマンドは、属性 <attr_name> 内にある ファイル名、または URL 名に移動し、その新し いファイル内の属性 <attr_name_to_exec> で指 定される内部コマンドを実行します。 |
show_attr(<attr_name>) |
このコマンドは、属性 <attr_name> を見えるよ うにします。 |
hide_attr(<attr_name>) |
このコマンドは、属性 <attr_name> を見えない ようにします。 |
show_attr_name(<attr_name>) |
このコマンドは、属性 <attr_name> の名前部分 をを見えるようにします。 |
hide_attr_name(<attr_name>) |
このコマンドは、属性 <attr_name> の名前部分 をを見えないようにします。 |
show_value(<attr_value>) |
このコ マ ン ド は、 名 前 が 空 で、 値 が <attr_value> であるような属性を見えるように します。 |
hide_value(<attr_value>) |
このコ マ ン ド は、 名 前 が 空 で、 値 が <attr_value> であるような属性を見えないよう にします。 |
get_attr_bbox(<ltx_attr>,<lty_attr>,<rbx_attr>,<rby_attr>,<attr_name>) |
このコマンドは、属性 <attr_name> のバ ウ ン ディ ングボックスの絶対座標を指定された属性 に保存します。 <ltx_attr> は左上角の X 座標 を保存し、 <lty_attr> は左上角の Y 座標を、 <rbx_attr> は右下角の X 座 標、 <rby_attr> は右下角の Y 座標をそれぞれ保存します。バウ ンディングボックスは、そのすべての線の幅 が 0 であるとして計算されます。 |
size_selected_obj_absolute(<abs_w>,<abs_h>) |
の コマンドは、幅が <abs_w>、高さが <abs_h> になるように、選択されたオブジェクトの右 下 の角を伸ばします。 |
このコマンドは、幅が <abs_w>、高さが <abs_h> になる ように、 |
<obj_name> という名前のオブジェクトの右下の 角を伸ばします。 |
このコマンドは、タイトルが <title> で、メッセージが <msg> である |
メッセージボックスを表示し ま す。 <style> は、"info", "ync", "yn", "stop" のいずれか の文字列です。このメッセージボッ ク ス は、 "info" か "stop" スタイルに対しては OK ボタ ンを表示し、 "ync" スタイ ル に 対 し て は YES/NO/CANCEL ボタンを、 "yn" スタイルに対 しては YES/NO ボタンを表示します。メッ セー ジ ボッ ク スでユーザがボタンをクリックする と、そのボタンの名前が <attr_name> に代入さ れます。ユーザが <ESC> キーを打ってメッセー ジボックスを キャ ン セ ル し た 場 合 は、 <attr_name> には文字列 "CANCEL" がセットさ れます。 <attr_name> が文字列 NULL (大文 字 小 文字は区別する) である場合は、どのボタン をクリックしたのかという情報はどこにも書 き 込まれません。 <title> が文字列 NULL である 場合は、 Tgif がメッセージボックスのタイ ト ルになります。 |
get_user_input(<attr_name>,<msg1>,<msg2>) |
こ のコマンドは、1 行目に <msg1>、 2 行目に <msg2> を持つダイアログボックスを表示 し ま す。 <msg2> が文字列 "USE_CURRENT_DIR" であ る場合、 2 行目には現在のディレクトリを表示 し ます。ユーザは、ダイアログボックス内の行 に入力できますが、それは <attr_name> に保存 されます。ユーザが <ESC> キーを打ってダイア ログボックス を キャ ン セ ル し た 場 合、 <attr_name> には空文字列がセットされます。 |
このコマンドは、<attr_name>=<attr_value> を選択され たオブジェクトに追加し、 |
そ の 属性を (<abs_x>,<abs_y>) に置きます。 <attr_name> が文字列 NULL (大文字小文字は区 別 する) である場合、その属性の名前は空文字 列となります。 <abs_x> と <abs_y> の両方 が NULL (大文字小文字は区別する) である場合、 その属性は、オブジェクトの左下角の下に置 か れます。 <attr_name> が "!." で始まっている 場合は、ファイル属性 が追加されます。 |
delete_attr_from_selected_obj(<attr_name>) |
このコマンドは、選択されたオブジェクトか ら <attr_name> という名前の属性を削除します。 <attr_name> が "!." で始まっている場合 は、 ファイル属性 が削除されます。 |
user_end_an_edge(<attr_name>,<abs_x>,<abs_y>) |
こ の コマンドは、折れ線/開スプライン曲線を (<abs_x>,<abs_y>) から開始し、描画モード を 折れ線/開スプライン曲線の描画に変え、ユーザ にその折れ線/開スプライン曲線を終わらせるよ うにします。その終わりの点が type=port とい う属性を持つオブジェクト内 に あ る 場 合、 <attr_name> が文字列 NULL (大文字小文字は区 別する) でなければ、そのオブジェク ト 名 が <attr_name> と いう名前の属性に代入されま す。 |
user_draw_an_edge(<start_attr_name>,<end_attr_name>) |
このコマンドは、描画モードを折れ線/開スプラ イン曲線の描画に変え、ユーザに折れ線/開スプ ライン曲線を描かせま す。 そ の 開 始 点 が type=port という属性を持つオブジェクト内に ある場合、 <start_attr_name> が文字列 NULL (大文字小文字は区別する) でなければ、そのオ ブジェクト名が <start_attr_name> という名前 の属性に代入されます。終了点が type=port と いう属性を持つオブジェクト内にあ る 場 合、 <end_attr_name> が文字列 NULL (大文字小文字 は区別する) でなければ、そのオブジェクト 名 が <end_attr_name> という名前の属性に代入さ れます。 |
get_a_poly_vertex_absolute(<x_attr_name>,<y_attr_name>,<obj_name>,<index>) |
このコマンドは、<obj_name> の <index> 番 目 の 頂 点 の 絶 対 座標を、 <x_attr_name> と <y_attr_name> で指定された属性に保 存 し ま す。 <obj_name> で指定されたオブジェクト は、折れ線/開スプライン曲線か、多角形/閉 ス プ ライン曲線のどちらかのオブジェクトでなけ れ ばいけません。 |
move_a_poly_vertex_absolute(<obj_name>,<index>,<abs_x>,<abs_y>) |
このコマンドは、<obj_name> の <index> 番 目 の頂点を、絶対座標 (<abs_x>,<abs_y>) へ移動 します。 <obj_name> で指定されたオブジェ ク ト は、折れ線/開スプライン曲線か、多角形/閉 スプライン曲線のどちらかのオブジェクトで な ければいけません。 |
post_attr_and_get_cgi_result(<url_attr>,<query_attr>,<result_attr>) |
こ の コ マ ンドは、POST メソッドを使用した HTTP リクエストを生成し ま す。 <url_attr> は、URL (通常は CGI サーバスクリプトの名前) を含む 属 性 の 名 前 で す。 <query_attr> は、POST されるデータを値とする属性の名前 で、 <result_attr> は、その結果を受けとる属 性 の名前です。例えば、オブジェクトが以下の ような属性を持つ場合: |
url=http://bourbon.usc.edu:8001/cgi-bin/echo-post |
このオブジェクトを実行すると、指定された CGI ス クリプトに "Hello World!" が POST されま す。この場合、そのスクリプトの実 行 の 結 果 は、"Hello World!" をエコーバックするだけで す (他の書式情報と一緒に)。 |
navigate_back() |
このコマンドは、NavigateBack() が Navigate Menu から選択した場合と全く同じ動作を実行し ます。 |
stop() |
このコマンドは、すべての内部コマ ン ドの実行を停止します。 |
sqrt(<attr_name>,<expr>) |
こ の コ マ ン ド は <expr> の 平 方根を <attr_name> に保存します。 <expr> は負で な い 数 値 と評価されるものでなければいけませ ん。 |
random(<attr_name>) |
このコマンドは、C ライブラリ関数 rand() を 使って生成される整数乱数を <attr_name> に保 存します。乱数生成器の種には 0 が使用されま す。 |
srand48(<use_cur_time_as_seed>) |
こ のコマンドは、C ライブラリ関数 drand48() を使 う 乱 数 生 成 器 の 種 を 設 定 し ま す。<use_cur_time_as_seed> が 0 の場合は、 種として 0 を使い、その他の場合は現在時刻を 種として使います。 |
drand48(<attr_name>) |
こ のコマンドは、C ライブラリ関数 drand48() を使って生成される 0.0 から 1.0 の間の浮 動 小数実数を <attr_name> に保存します。 |
round(<attr_name>,<expr>) |
こ の コ マ ン ド は、<expr> の 丸 め値を <attr_name> に保存します。 |
redraw_obj(<obj_name>) |
このコマンドは、<obj_name> が占有する領域を 再描画します。 |
redraw_drawing_area() |
このコマンドは、(Canvas Window を通して見え る) 描画領域全体を再描画します。 |
itox(<attr_name>,<digits>,<expr>) |
このコマンドは、<expr> の 16 進 数 値 を <attr_name> に保存します。 <digits> は 1 以 上 8 以下の値で、これは 16 進数値の最終的な 桁 幅を意味します (左側の空いたところには 0 が埋められます)。 |
for_i(<attr_name>,<min_val>,<max_val>,<increment>,<cmd_attr_name>) |
このコマンドは、以下のコマンド列と同じです: |
assign(<attr_name>,<min_val>); |
ここで loop は以下の値です: |
exec(<cmd_attr_name>); |
<min_val>, <max_val>, <increment> は、このコ マンドが実行される前に一度だけ評価されること に注意してください。 |
set_file_not_modified() |
このコマンドは、ファイルの更 新 フ ラ グ を false にします。 |
new_id(<attr_name>) |
こ のコマンドは、現在の描画の中で一意的なオ ブジェクト ID を生成し、 <attr_name> に保存 します。 |
rotate_selected_obj(<angle>) |
こ の コ マ ン ドは、選択したオブジェクトを <angle> 度だけ回転します。その際、正の角 は 時計回りを意味します。 |
call_simple_shortcut(<shortcut_name>) |
こ のコマンドは、<shortcut_name> という名前 の、引数を取らないショートカットを呼び出 し ま す。 ショー ト カッ トの詳細については、 「ショートカット」のセクションを参照して く ださい。 |
call_one_arg_shortcut(<shortcut_name>,<arg>) |
こ のコマンドは、<shortcut_name> という名前 の、一つの引数を取るショートカットを呼び 出 し、 そ れに引数 <arg> を渡します。ショート カットの詳細については、「ショートカッ ト」 のセクションを参照してください。 |
substitute_attr(<attr_name>,<src_attr_name>,<replace_attr_name>,<pattern_str>) |
こ のコマンドは、<src_attr_name> で指定され る属性の値部分 の 中 に 現 れ る パ ター ン <pattern_str> を文字列 <replace_attr_name> で置き換え、その結果を <attr_name> で指定し た属性に書き出します。 |
get_file_size(<attr_name>,<file_name>) |
こ のコマンドは、<file_name> で指定したファ イルのサイズを、 <attr_name> で指定した属性 に出力します。 |
is_file(<attr_name>,<file_name>) |
こ のコマンドは、<file_name> で指定したファ イルが存在する場合に "1" を、その他の場合に は "0" を、<attr_name> で指定した属性に出力 します。 |
index(<attr_name>,<string>,<sub_string>) |
このコマンドは、部分文字列 <sub_string> が 文 字列 <string> の中に最初に現れるところを 探し、その 0 ベースでの イ ン デッ ク ス を <attr_name> にコピーします。 |
rindex(<attr_name>,<string>,<sub_string>) |
こ のコマンドは、部分文字列 <sub_string> が 文字列 <string> の中に最後に現れるところ を 探 し、 そ の 0 ベースでのインデックスを <attr_name> にコピーします。 |
get_number_of_lines_in_attr(<result_attr>,<attr_name>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定した属 性 の行数をカウントしその値を <result_attr> に 書き出します。 |
get_line_in_attr(<result_attr>,<attr_name>,<line_number>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定した属 性 の n 番目の行を <result_attr> にコピーしま す。ここで n は、 <line_number> で指定さ れ る 0 ベースの行番号です。 |
trim(<attr_name>) |
こ のコマンドは、<attr_name> で指定される属 性から、先頭、および最後についている空白 を 削除します。 |
is_attr(<result_attr>,<attr_name>) |
こ のコマンドは、<attr_name> で指定した属性 が存在する場合は "1" を、そうでなければ "0" を、<result_attr> に書き出します。 |
find_obj_names(<result_attr>,<obj_name>,<attr_name_value>) |
こ の コマンドは、<obj_name> で指定したオブ ジェクトの直接の部分オブジェクトすべてを 検 索し、その名前を <result_attr> を書き出しま す。 <obj_name> が空文字列の場合、すべて の トップレベルのオブジェクトを検索します。 |
<attr_name_value> はそのオブジェクトに対する フィルタを指定します。 <attr_name_value> が 空文字列の場合、適するすべてのオブジェクトが 選 択 さ れ ま す。 <attr_name_value> が "<string>=*" の形式の場合は、 <string> とい う名前の属性を持つオブジェクトが選択さ れ ま す。 <attr_name_value> が "<string>=<value>" の形式の場合は、 <string> という名前で、値が <value> であるような属性を持っているオブジェ クトが選択されます。 <attr_name_value> に 文 字 ’=’ が含まれていない場合、名前が空で、値 が <attr_name_value> に一致するような属性 を 持っているオブジェクトが選択されます。 |
n 個 の オ ブ ジェ ク ト が 一致した場合、 <result_attr> で指定した属性は n+1 行にな り ます。その 0 行目は n で、<result_attr> の 1 行目から n 行目まではそのオブジェクト名と な ります。そのオブジェクト名を取り出すのには、 内部コマンド get_line_in_attr() が使えます。 |
tokenize(<result_attr>,<string>,<separator>) |
このコマンドは、<string> を、<separator> 文 字で分離されているトークンに切り分け、そ の トー クンを (上の find_obj_names コマンドと 同じやり方で) <result_attr> に書き 出 し ま す。 <separator> は長さ 1 の文字列でなけれ ばいけませんし、スペース、単一引用符、二 重 引 用符のいずれかであってはいけません。トー クンがその分離文字を含む場合は、そのトー ク ン を単一引用符、あるいは二重引用符の組で囲 むことができますが、その場合このコマンド の 実 行 時 にその引用符は自動的に取り除かれま す。 |
n 個 の トー ク ン が 見 つ かっ た 場 合、 <result_attr> で指定した属性は n+1 行になり ます。その 0 行目は n で、<result_attr> の 1 行 目 か ら n 行目まではそのトークンとなりま す。そのトークンを取り出すのには、内部コマン ド get_line_in_attr() が使えます。 |
move_attr_relative(<attr_name>,<dx>,<dy>) |
こ の コ マンドは、<attr_name> の名前の属性 を、 x 方向に絶対的な単位で <dx>、y 方向 に 絶対的な単位で <dy> だけ移動します。 |
get_number_of_vertices(<result_attr>,<obj_name>) |
こ の コマンドは、<obj_name> で指定したオブ ジェクトの頂点の数を <result_attr> にコピー し ます。指定したオブジェクトは折れ線 (開ス プライン) か、多角形 (閉スプライン) でな け ればいけません。 |
is_obj_transformed(<result_attr>,<obj_name>) |
こ の コマンドは、<obj_name> で指定したオブ ジェクトが変換されている (回転か斜行 変 形) 場 合 は "1"、 そ の 他 の 場 合 は "0" を <result_attr> に書き出します。 |
make_selected_obj_iconic(<sym_path>) |
このコマ ン ド は、Special Menu か ら の MakeIconic() と同様に機能しますが、ユーザに そのアイコン名を問い合わせません。 代 わ り に、 そ の ア イ コ ン のフルパス名の指定に <sym_path> が使われます。 |
get_tgif_version(<major_attr,minor_attr,patchlevel_attr,build_attr>) |
このコマンドは tgif のメジャーバージョン 番 号、 マイナーバージョン番号、パッチレベル、 コンパイル情報を、それ ぞ れ <major_attr>, <minor_attr>, <patchlevel_attr>, <build_attr> に書き出します。ある引数が文字 列 NULL (大文字小文字は区別する) の場合は、 その情報は跳ばされます。 |
get_tgif_dir(<result_attr>) |
こ の コ マ ン ド は、"$HOME/.Tgif" を <result_attr> に 書 き 出しますが、ここで $HOME はユーザのホームディレクトリです。 |
get_profile_string(<result_attr>,<section>,<key>,<def_value>,<ini_path>) |
このコマンドは、<ini_path> のフルパスで指定 し た ファイル内の <section> のセクションか ら、<key> で指定したキーに関連する値を取 得 し、それを <result_attr> で指定した属性に保 存します。指定したキーに関連する値がな かっ た 場合、 <def_value> が <result_attr> に保 存されま す。 <key> が 空 文 字 列 の 場 合、<ini_path> の <section> 内のすべての キー名を (上の find_obj_names コマンドと 同 じ やり方で) <result_attr> に書き出します。 <section> が空文字列の場合、<ini_path> のす べ て のセクション名を (上の find_obj_names コマンドと同じやり方で) <result_attr> に 書 き出します。 |
write_profile_string(<section>,<key>,<value>,<ini_path>) |
このコマンドは、<ini_path> のフルパスで指定 したファイル内の <section> のセクショ ン の <key> で指定したキーに関連する値を <value> に設定します。<key> が空文 字 列 の 場 合、 <ini_path> の <section> 内のすべてのキーと 値の組がクリアされます。 <section> は空文字 列にしてはいけません。 |
select_additional_obj(<obj_name>) |
こ のコマンドは、静かに (ハイライトハンドル なしで) <obj_name> という名前の追加オブジェ ク トを選択します。オブジェクト名の指定に関 しては、「オブジェクトの名前」のセクショ ン を参照してください。 |
open_file(<file_number>,<file_name>,<file_mode>) |
こ の コ マンドは、<file_name> で指定される ファイルを、 <file_mode> で指定したモードで 開 き、 開 い た ファイルをファイル参照番号 <file_number> に 割 り 当 て ま す。 <file_number> は 0 か、3 から 15 までの数字 でなければなりません。ファイル 0 を開くと、 そ れは標準入力を巻き戻し (rewind) します。 モードは、読み込み用には "r"、書き込み用 に は "w"、追加書き込み用には "a" などを指定し ます。ファイルは、常にテキスト (非バイナリ) モードで開きます。 |
close_file(<file_number>) |
こ の コ マ ン ド は、 ファ イ ル 参 照番号 <file_number> に対応するファイルを 閉 じ ま す。 <file_number> は 0 か、3 から 15 まで の数字でなければなりません。 |
read_file(<file_number>,<result_attr>) |
このコ マ ン ド は、 ファ イ ル 参 照 番 号 <file_number> に対応するファイルから 1 行読 み込み、それを <result_attr> で指定した属性 に 保 存します。 <file_number> は 0 (標準入 力) か、3 から 15 までの数字でなければな り ません。 |
write_file(<file_number>,<string>) |
こ の コ マ ン ド は、 ファ イ ル 参 照番号 <file_number> に対応するファイルに <string> を書き出します。 <file_number> は 1 から 15 までの数字でなければなりません。番号 1, 2 はそれぞれ標準出力、標準エラー出力用です。 |
flush_file(<file_number>) |
こ の コ マ ン ド は、 ファ イ ル 参 照番号 <file_number> に対応するファイル を フ ラッ シュ します。 <file_number> は 1 から 15 ま での数字でなければなりません。番号 1, 2 は それぞれ標準出力、標準エラー出力用です。 |
append_file(<dest_file_name>,<src_file_name>) |
こ のコマンドは、<src_file_name> で指定した ファイルを、 <dest_file_name> で指 定 し た ファイルに追加します。 |
set_output_format(<format>,<color_output>) |
こ のコマンドは、出力形式を <format> にセッ トします。 <color_output> が 0 の場合は白黒 出 力 (印刷) モードが、そうでなければカラー 出力 (印刷) モードが使用されます。可能な 出 力 形式の一覧については、 Tgif.WhereToPrint の X default 値を参照してください。 |
set_export_clip_rect(<ltx>,<lty>,<rbx>,<rby>) |
このコマンドは、よそに貼り付けるために切 り 出 す長方形を、左上の角が (<ltx>,<lty>)、右 下の角が (<rbx>,<rby>) であるような長方形領 域になるようにセットします。この <ltx> は真 に <rbx> 未満で、<lty> も真に <rby> 未満 で なければいけません。 |
import_file(<file_name>,<format>,<ltx>,<lty>) |
こ のコマンドは、<file_name> で指定したファ イルを取り込み、 (<ltx>,<lty>) の場所に配置 します。ファイルは、<format> で指定した形式 のものであると見なし ま す が、 そ の 形 式 は、"XBM", "XPM", "GIF", "PNG", "JPEG", "PBM", "PGM", "PPM" か、 あ る い は Tgif.ImportFilter# の X default 値で指定し た名前が指定できます。 <format> が "TGIF" の 場 合 は、 そのファイルはいずれかの tgif ファイルでなくてはなりません。 |
set_xpm_output_version(<version_number>) |
このコマンドは、 X11 ピクスマップの形式で出 力 す る と き に、 XPM のバージョン番号を <version_number> に 設 定 し ま す。 <version_number> は 1 か 3 の値を取ります。 |
edit_ini_section(<attr_name>,<title>,<section>,<ini_path>) |
このコマンドは、<ini_path> で指定したフルパ ス の ファイル内の <section> で指定したセク ションを編集するダイアログボックスを作り ま す。 ユーザがダイアログボックスの OK ボタン を押すと、そのセクションはクリアされてダ イ ア ログボックスの内容がそのファイルに書き戻 され、そして <attr_name> で指定した属 性 に "OK" を代入します。ユーザがダイアログボック スの CANCEL ボタンを押した場合は、ファイ ル は 変更されず、<attr_name> で指定した属性に は "CANCEL" が代入されます。 |
select_from_ini_section(<attr_name>,<title>,<section>,<ini_path>) |
このコマンドは、<ini_path> で指定したフルパ ス の ファイル内の <section> で指定したセク ションから一つの項目を選択する一覧を作り ま す。 何も選択しなければ、<attr_name> で指定 した属性はクリアされますが、そうで な け れ ば、選択されたエントリを <attr_name> で指定 した属性に書き出します。 |
append_line_into_attr(<attr_name>,<string>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定した属 性 に、 <string> で指定した行を追加します。 |
insert_line_into_attr(<attr_name>,<string>,<line_number>) |
こ のコマンドは、<attr_name> で指定した属性 の n 番目の行に、 <string> で指定した行を挿 入 します。ここで n は、 <line_number> で指 定する 0 ベースの行番号です。 n は 1 以上で な ければいけません。n が属性内の行数よりも 大きい場合は、自動的に空行が挿入されます。 |
clear_attr(<attr_name>) |
このコマンドは、<attr_name> で指定した属 性 の 属性値をクリアしますが、属性が複数の行を 含んでいる場合は、他のすべての行は削除さ れ ます。 |
create_text_obj(<abs_x>,<abs_baseline_y>,<string>) |
このコマンドは、<string> で指定した文字列を 持 つ テ キ ス ト オ ブ ジェ ク ト を (<abs_x>,<abs_baseline_y>) の場所に作成しま す。 |
create_box_obj(<abs_ltx>,<abs_lty>,<abs_rbx>,<abs_rby>) |
こ の コ マンドは、(<abs_ltx>,<abs_lty>) と (<abs_rbx>,<abs_rby>) で定義される長方形 を 生成します。 |
create_corner_oval_obj(<abs_ltx>,<abs_lty>,<abs_rbx>,<abs_rby>) |
こ の コ マンドは、(<abs_ltx>,<abs_lty>) と (<abs_rbx>,<abs_rby>) で定義される枠を持 つ 楕円 (corner oval) を生成します。 |
create_center_oval_obj(<abs_x>,<abs_y>,<radius>) |
こ のコマンドは、(<abs_x>,<abs_y>) が中心、 半径が <radius> である楕円 (center oval) を 生成します。 |
create_edge_oval_obj(<abs_ltx>,<abs_lty>,<abs_rbx>,<abs_rby>) |
こ の コ マンドは、(<abs_ltx>,<abs_lty>) と (<abs_rbx>,<abs_rby>) を端点とする直径を 持 つ円 (edge circle) を生成します。 |
create_rcbox_obj(<abs_ltx>,<abs_lty>,<abs_rbx>,<abs_rby>) |
こ の コ マンドは、(<abs_ltx>,<abs_lty>) と (<abs_rbx>,<abs_rby>) で定義される角の丸 い 長方形を生成します。 |
create_arc_obj(<abs_x>,<abs_y>,<radius>,<dir>,<angle1>,<angle2>) |
こ の コ マンドは、中心が (<abs_x>,<abs_y>) で、半径、方向、開始角、終了角がそ れ ぞ れ <radius>,<dir>,<angle1>,<angle2> である円弧 を 生 成 し ま す。 <radius>,<dir>,<angle1>,<angle2> は、Edit Menu の CreateObject サ ブ メ ニュー 上 で SpecifyAnArc() コマンドで指定するのと同じ方 法で指定します。 <dir> は "+" か "-" で、"+" は時計回りを意味します。 <angle1> と <angle2> の単位は度で、12 時の方向 を 0 度とします。 |
create_first_vertex(<abs_x>,<abs_y>) |
このコマンドは、折れ線/開スプラインオブジェ ク ト を 生 成 す る た め に、 create_next_vertex(), create_poly_obj() コ マンドと 合 わ せ て 使 用 し ま す。 こ れ は、create_next_vertex(), create_polygon_obj() コマンドと合わせて使用 し、多角形/閉スプラインオブジェクトを生成す ることもできます。このコマンドは、折れ線/開 スプライン、あるいは多角形/閉スプラインオブ ジェクトの開始点を (<abs_x>,<abs_y>) に設定 します。 |
create_next_vertex(<abs_x>,<abs_y>) |
このコマンドは、折れ線/開スプラインオブジェ ク ト を 生 成 す る た め に、 create_first_vertex(), create_poly_obj() コ マンドと 合 わ せ て 使 用 し ま す。 こ れ は、create_first_vertex(), create_polygon_obj() コマンドと合わせて使用 し、多角形/閉スプラインオブジェクトを生成す ることもできます。このコマンドは、折れ線/開 スプライン、あるいは多角形/閉スプラインオブ ジェクトの次の頂点を (<abs_x>,<abs_y>) に設 定します。 |
create_poly_obj() |
このコマンドは、折れ線/開スプラインオブジェ クトを生成するために create_first_vertex(), create_next_vertex() と合わせて使用します。 |
create_polygon_obj() |
このコマンドは、多角形/閉スプラインオブジェ クトを生成するために create_first_vertex(), create_next_vertex() と合わせて使用します。 |
start_create_group_obj() |
こ のコマンドは、グループオブジェクトを生成 するために、 create_group_obj() と合わせ て 使 用します。このコマンドは、グループの開始 をマークします。 |
create_group_obj() |
このコマンドは、グループオブジェクトを生 成 す るために、 start_create_group_obj() と合 わせて使用します。このコマンドは、 最 後 の start_create_group_obj() 呼び出し以後に生成 されたすべてのオブジェクトを一つのグルー プ オブジェクトにグループ化します。 |
set_allow_interrupt(<true_or_false>) |
<true_or_false> が FALSE (大文字小文字は区 別) の場合、このコマンドは、tgif が内部コマ ン ドを実行しているときに、一時的にユーザに よる中断を無効化するのに使用します。中断 が 無 効化されているときにユーザによる中断を受 けとると、 そ れ は キュー に 保 存 さ れ、 <true_or_false> を TRUE (大文字小文字は区 別) にして再び set_allow_interrupt() を呼び だ したときに内部コマンドのその中断を実行し ます。 |
select_each_obj_and_exec(<attr_name_to_exec>) |
このコマンドは、まず選択されているすべて の オ ブジェクトを非選択状態にします。次に現在 の描画中の各オブジェクトを選択状態に変 え、 <attr_name_to_exec> 属性で指定した内部コマ ンドを実行します。このコマンドが、あるオ ブ ジェ クト上でのマウスクリックの結果として実 行された場合は、実行用には現在のページの オ ブ ジェクトしか検索されませんが、このコマン ドをスクリプトファイルから実行した場合 は、 す べてのページのオブジェクトが実行用に検索 されます。 |
edit_attr_in_text_mode(<attr_name>) |
このコマンドを実行すると、tgif はテキスト描 画モードに入り、 <attr_name> で指定した属性 を編集します。 |
set_file_unsavable() |
このコマンドは、現在のファイルを保存でき な いようにするのに使用します。 |
pstoepsi(<target_eps_path>,<src_ps_path>,<scale>) |
このコマンドは、<src_ps_path> の PostScript ファ イルのプレビュービットマップを生成し、 それを <src_ps_path> の前に追加し、その出力 を <target_eps_path> に 保 存 し ま す (<src_ps_path> は変更されません)。 <scale> に 許 さ れ る 値 は 1 か 2 のみです。 Tgif.ExternalPsToEpsi の X default 値 に true が 設 定 さ れていれば、このコマンド は、<scale> が 1 の場合には外部コマンドとし て 単 に "pstoepsi <src_ps_path> <target_eps_path>" を呼び出し、<scale> が 2 の 場 合 に は "pstoepsi -2x <src_ps_path> <target_eps_path>" を呼びだします。このコマ ン ドは、tgif が対話モード (非バッチモード) のときにのみ機能します。 |
objs_bbox_intersect(<obj1_name>,<obj2_name>,<result_attr>) |
こ の コ マ ン ド は、 名 前 <obj1_name>, <obj2_name> のオブジェクトのバウンディング ボッ ク ス が 重 なっ て い る 場 合 に、 <result_attr> で指定した属性に "1" を、その 他の場合には "0" を設定します。 |
delete_all_attr_from_selected_objs() |
このコマンドは、選択したオブジェクトから す べ ての属性を削除します。このコマンドは、コ マンドが外部ファイルから取られたときにの み 使用してください! |
内 部コマンドには、引数として数式を許すものがありま す。数式には、中置記法が使用されます。サポートさ れ ている演算子 (およびその優先度) は以下の通りです。 |
場合分け 3 項演算子, 例: <条件> ? <真の場 合> : <偽の場合> : 2 |
||
場合分け 3 項演算子, 例: <条件> ? <真の場 合> : <偽の場合> || 3 |
||
論理的 OR && 4 |
||
論理的 AND | 5 |
||
ビット毎の OR ^ 5 |
||
ビット毎の XOR & 5 |
||
ビット毎の AND == 6 |
||
等しい != 6 |
||
等しくない > 7 |
||
より大きい < 7 |
||
より小さい >= 7 |
||
以上 <= 7 |
||
以下 << 8 |
||
左シフト >> 8 |
||
右シフト + 9 |
||
足し算 - 9 |
||
引き算 * 10 |
||
かけ算 / 10 |
||
割り算 // 10 |
||
整数の割り算 % 10 |
||
余り ! 11 |
||
論理的 NOT ~ 11 |
||
ビット毎の反転/NOT ) 12 |
||
カッコ閉じ ( 13 |
||
カッコ |
この節では、NCSA イメージマップと CERN クリッカブル イメージファイルを生成する方法について説明しま す。 Tgif.ImageMapFileFormat の X default 値は、 NCSA イ メージマップと CERN クリッカブルイメージファイル の どちらを生成するかを決定します。これらの 2 つの書式 はとても似ているので、ここでは NCSA イメージマッ プ ファ イルを生成する方法のみ説明します。 NCSA イメー ジマップに関するさらなる情報については、 [3] を参照 し てください。 CERN クリッカブルイメージに関するさ らなる情報については、 [4] を参照してください。 イメージマップの 生 成 を 有 効 に す る 場 合 は、 Tgif.GenerateImageMap の X default 値を ‘‘true’’ に セットすべきです。 GIF 形式で出力 (出力に関しては、 「基本的な機能」のセクションを参照) する場合は、XPM ファイル (この処理では最終的には削除されるが) が 最 初 に 生成されます。 (Tgif.InitExportPixelTrim の X default 値で指定される値が余分なピクセルを取り除 く の に使用されます。これらの値は、 tgif が画像全体が どれくらいの大きさであるのかを正確には把握 で き な い、という問題を修正するための抜け道を作ります。) XPM 画 像 形 式 の バー ジョ ン は、 Tgif.UseXPmVersion1ForImageMap の X default 値 が ‘‘true’’ に 設 定 さ れ て い な け れ ば、 Tgif.XPmOutputVersion の X default 値で指定されたも の に な りますが、それが設定されていれば、強制的に XPM1 形式になります。その後、XPM ファ イ ル を GIF ファ イル (Generic Interchange Format) に変換するた めに、 Tgif.XpmToGif の X default 値で指定された コ マ ン ド が 実 行されます。 GIF ファイルは、NCSA の Mosaic(1) のようなソフトウェアで使用できます。 GIF ファ イ ル 用 の ファ イ ル の 拡 張 子 は、 Tgif.GifFileExtension の X default 値で指定します。 そ の GIF ファ イ ル と と も に、 Tgif.ImageMapFileExtension の X default 値で指定 さ れ る拡張子を持ったイメージマップファイルが生成され ます。イメージマップの内容は、以下のように作られ ま す。 tgif は最初に属性名 href の ファイル属性 を探しま す。その属性値は default URL として書き出されます。 そ のようなファイル属性が見つからなければ、イメージ マップの生成は失敗します。それが見つかっ た 場 合、 ファ イ ル 内のすべてのオブジェクトが検索されます。 href という名前の属性を持つオブジェクトに対しては、 その属性値がイメージマップの method 行に URL として 書き出されます。そのオブジェクトが円でも折れ線、 多 角 形 でもなければ、 rectangle メソッドが使用されま す。 同様の仕組みが、HTML 形式の出力 (print) 時にも使 用 さ れますが、一般的な HTML ファイルとともに、スパイ グラスのクライアントサイドイメージマップ形 式 の イ メージマップが生成される点が違います。 File Menu か ら SetHTMLExportTemplate() して出力する HTML のテン プ レートを指定すれば、カスタマイズされた HTML ファ イルを生成させることもできます。テンプレートファ イ ルの詳細については、以下に述べます。 |
HTML 出 力 テ ンプレートファイルを File Menu から SetHTMLExportTemplate() で指定すると、 HTML 形式 で の 出力時に、カスタマイズされた HTML ファイルを生成 できます。カスタマイズは、HTML 出力テンプレートファ イ ルに埋め込まれた変数を使用することで行われます。 これらの変数は、HTML 文字エンティティ表記を持ち、そ れ らはすべて "&tgv" で始まり、";" で終わります。以 下の通りです: |
&tgvfilename; |
この変数は、ファイルの名前 (拡張子は取り 除 く) に置き換えられます |
&tgvcurnum; |
こ の変数は、現在のページ番号に置き換えられ ます。 |
&tgvfirstnum; |
この変数は、最初のページ番号 (通常は 1) に 置き換えられます。 |
&tgvlastnum; |
こ の変数は、最後のページ番号に置き換えられ ます。 |
&tgvprevnum; |
この変数は、前のページ番号 (巻き戻し あ り) に置き換えられます。 |
&tgvprevnumnowrap; |
こ の 変数は、前のページ番号 (巻き戻しなし) に置き換えられます。 |
&tgvnextnum; |
この変数は、次のページ番号 (巻き戻し あ り) に置き換えられます。 |
&tgvnextnumnowrap; |
こ の 変数は、次のページ番号 (巻き戻しなし) に置き換えられます。 |
&tgvtitle; |
この変数は、そのページ、またはファイルの タ イトリに置き換えられます。 |
&tgvmapobjs; |
こ の変数は、クライアントサイドイメージマッ プのオブジェクト (<AREA> タブで指定され た) に置き換えられます。 |
例 えば、テンプレートの指定が以下のようであるとする と: |
<IMG SRC="&tgvfilename;-&tgvcurnum;.gif" |
USEMAP="#p0"> |
<MAP NAME="p0"> |
COORDS="0,0,&tgvmapwidth;,&tgvmapheight;" |
HREF="&tgvfilename;-&tgvnextnum;.html"> |
</MAP> |
PrintOneFilePerPage() でこのテンプレートを出力す る と、 以下のようなものになります (5 ページのファイル "foo.obj" の 2 ページ目に対して): |
<IMG SRC="foo-2.gif" |
USEMAP="#p0"> |
<MAP NAME="p0"> |
COORDS="0,0,145,97" |
HREF="foo-3.html"> |
</MAP> |
Microsoft Windows (TM) のアプリケー ショ ン に は、 PostScript の標準的な %%BeginPreview, %%EndImage, %%EndPreview のコメントを認識しないものがあります。 こ の セ ク ションでは、それらが認識するような EPSI ファイルをどのように作成するかについて説明しま す。 この機能は、現在の出力 (print) 形式が TiffEPSI であ る場合に呼びだされます。この場合生成 さ れ る EPSI ファイルは、ファイルの先頭に 30 byte のバイナリ情報 を持ち、ファイルの末尾に一つの TIFF 画像 (これも バ イ ナ リ) を 持 ち ま す。 こ の ファ イ ル は、 %%BeginPreview, %%EndImage, %%EndPreview コメントも 持 ちません。この形式のファイルは、ウィンドウズ以外 では普通は PostScript ファイルとは見なされません。 この機能が有効である場合、 tgif は最初に普通の EPSI ファイルを生成し、その後に X11 ビットマップファイル としてそのファイルの現在の内容をダ ン プ し ま す。 Tgif.XbmToTiff で指定されたコマンドが TIFF 画像を作 成するのに使用され、その画像がその EPSI ファイル の 末尾に追加されます。 |
キー ボー ド コマンド #<, #> を使ってオブジェクトを ロック、アンロックすることが可能です。選択された オ ブ ジェクトをロックすると、それには灰色のハンドルが ついて表示されます。ロックされたオブジェクトは、 移 動、 伸縮、反転、回転できませんが、塗り潰しパターン や、幅などの性質は変更できますし、そのオブジェク ト を 削除することもできます。ロックされたオブジェクト が他のオブジェクトとグループ化されている場合、そ の 結 果のグループオブジェクトもロックされます。ロック されたオブジェクトは、他のオブジェクトを整列させ る と きの基準 (アンカー) として使えますが、いずれかの オブジェクトがロックされていれ ば DistributeObjs() コ マンドは使用できません。ロックされたオブジェクト は、頂点選択モードのどんな操作もそれには加わりま せ ん。 |
ほ と んどの操作は、アンドゥ (undo) とリドゥ (redo) ができます。 Tgif.HistoryDepth の X default 値 は undo バッファのサイズを制御します。それが -1 に設定 されると、undo バッファのサイズは無限大となります。 undo バッファは、 (File Menu から) New () か Open() コマンドが実行されたとき、または Edit Menu か ら FlushUndoBuffer() コ マンドが実行されたとき、.sym ファイルから Pop() が実行されたときにフラッシュされ ま す。プライベートカラーマップを使用している場合 ( これはデフォルトカラーマップで新しい色を割り当て る こ と が で きなくなった場合に自動的に行われます)、 FlushUndoBuffer() を実行するとカラーマップをリ セッ ト し よ う と し ま す ( コ ン パ イ ルオプション -DDONT_FREE_COLORMAP が使われていない場合)。 |
ドメイン は、例示に適したライブラリシンボルの集合で す。 一つのライブラリは、複数の .sym ファイルを持つ 一つのディレクトリとして実装されますので、よって ド メ インはサーチパスとして実装されることになります。 そのサーチパスに、同じファイル名のシンボルがそれ ぞ れ 異なるディレクトリ内にある場合、ユーザの例示には サーチパスの最初のものの方が有効であるとされます。 ドメインの数は、MaxDomains の X default 値 で 指 定 し、ドメインの名前は、DomainPath# の X default 値で 指定します。ライブラリのサーチパスは、csh の環境 変 数 で 指 定します。詳しくは、「X DEFAULT 値」のセク ションを参照してください。 Tgif.DomainInIni を true にセットし、 File Menu の Domain サブメニューから Reload Domain Info From X を選択することで、ドメ イ ン の 情 報 を ファ イ ル ~/.Tgif/domain.ini から読み出すこともできます。 |
ファ イル名、シンボル名、またはドメイン名を選択した とき、 tgif はユーザにそこから選んでもらうような 適 当 な名前のウィンドウをポップアップします。ユーザは エントリを選択するのにマウスクリックを使うことが で き ます。必要とする名前の選択にキーストロークを使う こともできますが、 tgif はキーストロークを名前に 直 ち にマッチさせようとします。マッチするものが見つか らなかった場合は、そのキーストロークは無視 さ れ ま す。 ^n, ^j, 下矢印キーは選択を 1 エントリ分下に進 め、 ^p, ^k, 上矢印キーは選択を 1 エントリ分上に 進 め ます。 ^f, ^d, または <Control> を押したままの下 矢印キーは選択を 10 エントリ分下に、 ^b, ^u, または <Control> を押したままの上矢印キーは選択を 10 エン トリ分上に進めます。 ´$’ は最後のエントリを、’^’ は 最 初のエントリを選択します。 ^w, ^y はエントリの選 択を解除します。選択したエントリがディレクトリの 場 合 は、 <CR> を打つことでそのディレクトリに移動しま す。そうでなければ、<CR> を打つと選択の処理を 終 了 し、選択されたエントリが返されます。 ファ イルを開く、あるいは取り込むときのファイル名の 選択では、 ´/’ を打つとそれはルートディレクトリへ行 くこと、あるいは URL の指定であると解釈されます。こ の点で、キーストロークの自動的な マッ チ ン グ は、 <TAB> か <CR> を押すまでは一時的に無効化されます。 ファイル名前領域でマウス中ボタンのクリックするこ と でクリップボードからのペーストもできます。 index.obj や .obj の自動的な追加 (バージョン 2.16 で導入された) は現在では行われてはおらず、URL は 決 して変更されません。 現 在の選択はポップアップウィンドウの天辺の近くに表 示されます。 BackSpace は、それがカレントディレクト リ を親ディレクトに移動し得るので、注意して使うべき です。 |
カプセル化 PostScript (EPS) ファイルは、キーボー ド コ マ ン ド #( を使って取り込むことができます。 EPS ファイルが、プレビュービットマップ (pstoepsi という ツールで生成できます) を持つ場合、tgif はそれを表示 します (そのビッマップ/ピクスマップの表示を無効にす る に は、 Layout Menu の HideBit/Pixmap() が使えま す)。 EPS オブジェクトを .obj または .sym ファイ ル に 保 存 するとき、プレビュービッマップ、および EPS ファイルの PostScript の内容部分のどちらも保存さ れ て は い ま せ ん。ということは、(tgif から、または prtgif を使って) そのファイルを出力 (print) する と きに、その EPS ファイルが元々取り込まれた場所と同じ ところに現れてくれないといけないわけです。 |
Times, Courier, Helvetica, NewCentury, Symbol fonts 以 外に、 Tgif.AdditionalFonts X default 値を使って 追加フォントを指定できます。 (デフォルトのスク リー ン フォ ントも置き換えできます。詳細は、「X DEFAULT 値」のセクションの Tgif.HasAlternateDefaultFonts の 項 目 を 参照してください。) 各追加フォントには、各 フォントスタイル用の 4 つの部分が必要です ( ロー マ ン、 ボー ル ド、イタリック、ボールドイタリックの順 で)。その各部分は、3 つの文字列を持ち、最初の文字列 は フォントのファミリー、ウェイト、スラント、幅を指 定します (詳細は xfontsel(1) のオンラインマニュアル を参照。以下に述べる第 2 の形式もあります)。 2 番目 の文字列は、フォントのレジストリとエンコーディン グ を 指定します (再び xfontsel(1) を参照)。 (どのフォ ントが有効であるかを見るには xlsfonts(1) を使うこと ができ、そしてその出力から丁度今説明した 2 つの文字 列を取り出すことができます。) 3 番 目 の 文 字 列 は、PostScript フォント名の指定です。 例 え ば、PostScript の ZapfChancery-MediumItalic フォントによる表示用に X の Lucida フォントを使用し た い場合は、 Tgif.AdditionalFonts に以下のように設 定します: Tgif.AdditionalFonts: \n\ 上記の例は、Lucida フォントの 4 つのフォントスタ イ ルをすべて ZapfChancery-MediumItalic フォントに割り 当てています (Symbol フォントの取り扱いも同様)。 最初の文字列は、文字列の一部に "%d" を持たせるこ と で同一に扱う第 2 の形式の指定も可能です。例えば、最 初の文字列として "lucidasans-%d" のようにしますが、 この場合、実際に使用される X のフォントは、指定文字 列の "%d" をフォントサイズに置き換えたものになり ま す。 エンコーディング文字列 (2 つ目の文字列) は無視 されます (が、与えなければいけません)。フォント名の 接 頭 辞 ( 「X DEFAULT 値」 の セ ク ショ ン の Tgif.FontNamePrefix の項目を参照) も無視されます。 |
ときどき、161 番から 255 番の文字コード (全体) の文 字 に 対 して、同じ PostScript フォントの異なるエン コーディングが必要になることがあります。これは 2 つ の 方 法 で 実 現 で き ま す。 そ の 一 つ は、Tgif.AdditionalDontReencode ( お よ び Tgif.DontReencode) を 使 う こ と で、 も う 一つ は、Tgif.PSFontNeedCharSubs を使うことです。両者 の 違 い は、Tgif.AdditionalDontReencode の 場合は、 PostScript フォントのエンコーディングはスキップされ る こ と で、 Tgif.PSFontNeedCharSubs の 場 合 は、PostScript フォントの文字には特定のエンコーディ ングを与えることが可能です。 ど ちらの場合でも、仮のフォント名 (場所の保持用) を 導入する必要があります例えば、 |
Tgif.AdditionalFonts: \n\ |
上の例では、4 つの仮の PostScript フォント名が作 ら れています (いずれも共通の接頭辞 "UtopiaTmp" がつい ています)。これらのフォントのエンコー ディ ン グ は adobe-fontspecific で、その使用される X11 フォント に従います。 Tgif.PSFontAliases は、仮の PostScript フォ ント名を、対応する実際の PostScript フォント名 に割り当てます。 (Tgif.PSFontAliases が失敗すると、 UtopiaTmp-Regular の よ うな存在しない PostScript フォント名が PostScript ファイルに現れることにな り ます。) PostScript フォントのエンコーディングをスキップする には、 Tgif.AdditionalDontReencode X default 値が使 えます。例えば、以下のように指定すると: |
Tgif.AdditionalDontReencode: UtopiaTmp |
文 字 コー ド 161 か ら 255 の 文字 (全体) は ISO-Latin-1
文字名ではエンコードされ な く な り ま す。ISO-Latin-1
エンコードの文字名の一覧は、以下を 参照してください。 特 定のエンコーディングの PostScript フォントの文字 を置き換え る に は、 Tgif.PSFontNeedCharSubs と Tgif.PSCharSubs_* の X default 値を使います。 (上の ような Tgif.AdditionalFonts と Tgif.PSFontAliases の設定も必要になります。) 以下はその例: |
Tgif.PSFontNeedCharSubs: \n\ |
上 の例では、Tgif.PSFontNeedCharSubs は、文字の置き 換えが必要な仮の PostScript フォント名の一覧と、 そ れ らに対応する TOKEN 名を指定しています。 TOKEN に 割り当てる仮の PostScript フォント名に対して、置 き 換 え が 行 わ れる文字は、 Tgif.PSCharSubs_TOKEN X default 値に指定されます。 Tgif.PSCharSubs_TOKEN の 書式は OLDCHARCODE/NEWCHARNAME の文字列のリストで、 ここで OLDCHARCODE は 10 進、または 8 進形式の文 字 コー ドであり、また NEWCHARNAME は、PostScript 文字 の名前でなければいけません。上の 例 で は、Foo が TOKEN 名 と し て使われています。実際の使用では、 TOKEN 名としては iso8895-2 のようなものがより適切で しょう。 10 進や 8 進コードが許されているので、以下 のものは上と同等です: |
Tgif.PSFontNeedCharSubs: \n\ |
置き換えは、161 から 255 の文字コード (全体) の文字 に対してのみ 起こることに注意してください。 より詳細な情報については、以下を参照してください。 |
tgif のバージョン 4.0 より、2 バイトフォン ト が サ ポー トされています。ただし、すべての文字が同じ幅、 同じ高さである 2 バイトフォントのみサポートしていま す。 2 バイトフォントは、Tgif.SquareDoubleByteFonts X default 値で指定します。この X default 値の 書 式 は、 上の「追加フォント」のセクションに書かれている Tgif.AdditionalFonts X default 値のものと似ています が、ここでその違いを説明します。各 2 バイトフォント には、各フォントスタイル用の 4 つの部分が必要です ( ロー マン、ボールド、イタリック、ボールドイタリック の順で)。その各部分は、3 つの文字列を持ち、最初の文 字 列 はフォント名を指定します。この文字列には "%d" がその一部分として含まれていなければなりません。 実 際に使用される X のフォントは、指定文字列の "%d" を フォントサイズに置き換えたものになります。 2 番目の 文字列は、"*", "H", "V" のいずれかです。 "V" の場合 は、各文字は 90 度反時計回りに回転され、それ以外 の 場 合 は 文 字 は 回転されません。 3 番目の文字列に は、PostScript フォント名を指定します。 インプットメソッ ド (Tgif.DoubleByteInputMethod X default 値で指定される) を使うと、2 バイト文字列内 に英語 (1 バイト) を混在させることができます。そ の 英 語 部 分 文 字 列 に 使 わ れ る フォ ン ト は、 Tgif.DefaultSingleByteFont X default 値で指定 し ま す。 例 えば、PostScript の GB-Song-Regular フォントの表 示用に X の Song Ti フォント を 使 い た い 場 合、 Tgif.SquareDoubleByteFonts を以下のように指定しま す: Tgif.DefaultSingleByteFont: Helvetica 上の例では、Song Ti フォントはイタリックやボール ド のような書体を持たず、よってすべての 4 つの部分は同 じになっています。 Tgif.GBShowFontChar の X default 値 は、このフォントが選択されたときに Choice Window 内でこのフォントを表現するのに使われる 2 バイトの 8 進数文字を指定します。 以 下 は、PostScript の Ryumin-Light-EUC-H と Ryumin-Light-EUC-V フォントの表示用に、X JIS フォン トを使用する例: Tgif.RyuminShowFontChar: 244242 |
一 つのオブジェクトファイルは複数のページを含むこと が可能です。複数ページの描画としては、積み 上 げ 型 (stacked) と タイル貼り (tiled) の 2 つのレイアウト モードがサポートされています。積み上げ型 のレイアウ ト モードでは、ページはそれぞれ積み上げられていると 見なされ、よって、一つのオブジェクトは一つのペー ジ にしか現れません。タイル貼り レイアウトモードでは、 ページは大きな論理的なページを形成するようにタイ ル 貼 りされていて、この場合は一つのオブジェクトは複数 の物理ページに同時に存在し得ます。この 2 つのモード の切り替えは、ごくまれなことと考えられるので、 undo できません。物理ページの境界にまたがるオブジェク ト が 存在する場合は、 tgif はタイル貼りレイアウトモー ドから積み上げ型レイアウトモードへの移行を許しま せ ん。 それは、そのオブジェクトがどちらの物理ページに 属するかを決定することができないからです。 ページ番号は、ページ番号オブジェクトを使用するこ と で サポートされています。ページ番号オブジェクトは、 !PAGE_NUM (大文字小文字は区別する) という名前の属性 と、 名 前 部分が見えない (属性の名前を隠すことは、 Special Menu の Attribute サブメ ニュー の 中 か ら Move/JustifyAttr() コマンドを使用することで行えま す) 属性からなる一つのオブジェクトです。その属性 値 は、 どんなページ番号を出力するかを決定します。その 属性値が部分文字列 !(STACKED_PAGE_NUM) を含むなら、 ペー ジレイアウトモードが 積み上げ型 の場合にはその 部分文字列のその部分はページ番号に置き換わ り ま す が、 ページレイアウトモードがタイル貼りであれば、そ の文字列はそのままの形で出力されます。その属性値 が 部 分文字列 !(STACKED_NUM_PAGES) を含むなら、ページ レイアウトモードが 積み上げ型 の場合にはその部分 文 字 列のその部分はページ数に置き換わります。その属性 値 が 部 分 文 字 列 !(TILED_PAGE_ROW) か !(TILED_PAGE_COL) を含むなら、ページレイアウトモー ドが タイル貼り の場合にはその部分文字列のその部 分 は、 それぞれ物理ページの列番号、行番号に置き換わり ます。 |
tgif が認識する特別な属性がいくつか存在します。それ ら をこのセクションに記しますが、これらは大文字小文 字を区別します。 |
!PAGE_NUM=<page_number> |
これは、複数ページ描画中のページ番号を指 定 し ます。詳細は、「複数ページの描画」のセク ションを参照してください。 |
auto_center_attr |
属性名が空でその値が auto_center_attr で あ れ ば、オーナオブジェクトのすべての目に見え る属性が、自動的にオーナオブジェクトの外 枠 の 箱 に 対して相対的にセンタリクングされま す。目に見える属性が複数ある場合は、それ ら は 重なってしまいますので、実際にはあまり意 味がなくなります。この属性は、単純なフ ロー チャートの要素を作成するのに便利です。 |
unmakeiconic_on_instantiate |
シ ンボルオブジェクトの属性が、空の属性名と unmakeiconic_on_instantiate という値を持 つ 場 合、シンボルが例示されているときは以下の コマンドが丁度例示されているアイコ ン オ ブ ジェ ク ト上で実行されます: 1) Special Menu のコマンド UnMakeIconic() を 実 行 し、 2) Arrange Menu のコマンド UnGroup() を実行 し、そして 3) テ キ ス ト オ ブ ジェ ク ト "unmakeiconic_on_instantiate" が削除されま す。この属性は、単純なフローチャートの部 分 を作成するのに便利です。 |
unmakeiconic_on_instantiate_delete_attrs |
シ ン ボ ルオブジェクトの属性が空の属性名と unmakeiconic_on_instantiate_delete_attrs と い う値を持つ場合、シンボルが例示されている ときは、以下のコマンドが丁度例示されてい る ア イ コ ンオブジェクト上で実行されます: 1) Special Menu のコマンド UnMakeIconic() を実 行 し、 2) このオブジェクトのすべての属性を 削除し、 3) Arrange Menu の コ マ ン ド UnGroup() を実行します。この属性は、シンボ ルオブジェクト内に "useful" というオブ ジェ クトのグループを入れるのに便利です。 |
retracted_arrows |
3 つ以上の頂点を持つ折れ線か開スプラインオ ブジェクトに対する属性の名前が空で、その 値 が retracted_arrows である場合は、そのスプ ラインオブジェクトの矢先が一つの頂点を 引っ こませます。 |
auto_retracted_arrows |
こ れは、そのオブジェクトが一つだけ矢先を持 つ補間された開スプラインでなければいけな い こ とを除けば、上の retracted_arrows とほぼ 同じです。そのスプラインオブジェクトは、 強 制的に 3 つの頂点を持たされ、そしてそのスプ ラインオブジェクトの真ん中の頂点は、端の 点 が 移 動 したときに自動的に位置合わせされま す。 |
auto_exec=<internal_command> |
そのようなファイルの属性が存在すれば、そ の ファ イルが開かれたときにその値が実行されま す (内部コマンド hyperjump_then_exec() の実 行の結果としてそのファイルが 開いた場合を除 いて)。 |
edit_attrs_in_context_menu=... |
あ る オ ブ ジェ ク ト が edit_attrs_in_context_menu という名前の属性 を持っている場合、この属性の値 (改行で区 切 られた 2 行目から始まる) は、属性名として扱 われます。その名前の属性は、 Context Menu の Edit Attribute In Editor サブメニューに 置かれます。例えば、オブジェクトが以下の 属 性を持つ場合: |
edit_attrs_in_context_menu= |
x |
w=greetings |
Context Menu の Edit Attribute In Editor サ ブメニューは "x=hello", "y=world", "z=how are you" のみを表示します。 |
Special Menu の Table サ ブ メ ニュー か ら ExportToTable() コマンドを選択すると、表計算ソフ ト で 容易に取り込める形式、あるいは次のセクションで記 述する MergeWithTable() コマンドで使用する 形 式 の ユー ザ指定出力ファイルに、選択されたオブジェクトの ある属性が書き出されます。出力ファイルは、文字列 か ら なるの列を含み、 2 つの列は一つの <TAB> 文字で区 切られています。出力ファイルの最初の行には列の名 前 があり、その他のすべての行には値があります。 書き出される属性の名前は、 TABLE_ATTRS という名前 ( ここではこれを !.TABLE_ATTRS と書きます) のファイル 属性 によって指定されます。ファイル属性 TABLE_ATTRS の値は、コ ン マ 区 切 り の 属 性 名 の 列 で す。 ExportToTable() コ マ ン ド を 実行すると、最初に !.TABLE_ATTRS によって指定された属性名が出力ファ イ ル に書き出されます。その後、!.TABLE_ATTRS で指定さ れるリスト内に洗われる属性のすべてが、各選択され て いるオブジェクトに対して出力ファイルに 1 行ずつ書き 出されます。あるオブジェクトが、指定にマッチする 属 性 を一つも持たない場合、それに対応する行は生成され ません。 |
Special Menu の Table サ ブ メ ニュー か ら MergeWithTable() コマンドを選択すると、選択されたオ ブジェクトは、テーブル (表データ) ファイル (前セ ク ショ ン で説明した出力ファイルと同じ書式のファイル) で、積み上げ型 ページレイアウトモードを持つ新しい複 ペー ジ 描画を生成するように マージ (PC では メール マージ としても知られている) します。 その選択されたオブジェクトは書式情報を含み、テー ブ ル ファイルの各データ行が複製されるようなテンプレー トとしても使われます。その複製の属性がテーブルの 列 の 名前にマッチする場合、その属性値は、テーブルファ イルの値にセットされます。その複製は、最初に水平 方 向に埋めていかれます。 テ ンプレートオブジェクトでは、8 つの属性を指定する 必要があります。それらはすべて大文字と小文字は区 別 さ れ ま す。そのうち、距離を測るものは、インチ単位 ("in")、センチメータ単位 ("cm")、またはピクセル単位 (単位指定なし) で指定できます。 |
PAPER_WIDTH |
これは、紙の幅を指定します。 |
PAPER_HEIGHT |
これは、紙の高さを指定します。 |
LEFT_MARGIN |
これは、紙の左端からの距離を指定しま す。 |
TOP_MARGIN |
これは、紙の上端からの距離を指定しま す。 |
H_PITCH |
これは、複製の左端の間の距離を指定し ます。 |
V_PITCH |
これは、複製の上端の間の距離を指定し ます。 |
NUM_COLS |
これは、次の行に下がる前に、水平方向 にタイル貼りする複製の個数を指定しま す。 |
NUM_ROWS |
これは、次のページに移動する前に、垂 直方向にタイル貼りする複製の個数を指 定します。 |
各 複製が生成され、テーブルファイルからのデータで埋 められ、そして配置された後、その exec という名前 の 属性が実行されます (EXEC_AFTER_MERGE という名前の属 性が指定されていない場合。指 定 さ れ て い れ ば、 EXEC_AFTER_MERGE 属性値の名前の属性が代わりに実行さ れます)。 EXEC_AFTER_MERGE 属性値の名前の属性がない 場 合は、何も実行されません。 (コマンドの実行に関す る詳細については、「内部コマンド」のセクションを 参 照 してください。) テーブルデータに関連する属性から 他の属性を構築するのに、 exec コマンドを使うこと が できます。 名 前が空で、値が文字列 USER_PLACEMENT であるような 属性は、ユーザに複製の場所を問い合わせます ( オ ブ ジェ ク ト 名は、そのオブジェクトが配置されたときに Status Window に表示されます)。この場合、8 つの配置 属性は無視されます。 名前が空で、値が文字列 STRIP_DOUBLE_QUOTES であるよ うな属性は、二重引用符で囲まれているデータフィー ル ドが取り除かれます。 |
ある URL が HTTP サーバ名である場合、その HTTP サー バはその URL で参照されるリモートファイルに沿ってそ の URL の Content-type を tgif に送ります。その Content-type は、ファイルのタイプ/サブタイプのよ う な 情報を持ち、さらに追加のフィールドを含む場合があ ります。ファイルが tgif ファイルでない場合は、そ の ファイルを見るのに以下の仕組みが利用されます。 最 初に、そのファイル用に外部ビューワが指定されてい るかどうかを見るために X default 値が検索されます。 詳 細 は、 下 の 「X DEFAULT 値」 のセクションの Tgif.@@@Viewer を参照してください。それが一つもマッ チしなければ、タイプ/サブタイプは MIME-types ファイ ルのエントリに対して検索し ま す。 デ フォ ル ト の MIME-types ファイルは、ユーザのホームディレクトリに ある .mime.types です。そのデフォルトの MIME-types ファ イ ル を 上書きする方法については、「X DEFAULT 値」のセクションの Tgif.MimeTypesFile を参照して く だ さい。 MIME-types ファイルの各行の最初のフィール ドは、タイプ/サブタイプの情報です。その MIME-types ファ イ ルのタイプ/サブタイプにマッチするものがあれ ば、それに従って MailCap ファイルが参照されます。 MailCap ファイルの各行は、各フィールドがセミコロ ン で分離されています。最初のフィールドはタイプ/サブタ イプを指定し、第 2 フィールドは、そのタイプ/サブ タ イプに一致するファイルを見るためのビューコマンド を 指定しています。 tgif に対しては、そのビューコマ ン ド は部分文字列 %s を一つ含む必要があり、これはその URL のローカルでのコピーファイルに置き換わりま す。 tgif では、追加フィールドとして %t と %{} のみがサ ポートされていて、multipart の MIME-type はサポート されていません。リモートファイルのタイプ/サブタイプ 情報は、 MailCap ファイルに対して検索されます。マッ チ するものが見つかれば、対応するビューコマンドが実 行されます。マッチするものが見つからなくて、かつ そ の リ モー トファイルのタイプが application, audio, image, video のいずれかであれば、そのファイルが保存 さ れ、 外 部ビューワは起動されません。その他の場合 は、リモートファイルは純粋なテキストファイルであ る と 見なされ、 tgif はそのテキストを見るためにテキス トオブジェクトを作成します。 MailCap ファイルは、(それが定 義 さ れ て い れ ば) MAILCAP 環境変数で指定された (コロンで分離されて) ファイルです。 MAILCAP が定義されていなければ、ユー ザ のホームディレクトリの .mailcap ファイルが使用さ れます。 MIME は RFC1521 で指定 さ れ て い る Multipurpose Internet Mail Extensions で、 MAILCAP は RFC1524 で 指定されています。 |
ここでは、階層的な 設 計 を 用 い て の 組 み 上 げ (building-block) オブジェクトの定義方法を、段階的に 紹介します。 |
1) |
組 み 上 げ オ ブ ジェ ク ト の 表 現 (representation) 部分を描画し、そのすべてを 一緒にグループ化し、これをグループオブ ジェ クトと選択します。 |
||
2) |
マウス中ボタンでメインメニューをポップ アップし、 ‘‘Special’’ を選択します。そして 次 の ポッ プ アッ プ メ ニュー か ら ‘‘MakeSymbolic’’ を選択します。すると選択さ れ たオブジェクトが一つのシンボルとなり、境 界が点線になります。 |
||
3) |
個々の文字列を属性に入力し、そのシン ボ ルオブジェクトとそのシンボルに付属 (attach) させる文字列すべてを選択し、そのシンボル に 属性を付属させるために #a (Attach) を打ちま す。 |
||
4) |
(このステップは必須ではありません。) 組 み 上げオブジェクトの定義部分を作成します。 例として、ファイル ‘‘flip-flop.sym’’ を見て ください。そのファイルを見るには、最初に ^i (Instantiate) を打って ‘‘flip-flop’’ を例示 (instantiate) させます。ポップアップウィン ドウから flip-flop を選択し、 flip-flop を 配 置 し、 そのシンボルファイルを見るために flip-flop を選択して ^v (Push) を打ちます。 |
||
5) |
そのファイルを名前をつけて保存します。 現在のライブラリパスがカレントディレクト リ (または ’.’) を含んでいる場合、今作ったシン ボルは ^i を打って例示可能にした方がいい で しょう。 |
tgif は、ここに記す条件を見たす X11 ピクスマップし か取り込めません。その X11 ピクスマップのフォーマッ ト は、 1 (XPM1) か 3 (XPM3) のいずれかです。 XPM3 のフォーマットはそのサブセットのみがサポートされ て いて、すなわち、その色指定の key フィールドは ’c’ ( カラービジュアルを意味する) でなければいけませ ん。 XPM1 フォーマットのファイルを生成するツール (それら は XPM3 をサポートするように更新されているでしょう) と して、 pbmplus (または netpbm): ビットマップ、ピ クスマップを変換するフリーソフト群 (xv と一緒に使え ば ピ ク ス マップオブジェクトの色を操作できます)、 xgrabsc: 他のフリーソフ ト、 な ど が あ り ま す。 xloadimage も XPM1 ファイルを表示できます。 XPM3 フォーマットのファイルを生成できるツールとして、 例 えば、 xsnap(1) や sxpm(1) があります。色文字列とし て指定される個々の色に対して、それぞれ一つのカ ラー セ ルが割り当てられます。その割り当てに失敗すると、 その色文字列には現在の色が使われます。最初の色文 字 が バッ ク クォー ト (‘) か 空 白 の 場 合、 Tgif.GuessXPmBgColor の X default 値が ‘‘true’’ に セットされていれば、それに対応する色は、tgif window の 背景 色で置き換えられます。 (この仕様は、ピク ス マップが通常表示と反転表示 (reverse video) の両方で ‘‘正しく’’ 見えるようにするために作られました。) 以 下 は、(XPM1 フォーマットの) とても小さいピクスマッ プファイルの例です。 |
#define arrow_format 1 |
ここでは、LaTeX ファイル用の図を作成する方法、最 初 は \psfig (または \epsf) special の仕組みに関するも の、そして次に psfile special の仕組みに関するも の を 紹介します。 (psfile の仕組みはお勧めしません。) (訳注: 現在はいずれの仕組みもだいぶ古 く、 LaTeX2e で \includegraphics 命令を使うべきです。) 両方のサ ンプルが、tgif の配布に含まれる ‘‘example.tex’’ に あります。 tgif ファイルを、LaTeX 文書中に \psfig または \epsf special の仕組みで入れる よ う に ( カ プ セ ル 化 PostScript (EPS) の形式で) 出力するには、ますパネル ウィンドウで LaTeX の形式を選択し (レーザープリンタ ア イコン上でマウス左ボタンをクリック)、それから ^p をタイプしてカプセル化 PostScript ファイルを生成 し ま す。 ファイル名が ‘‘an-sr-flip-flop.obj’’ であれ ば、 生 成 さ れ る LaTeX の 図 の ファ イ ル は ‘‘an-sr-flip-flop.eps’’ という名前になります。この ファイルは、LaTeX 文書中に以下のようにして入れる こ とができます。 |
\input{psfig} |
\epsf の仕組みを使う別な方法は、以下の通りです。 |
\input{epsf} |
上の \centerline コマンドは、画像をセンタリングしま す。 LaTeX 文書中に複数の tgif の画像を入れる場合、 psfig マクロ (\input{psfig} か \input{epsf}) は、 \begin{document} 文の直後に一度だけ入れます。 カ プセル化 PostScript ファイルが利用できない場合、 psfile special の仕組みは、以下のようにして使用しま す。 こ の 場 合、LaTeX は、 そ の 画像の外枠の箱 (bounding box) を知ることができないので、これがちょ う ど 合 うように何らかの方法が必要になります。以下 は、その手順の一つです。まず、画像をページの真ん 中 に 来るようにします (例えば縦置きのページの幅は 8.5 インチで、よってページの真ん中は 4.25 インチのと こ ろ) それから画像の一番上のオブジェクトを、ページの 一番上から約 1/4 インチのところに合わせます。パネル ウィ ンドウの LaTeX フォーマットを選択し、 LaTeX の 形式で出力 (print) します。 psfig の仕組みで利用 す る よ う に .eps の拡張子を持つファイルが生成されま す。このファイルは以下のようにして LaTeX 文書に取り 込めます。 |
\begin{figure*}[htb] |
上の \rule{0in}{1.1in} は、1.1 インチの高さの表示さ れない箱を指定し、それは an-sr-flip-flop の画像の全 体の高さとなります。 |
回路 CAD の世界では、アイコンオブジェクトは電子部品 を表現でき、線分のオブジェクトは 2 つの電子部品のピ ン の 組 の接続を表現できます。一つの部品が移動する と、その部品を結んでいる導線の終点も部品とともに 移 動 します。 tgif は、制限はありますが、このような機 能をまねることができます。 tgif で は、 接 続 (connection) は、 信 号 名 (signal_name) へ のマッチングで表現されます。導線 (wire) は、属性 type=tgWire と属性名 signal_name を 持つ折れ線オブジェクトとして定義されます。ピン の定 義はもっと複雑で、それは次の段落で説明します。 2 つ の ピン (pin) が、その属性 signal_name に対して同じ 値を持つ場合、それらは接続していると見なされます ( そ れらは、見かけ上導線につながっている必要はありま せん)。 ピン オブ ジェ ク ト は、 属 性 type=port と、 signal_name と name という名前の属性を持つ必要があ ります。しかし、そのような属性を持つすべて の オ ブ ジェ クトがピンであるとは限りません。加えて、ピンオ ブジェクトは、以下のいずれかでなければなりません: |
(1) |
一つのトップレベルのシンボルオブジェク トか一つのアイコンオブジェクト |
または: |
(2) |
owner シンボルオブジェクトかアイコンオ ブジェクトのすぐ下の部分オブジェクト。ま た は: |
||
(3) |
属性 type=tgBroadcastWire を持つ owner グループオブジェクトのすぐ下の部分オブ ジェ クト。 |
上 の (2) では、 owner オブジェクトは name という名 前も持つ必要があり、他のシンボルオブジェクトやア イ コ ンオブジェクトの部分オブジェクトであってはなりま せん。その owner オブジェクトが一つのグループ オ ブ ジェ クトのサブオブジェクトである場合、そのグループ オブジェクトの name 属性は無視されます。 上の (3) では、一つの折れ線オブジェクトと、あ る フ ロー ティングポートオブジェクトが選択された場合に、 グルー プ オ ブ ジェ ク ト は、 Special Menu の PortsAndSignals サ ブ メ ニュー 内 に あ る ConnectPortsToBroadcastWire() コマンドを使って生 成 できます。 ピン オブジェクトは、つながった見た目とつながってい ない見た目の両方を持ち得ます。つながった見 た 目 と は、 属性 view=conn,FILL,PEN の部分オブジェクトで、 つながらない見た目とは、属性 view=disconn,FILL,PEN の部分オブジェクトです。ここで、FILL と PEN は 0 か ら 31 (包括的) までの数値です。その値は Fill Menu と Pen Menu のパターンに対応します。通常は、0 か 1 のみを使用すべきでしょう。ピンオブジェクト の 属 性 signal_name を空文字列から空でない文字列に変更する と、つながらない見た目に対応する部分オブジェクト の ペ ン と塗り潰しを 0 (NONE を意味) にセットし、つな がった見た目に対応する部分オブジェクトのペンと塗 り 潰 しを、つながった見た目の view 属性で指定された値 に設定します。ピンオブジェクトの属性 signal_name を 空 でない文字列から空文字列に変更すると、つながった 見た目に対応する部分オブジェクトのペンと塗り潰し を 0 にセットし、つながらない見た目に対応する部分オブ ジェクトのペンと塗り潰しを、つながらない見 た 目 の view 属性で指定された値に設定します。 Special Menu の PortsAndSignals サブメニューから ConnectTwoPortsByAWire() コマンドを使って接続を生成 で きます。ピンが他のオブジェクトの一部分である場合 は、そのオブジェクトは空でない値の name 属性も持 つ 必要があることに注意してください。 2 つのピンがこの コマンドで接続さ れ て い る 場 合、 そ の ピ ン の signal_name 属性とその導線が同じ値を持つように設定 されます。 tgif に は、MoveMode Menu の 強 制 移 動 モー ド (constrained move mode) を使うことで、部品を移動し たときに端点を移動することが実装されています (詳 細 は 「X DEFAULT 値」 の セ ク ショ ン の Tgif.ConstrainedMove を参照してください)。見た目 に は つながってはいない「つながった」導線は、強制移動 モードでもつながった部品に合わせて自動的には伸び な い ことに注意してください。導線オブジェクトが削除さ れたときにも、つながったピンの signal_name 属性は変 化 しません (それらは実際に "つながっていない" ため です)。 |
Tgif.Geometry: 幅x高さ+X+Y |
Tgif.IconGeometry: +X+Y |
Tgif.Foreground: 色文字列 |
デフォルトの前景色は Black (黒) です。 |
Tgif.Background: 色文字列 |
デフォルトの背景色は White (白) です。 |
Tgif.BorderColor: 色文字列 |
指定しなければ、前景色が使用されます。 |
Tgif.ReverseVideo: [on,off] |
白黒ターミナルでは、白黒反転ビデオ (reverse video) が ‘‘オン’’ のときは背景が黒になりま す。カラーターミナルでは、白黒反転ビデオ が ‘‘ オン’’ のときは背景は Tgif.Foreground で 指定した色になります。デフォルトは オ フ で す。 |
Tgif.InitialFont: [Times,Courier,Helvetica,NewCentury,Symbol] |
こ れは、初期フォントを指定します。デフォル トは Courier です。 |
Tgif.InitialFontStyle: [Roman,Bold,Italic,BoldItalic] |
これは、初期フォントスタイルを指定しま す。 デフォルトは Roman です。 |
Tgif.InitialFontJust: [Left,Center,Right] |
こ れ は、 初 期 フォ ン ト 位 置 合 わ せ (justification) を指定します。デフォルト は Left です。 |
Tgif.InitialFontDPI: [75,100] |
非推奨。 |
Tgif.InitialFontSizeIndex: [0,1,2,3,4,5] |
非推奨。 |
Tgif.InitialFontSize: NUMBER |
こ れは、開始フォントのサイズを指定します。 デフォルトは 14 です。 NUMBER の後 に す ぐ "pt" ("pt" と NUMBER の間にはスペースを入れ ない) を指定する別の形式も許されています。 |
Tgif.MsgFontSizeIndex: [0,1,2,3,4,5] |
非推奨。 |
Tgif.MsgFontSize: NUMBER |
これは、メッセージ/メニュー/ポッ プ アッ プ ウィ ンドウで使用されるフォントのサイズを指 定します。デフォルトは 14 です。 |
Tgif.RulerFontSize: NUMBER |
これは、ルーラウィンドウで使用されるフォ ン ト のサイズを指定します。デフォルトは 10 で す。 |
Tgif.DefaultFontSize: NUMBER |
これは、フォントサイズの要求が満たされな い 場 合に使用されるフォントのサイズを指定しま す。このサイズは、 tgif が使用する すべての フォントに対して存在する 必要があります。デ フォルトは 14 です。 |
Tgif.FontSizes: NUMBER1 NUMBER2, ... |
これは、フォントサイズ列を指定し ま す。 デ フォルトは、8 10 11 12 14 17 18 20 24 25 34 です。 NUMBER の後にす ぐ "pt" ("pt" と NUMBER の間にはスペースを入れない) を指定す る別の形式も許されています。 14 が指定さ れ た フォントサイズ列に含まれない場合は、初期 フォ ン ト サ イ ズ を 指 定 す る た め に Tgif.InitialFontSize も使用してください。 |
Tgif.AdditionalFonts: FONT_SPEC1 FONT_SPEC2 ... |
Times, Courier, Helvetica, NewCentury, Symbol フォントに加えて、追加のフォントをこ こ に指定できます。詳細は、「追加フォント」 のセクションを参照してください。 |
Tgif.FontNamePrefix: [-*, *] |
これは、tgif が X サーバにリクエストを作 る と きに使用される接頭辞を指定します。デフォ ルトは -* です。あいまいな (つまり文字 - で 始 まらない) フォント名を持つフォントもあり ます。これらのフォントを使用する場合は、 こ の X default 値を * と設定できます。 |
Tgif.HasAlternateDefaultFonts: [true,false] |
こ の X default のデフォルト値は false で す。これが ‘‘false’’ にセットさ れ て い る と、tgif は iso8859 のレジストリ、 ASN1 エ ンコーディングのスクリーンフォントで、名 前 の 一 部に "times", "courier", "helvetica", "new century schoolbook", "symbol" が含まれ るものを探しますが、 X サーバによっては、こ のようなフォントをサポートしていないかも し れ ません。そのような場合に、この X default 値は、ユーザ指定の ス ク リー ン/PostScript フォ ン ト を tgif に使用させるのに使われま す。この X default 値 が ‘‘true’’ の 場 合、tgif は Tgif.<ps_font_name> という形式 の追加の X default 値を 探 し ま す。 こ こ で、<ps_font_name> は以下の文字列のいずれか です: |
Times-Roman |
X default の対応する値は、その文字列に "%d" を含む必要があり、この文字列 "%d" はフォント が要求されたときにそのフォントサイズで置き換 え ら れ ま す。 例 え ば 以 下 の 行 は、 Tgif.HasAlternateDefaultFonts が ‘‘true’’ の 場 合、 Times スクリーンフォントの代わりに Times New Roman スクリーンフォントを、 Times PostScript フォ ン ト の 代 わりに Bookman PostScript フォントを使用します: |
Tgif.Times-Roman: *-times new
roman-medium-r-*--%d-*,Bookman-Light |
右側のフォント指定に、正しい位置にすべ て の ダッ シュが書かれたものを要求する X サーバも あることを注意してください。 |
Tgif.DefaultCursor: [x_cursor,arrow,...] |
これは、選択時のカーソルを指定します。そ の カーソルの有効な名前は、 <X11/cursorfont.h> にあるエントリ (から XC_ 接頭辞を取り除いた も の) です。デフォルトは arrow (斜め矢印) です。 |
Tgif.DrawCursor: [x_cursor,arrow,...] |
これは、オブジェクトを描画するときに使わ れ る カーソルを指定します。そのカーソルの有効 な名前は、 <X11/cursorfont.h> にあるエン ト リ (から XC_ 接頭辞を取り除いたもの) です。 デフォルトは、Tgif.DefaultCursor と同 じ で す。 |
Tgif.DragCursor: [x_cursor,arrow,...] |
こ れは、ドラッグ時に使われるカーソルを指定 します。そのカーソル の 有 効 な 名 前 は、 <X11/cursorfont.h> にあるエントリ (から XC_ 接頭辞を取り除いたもの) です。デ フォ ル ト は、hand2 (手の形) です。 |
Tgif.VertexCursor: [x_cursor,arrow,...] |
こ れは、頂点選択モードで使われるカーソルを 指定します。そのカーソルの有効な 名 前 は、 <X11/cursorfont.h> にあるエントリ (から XC_ 接頭辞を取り除いたもの) です。デ フォ ル ト は、plus (十字) です。 |
Tgif.FreeHandCursor: [x_cursor,arrow,...] |
こ れは、フリーハンドの描画モードで使われる カーソルを指定します。そのカーソルの有効 な 名 前は、 <X11/cursorfont.h> にあるエントリ (から XC_ 接頭辞を取り除いたもの) です。 デ フォルトは、pencil (鉛筆) です。 |
Tgif.RubberBandColor: 色文字列 |
これは、ゴムひも化で使用される色 (XOR) を指 定します。デオフォル ト の 色 は、 前 景 色 (foreground) と同じです。 |
Tgif.MaxColors: NUMBER |
こ れ は、色数の最大値を指定します。 Color0 から ColorMax まで (Max は NUMBER-1) の X default 値が参照されます。 NUMBER がデフォ ルトの 11 より大きい場合、 Color11 か ら ColorMax までが、すべて X default 値に存在 する 必要があります。デフォルト色のリストに つ いては、「グラフィカルオブジェクト」のセ クションを参照してください。 |
Tgif.Color#: 色文字列 |
これは、色番号と色との対応を指定します。 |
Tgif.DefaultColorIndex: NUMBER |
これは、ある色が見つからなかった場合に使 用 さ れ る デフォルト色の番号を指定します。デ フォルトは 0 です。 |
Tgif.ShortCuts: ITEM1 ITEM2 ... |
ITEM は、キー (大文字小文字は区別され る で しょ う) と非英数字キーコマンドの対応を指定 します。詳細は、「ショートカット」 の セ ク ションを参照してください。 |
Tgif.MaxLineWidths: NUMBER |
こ れ は、 線 幅 の 最 大 数 を指定します。 LineWidth0 か ら LineWidthMax ま で、 ArrowWidth0 か ら ArrowWidthMax まで、 ArrowHeight0 から ArrowHeightMax ま で の (Max は NUMBER-1) の X default 値が参照され ます。 NUMBER がデフォルトの 7 より大きい場 合、 LineWidth7 から LineWidthMax まで、 ArrowWidth7 か ら ArrowWidthMax ま で、 ArrowHeight7 から ArrowHeightMax までが、す べて X default 値に存在する 必要が あ り ま す。 X default 値に指定されていないそれらの 値が、いくつかデフォルト値として使 わ れ ま す。 |
Tgif.DefaultLineWidth: NUMBER |
こ れ は、 初期線幅の 番号 を指定します。デ フォルトは 0 です。 |
Tgif.LineWidth#: NUMBER |
これは、線幅を指定します。デフォルトの線 幅 は、1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 です。 |
Tgif.ArrowWidth#: NUMBER |
こ れは、円弧、開スプラインオブジェクト用の 矢先の横幅 (矢が水平に置かれていると き の) を 指 定 します。デフォルトの矢幅は、8, 10, 12, 14, 18, 20, 22 です。 |
Tgif.ArrowHeight#: NUMBER |
これは、円弧、開スプラインオブジェクト用 の 矢 先 の高さ (矢が水平に置かれているときの) の半分を指定します。デフォルトの矢高 は、3, 4, 5, 6, 7, 8, 9 です。 |
Tgif.MaxDomains: NUMBER |
こ れは、ドメインの最大数を NUMBER で指定し ま す。 DomainPath0,DomainPath1,...,DomainPathM (M=NUMBER-1) がすべて X default 値として 存 在する必要があります。 |
Tgif.DomainPath#: DOMAINSTRING |
こ れは、ドメイン番号と、ドメイン名、そして ドメイン関連するパスの対応を指定します。 各 ド メインには、一つの DomainPath# X default 値が定義されている必要があります。ここで、# は そ の ド メ イン番号です。ドメイン番号は 0,1,...,MAXDOMAINS-1 で、 MAXDOMAINS は 上 の MaxDomain X default 値で設定される値で す。 MaxDomain X default 値と DomainPath# X default 値は、ドメインを使う際には共に必要 になります。 |
文字列 DOMAINSTRING は、記号 ’:’ で区切ら れ る文字列からなります。最初の文字列はドメイン の名前です。残りの文字列は、例示コマンドが実 行 さ れるときにシンボルファイルが検索される ディレクトリ (詳細は「組み上げオブジェクトの 作 成」 の セ ク ショ ン参照) を指定していま す。DOMAINSTRING 指定のもう一つの見 方 で す が、最初の文字列 (ドメイン名を指定) と最初の ’:’ 記号を削除 す る と、 DOMAINSTRING は csh(1) の PATH 環境変数の形式になります。例 えば、最初は ラ イ ブ ラ リ ディ レ ク ト リ /tmp/tgif/symbols で、それからカレントディレ クトリという形で、シンボルファイルを探すシン ボ ル パ スをドメイン DEFAULT 用に指定する場 合、DOMAINSTRING には以下の値をセットする こ とになります: |
DEFAULT:/tmp/tgif/symbols:. |
Tgif.DefaultDomain: NUMBER |
これは、tgif の起動時のデフォルトドメインを 指定します。デフォルトの値は 0 です。 |
Tgif.PrintCommand: COMMAND |
これは、PostScript ファイルの印刷時に使用さ れ る印刷コマンドを指定します。デフォルトは lpr(1) で (訳注: 多分 System V 系の場 合 は lp)、例えば lpr -h -Pprintername のように設 定できます COMMAND が %s という部分文字列を 含 んでいる場合、その %s は、印刷コマンドに 通常送られる PostScript ファイルのフルパ ス 名に置き換えられます。 COMMAND が %s を持た ないときは、COMMAND %s と同じことを行 い ま す。これは、tgif がコマンドラインオプション -print なしで起動した場合のみ機能することに 注 意 し てください。これは、以下の例のよう に、tgif の PostScript ファイルが送られる前 に、 プリンタにフォントファイルを送るのに利 用できます: |
cat /somewhere/sansfex.pfa %s | lpr -Pmyprinter |
Tgif.WhereToPrint: STRING |
これは、印刷 (print) の出力先、あるいは変換 (export) の形式 を 指 定 し ま す。 STRING は、Printer, EPS, PS, Bitmap, Text, EPSI, GIF, HTML, PDF, WinEPSI, PNG, JPEG, PPM, NetList のいずれかです。デフォルトは EPS で す。 |
Tgif.PrintDirectory: PATH |
これは、出力先がプリンタでない場合の印刷 出 力 先のディレクトリを指定します。デフォルト は空文字列で、これはその出力が現在のファ イ ル が存在するディレクトリに行くことを意味し ます。 |
Tgif.NoTgifIcon: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、tgif はそれ 自 身のアイコンウィンドウを使用しません。こ の場合、以下の Tgif.UseWMIconPixmap も true に 設 定 す る 必要があります。デフォルトは false です。 |
Tgif.UseWMIconPixmap: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、 tgif は 標 準 的 な アイコンピクスマップ画像を使用しま す。この場合 Tgif.NoTgifIcon は無視さ れ ま す。デフォルトは true です。 |
Tgif.DontShowVersion: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ とセットすると、 tigf の バージョンが tgif ウィンドウの最上部に表 示 されなくなります。デフォルトは true です。 |
Tgif.XBmReverseVideo: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ とセットすると、X11 ビット マップファイルを取り込むときに白黒反転操 作 を行います。デフォルトは false です。 |
Tgif.AskForXBmSpec: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ とセットすると、X11 ビット マップファイルを取り込むときに拡大率と位 置 情 報をユーザに問い合わせます。その指定の書 式は MAG=WxH+X+Y で、MAG は拡大率、 W と H は そ れ ぞ れ 幅 と 高さを意味し、位置指定 は、+X+Y, +X-Y, -X+Y, -X-Y のいずれかが使え ます。デフォルトは false です。 |
Tgif.AskForXPmSpec: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ とセットすると、X11 ピクス マップファイルを取り込むときに拡大率と位 置 情 報 を ユーザに問い合わせます。指定の書式 は、AskForXBmSpec のものと全く同じです。 デ フォルトは false です。 |
Tgif.StripEPSComments: (obsolete) |
PS のコメントを取り除くことは常によいとは限 らないことが知られて い る の で、 こ の X default 値は、tgif-4.0.11 では非推奨です ( 常に false に設定すべきです)。 |
Tgif.GuessXPmBgColor: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、最初の色 文 字列が ’ ’ (空白文字) かその最初の色を 背景 色 であるとして扱います。これは、そ の X11 ピ クスマップファイルの指定された色が、現在 の背景色に変更されることを意味し ま す。 デ フォ ル トは false です。 (このデフォルトは tgif-2.7.2 より前では true でした。こ の X default は 互換性の理由で残されていますか ら、非推奨であると考えてください。) |
Tgif.XPmOutputVersion: NUMBER |
これは、X11 ピクスマップ形式で出力すると き の XPM バージョン番号を指定します。 NUMBER は 1 か 3 のいずれかです。デフォルトは 1 で す。 |
Tgif.XPmInXGrabSCFormat: [true,false] |
Tgif.XpmOutputVersion が 1 にセットされてい る場合にこれをセットすると、 X11 ピクスマッ プ出力を xgrabsc が生成するものと似たものに します。デフォルトは false です。 |
Tgif.UseGrayScale: [true,false] |
これが ‘‘true’’ の場合、タイル貼りに対し て は 出力のスピードアップのためにグレイスケー ル (灰色階調) を使用します。デフォ ル ト は false です。 |
Tgif.AutoPanInEditText: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、文字列編集 モードのときに文字列カーソルが常に表示さ れ る よ う に画面の自動的な移動が行われます ( カーソルが紙の左、あるいは上の端にあると き を除いて)。これは遅いサーバではオフにした方 がいいかもしれません。デフォルトは true で す。 |
Tgif.PercentPrintReduction: NUMBER |
これは、出力の縮小/拡大率の初期値を指定しま す。デフォルトは 100 です。 |
Tgif.ConstrainedMove: [true,false] |
これは、初期移動モードを指定します。これ を ‘‘true’’ に設定すると、あるオブジェクトの移 動/伸縮により、そのオブジェクト内に端点を持 つ すべての折れ線、または開スプライン曲線の 端点が移動します。端点の隣の頂点も移動で き ま す。詳細は、「特殊な性質」のセクションを 参照してください。デフォルトの値は false で す。 |
Tgif.DoubleQuoteDoubleQuote: [true,false] |
こ れが ‘‘true’’ にセットされている場合、二 重引用符文字はその前に二重引用符文字がつ い て出力されます。これが ‘‘false’’ にセットさ れている場合、二重引用符文字はその前に バッ ク ス ラッ シュ文字がついて出力されます。デ フォルトは false です。 |
Tgif.GridSystem: [English,Metric] |
これは、格子の刻みの単位系に関する初期値 を 設 定します。デフォルトは English (イギリス 式) です (訳注: English はインチ、Metric は メートル法)。 |
Tgif.InitialGrid: NUMBER |
こ れは、初期格子サイズを指定します。イギリ ス式の単位系の場合、NUMBER は -2, -1, 0, +1, +2 のいずれかで、これは格子サイズがそれ ぞれ 1/32, 1/16, 1/8, 1/4, 1/2 インチである こ と を 意味します。メートル法の単位系の場 合、NUMBER は -1, 0, +1, +2 のいずれか で、 こ れ は格子サイズがそれぞれ 1mm, 2mm, 5mm, 1cm であることを意味します。デフォルトの 値 は 0 です。 |
Tgif.DropObsIconAttrWhenUpdate: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ に セッ ト す る と、UpdateSymbols コマンドを実行し た と き に、 確認なしに非推奨のアイコン属性を落とし ます。これを ‘‘false’’ にセットすると、ある ポッ プアップウィンドウが非推奨のアイコン属 性をどうするかを指定するようユーザに問い 合 わせます。デフォルトは false です。 |
Tgif.UseRecentDupDistance: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、二重化 (duplicate) と移動 (move) コマンドの組み 合 わ せによって作られた、最も最近の位置の変化 を新しい二重化コマンドで使用します。それ 以 外 の場合は、二重化の配置にはデフォルトの距 離を使用します。デフォルトは true です。 |
Tgif.SplineTolerance: NUMBER |
これは、スプライン描画の寛容度を指 定 し ま す。 これが小さい値であるほど、より滑らかな スプラインを生成します。デフォルトは 9 です (最小は 3 で最大は 13 です)。 |
Tgif.SplineRubberband: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、開/閉スプラ イン曲線の描画、移動、伸縮にはスプライン の ゴ ム紐を使用します。 (そのスプライン曲線に かなり多くの頂点がある場合は、これは嫌が ら れるでしょう。) デフォルトは true です。 |
Tgif.Synchronize: [on,off] |
こ の X default 値を ‘‘on’’ にセットする と、XSynchronize が呼び出されます。デフォル トは off です。 |
Tgif.DoubleClickUnIconify: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、アイコン ウィンドウの非アイコン化にダブルマ ウ ス ク リッ クを使います (このモードでは、アイコン ウィンドウは単一のマウスクリックやドラッ グ を無視します)。デフォルトは false です。 |
Tgif.MainMenuPinDistance: NUMBER |
こ れは、ポップアップメニューがピン留めされ るまでに、そのメニューをユーザがドラッグ し ないといけない水平方向の距離 (ピクセル単位) を指定します。デフォルトは 80 です。(ポップ アッ プメニューのピン留めを望まないならば、 これをスクリーン幅より大きな値にセットす る と いいでしょう。) 左マウスボタンのドラッグ によって、ピン留めされた ポッ プ アッ プ メ ニュー を移動できますし、そのポップアップメ ニュー上での右ボタンクリックによって、そ の メニューを消すことができます。 |
Tgif.DoubleClickInterval: NUMBER |
こ れは、一つのダブルクリックと認識されるた めの、 2 回のマウスクリックの時間間隔の限度 (ミリ秒単位) を指定します。デフォルトは 300 です。 |
Tgif.HandleSize: NUMBER |
これは、オブジェクトのハイライト化で使用 さ れ る ハ ンドルのサイズ (の半分) を指定しま す。 2 から 6 までの値が許されています。 デ フォルトは 3 です。 |
Tgif.HistoryDepth: NUMBER |
こ れは、undo/redo 用のバッファのサイズを指 定します。負の値は、バッファの制限がない こ とを意味します。デフォルトは -1 です。 |
Tgif.SaveTmpOnReturn: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、 tmpmodel は、ドライバに戻る前に自動的に保存 さ れ ま す。 そうでなければ、どんなファイルも自動的 には一切保存されません。デフォルト は true です。 |
Tgif.ImportFromLibrary: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、取り込む .obj, .sym, X ビットマップ (XBM)、X ピク ス マッ プ (XPM)、EPS ファイルを、現在のドメイ ンで指定されたライブラリディレクトリから 検 索 します。それ以外の場合は、現在のディレク トリが起点として使われます。デフォ ル ト は false です。 |
Tgif.WarpToWinCenter: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、マウスを ポップアップウィンドウの中心に移動します ( 訳 注: 例えばメッセージダイアログボックスを 立ち上げたときなどに)。それ以外の場合は、マ ウ ス は 移動しません。デフォルトは true で す。 |
Tgif.SaveCommentsInSaveNew: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、新たに作 成 し たファイルには "%%" 形式のコメントを保存 します。デフォルトは true です。 |
Tgif.CanvasWindowOnly: [true,false] |
これを ‘‘true’’ に セッ ト す る と、Canvas Window のみを表示します (ある種の ‘‘デモ’’ モードです)。デフォルトは false です。 |
Tgif.UsePsAdobeString: [true,false,NUMBER_1/NUMBER_2] |
これを ‘‘true’’ にセット す る と、PS, EPS ファ イ ル の 最 初の行は、 "%!PS-Adobe-2.0 EPSF-1.2" となります。これを ‘‘false’’ に セッ トすると、それは "%!" だけになります。 あな た の 環 境 で は PS-Adobe 文 字 列 が、(Transcript の ような) ドキュメントマ ネージャを混乱 さ せ る 場 合 は、 こ れ を ‘‘false’’ にセットしてください。 3 番目の形 式 を 使 用 す る と、 最 初 の 行 は "%!PS-Adobe-NUMBER_1 EPSF-NUMBER_2" となり ます。デフォルトは false です。 |
Tgif.HalfToneBitmap: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、X11 ビッ ト マッ プ 形 式 で 出 力 す る と き に、 Floyd-Steinberg ハーフトーン法を使 用 し ま す。これは、描画が X11 ピクスマップオブジェ クトを含む場合に有用です。 デ フォ ル ト は false です。 |
Tgif.ThresholdBitmap: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、X11 ビット マップ形式で出力するときに、ビットを ON に するか OFF にするかを決めるのに単純なしきい 値法を使用します。 Tgif.HalfToneBitmap が true のときは、この X default 値は無視され ます。デフォルトは false です。 |
Tgif.BitmapThreshold: NUMBER |
これは、Floyd-Steinberg ハーフトーンアル ゴ リズムと、単純なしきい値 (threshold) アルゴ リズムのいずれかで用いられるしきい値を指 定 し ます。 NUMBER は 0 から 1 の間でなければ なりません。この X default 値は、X default 値 Tgif.HalfToneBitmap, Tgif.ThresholdBitmap のいずれか一方が true に セッ ト さ れ て い る場合のみ有効です。 Tgif.HalfToneBitmap が true の場合はデ フォ ルトの値は 0.5 で、 Tgif.ThresholdBitmap が true の場合はデフォルトの値は 1 です (基 本 的に、白でないものはすべて黒になる)。 |
Tgif.GroupedTextEditable: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、描画モード がテキストモードになったときに、トップレ ベ ル テ キ ストオブジェクトとトップレベルオブ ジェクトの属性のみが編集可能となります。 こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、テキストオブ ジェクトと属性は、それらがどこにあろうと 編 集できます。デフォルトは false です。 |
Tgif.DefaultEPSScaling: NUMBER |
こ れは、PS、EPS 画像を取り込むときに適用さ れる拡大率を指定します。下の「特殊な性 質」 の セクションでも述べている通り、 tgif は 1 インチを 128 ピクセルとして扱 い ま す が、 PostScript では 1 インチを 72 ポイントとし て扱います。よって、PostScript の実サイズ画 像 と したいならば、このパラメータを 1.7778 (=128/72) にセットするといいで しょ う。 デ フォルトの値は 1 です。 |
Tgif.IntrCheckInterval: NUMBER |
これは、tgif が中断用のチェックの前に描画さ れていたオブジェクトの数を指定します (訳注: Canvas Window の再描画の際に用いられるよ う)。これを 0 以下にセットしている場合 は、 中 断 は許可されません。デフォルトの値は 10 です。 |
Tgif.TiledPageScaling: NUMBER |
これは、タイル貼りページモードでの複数 ペー ジ の描画を印刷するときに使用される拡大率を 指定します。大抵の PostScript プリンタ は、 ペー ジ 全 体を描画領域として使用しませんの で、この数値を 1 に設定すると切れた出力とな る可能性があります。デフォルトの値は 0.9 で す。 |
Tgif.TGIFPATH: STRING |
これは、下の「ファイル」のセクションで述 べ る、 ファイルを探すためのディレクトリを指定 します。環境変数 TGIFPATH は、このオプ ショ ン を上書きします。デフォルトの値は、コンパ イルオプション TGIF_PATH で指定したも の で す。 |
Tgif.TGIFICON: STRING |
これは、tgif がアイコン化されたときに表示さ れるオブジェクトファイル名を指定します。 そ れが文字 / から始まっている場合は絶対パスが 使用され、その他の場合は、アイコンファイ ル の 実 際 のパスは $TGIFPATH/STRING となりま す。ここで、TGIFPATH は X default か環境 変 数 のいずれかを用いて定義されるものです。デ フォルトの値は ‘‘tgificon.obj’’ です。 |
Tgif.StickyMenuSelection: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、オブジェ ク ト のパターン/線幅/線種等をメニューを用いて 変更したときに、対応するパターン/線幅/線 種 等 が現在選択しているものになります。デフォ ルトは true です。 |
Tgif.PSBopHook: STRING |
これを指定すると、プリンタ、または PS ファ イ ルへの出力の際に、各ページの最初に以下の PostScript 行を追加します: |
userdict /STRING known { STRING } if |
このオプションは、PostScript にとても詳し い 人 の み が 使 用すべきでしょう。 (STRING は "tgif-bop-hook" と設定することを勧めます。そ れは、これが dvips(1) のような既に存在するソ フトと名前が衝突しないからです。) |
Tgif.PSEopHook: STRING |
これを指定すると、プリンタ、または PS ファ イ ルへの出力の際に、各ページの最後に以下の PostScript 行を追加します: |
userdict /STRING known { STRING } if |
このオプションは、PostScript にとても詳し い 人 の み が 使 用すべきでしょう。 (STRING は "tgif-eop-hook" と設定することを勧めます。そ れは、これが dvips(1) のような既に存在するソ フトと名前が衝突しないからです。) |
Tgif.MinimalEPS: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、EPS の出力 で は %%Pages, %%DocumentFonts, %%EndComments, %%BeginProlog, %%EndProlog, %%Page, %%Trailer, %%EOF といったコメントが 生成されます。これらのコメントは、ある種 の ‘‘ドキュメントマネージャ’’ を混乱させる場合 があります。 よっ て、Tgif.UsePsAdobeString が 指定されていなければデフォルトは true に なっています (そして Tgif.UsePsAdobeString が指定されていればデフォルトは false になっ ています)。 |
Tgif.InitialPrintInColor: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、起動時に は カ ラー出力 (印刷) モードが有効になります。 白黒 PS/EPS/EPSI 出力モードでは 白 という色 も 黒として印刷されることに注意してください (背景色 のみが白として印刷されます)。デフォ ル トは true です (コマンドラインオプション -print を使った場合を除いて)。 |
Tgif.InitialShowGrid: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にすると、起動時には格子の 表 示は無効になります。デフォルトは true で す。 |
Tgif.InitialSnapOn: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にすると、起動時には格子に 沿 う挙動 (snap to grid) は無効になります。 デフォルトは true です。 |
Tgif.NoMenubar: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、最 初 に メ ニュー バーを一つも表示しません。デフォルト は false です。 |
Tgif.NoStatusWindow: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットす る と、 最 初 に Status Window を一つも表示しません。デフォ ルトは false です。 |
Tgif.ReverseMouseStatusButtons: [true,false] |
これは ‘‘true’’ にセットすると、マウスの 左 ボ タンと右ボタンの状態を取り替えます。これ は、‘‘左手用マウス’’ を使用しているときに使 うといいでしょう。デフォルトは false です。 |
Tgif.MinimalMenubar: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセット す る と、Menubar Window のメニュー項目はメインポップアップメ ニューと同じになります。これはより多くの ス ペー スを必要とします。これを ‘‘true’’ にす る と、Page, PageLayout, HoriAlign, VertAlign, MoveMode Menu は View カスケード メニューに折り畳まれて、 Font, TextStyle, TextSize Menu は Text カスケードメニューに 折 り 畳 ま れ て、 LineDash, LineStyle, LineType, LineWidth, Fill, Pen Menu は Graphic カスケードメニューに折り畳 ま れ ま す。 (訳注: View, Text , Graphic のカスケー ドメニューがあるのは tgif-3.X で、 tgif-4.X で は そ のようなメニューはありません。) デ フォルトは true です。 |
Tgif.ColorBgInPrintingColorPS: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセット す る と、 カ ラー PostScript 出力を生成するときにその背景色と してウィンドウの背景色を使用します。これ を ‘‘false’’ にセットすると、背景色は一切使用 しません。デフォルトは false です。 |
Tgif.ScrollBarWidth: NUMBER |
これは、スクロールバーの幅を指定 し ま す。 NUMBER は 2 から 16 の間でなければなりませ ん。デフォルトは 16 です。 |
Tgif.InitialPaperSize: STRING |
STRING は、紙の幅と高さの初期値を指定 し ま す。 STRING は "<width> x <height>" の形式 です。 <width> と <height> は、数値の直後に "in" (インチ) か "cm" (センチメータ) をつけ たものです。<width> と <height> を分ける " x " も必須です。 A4PAPER が Makefile で定義 されていれば、デフォルト の 値 は "21cm x 29.7cm" ですが、そうでなければデフォルトの 値は "8.5in x 11in" です。 |
Tgif.UpdateChildUsingAlignment: [true,false,no_overlap] |
これを ‘‘true’’ か ‘‘no_overlap’’ にセッ ト す る と、 内部コマンド update_eps_child(), update_xbm_child(), update_xpm_child() を実 行したときに、 EPS/XBM/XPM 部分オブジェクト を配置するのに現在の水平方向、垂直方向の 整 列設定を使用します。水平方向の整列設定が L, C, R, S, - の場合、部分オブジェクトをそれぞ れ 親オブジェクトの左、中央、右、中央、左に 整列化します。垂直方向の整列設定が T, M, B, S, - の場合、この X default を ’no_overlap’ にセットした場合は部分オブジェクトを、そ れ ぞ れ親オブジェクトの前、中段、後ろ、中段、 後ろに整列化し、この X default を ‘‘true’’ に セットした場合はそれぞれ上、中段、下、中 段、後ろに整列化します。この X default を ‘‘false’’ にセットすると、部分オブジェクト は親オブジェクトの左で後ろに整列化しま す。 デフォルトは false です。 |
Tgif.GenerateImageMap: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、GIF 形式を 出力するときに、 NCSA イメージ マッ プ か CERN クリッカブルイメージ ファイルを生成し ます。この場 合、 以 下 の X default 値 Tgif.XpmToGif, Tgif.ImageMapFileExtension, Tgif.GifFileExtension, Tgif.ImageMapFileFormat, Tgif.UseXPmVersion1ForImageMap が参照されま す。 その他の場合はこれらは無視されます。詳 細は「イメージマップファイルの生成」のセ ク ショ ン を 参 照 してください。デフォルトは false です。 |
Tgif.XpmToGif: STRING |
STRING は、XPM ファイルを GIF ファイルに 変 換 す る の に 使 わ れるコマンドを指定しま す。STRING は、部分文字列 %s を含む 必要 が あり、これは XPM ファイルのフルパス名に置き 換えられます。デフォルトは "xpmtoppm %s | ppmtogif" です。 |
Tgif.ImageMapFileExtension: STRING |
STRING は、イメージマップファイルの拡張子を 指定します。デフォルトは "map" です。 |
Tgif.GifFileExtension: STRING |
STRING は、GIF ファイルの拡張子を指定 し ま す。デフォルトは "gif" (小文字) です。 |
Tgif.ImageMapFileFormat: [NCSA,CERN] |
STRING は、NCSA イメージマップか CERN ク リッカブルイメージ形式のいずれかを指定し ま す。デフォルトは、NCSA イメージマップ形式を 意味する NCSA です。 |
Tgif.UseXPmVersion1ForImageMap: [true,false] |
この X default を設定すると、上の X default 値 Tgif.XpmToGif の設定に依存して変わりま す。これを ‘‘true’’ に セッ ト す る と、X default 値 Tgif.XPmOutputVersion の設定にか かわらず XPM1 ファイルが作成され ま す。 デ フォルトは true です。 |
Tgif.UsePaperSizeStoredInFile: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ とセットすると、紙サイズ情 報は、その開いたファイルに保存されている も のを使用します。デフォルトは true です。 |
Tgif.OneMotionSelMove: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、一つのオブ ジェクトを一つの動作で選択して移動するこ と が できます。デフォルトは false です (訳注: オブジェクトの移動には、選択と移動にそれ ぞ れマウスクリックが必要です)。 |
Tgif.TiffEPSI: (obsolete) |
tgif-4.0 から TiffEPSI は出力形式としてサ ポートされていますので、この X default は非 推奨となっています。 |
Tgif.XbmToTiff: STRING |
STRING は、XBM ファイルを TIFF ファイルに変 換するのに使われるコマンドを指定 し ま す。 STRING は、部分文字列 %s を 1 つ、あるいは 2 つ含む 必要があり、最初の %s は XBM ファ イ ルのフルパス名に置き換えられ、オプション である 2 つ目の %s は生成する TIFF 画像のフ ル パ ス 名に置き換えられます。デフォルトは "xbmtopbm %s | pnmtotiff -none > %s" です。 |
Tgif.EPSIExportExtension: STRING |
STRING は、EPSI ファイルの出力に使われる ファイルの拡張子を指定します。デフォルト は "eps" です。 |
Tgif.HotListFileName: STRING |
STRING は、ホットファイルリストを保存するの に使われるファイルのフルパス名を指 定 し ま す。 デフォルトでは、このファイルはユーザの ホームディレクトリの .Tgif_hotlist となりま す。 |
Tgif.@@@Viewer: STRING |
STRING は、ファイルの拡張子が @@@ であるリ モート URL 用の外部ビュー ワ を 指 定 し ま す。STRING には 3 種類の形式があります。ま ず、"NONE" を指定した場合は、そういうリモー ト ファイルに会ったときは tgif はユーザの指 定したディレクトリにそのファイルを保存し ま す。 例 え ば、.gz ファイルは保存したい場合 は、以下のように指定します: |
Tgif.gzViewer: NONE |
次に、STRING が文字列 %S (S は大文字) を含む 場 合は、 %S はその URL に置き換えられます。 例えば、.html ファイルは xmosaic で見たい 場 合は、以下のように指定します: |
Tgif.htmlViewer: xmosaic %S |
そ し て、STRING が %s (S は小文字) を含む場 合、そのリモートファイルをユーザの指定 し た ディレクトリに保存し、そしてあるツールで表示 します。例えば、.gif ファイルは xv で見た い 場合は、以下のように指定します: |
Tgif.gifViewer: xv %s |
この仕組みは、上の「MIME TYPES と MAILCAPS」 のセクションで書かれている仕組みに優先するこ とに注意してください。 |
Tgif.AutoHyperSpaceOnRemote: [true,false] |
こ れを ‘‘false’’ にセットすると、tgif がリ モート URL を訪れたときにハイパース ペー ス モー ド に 入りません。デフォルトは true で す。 |
Tgif.AllowLaunchInHyperSpace: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、tgif が リ モー ト URL を訪れたときにハイパースペース モードでアプリケーションを起動することが 可 能 になります。しかし、そのアプリケーション が破壊的なダメージを与えるものかもしれま せ ん ので、これは潜在的に非常に危険です。よっ て、これを false とセットすることを強く推奨 します。デフォルトは false です。 |
Tgif.CanChangeAttrColor: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ とセットすると、属性の色は それがあるオブジェクトに付属 (attach) し た と き に変化できます。デフォルトは false で す。 |
Tgif.MimeTypesFile: STRING |
STRING は、MIME-types ファイルのフルパス 名 を指定します。tgif は MIME-types ファイルの type/subtype フィールドしか使用せず、その他 の フィー ル ド は 無視します。デフォルトの MIME-types ファイルは、ユーザのホームディレ クトリの .mime.types です。 |
Tgif.LocalRGBTxt: STRING |
あ る シ ス テ ムの色を置き換えたい人がいれ ば、STRING に、サーバの色を調べる前に最初に 調 べるファイルのフルパス名を指定することが できます。そのファイルは、ファイル rgb.txt と 同じ書式のファイルでなければいけません。 すなわち、各行には 4 つのフィールドがあり、 最初の 3 つのフィールドはその色の赤、緑、青 の成分で、 4 番目のフィールドはその色の名前 です。色の成分は、0 から 255 の値 (0 と 255 も含む) でなければいけません。 |
Tgif.PrintUsingRequestedColor: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、印刷され る カラー PostScript ファイルは X サーバが返す 色の代わりに リクエストされた 色 (requested color) を使用します。デフォルトは false で す。 |
Tgif.ShowMeasurement: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、カーソル の 位 置と描画/ドラッグ/伸縮されているオブジェ クトの幅と高さを表示します。デフォ ル ト は false です。 |
Tgif.ShowMeasurementUnit: STRING |
STRING は、位置情報カーソルの表示に使用され る単位を指定します。これには 2 つの基本的な 書 式 が あ り、一つは単語 "pixel", "inch", "cm" のいずれかですが、他にも基本的な単位と し て知られているものがあります。もう一つの 形式は、NUM BASIC-UNIT/NEW-UNIT で、ここ で NUM は数値、 BASIC-UNIT は基本的な単位の一 つ、NEDW-UNIT は任意の文字 列 で す。 例 え ば、"0.1 cm/mm" は、新たな表示単位として "mm" を定め、それは 1 "mm" が 0.1 cm である こ とを意味しています。 "50 pixel/cm" は "1 cm/cm" と同等で、 "128 pixel/inch" は "1 inch/inch" と同等です。デフォルトは pixel です。 |
Tgif.PageStyleLandscape: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、tgif はラン ド ス ケー プモードになります。デフォルトは false です。 |
Tgif.QueryZoomInPoint: [true,false] or [always,no_select,no_query,never] |
これを ‘‘true’’ (または ‘‘always’’) と セッ ト す る と、ズームイン (拡大表示) するとき に、その中央点の選択をユーザに問い合わせ ま す。これを ‘‘no_select’’ とセットすると、オ ブジェクトが一つも選択されていない場合に の み、 ズームイン時に中央点の選択をユーザに問 い合わせます。これを ‘‘no_query’’ とセッ ト す る と、 マウス位置がズームイン点となりま す。この場合、メニュー選択を使っている と、 う れしくない位置にズームされてしまいます。 デフォルトは false (または never) です。 |
Tgif.GZipCmd: STRING |
STRING は、.obj ファイルを gzip (圧縮) する の に使用するコマンドを指定します。そのコマ ンドは、出力を stdout (標準出力) に生成する も のでなければなりません。そのコマンドが部 分文字列 %s を含む場合、 %s は .obj ファ イ ル の一時的なコピーのフルパス名に置き換えら れます。デフォルトは "gzip -c" です。 |
Tgif.GUnZipCmd: STRING |
STRING は、圧縮された tgif ファイル (拡張子 .obj.gz または .sym.gz) を tgif ファイルに unzip (解凍) するのに使用するコマンドを指定 します。そのコマンドは、出力を stdout (標準 出力) に生成するものでなければなりませ ん。 そのコマンドが部分文字列 %s を含む場合、 %s は圧縮されたファイルの一時的なコピーのフ ル パ ス 名 に 置 き換えられます。デフォルトは "gunzip -c" です。 |
Tgif.HttpProxy: STRING |
STRING は、HTTP プロクシサーバのホスト名 と ポー ト 番 号 を 指 定 します。指定の書式は <host>:<port> です。:<port> を省略した場 合 は、 80 がデフォルトポート番号として使用さ れます。環境変数 http_proxy は、 こ の X default に優先します。デフォルトでは、HTTP プロクシサーバは使用しません。 |
Tgif.FtpProxy: STRING |
STRING は、FTP プロクシサーバのホスト 名 と ポー ト 番 号 を 指 定 します。指定の書式は <host>:<port> です。:<port> を省略した場 合 は、 21 がデフォルトポート番号として使用さ れます。環境変数 ftp_proxy は、 こ の X default に優先します。デフォルトでは、FTP プロクシサーバは使用しません。 |
Tgif.InitialArrowStyle: [NONE,RIGHT,LEFT,DOUBLE] |
これは、折れ線/開スプライン/円弧の矢先の ス タ イ ル の初期値を指定します。デフォルトは RIGHT です。 |
Tgif.ShowPageInEPS: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、EPS また は EPSI ファ イ ル 用 に PostScript コマンド showpage が生成されます。デフォルトは true です。 |
Tgif.MaxNavigateCacheBuffers: NUMBER |
こ れは、リモートファイルをキャッシュ (通信 を最小化するために) するのに割り当てるこ と が できるキャッシュバッファの個数を指定しま す。 NUMBER は 0 以上でなければいけません。 デフォルトは 40 です。 |
Tgif.NumberFileInPrintOnePage: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、積み上げ型 の複数ページ描画 (例えば file.obj) に対して Print Menu から PrintOnePage を選択したとき に、適当な拡張子を持つ file_N が生成され ま す。 ここで、N は選択されたページ番号に対応 します。デフォルトは false です。 |
Tgif.OneMotionTimeout: NUMBER |
Tgif.OneMotionSelMove が true にセットさ れ た 場合、オブジェクトの移動は、マウスを押し て放すまでの間の経過時間がこの X default で 指 定したタイムアウト値 (ミリ秒単位) よりも 小さい場合は、なんらかの選択をしていると 見 なされます。デフォルトは 200 です。 |
Tgif.MinMoveInterval: NUMBER |
Tgif.OneMotinSelMove が false にセットされ た場合、オブジェクトの移動は、マウスを押 し て放すまでの間の経過時間がこの X default で 指定した間隔 (ミリ秒単位) よりも小さい場 合 は、 な ん らかの選択をしていると見なされま す。デフォルトは 0 です。 |
Tgif.GifToXpm: STRING |
STRING は、GIF ファイルを XPM ファイルに 変 換 す る の に 使 わ れるコマンドを指定しま す。STRING は、部分文字列 %s を含む 必要 が あり、これは GIF ファイルのフルパス名に置き 換えられます。デフォルトは "giftopnm %s | ppmtoxpm" です。 |
Tgif.InitExportPixelTrim: LEFT_NUMBER,TOP_NUMBER,RIGHT_NUMBER,BOTTOM_NUMBER |
こ れ ら の数値は、印刷、あるいは XBM, XPM, GIF 形式での出力時に取り除く (trim) ピク セ ル 数を指定します。これらの値を使用すること で、 tgif が全体の画像が正確にどれくらい の 大 きさなのかを認識できない、という特別な問 題を修正するような逃げ道を作りだせます。 デ フォルトの値はすべて 0 です。 |
Tgif.QuantizingLevels: NUMBER |
Sharpen() のようないくつかの画像関数は、畳 み込み演算を使用し、 tgif が扱えない 256 色 を 超 え る 色 を持つ画像を作り得ます。この NUMBER は、そのような状況が起きたときにそこ ま で減色する色数を指定します。デフォルトは 222 です。 |
Tgif.RotateCursor: [x_cursor,arrow,...] |
これは、回転モードで使われるカーソルを指 定 し ま す。 カー ソ ル 名 と し て 使 えるの は、<X11/cursorfont.h> 内のもの (XC_ という 接 頭 辞 を 取っ たもの) です。デフォルトは crosshair です。 |
Tgif.ColorLayers: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、個々の色 が 異 なる層にあると見なされ、それらを個別にオ ン/オフできるようになります。ある色の層をオ フにすると、その層内の基本的 (primitive) な オブジェクトは表示されなくなります。グ ルー プ オブジェクトは、そのすべての構成要素のオ ブジェクトが表示されなくなったときにのみ 表 示 さ れなくなります。デフォルトは false で す。 |
Tgif.TiffToXbmCmd: STRING |
STRING は、TIFF ファイルを XBM ファイルに変 換 するのに使われるコマンドを指定します。こ のコマンドは、MS-Windows アプリケーションで 生 成された EPSI ファイルを取り込むときに使 用されます。 STRING は、部分文字列 %s を 含 む 必要があり、これは TIFF ファイルのフルパ ス名に置き換えられ ま す。 デ フォ ル ト は "tifftopnm %s | pgmtopbm | pbmtoxbm" です。 |
Tgif.DefFixedWidthFont: STRING |
STRING は、Status Window やメニュー、ダイア ロ グボックスなどでデフォルトフォントとして 使われるフォントを指定します。デフォルト は "-*-courier-medium-r-normal-*-14-*-*-*-*-*-iso8859-1" です。 |
Tgif.DefFixedWidthRulerFont: STRING |
STRING は、水平、垂直のルーラウィンドウ (定 規) で 使用されるフォントを指定します。デ フォ ル ト は "-*-courier-medium-r-normal-*-10-*-*-*-*-*-iso8859-1" です。 |
Tgif.MenuFont: STRING |
STRING は、メニューで使用されるフォントを指 定します。この X default が指定されていなけ れば、メニューにはデフォルトフォントが使 用 されます。 |
Tgif.BoldMsgFont: STRING |
STRING は、ボタンやダイアログボックスで使用 されるボールド (太字) フォントを指 定 し ま す。 こ の X default が指定されていなくて Tgif.MenuFont が指定されていれば、 こ れ は Tgif.MenuFont の 値 を 取 り ます。この X default も Tgif.MenuFont も指定されていなけ れ ば、ボールドメッセージにはデフォルトフォ ントが使用されます。 |
Tgif.MsgFont: STRING |
STRING は、Status Window とダイアログボック ス で使用される細字フォントを指定します。こ の X default が指定されていなければ、それら の メッセージにはデフォルトフォントが使用さ れます。 |
Tgif.BggenToXpm: STRING |
STRING は、ImageProc Menu か ら RunBggen() が選択されたときに X11 ピクスマップ画像を生 成するのに実行されるコマンドを指定しま す。 STRING は、部分文字列 %s を 2 つ含む 必要が あり、最初の %s はユーザが指定した文字列 に 置き換えられ、 2 つ目の %s は画像のサイズ情 報 (geometry) に置き換えられます。デフォ ル ト は "bggen %s -g %s | ppmquant 64 | ppmtoxpm" です。 |
Tgif.DefaultErrorDiffuseLevels: R_NUMBER G_NUMBER B_NUMBER |
これら *_NUMBER は、ImageProc Menu か ら ReduceToDefaultColors() や DefaultErrorDiffuse() を選択したときに使 わ れる、赤 (R)、緑 (G)、青 (B) のビット数をそ れ ぞ れ 指 定 し ま す。 こ れ ら の 値 は、ReduceToDefaultColors() と DefaultErrorDiffuse() の方法用の色の量子 化 で 使われるデフォルトの色集合を決定します。 R_NUMBER+G_NUMBER+B_NUMBER は 8 以下で、 か つ個々の数値は 0 以上でなければなりません。 デフォルトは 2 2 2 です。 |
Tgif.MaxImportFilters: NUMBER |
これは、画像を取り込む際のフィルタの登録 最 大 数 を 指 定します。それらは X default で ImportFilter0 から ImportFilterMax として照 会 できます。ここで、Max は NUMBER-1 です。 デフォルトは 0 です。 |
Tgif.ImportFilter#: FILTERSTRING |
これは、画像を取り込む際のフィルタ を 指 定 し、FILTERSTRING は 3 つの部分 (スペース区 切り) から成ります。最初の部分はフィルタ の 名 前で、それはスペースを含むことはできませ ん。 2 番目の部分は、セミコロン区切りのファ イルの拡張子です。 3 番目の部分は、特定の名 称の外部ファイル形式を X11 ピクスマップ画像 に 変換する実際のフィルタコマンドです。詳細 は、「ラスタ画像の取り込み」のセクション を 参照してください。 |
Tgif.ShowFileNameOnBrowse: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ とセットすると、File Menu から BrowseXBitmap() や BrowseXPixmap(), BrowseOther() が選択されたときにファイル名 を表示します。デフォルトは true です。 |
Tgif.HtmlFileExtension: STRING |
STRING は、HTML 形式で出力するときに使用 さ れ るファイルの拡張子を指定します。デフォル トは "html" です。 |
Tgif.GenerateHtmlHref: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、HTML 形式の 出力の際に、href 属性値が解析されます。その 値が .obj ファイルを参照している場合、そ れ は HTML ファイルの拡張子を持つように変更さ れます。これを ‘‘false’’ とセットすると、そ の ような変換は一切行われません。デフォルト は true です。 |
Tgif.RotationIncrement: NUMBER |
これは回転角の増分の初期値を度の単位で指 定 します。デフォルトは 45 です。 |
Tgif.PSA4PaperSize: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットし A4 サイズの紙を 指定すると、以下の行が PS/EPS/EPSI ファイル に追加されます ("%%EndComments" の前に): |
%%DocumentPaperSizes: a4 |
デフォルトは false です。 |
Tgif.ShapeShadowSpec: STRING |
STRING は、図形の影を作る水平方向、垂直方向 のずらし幅の初期値を指定します。その両方 の 値 が 0 の場合は、図形には影がつけられませ ん。影つきで図形を作る場合、背景の塗り潰 し パターン (Fill Menu の最初の列の 3 番目のパ ターン) を与えるのが通常は最も良い結果を 生 みます。デフォルトは "0,0" です。 |
Tgif.StretchableText: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ とセットすると、伸縮テキス トモードが初期モードになります。デフォル ト は true です。 |
Tgif.EditTextSize: NUMBER |
こ れは、存在するテキストオブジェクトを編集 する際に使われるテキストサイズを指 定 し ま す。NUMBER は 0 か、または 4 から 34 までの 値 (4,34 も含む) のいずれかでなければなりま せ ん。NUMBER が 0 の場合、存在するテキスト オブジェクト内の実際のテキストサイズを使 い ま す。 編 集 時 の テ キ ス ト サ イズの値 は、Properties Menu から SetEditTextSize() を 選 択 することで後で変更することも可能で す。デフォルトは 0 です。 |
Tgif.IconPixmap: STRING |
STRING は、tgif のデスクトップアイコンと し て 使用される XBM あるいは XPM ファイルのパ スを指定します。 STRING が / から始まってい る 場 合 は絶対パスが使用され、その他の場合 は、アイコンファ イ ル の 実 際 の パ ス は $TGIFPATH/STRING と な り ま す。 こ こ で、TGIFPATH は X default か環境変数のい ず れ か を 用 い て定義されるものです。この X default は、Tgif.UseWMIcon が true にセット さ れているときに有効です。デフォルトの値は ‘‘tgificon.xbm’’ です (これは tgif にコンパ イルされて組み込まれています)。 |
Tgif.TmpFileMode: NUMBER (OCTAL) |
こ れ は、 一時的なファイル、および出力する ファイルのファ イ ル モー ド を 指 定 し ま す。NUMBER は 8 進数でなければいけませ ん。NUMBER が 0 の場合は、ファイルモード の 設 定動作は一切行われません。この値が指定さ れている場合 (それが 0 であっても)、それ は コ ンパイルオプション PSFILE_MOD を上書きし ます。デフォルト値はありません。 |
Tgif.TitledPinnedMenu: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、ピン留め さ れ たメニューはタイトルバーを持ち、ピン留め されたメニュー内でメニュー項目を選択する の に 左ボタンを使います。デフォルトは true で す。 |
Tgif.ColorFromXPixmap: STRING |
STRING は、初期色をロードするのに使わ れ る XPM ファ イ ル のパスを指定します。この X default を 指 定 す る と、X default 値 Tgif.Color# は、いずれも無視されます。 |
Tgif.VectorWarpSoftness: NUMBER |
これは、ImageProc Menu から VectorWarp() を 選択したときに使用する柔らかさの値を指定 し ます。VectorWarp() は指定したベクトルによっ てユーザをある X11 ピクスマップオブジェクト 内 のピクセルにワープさせます。影響領域のサ イズはこの値で制御でき、それは 1.0 から 4.0 の 間である必要があります。大きい値は、より 大きい影響領域を意味します。デフォルトの 値 は 2.0 です。 |
Tgif.ChangePropertiesOfAttrs: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、オブジェク トの特性 (フォント、フォントサイズ、色など) を 変更すると、そのオブジェクトに付属する属 性の特性も同じ方法で変更します。デフォル ト は false です。 |
Tgif.ShiftForDiagMouseMove: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、あるマウス の移動は 45 度の倍数に制限されます。デ フォ ルトは true です。 |
Tgif.UseRecentForDiagMouseMove: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、移動距離の 基準用のアンカーとして使われるオブジェク ト は、複数のオブジェクトが ... するときのアン カー と し て 使 用 さ れ ま す。 こ れ は、Tgif.UseRecentDupDistance と Tgif.ShiftForDiagMouseMove の両方が true の と き のみ機能します。デフォルトは false で す。 |
Tgif.FlushColormapOnOpen: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、新しい ファ イ ルを開いたときにカラーマップをフラッシュ し、tgif の初期色を再読み込みします。デフォ ルトは false です。 |
Tgif.TransparentPattern: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、最初に塗り 潰しとペンパターンを透明化します。デフォ ル トは false です。 |
Tgif.DontReencode: STRING |
iso8859-1 エ ンコードでないフォントに対し て、font の非 ASCII 部分 (7 bit 目がオン の 文字) は、デフォルトでそれが iso8859-1 エン コードであるかのように再エンコード化され ま す。 あるフォントに対してこれが望ましくない 場合、そのようなフォントの PostScript フォ ン ト 名 の最初の部分を STRING に入れること で、その再エンコード化を迂回することがで き ま す。 STRING はコロン区切りで各フィールド を 並 べ ま す。 例 え ば STRING が "Times:Courier:Helvetica" で あ れ ば、 "Times", "Courier", "Helvetica" で 始 ま る PostScript フォントが再エンコード化されませ ん。 (この X default は、コンパ イ ル 時 に -D_DONT_REENCODE で指定したフォントを上書き することに注意してください。) 例に つ い て は、 「国際文字に関する POSTSCRIPT 文字エン コーディング」のセクションも参照してくだ さ い。 |
Tgif.AdditionalDontReencode: STRING |
Tgif.DontReencode ( あるいはコンパイル時に -D_DONT_REENCODE で指定したフォント) に追加 したければ、この X default を使用してくださ い。 こ の STRING は 基 本 的 に Tgif.DontReencode ( あるいはコンパイル時に -D_DONT_REENCODE で指定したフォント) で指定 した STRING に連結されます。 |
Tgif.UnsignedInXBmExport: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、出力する XBM ファイルで char の代 わ り に unsigned char を 使用します。デフォルトは false で す。 |
Tgif.CommentInBitmapExport: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、出 力 す る XBM, XPM ファイルの先頭に空の RCS ヘッダ コ メント行を追加します。デフォルトは false で す。 |
Tgif.ShowFontSizeInPoints: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、フォントサ イズがポイントサイズ単位で表示されます。 デ フォルトは false です。 |
Tgif.DontCondensePSFile: [true,false] |
デフォルトでは、tgif が生成する PS/EPS ファ イルは凝縮 (condense) されています ( 訳 注: ス ペース、改行等を詰めてサイズを減らすが可 読性が悪くなる)。この X default を ‘‘true’’ にすると、tgif は凝縮 PS/EPS ファイルを生成 しません。デフォルトは true です。 |
Tgif.StripCondensedPSComments: (obsolete) |
PS のコメントを取り除くことは常によいとは限 ら な い こ と が 知 られているので、この X default 値は、tgif-4.0.11 では非推奨です ( 常に false に設定すべきです)。 |
Tgif.PdfFileExtension: STRING |
STRING は、PDF 形式の出力時に使われるファイ ルの拡張子を指定します。デフォルトは "pdf" です。 |
Tgif.PsToPdf: STRING |
STRING は、PS ファイルを PDF ファイルに変換 するのに使われる コ マ ン ド を 指 定 し ま す。STRING は、部分文字列 %s を 2 つ含む 必 要があり、これらはそれぞれその PS ファイ ル と PDF ファイルのフルパス名に置き換えられま す。デ フォ ル ト は "ps2pdf %s %s" で す。("epstopdf" を 使 い たければ、これを "epstopdf %s --outfile=%s" と設定してみてく ださい。) |
Tgif.3DLook: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、ウィンドウ とボタンの 3D 装飾を一切使用しま せ ん。 デ フォルトは true です。 |
Tgif.XpmDeckToGifAnim: STRING |
STRING は、GIF ファイルのリストを GIF アニ メーションファイルに変換するのに使われる コ マ ンドを指定します。 STRING は、部分文字列 %s を含む 必要はありません。デフォ ル ト は "gifsicle -lforever --delay 10" です。 gifsicle の ホー ム ペー ジ は <URL:http://www.lcdf.org/gifsicle/> です。 この X default 値を、"whirlgif -loop -time 10" とすることもできます。 whirlgif のホー ム ペー ジ は <URL:http://www.msg.net/utility/whirlgif/> です。 |
Tgif.GifAnimExplode: STRING |
STRING は、GIF アニメーションファイルをその 構成要素の GIF ファイルに分解するのに使われ るコマンドを指定します。 STRING は、部分 文 字列 %s を含む 必要はありません。構成要素の GIF ファイルは以下のようなファイル名で す。 ア ニ メー ショ ン GIF ファ イルの名前が "foo.gif" の場合、個々 の GIF ファ イ ル は、"foo.gif.0", "foo.gif.1" 等となります。 デフォルトは "gifsicle -eU" です。 gifsicle の ホー ム ペー ジ は <URL:http://www.lcdf.org/gifsicle/> です。 |
Tgif.Btn3PopupModeMenu: [true,false] |
これを ‘‘true’’ と セッ ト す る と、Canvas Window で 右マウスボタン押したときに Mode Menu を生成します。デフォルトは false で す。 |
Tgif.ScriptFraction: NUMBER |
こ れは、標準的な文字列のサイズに対する相対 的な上付き/下付き文字のサイズを指定します。 こ の値は 0.2 から 0.8 の間でなければいけま せん。デフォルトの値は 0.6 です。 |
Tgif.DeleteNextCharWithDelKey: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、テ キ ス ト モー ドで Delete キーを押したときにカーソル の右にある文字を削除します。デフォ ル ト は true です。 |
Tgif.SquareDoubleByteFonts: FONT_SPEC1 FONT_SPEC2 ... |
tgif の version 4.0 より、2 バイトフォント がサポートされています。しかし、2 バ イ ト フォ ントは、全ての文字が同じ幅と高さを持つ フォント (等幅フォント) しかサポートされ て い ま せん。詳細は「正方形の 2 バイトフォン ト」のセクションを参照してください。 |
Tgif.DefaultSingleByteFont: STRING |
( 下 の X default 値 Tgif.DoubleByteInputMethod で指定される) 入 力メソッドを使って、英数字 (1 バイト) 部 分 文字列を 2 バイト文字列の中に入れることがで きます。この X default 値は、その英数字部分 文 字 列 に使われるフォントを指定します。デ フォルトは Times です。 |
Tgif.@@@ShowFontChar: OCTAL STRING |
OCTAL STRING は、フォントの選択時に Choice Window 内に表示される 2 バイトフォントのサ ンプルに使われる文字を 8 進表記で指定 し ま す。 @@@ は、その 2 バイトフォントの名前に 置き換えます。例は、「正方形の 2 バイトフォ ント」のセクションを参照してください。 |
Tgif.DoubleByteInputMethod: STRING |
こ れは、2 バイトフォント用の入力メソッドを 指定します。現在は以下の値をサポートして い ま す: "xcin", "chinput", "kinput2", "xim", "tgtwb5"。ただし、xcin-2.5 以上を使用する場 合は、 "xcin" の代わりに "xim" を使用してく ださい。入力メソッド "tgtwb5" は Tgif に 組 み 込まれていて、追加パラメータとして文字を 選択するときに使用される Big5 X フォント 名 を指定できます ("tgtwb5" の後に ",FONTNAME" を追加します)。 FONTNAME を指定しなかった場 合 は、 "-taipei-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-big5-0" が使用されます。詳細は、「正方形の 2 バイト フォント」のセクションを参照してください。 |
Tgif.UseNKF: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセッ ト す る と、Network Kanji Filter (NKF) を使用します。デフォルト は false です。 |
Tgif.CopyAndPasteJIS: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、文字列の コ ピー/ペーストのときに JIS から EUC への変換 も行われます。デフォルトは false です。 |
Tgif.PreeditType: [overthespot,root] |
これを ‘‘overthespot’’ とセットすると、2 バ イト文字変換が over-the-spot 形式 (訳注: 入 力を行っているその場所での変換) で行われ ま す。 デ フォ ルトは root です (訳注: ルート ウィンドウでの変換)。 |
Tgif.Lang: STRING |
これは locale を指定します。環境変 数 LANG はこの設定を上書きします。 |
Tgif.Modifiers: STRING |
これは locale modifier を指定します。環境変 数 XMODIFIERS はこの設定を上書きします。 |
Tgif.ConvSelection: STRING |
これは、kinput2 の文字列の変換に使用され る セ レクションを指定します。デフォルトの値は _JAPANESE_CONVERSION です。 |
Tgif.VisibleGridInSlideShow: STRING |
これを ‘‘true’’ にセットすると、ス ラ イ ド ショー モードで格子 (grid) を表示します。デ フォルトは false です。 |
Tgif.SmoothScrollingCanvas: [off,jump,smooth] |
これを ‘‘smooth’’ にセット す る と、Canvas Window のスクロールが滑らかになります。しか し、スクロールの開始時に画像のキャッシュ の た め の遅延が起こり得ます。これを ‘‘jump’’ にセットすると、Canvas Window のスクロー ル は ジャ ンプ的になります。これを ‘‘off’’ に セットすると、Canvas Window のス ク ロー ル は、マウスボタンを放すまで Canvas Window を 変更しません。デフォルトは jump です。 |
Tgif.LightGrayColor: COLORSTRING |
これは、ボタンやメニューなどの背景で使用 さ れ る色を指定します。デフォルトは gray75 で す。 |
Tgif.DarkGrayColor: COLORSTRING |
これは、ボタンやメニューなどの影に使用さ れ る 色 を 指定します。デフォルトは gray50 で す。 |
Tgif.DefaultObjectBackground: COLORSTRING |
これは、オブジェクトの背景に使用される色 を 指 定します。デフォルトでは、デフォルトの背 景色を使用します。 |
Tgif.UseImagePixelsForTrueColorExport: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、出力され る XPM/GIF ファイルの色テーブルは、 TrueColor ビジュアルの実画像ピクセルから取得 さ れ ま す。デフォルトは false です。 |
Tgif.DialogboxUse3DBorder: [true,false] |
これを ‘‘false’’ とセットすると、ダイアログ ボックスは 3D の境界を持ち ま せ ん。 こ れ は、X-Win32 のような X サーバで使用すべきも ので、それは既に 3D の境界を持っているか ら です。デフォルトは true です。 |
Tgif.MenuFontSet: STRING |
こ の X default 値は、tgif がコンパイラオプ ション ENABLE_NLS をつけてコンパイルされ た 場 合 に の み 使用されます。 STRING は、メ ニューで使用されるフォントのリストを指定 し ま す。 STRING に ‘‘none’’ を指定すると、メ ニューフォントセットを使用しないことにな り ま す。 デ フォ ル ト は、 "-*-helvetica-medium-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,-*-*-medium-r-*--12-*-*-*-*-*-*-*" です。 |
Tgif.MsgFontSet: STRING |
こ の X default 値は、tgif がコンパイラオプ ション ENABLE_NLS をつけてコンパイルされ た 場 合にのみ使用されます。 STRING は、ステー タスメッセージで使用されるフォントのリス ト を 指定します。 STRING に ‘‘none’’ を指定す ると、メッセージフォントセットを使用しな い こ と に な り ま す。 デ フォ ル ト は、 "-*-helvetica-medium-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,-*-*-medium-r-*--12-*-*-*-*-*-*-*" です。 |
Tgif.BoldMsgFontSet: STRING |
こ の X default 値は、tgif がコンパイラオプ ション ENABLE_NLS をつけてコンパイルされ た 場 合 に のみ使用されます。 STRING は、メッ セージボックスで使用されるフォントのリス ト を 指定します。 STRING に ‘‘none’’ を指定す ると、ボールドメッセージフォントセットを 使 用 し な い こ とになります。デフォルトは、 "-*-helvetica-bold-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,-*-*-medium-r-*--12-*-*-*-*-*-*-*" です。 |
Tgif.BoldMsgFontDoubleByte: [true,false] |
こ の X default 値は、tgif がコンパイラオプ ション ENABLE_NLS をつけてコンパイルされ た 場 合にのみ使用されます。メッセージボックス で使用する文字列が 2 バイト文字を含む可能性 が ある場合は、この X default 値を ‘‘true’’ とセットすべきです。デフォルトは false で す。 |
Tgif.LocaleDir: STRING |
こ の X default 値は、tgif がコンパイラオプ ション ENABLE_NLS をつけてコンパイルされ た 場 合にのみ使用されます。 STRING は、locale ディレクトリのフルパス名を指定します。 |
Tgif.PsRegMarksInTiledPageMode: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、タイル貼 り ページモードで PS/EPS ファイルを印刷/出力す るときに、クッピング領域を定義する角に小 さ な クロスヘア (訳注: 照準用の十字線) が描か れます。クロスヘアの灰色の強度は、X default 値 Tgif.PsRegMarksGray で決定します。デフォ ルトは false です。 |
Tgif.PsRegMarksGray: NUMBER |
これは、Tgif.PsRegMarksInTiledPageMode が true にセットされているときに使用されるクロ スヘアの灰色強度を指定します。デフォルト の 値は 0.95 です。 |
Tgif.PSFontAliases: PSFONTALIAS_SPEC1 PSFONTALIAS_SPEC2 ... |
異 なるエンコーディングの代用などの目的で、 フォントエイリアスを使用することが で き ま す。 詳 細は、「国際文字に関する POSTSCRIPT 文字エンコーディング」のセクションを参照 し てください。 |
Tgif.DomainInIni: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、ファイル ~/.Tgif/domain.ini からドメインの情報を読み 込み、 File Menu の Domain サブメニューのす べてのメニュー項目を有効にします。デフォ ル トは false です。 |
Tgif.UndoRedoRestoreDrawingMode: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、undo/redo 操作の直前の描画モードを、 undo/redo 操作の 後 に 復 帰 (restore) します。デフォルトは true です。 |
Tgif.MenuRowsBeforeScroll: NUMBER |
これは、(Font Menu や FontSize Menu のよ う な) ユーザが指定可能なテキストメニューで、 垂直スクロールバーが自動的に使われる前の 行 の 最 大数を指定します。デフォルトの値は 20 です。 |
Tgif.MenuColsBeforeScroll: NUMBER |
これは、(Color Menu のような) ユーザが指 定 可 能なビットマップメニューで、水平スクロー ルバーが自動的に使われる前の行の最大数を 指 定します。デフォルトの値は 26 です。 |
Tgif.PngToXpm: STRING |
STRING は、PNG ファイルを XPM ファイルに変 換するのに使われるコマ ン ド を 指 定 し ま す。STRING は、部分文字列 %s を含む 必要が あり、これは PNG ファイルのフルパス名に置き 換 え られます。デフォルトは "pngtopnm %s | pnmdepth 255 | ppmquant 222 | ppmtoxpm" で す。 |
Tgif.JpegToXpm: STRING |
STRING は、JPEG ファイルを XPM ファイルに変 換するのに使われるコマ ン ド を 指 定 し ま す。STRING は、部分文字列 %s を含む 必要が あり、これは JPEG ファイルのフルパス名に 置 き 換 え られます。デフォルトは "djpeg -gif -color 222 %s | giftopnm | ppmtoxpm" です。 |
Tgif.PbmToXbm: STRING |
STRING は、PBM ファイルを XBM ファイルに変 換するのに使われるコマ ン ド を 指 定 し ま す。STRING は、部分文字列 %s を含む 必要が あり、これは PBM ファイルのフルパス名に置き 換えられます。デフォルトは "pbmtoxbm %s" で す。 |
Tgif.PgmToXpm: STRING |
STRING は、PGB ファイルを XPM ファイルに 変 換 す る の に 使 わ れるコマンドを指定しま す。STRING は、部分文字列 %s を含む 必要 が あり、これは PGM ファイルのフルパス名に置き 換えられます。デフォルトは "ppmtoxpm %s" で す。 |
Tgif.PpmToXpm: STRING |
STRING は、PPM ファイルを XPM ファイルに変 換するのに使われるコマ ン ド を 指 定 し ま す。STRING は、部分文字列 %s を含む 必要が あり、これは PPM ファイルのフルパス名に置き 換えられます。デフォルトは "ppmquant 222 %s | ppmtoxpm" です。 |
Tgif.XpmToPng: STRING |
STRING は、XPM ファイルを PNG ファイルに 変 換 す る の に 使 わ れるコマンドを指定しま す。STRING は、部分文字列 %s を含む 必要 が あり、これは XPM ファイルのフルパス名に置き 換えられます。デフォルトは "xpmtoppm %s | ppmtopng" です。 |
Tgif.PngFileExtension: STRING |
STRING は、PNG ファイルの拡張子を指定しま す。デフォルトは "png" (小文字) です。 |
Tgif.XpmToJpeg: STRING |
STRING は、XPM ファイルを JPEG ファイルに変 換 す る の に 使 わ れるコマンドを指定しま す。STRING は、部分文字列 %s を含む 必要 が あり、これは XPM ファイルのフルパス名に置き 換えられます。デフォルトは "xpmtoppm %s | cjpeg" です。 |
Tgif.JpegFileExtension: STRING |
STRING は、JPEG ファイルの拡張子を指定しま す。デフォルトは "jpg" (小文字) です。 |
Tgif.ProducedBy: STRING |
PS/EPS ファイルを印刷/出力するときに、そ の 出 力 の %%ProducedBy 行 に 書き出されま す。STRING にはあなたの名前と e-mail アドレ ス を 入 れ て く だ さ い。 デ フォ ルトは "(unknown)" です。 |
Tgif.Editor: STRING |
STRING は、属性の編集に使用するテキス ト エ ディ タを指定します。 STRING は、部分文字列 %s を 2 つ含む 必要があり、これらはそれぞれ ウィ ンドウタイトルとそのテキストファイルの フルパス名に置 き 換 え ら れ ま す。 例 え ば、"xemacs -title ’%s’ ’%s’" のようにしま す。デフォルトは "xterm -title ’%s’ -e vi ’%s’" です。 |
Tgif.GoHyperSpaceInSlideShow: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、tgif がスラ イドショーモードに入ったときに、ハイパー ス ペース モードに入ります。デフォルトは false です。 |
Tgif.LineWidthIndexInSlideShow: NUMBER |
これは、tgif がスライドショーモードのときに 使用する線幅の index を指定します。デフォル トの値は 4 です。 |
Tgif.MaxRecentFiles: NUMBER |
これは、最近使用したファイルの一覧として 記 憶 する最大ファイル数を指定します。デフォル トの値は 10 です。 |
Tgif.ResetOriginOnAdvancePage: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、tgif はペー ジ が め くられたときにページの左上角にスク ロールします。デフォルトは false です。 |
Tgif.UseMeasureTooltip: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、カーソル の 位 置と描画/ドラッグ/伸縮されているオブジェ クトの幅と高さをツールチップウィンドウ ( 訳 注: ふきだしのように補足を小さな別ウィンド ウ上で表示するもの) 上に表示します。この X default 値は、Tgif.ShowMeasurement が true の場合にのみ効果を持ちます。デフォ ル ト は false です。 |
Tgif.MeasureTooltipXFollowMouse: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、位置情報 ツールチップの X 座標は、マウスに追従 し ま す。デフォルトは false です。 |
Tgif.MeasureTooltipYFollowMouse: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、位置情報 ツールチップの Y 座標は、マウスに追従 し ま す。デフォルトは false です。 |
Tgif.MeasureTooltipHorizontalPosition: [left,center,right] |
位 置 情 報 ツー ル チッ プ の X 座標を左端 (left)、中央 (center)、右端 (right) のい ず れ か に 固 定します。この X default 値は、 Tgif.MeasureTooltipXFollowMouse が false の 場 合 の み効果を持ちます。デフォルトは左端 (left) です。 |
Tgif.MeasureTooltipVerticalPosition: [top,middle,bottom] |
位置情報ツールチップの Y 座標を上端 (top)、 中央 (middle)、下端 (bottom) のいずれかに固 定 し ま す。 こ の X default 値 は、 Tgif.MeasureTooltipYFollowMouse が false の 場合のみ効果を持ちます。デフォルト は 上 端 (top) です。 |
Tgif.MeasureTooltipVerbose: [true,false] |
こ れを ‘‘true’’ にセットすると、ツールチッ プウィンドウにオブジェクトの位置とサイズ に 関 す る 情報を追加表示します。デフォルトは false です。 |
Tgif.NoMinWinSize: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、パネルウィ ン ドウ全体が常に見えるような最小のウィンド ウサイズを使用します。この設定を 行 う と、 ウィ ンドウマネージャによっては、ウィンドウ をリサイズしたときに変なウィンドウサイズ を 示 すという問題が起こることがあります。これ を ‘‘true’’ に セッ ト す る と、Tgif.MinimalMenubar が true にセットさ れているときにメニューバーが自動的には折 り 返 さ れ ない、という副作用が起こります。デ フォルトは true です。 |
Tgif.AutoWrapMenubar: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットする と、 メ ニュー バー は 自 動 的 に 折 り 返 さ れ ま す。 Tgif.MinimalMenubar を false にセット す る と、 メニューバーは常に自動的に折り返されま す。デフォルトは false です。 |
Tgif.AutoEPSPreviewBitmap: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、PS/EPS ファ イ ル を 取り込むときに、そのファイルにプレ ビュービットマップが含まれていな け れ ば、 tgif は自動的にそれを生成します。デフォルト は false です。 |
Tgif.PsToXbm: STRING |
STRING は、PS ファイルを XBM ファイルに変換 す る の に 使 わ れ る コ マンドを指定しま す。STRING は、部分文字列 %s を含む 必要 が あ り、これは PS ファイルのフルパス名に置き 換えられます。上のコマンドは、通常その ファ イ ル内の画像よりもとても大きなファイルを生 成することに注 意 し て く だ さ い。 tgif は、pbmtoepsi がするのと同様の方法で、自動 的に空白を取り除きます。デフォルトは "gs -q -dNOPAUSE -sDEVICE=pbm -sOutputFile=- -- "%s" | pbmtoxbm" です。 |
Tgif.TmpDirInHomeDir: [true,false] |
これを ‘‘true’’ とセットすると、tgif は一時 ディレクトリとして $HOME/.Tgif というディレ クトリを使用し ( 以 下 の X default 値 Tgif.TmpDir が使用されていない場合)、コンパ イラオプション -DTMP_DIR は無視されます。デ フォルトは、-D_TMP_DIR_IN_HOME_DIR コンパイ ラオプションが使用されていれば false で、こ れが使用されて いなければ true です。 |
Tgif.TmpDir: STRING |
STRING は、一時ディレクトリとして使用される ディレクトリを指定します。この X default 値 の 使用は、特に tgif が -DUSE_XT_INITIALIZE つきでコンパイルされ て い て、 環 境 変 数 $XAPPLRESDIR で指定されているディレクトリ検 索パスにある X リソースファイルが使用されて い る場合は、推奨されていません。デフォルト では、tgif は /tmp を一時ディレクトリとして 使用します。 |
Tgif.ThumbnailGeometry: WIDTHxHEIGHT |
この X default はサムネイル画像の大きさを指 定します。デフォルトは 160x120 です。 |
Tgif.ThumbnailPadding: NUMBER |
これは、サムネイル画像につめる余白を指定 し ま す (ピクセル単位)。デフォルトの値は 8 で す。 |
Tgif.ThumbnailXGap: NUMBER |
これは、サムネイル画像の水平方向の間隔を 指 定 し ます (ピクセル単位)。デフォルトの値は 16 です。 |
Tgif.ThumbnailYGap: NUMBER |
これは、サムネイル画像の垂直方向の間隔を 指 定します (ピクセル単位)。デフォルトの値は 0 です。 |
Tgif.ThumbnailX: NUMBER |
これは、サムネイル画像の開始 x 位置を指定し ます (ピクセル単位)。デフォルトの値は 32 で す。 |
Tgif.ThumbnailY: NUMBER |
これは、サムネイル画像の開始 y 位置を指定し ます (ピクセル単位)。デフォルトの値は 32 で す。 |
Tgif.ShowWireSignalName: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、ポートにつ な い だ ときに tgif は自動的に信号名を配置 し、それを隠します。そうでなければ、信号 名 の 配置とそれを見えるようにするかをユーザに 問い合わせます。デフォルトは true です。 |
Tgif.LandscapePdfSetPageDevice: (obsolete) |
名前が誤解を招くとい う 理 由 で、 こ の X default 値は tgif-4.1.42 で非推奨となってい ます。以下の Tgif.PdfSetPageDevice を参照し てください。 |
Tgif.PdfSetPageDevice: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、PDF (または PS) ファイルを出力するときに、 ps2pdf(1) を 呼び出す前に (PDF 形式を出力する場合)、生成 する PostScript 内で紙のサイズを指定する の に tgif は PostScript "setpagedevice" コマ ンドを使用します。これは本来は必要ないも の で (ps2pdf のバグだと思います)、将来 ps2pdf が正しく横置き (landscape) の PostScript ファ イルを処理できるようになったら、この X default 値は "setpagedevice" コマンドを オ フにするのに使われることでしょう。 |
Tgif.DeleteCmdAsCut: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、Edit Menu から Delete を選ぶか、 <Cntrl>x を押した と き に、Delete の代わりに Cut を実行します。 その場合でも通常の Delete は、キーボード の <DEL> キー で 実 行できます。デフォルトは false で す。 Tgif.EnableMouseWheel: [true,false] これを ‘‘false’’ にセットする と、ボタン 4 とボタン 5 のマウスホイール ス ク ロールイベントは無視されます。デフォルト は true で す。 Tgif.Btn2PopupMainMenu: [true,false] これを ‘‘false’’ にセットする と、Canvas Window でのボタン 2 のイベントは Main Menu をプルダウンしなくなります。デ フォルトは true です。 |
Tgif.NoChoiceWindow: [true,false] |
これを ‘‘true’’ に セッ ト す る と、Choice Window と Message Window はいずれも最初は表 示されません。デフォルトは false です。 |
Tgif.UseXPmVersion1ForXPmDeck: [true,false] |
この X default の設定は、上の X default 値 Tgif.XpmDeckToGifAnim の 設定に依存するで しょう。これを ‘‘true’’ にセットすると、X11 ピクスマップオブジェクトの束を GIF アニメー ションファイルに変換するときに、 X default 値 Tgif.XPmOutputVersion の設定にかかわらず XPM1 ファイルが生成されます。デフォル ト は true です。 |
Tgif.SlideShowWindowOffsets: X_OFFSET,Y_OFFSET |
こ れらの数値は、スライドショーモードでの位 置合わせのピクセル数を指定します。一つの 値 だけを与えた場合は、X と Y のずらし値は同じ 値にセットされます。デフォルトの値は、い ず れも 0 です。 |
Tgif.SlideShowBorderColor: COLORSTRING |
こ れは、スライドショーモードの紙の境界の外 の領域に使用される色を指定します。デフォ ル トでは、境界色は背景色と同じです。 |
Tgif.ConvertToBezierSegments: NUMBER |
こ れ は、折れ線/スプラインオブジェクトをベ ジェ曲線に変換するときに使われる折れ線の 数 を指定します。デフォルトの値は 50 です。 |
Tgif.TickMarkSize: NUMBER |
こ れは、折れ線/多角形/スプラインの各頂点に 目印マークをつける場合に、使用され る 目 印 マー クのサイズを指定します。デフォルトの値 は 8 です。 |
Tgif.NoModeWindow: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、Mode Window (訳注: 左端に縦に並ぶ、各描画モード用のアイ コンからなるウィンドウ) は最初は現れなく な ります。デフォルトは false です。 |
Tgif.MakeUnsavableInSlideShow: [true,false] |
こ れ を ‘‘true’’ にセットすると、スライド ショーモードに入ったときに、現在のファイ ル が保存できないようにします。(現在のファイル が自動ページ番号付けのオブジェクトを含ん で いる場合は、この X default の設定にかかわら ずそのファイルは保存できなくされます。) デ フォルトは false です。 |
Tgif.SingleByteInputMethod: STRING |
こ れ は、1 バイトフォント用のインプットメ ソッドを指定します。現在は、"xim" のみが サ ポートされています。 |
Tgif.IgnoreSlideShowOffsetsInFile: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、ファイルに 保存されたスライドショーのオフセッ ト 値 が Tgif.SlideShowWindowOffsets の設定を上書き します。デフォルトは true です。 |
Tgif.ItalicMsgFont: STRING |
STRING は、いくつかのボタン内で使われるイタ リッ ク (斜体) フォントを指定します。この X default 値 が 指 定 さ れ て い な く て、Tgif.MenuFont が指定されている場合は、 これは Tgif.MenuFont の値を取ります。この X default 値と Tgif.MenuFont が指定されていな い場合は、イタリックメッセージではデフォ ル トのフォントが使用されます。 |
Tgif.ItalicMsgFontSet: STRING |
こ の X default 値は、tgif がコンパイラオプ ション ENABLE_NLS をつけてコンパイルされ た 場 合 に のみ使用されます。 STRING は、メッ セージボックス内で使用されるフォントのリ ス ト を指定します。 STRING に ‘‘none’’ を指定 すると、イタリックメッセージフォントセッ ト を 使用しないことになります。デフォルトは、 "-*-helvetica-medium-o-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,-*-*-medium-r-*--12-*-*-*-*-*-*-*" です。 |
Tgif.BoldItalicMsgFont: STRING |
STRING は、ある文字列で使用されるボールドイ タリック (斜体太字) フォントを指定しま す。 こ の X default 値が指定されていなくて、 Tgif.MenuFont が指定されている場合は、こ れ は Tgif.MenuFont の 値を取ります。この X default 値と Tgif.MenuFont が指定されていな い 場合は、ボールドイタリックメッセージでは デフォルトのフォントが使用されます。 |
Tgif.BoldItalicMsgFontSet: STRING |
この X default 値は、tgif がコンパイラオ プ ショ ン ENABLE_NLS をつけてコンパイルされた 場合にのみ使用されます。 STRING は、ある 文 字 列で使用されるフォントのリストを指定しま す。 STRING に ‘‘none’’ を指定すると、 ボー ル ドイタリックメッセージフォントセットを使 用しないことになります。 デ フォ ル ト は、 "-*-helvetica-bold-o-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,-*-*-medium-r-*--12-*-*-*-*-*-*-*" です。 |
Tgif.ExternalPsToEpsi: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、内部コマ ン ド pstoepsi() の実行は、単に外部の pstoepsi を呼び出すだけになります。 デ フォ ル ト は false です。 |
Tgif.GsPath: STRING |
STRING は、gs (ghostscript) プログラムのフ ルパス名を指定します。デフォルトは "gs" で す ( これは、"gs" の実行ファイルがあなたの PATH に含まれることも意味しています)。 |
Tgif.CompoundObjWithTextStretchableForPSE: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、全体に渡る 詳 細 なスケール設定コマンド (訳注: Precise Scale Everything; Edit Menu の Transformation サブメニューにあり、全体のス ケールを変更する) を実行するときに、合成 オ ブ ジェクトはそれがテキスト部分オブジェクト を含んでいる場合は、伸縮 されません。この X default 値は、tgif が非伸縮テキストモードの 場合にのみ効果を持ちます。 (tgif が伸縮テキ ストモードのときは、この X default 値は無視 されます。) デフォルトは false です。 |
Tgif.HideWindowsInSlideShow: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、tgif は ス ラ イドショーモードでもすべてのウィンドウを 表示させたままにします。それ以外の場合 は、 スライドショーモードでは Canvas Window のみ 表示されます。デフォルトは true です。 |
Tgif.PSDistillerNoImageCompress: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、tgif は、生 成した PostScript ファイル内の画像を ps2pdf のような distiller プログラム (訳注: PDF へ の 変 換 プ ロ グラム) が圧縮 しない ような PostScript コードを生成します。デフォルトは false です。 |
Tgif.AdditionalPSSetup: STRING |
こ れ を 指 定 す ると、STRING で指定された PostScript 行が PostScript ファイル セッ ト アップの最後 (%%EndSetup の直前) に挿入され ます。このオプションは、PostScript にとても 詳 し い 人 の みが使用すべきでしょう。以下 は、distiller プログラムにビットマップ画 像 を圧縮させないように問い合わせる例です: |
Tgif.AdditionalPSSetup: \n\ |
Tgif.PSFontNeedCharSubs: FONTSUB_SPEC1 FONTSUB_SPEC2 ... |
FONTSUB_SPEC の 書式は FONTNAME=TOKENNAME で、 FONTNAME は PostScript フォン ト の 名 前、TOKENNAME は X default 値 Tgif.PSCharSubs_TOKENNAME に対する拡張子 の 名 前です。 FONTSUB_SPEC の FONTNAME 部分に マッチするような文字列で始ま る PostScript フォント名に対しては、 tgif は X default 値 Tgif.PSCharSubs_TOKENNAME を読んで、どの 文 字 が 置 き換えされるのかを決定しようとしま す。 iso8859-1 エンコードでないフォントに対し て は、 フォントの非アスキー部分 (文字コードの 7 ビット目がオンのもの) は、 PS 出力が生 成 さ れ る と き に、 デ フォ ル トではそれが iso8859-1 エンコードであるかのように再エ ン コードされます。そうしたくない場合は、7 bit 目がオンの文字を異なる名前の PS 文字で置 き 換 えることができます。例については、「国際 文字に関する POSTSCRIPT 文字エンコーディ ン グ」のセクションも参照してください。 |
Tgif.PSCharSubs_TOKENNAME: PSCHARSUBS_SPEC1 PSCHARSUBS_SPEC2 ... |
TOKENNAME は、X default 値 Tgif.PSFontNeedCharSubs 内 の FONTSUB_SPEC に マッ チ す る ものがある必要があります。 PSCHARSUBS_SPEC の 書 式 は OLDCHARCODE/NEWCHARNAME で、 OLDCHARCODE は 8 進での文字コード、 NEWCHARNAME は使用する PostScript 文字名です。詳細は、「国際文字に 関する POSTSCRIPT 文字エンコーディング」 の セクションを参照してください。 |
Tgif.DrawTextFuncKey_F#: INTERNAL COMMAND LIST |
こ れは、ファンクションキーと一連の内部コマ ンドの関係を指定します。 tgif が文字列描 画 モー ドのときにファンクションキー F# を押す と、対応する一連の内部コマンドが実行され ま す。 tgif は、ファンクションキー F1 から F12 までのみを認識します。 |
Tgif.PasteFromXSelectionOnly: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、 tgif が X Selections の仕組みでのペーストの実行に失敗 した場合、古いスタイルのペースト (X サー バ か ら直接バイトを持ってくる) を試みます。こ れは主に複数の X サーバとともに使用さ れ ま す。デフォルトは true です。 |
Tgif.PasteFromSelectionTimeout: NUMBER |
こ れは、ペースト操作のタイムアウトの秒数を 指定します。デフォルトの値は 10 です。 |
Tgif.LengthLimit256InInsertChar: [true,false] |
これを ‘‘true’’ にセットすると、文字列の 1 行の最大数が 256 にセットされ、それ以上の追 加の文字は無視されます。デフォルトは false です。 |
Tgif.JpegToPpm6: STRING |
STRING は、JPEG ファイルを P6 形式の PPM ファイルに変換するコマンドを指定 し ま す。 STRING は、 部分文字列 %s を含む 必要があ り、これは JPEG ファイルのフルパス名に置 き 換えられます。デフォルトは、"djpeg -ppm %s" です。 |
Tgif.ObjectShadowOffsets: X_OFFSET,Y_OFFSET |
これらの数値は、オブジェクトの一般的な影 を 生 成 す るときにずらすピクセル数を指定しま す。一つの値だけを与えた場合は、X と Y のず ら し値は同じ値にセットされます。デフォルト の値は、いずれも 2 です。 |
Tgif.ObjectShadowColor: COLORSTRING |
これは、オブジェクトの一般的な影に使用さ れ る 色 を 指 定 し ま す。 デ フォルトの値は "#c0c0c0" です。 |
Tgif.IgnoreObjectShadowInfoInFile: [true,false] |
これを ‘‘false’’ にセットすると、ファイルに 保 存 さ れたオブジェクトの一般的な影の情報 は、 Tgif.ObjectShadowOffsets と Tgif.ObjectShadowColor の設定を上書きしま す。デフォルトは true です。 |
TGIFPATH |
この環境変数は、下の「ファイル」のセク ショ ン で説明しているようにファイルを探すための パスを設定します。 |
TGIFICON |
この環境変数は、tgif がアイコン化された場合 に 表示されるオブジェクトファイルの名前を設 定し ま す。 デ フォ ル ト で は、 こ れ は ‘‘tgificon’’ と設定されています。これが / で始まっている場合、その絶対パスが使用さ れ ま すが、そうでなければそのアイコンファイル は $TGIFPATH/$TGIFICON と仮定されます。 |
TGIF_[Domain] |
非推奨。 |
$TGIFPATH/tgificon.obj には、デフォルトの tgif アイ コンが含まれています。 $TGIFPATH/keys.obj には、英数字以外のキーのキーバイ ンドの概要が含まれています。 |
tgif の配布物に、単純な Prolog ドライバを説明するよ う な 3 つ の Prolog ファイルが含まれています。 tgif.pl には、tgif ファイル (.obj と .sym の 両 方) を 解 析 す る 述 語 (predicate) が書かれています。 frontend.pl には、外部関数インターフェースを通じ て Quintus や SISCtus のような Prolog エンジンと会話す るような述語が書かれています。 frontend.pl を使用す る に は、 ビ ル トするのに frontend11.o が必要です (Makefile から frontend11.o のエントリのコメント を 外 す 必 要 が あ り ます)。最後に、testdrive.pl に は、tgif が Solve (または #s) コマンドでエスケー プ した場合に、現在の描画内のすべてのオブジェクトの ID ファイルをプリントアウトするプログラムが書かれて い ま す。これは、一つの tgif ファイルの構造を調べる良 い方法でもあります (特に、古いバージョンの tgif で 作 成されたファイルとの互換性を維持するために導入さ れたものが複雑であるために、その構造はドキュメン ト 化されていないので)。 と ても単純な C ドライバ testdrive.c も tgif の配布 物に含まれていて、これは同名の Prolog ドライバと 同 じ 機能を果たします。このファイルに含まれる (そして tgif.c にはない) 特別なコードは、メモリ上のオブジェ ク トと属性をどのように横断し、どのように新しいオブ ジェクトを生成し、操作したらよいのか、を説明して い ます |
latex(1L), lpr(1), ghostscript(1), env(1), X(1), dvips(1), csh(1), pbmplus(1), netpbm(1), djpeg(1), bitmap(1), XPM(1), netpbm(1), xfontsel(1), xlsfonts(1), xgrabsc(1), xloadimage(1), xsnap(1), sxpm(1), xv(1), pstoepsi(1), Mosaic(1), bggen(1), rand(3C), ps2pdf(1) |
任意の ‘‘ドライバに抜ける’’ コマンドが (偶発 的 に) 実 行 さ れ た場合、現在の描画は、それが一つの .obj ファイルであることを示しているならば、その 内 容 が ‘‘tmpmodel.obj’’ に保存され、 tgif はドライバに抜け て、正しく戻ってきます。現在の描画が、一つ の .sym ファ イ ル であることを示している場合は、その内容は ‘‘tmpmodel.sym’’ に保存されますが、 tgif はドライバ には戻りません。 tgif、または (xterm のような) tgif 以外のツールで生 成されたカットバッファに関するペーストの操作は ちゃ ん と動作します。そのカットバッファが tgif で生成さ れたものでは ない 場合、その内容は ASCII 文字列の集 ま りであると扱われ、現在の描画にはテキストオブジェ クトとして挿入されます (そのテキストオブジェクト の 生 成に関しては、テキストオブジェクトに関する現在の 設定が使用されます)。カットバッファが tgif で生成さ れ たもので ある 場合、現在の設定はすべて無視されま す。 フォントサイズは、スクリーン フォントサイズで、これ はスクリーン上で文字列を表示するのに使われる X フォ ントに対応します。これらは印刷出力 (print) では、よ り 小 さ くなります。 24 ポイントの文字列を出力する と、それはほぼ 13.5 ポイントの PostScript 文字列 に 対応します。これは、tgif が 128 ピクセルを 1 インチ と扱い、 PostScript が 72 ポイントを 1 インチと扱う からです。 X11 と PostScript でサポートされている文字は異なる ため、すべての文字、特に X11 ではサポートされている ascii コード 128 から 255 (8 進 \200 から \377) の 文字を tgif がすべて受けつけるとは限りません。さ ら に、 これらの文字のサポートしている部分を出力するた めに、文字コードは再エンコードする必要がありま す。 よって、tgif が他の個人的なフォントをサポートするよ うにハッキングする場合は、再エンコードの仕組みに 注 意する必要があるでしょう。 格 子 (grid) は絶対的なものではなく、スクリーンピク セルで指定され、現在の拡大率に従って縮尺されま す。 例 え ば、 格子が最大の拡大率のときに 16 ピクセルで セットされている場合、ユーザが拡大から戻ってから も オ ブジェクトを 16 スクリーンピクセルだけ増やして描 画、移動、延長できますが、しかしこれは実座標系で は 32 ピクセルに対応します。 垂 直方向の文字列の間隔を負の値に設定した場合、 XOR 操作のため、ハイライトされている文字列はやや妙な 感 じに表示されます。垂直方向の文字列の間隔を 100 より 大、または -100 より小さくした場合、パネルウィン ド ウ が正しくクリアされません。パネルウィンドウをクリ アするには、ユーザが tgif のウィンドウを一 旦 閉 じ て、また立ち上げ直す必要があるでしょう。 「TGIF の子ウィンドウ」のセクションで述べたように、 強制移動モードで選択されていない折れ線の両端点が 移 動 しようとするオブジェクト内にある場合、折れ線全体 も移動してしまいます。これは以下のような点でやや 奇 妙 に感じます。例えば、あるオブジェクトを指し示す線 分を書いた場合、そのオブジェクトを移動するとその 線 分 も ‘‘伸ばす’’ でしょう。しかし、最終的にその線分 のもう一方の端点もそのオブクジェクトの中に入るよ う に 移動しまうと、その後のオブジェクトの移動では、 ( 元の端点だけ移動するのではなく) その線分全体が移 動 し てしまうことになります。移動した端点の近くにある 頂点の移動も、ときどき奇妙に見えます。このような 場 合 に 関 しては、非強制移動モードにスイッチすべきで しょう。 強制移動モードに関する他の特異性は、オブジェクト の 二重化 (duplicate) 後すぐは、強制移動モードは一時的 に使えなくなります。それは、それがこの時点で、 ユー ザ が新しいオブジェクトを求める位置に移動したいだろ うと仮定しているためです。そして、この新し い オ ブ ジェ クトが ‘‘腰を落ちつけた’’ 後のみ、強制移動モー ドは再び利用可能になります。 ロックされたオブジェクトは削除できます。 Edit Menu の PasteFromFile() はファイルを描画内に読 み 込みます。ファイルからのペーストは、通常のペース ト操作とは違いがあり、通常のペーストではタブが自 動 的にスペースに変換されるためにコピーは xterm でのよ うに行われますが、ファイルからのペーストではタブ は 無視されます。 複数ページの描画の出力 (print) 時には、 (オブジェク トを一つも含まないページがあっても) すべてのペー ジ が出力されます。 Page Menu から PrintOnePage() コマ ンドを使用すると、選択されたページ (積み上げ型 ペー ジ レイアウトモードの場合、これは現在のページで、タ イル貼り ページレイアウトモードの場合、見えて い る ペー ジを選択するようにユーザに促します) を出力しま す tgif はそれ自身のアイコンウィンドウを使うようにセッ ト アッ プ で き ま す (Tgif.NoTgifIcon と Tgif.UseWMIconPixmap の X default 値の両方を false にセットしなければいけません)。しかし、ウィンドウマ ネージャを混乱させる場合があるでしょう。よって、 そ の 影 響が望ましくない場合は、 Tgif.UseWMIconPixmap の X defaults 値を true にするといいでしょう。 |
Apple LaserWriter 上で、実線でないペ ン で Courier フォ ン ト を印刷すると問題が起こる場合があるようで す。 (ただし単一文字の印刷は問題ない よ う で す。) PostScript のリファレンスマニュアルで指摘されている ように、 Courier は ‘‘ストロークフォント’’ であり、 よっ てそのような形式のフォントに対しては、文字の形 のパスを作成するのがいつも ‘‘難しい’’ のです。し か し Courier フォントは、 ghostscript(1) や dxpsview では問題ありませんので、この問題がどうすれば修正 で き るのか分かっていません。よって著者は、実線でない ペンを使用する場合は、カラーでの印刷に Courier フォ ントを避けて使用することを勧めます。 矢 先を持つ円弧は、あまり鋭くは見えません (その先は 矢先を持つ開スプラインほどには尖りません)。 高い拡大率では、円弧を伸縮すると丸め誤差のせいで 異 常な振舞いをすることがあります。 ペー ジ の 拡 大/縮小率が 100% ではない場合、 Ruler Windows の印付け (marking) は実際の寸法には対応しま せん。 tgif は今のところまだ ‘‘選択’’ の仕組み (selection mechanism) を使用していませんので、大きなオブジェク ト の コピー/ペーストはうまく動作しないかもしれませ ん。 tgif がクラッシュした場合、現在の 描 画 の 内 容 を ‘‘EmergencySave.obj’’ (現在の描画がシンボルオブジェ クトを指している場合は ‘‘EmergencySave.sym’’) と い う ファイルに保存しようとします。その描画は、たいて いはファイル ‘‘EmergencySave.obj’’ を読み込むことで 復 帰できますが、それでもあるオブジェクトが (プログ ラムのバグにより) くずれてしまったことがクラッ シュ の要因であれば、ファイル ‘‘EmergencySave.obj’’ もく ずれてしまっているかもしれません。 あるアプリケーションを起動しているときに、そのコ マ ンドを文字 ’&’ で終わらせていなくて、そのコマンドが 終了しない場合は、tgif もハングアップするでしょう。 こ の場合、tgif の内容を ‘‘EmergencySave.obj’’ に保 存したければ、 kill(1) コマンドを使って tgif のプロ セスに HUP シグナルを送ってください。 ファ イル exec.c は、AIX のマシン上ではうまくコンパ イルできないかもしれません。その場 合 は、Imakefile か Makefile.noimake の DEFINES に -D_BSD を追加する 必要があるでしょう。 |
著作権に 関 す る 詳 細 に つ い て は、 ファ イ ル ‘‘Copyright’’ を参照してください。 PostScript は、Adobe Systems Incorporated の商標登 録です。 |
現在の tgif の状況は、tgif の World-Wide-Web ホーム ペー ジ <URL:http://bourbon.usc.edu/tgif/> で取得で きます。 |
William Chia-Wei Cheng ([email protected]) |
[1] |
‘‘A Beginner’s Guild to HTML’’, <URL:http://www.ncsa.uiuc.edu/General/Internet/WWW/HTMLPrimer.html>. |
||
[2] |
‘‘CGI - Common Gateway Interface’’, <URL:http://www.w3.org/CGI/overview.html>. |
[3] |
‘‘NCSA Imagemap’’, <URL:http://hoohoo.ncsa.uiuc.edu/docs/tutorials/imagemapping.html>. |
||
[4] |
‘‘CERN Clickable Image’’, <URL:http://www.w3.org/hypertext/WWW/Daemon/User/CGI/HTImageDoc.html>. |