FvwmWharf − AfterStep のアプリケーション "dock" モジュール の Fvwm への移植 |
FvwmWharf は fvwm によって実行されるので、コマンドラインか らの呼び出しでは動作しません。 |
FvwmWharf モジュールは、浮かんでいるアプリケーションローダ で、他にも色々なことができますが、特に、プログラムを実行し たり、動作しているプログラムを取りこんだり ("Swallow")、よ り多くのアプリケーションのフォルダ ("Folders") を含ませ た り できます。ユーザは、いつでも第 1 ボタンを押すことでそれ らの関数を呼び出せますし、第 2 ボタンで Wharf 全体を最も近 い 角 に ア イコン化した状態で引っこませることができます。 FvwmWharf は、Fvwm がウィンドウマネージャとして使われて い るときのみ動作します。 |
The FvwmWharf module is copyright 1995 and 1996 by a variety of contributors. They are, in alphabetical order, Beat Christen, Frank Fejes, Alfredo Kenji Kojima, Dan Weeks, and Bo Yang The GoodStuff program, and the concept for interfacing this module to the Window Manager, are all original work by Robert Nation No guarantees or warranties or anything are provided or implied in any way whatsoever. Use this program at your own risk. Permission to use this program for any purpose is given, as long as the copyright is kept intact. |
FvwmWharf モジュールは、1995, 1996 年の、様々な人々の寄与 による著作物です。アルファベット順に彼らを上げ る と、Beat Christen, Frank Fejes, Alfredo Kenji Kojima, Dan Weeks, Bo Yang です。 GoodStuff プログラムと、ウィンドウマネージャとこのモジュー ル の相互のやりとりに関する概念は、すべて Robert Nation の オリジナルな仕事によるものです。 いかなる保険も、いかなる保証も、そしてそれ以外の何ものも、 全くどんな方法でも与えられませんし暗示もしません。このプロ グラムはあなた自身の責任で使用してください。このプログラム は、この著作権がこのまま保持されている間はどんな目的であっ てもその使用が許可されます。 |
初期化の間、FvwmWharf は、ボタンパネルの位置情報や色、アイ コン、動作などを記述している設定ファイルを検索します。この ファイルの書式は、後で説明します。設定ファイルは、fvwm が 初期化の際に使用したものと同じファイルです。 FvwmWharf の実行ファイルが他の名前でリンクされている場合、 例えば ln -s FvwmWharf Pier と さ れ て い る 場 合、 FvwmWharf??? というキーワードを単に Pier??? に変えることで FvwmWharf とは全く違う設定のされた MoreWharf という名前 の モジュールを起動できます。これにより、色んなボタンバーツー ルを使うことができます。 |
FvwmWharf は、他の Fvwm モジュールと同じ方法で呼びだされる べきものです。 |
以下のオプションを .steprc ファイルに置くことができます。 |
*FvwmWharfAnimate |
こ れ を指定すると、フォルダの開閉が単純に一つのフ レームで描かれる代わりにアニメーション化されます。 |
*FvwmWharfAnimateMain |
こ れ は、 最大の長さの Wharf ウィンドウがアニメー ション化されることを指示します。 |
*FvwmWharfBgColor color |
*FvwmWharfTextureType 0 が 指 定 さ れ た 場 合、 FvwmWharf のボタンは color で塗り潰されます。 |
*FvwmWharfColumns columns |
これは、生成されるボタンの列の数を指定します。指定 しなかった場合は、列の数は 1 に設定されます。列 が 2 以上に設定されると、要求されたボタンの数を満たす 十分な行を持つ、その数の列が作られることにな り ま す。 |
*FvwmWharfForceSize |
これが指定されると、64x64 より大きいピクスマップ画 像を強制的にデフォルトのサイズにします。 64x64 よ り小さいピクスマップ画像はサポートされません。 |
*FvwmWharfFullPush |
これが指定されると、押されたときに背景の FvwmWharf ボタン全体が 右 下 に 移 動 さ れ ま す。 こ れ は *FvwmWharfNoBorder 生地装飾 (texture) に特に有用で しょう。 |
*FvwmWharfGeometry geometry |
これは、FvwmWharf ウィンドウの位置、およびサイズを 指 定 します。サイズを指定しない場合は、 FvwmWharf は妥当な形式で、自分自身で自動的にサイズを決定しま す。 geometry は、 標 準 的 な X11 ウィンドウの geometry 指定 と 同 じ で す。 こ の オ プ ショ ン は、NEXTSTEP(tm) 互換の見た目用の、 NEXTSTEP(tm) スタイルセクションの、あらかじめ準備された設 定 で す。 リンクからの二回目の FvwmWharf の呼び出しは、 それ自身の geometry を持ちます。 |
*FvwmWharfMaxColors number |
これは、グラデーションの塗り潰しで使う色数の最大値 number を指定します。 |
*FvwmWharfNoBorder |
これは、FvwmWharf ボタンの周りには斜面の境界を書か ないことを意味します。それ自身が斜面を含んでいるよ うな生地装飾 (texture) に有用でしょう。 |
*FvwmWharfPixmap pixmap |
これは、FvwmWharf のボタンとして使われるピクスマッ プ画像ファイルを設定しま す。*FvwmWharfTextureType 128 と共に使います。 |
*FvwmWharfTextureColor from to |
*FvwmWharfTextureType を 1 から 5 の間にしている場 合、これは FvwmWharf ボタンで使われるグラデー ショ ンの範囲の両端を指定します。 |
*FvwmWharfTextureType type |
これは、FvwmWharf ボタンで使われるグラデーションの 塗り潰しのタイプを指定します。有効な値は以下 の 通 り: 0 - 生地装飾なし - 好みの色の設定には FvwmWharfBgColor を使用 1 - 左上から右下へのグラデーション 2 - 水平方向の上から下へのグラデーション 3 - 上と下から真ん中への水平方向の円柱形のグラデーション 4 - 垂直方向の左から右へのグラデーション 5 - 左と右から真ん中への垂直方向の円柱形のグラデーション 128 - ユーザ指定ピクスマップ画像 デ フォ ル トは、組み込み FvwmWharf 生地装飾ピクス マップ画像です。 |
*FvwmWharf label icon command |
これは、ウィンドウマネージャ組み込みコマンド、また は有効にするフォルダ (フォルダについては以下で議論 します) を、 Fvwm のオンラインマニュアルに書かれて いる通りに指定し、それは、ボタンが押されたときに実 行されるべきものです。 label 部分は、GoodStuff モ ジュー ルからまだその辺りにある内部項目です。 icon 部分は、X11 ビットマップファイルか、XPM カラーアイ コンファイル、またはボタンの上で表示するアイコンを 含んだピクスマップ画像ファイルの集合をカンマ で 区 切っ た も の、 のいずれかを指定します。 FvwmWharf は、アイコンファ イ ル を 探 す の に、 IconPath, PixmapPath 設定項目で指定されたパスを検索します。 注意: アイコンは、それが妥当であるために、ひとつの 透過ピクセル、または透過色の定義を持つ必要がありま す。 command が Fvwm の Exec コマンドである場合、マウス ボタンが開放されるまでボタンは押し込まれた形になり ます。 Fvwm の組み込みコマンドに対する一つの拡張が提供さ れています。以下の形式のコマンド: *FvwmWharf junk clock.xpm Swallow "Clock" asclock -shape -12 & は、FvwmWharf に asclock のプロセスを生成し、名 前 か リー ス が "Clock" である最初のウィンドウを捕ま え、それをボタンバーの中 に 表 示 し ま す。 こ れ は、xlock, xbiff, xload, asclock, asmail などのよ うなアプリケーションには便利でしょう。モ ジュー ル は、単に "swallow" の代わりに SwallowModule を指定 することで取り込むことができます。注意: このアプリ ケー ショ ン として xclock を使う場合、多分 xclock -padding 0 と指定するといいでしょう。 FvwmWharf アイコンの境界の 48x48 ピクセルを越え る ようなアプリケーションや取り込んだプログラムに対し ては、 MaxSwallow という特別なオプションがあ り ま す。 MaxSwallow は、アプリケーションに 48x48 の境 界よりも大きく描かせるこ と を 許 し ま す。 こ れ は、Swallow と同じ方法で呼び出します。 FvwmWharf 内の "slide-outs" フォルダを作成するに は、以下の書式を使わなければいけません: *FvwmWharf files Folders.xpm Folder |
*FvwmWharf xftp 3DRings.xpm |
Exec xftp & |
*FvwmWharf xdir FolderDeposit.xpm Exec xdir & この最初の行は、このボタン定義がフォルダであること を FvwmWharf に 伝えます。 Folder と *FvwmWharf ~Folders の定義のある行の間 の ボ タ ン 定 義 は、 "files" フォルダが開いたときにその上にすべて現れま す。 "files" フォルダを開くには、Folders.xpm ア イ コ ン を 表示している FvwmWharf ボタンの上で単にク リックするだけです。そのとき、FvwmWharf バーに対し て垂直で、スクリーンの真ん中に向うボタンバーが現れ ます。この小さいバーの上には、FvwmWharf の設 定 の Folder と ~Folder の間の部分で設定された 3 つのア イコンが置かれます。スクリーン上の部屋と同じだけの 数のフォルダボタンを設定できます。フォルダ内に設定 されない項目は、取り込まれた (swallow) アプリ ケー ションと他のフォルダのみです。 |
FvwmWharf は OffiX のドラッグ & ドロップ規格をサポートして います。ドラッグ & ドロップをある特定のボタンの上で可能 に させるためには、以下のような書式に固執する必要があります: *FvwmWharf nil nil DropExec "program" program %s |
*FvwmWharf |
||
program iconname |
||
Exec "program" program |
ボ タンが押されたときに program を呼びだします。あるファイ ルがその中へドラッグされた場合、 %s をドロップされたファイ ル名に置き変えて、それをつけて program を呼び出します。 |
Beat Christen ([email protected]) Frank Fejes ([email protected]) Alfredo Kengi Kojima ([email protected]) Dan Weeks ([email protected]) Bo Yang ([email protected]) |